C62ニセコ殺人事件
掲載内容 主な登場人物
C62ニセコ殺人事件
  プロローグ
  第1章 レトロ列車
  第2章 テレビ局で
  第3章 逮捕へ
  第4章 再調査
  エピローグ

特急「ゆうづる3号」の証言

とき403号で殺された男

解説 香山二三郎
ISBN4-334-71558-3

1992/8/20初版1版

光文社文庫
520円(税引)
306ページ
早川興業社長・早川卓次、「週刊21」記者・矢木、編集長・田島
女優・榊由美子、早川の妻・早川綾子
原田淳、西崎、タレント・滝田宏、青木 〜(C62ニセコ殺人事件)

三浦あや子、田代興産社長・田代宏
山崎興産・山崎信次郎 〜(特急「ゆうづる3号」の証言)

とき403号車掌・山下、奥山浩介?
大学病院・森医師、崎田功、高田悠一郎
吉沢療養所理事長・吉沢晴夫、秘書・中野祐子
中条忠則、T出版・林 〜(とき403号で殺された男)
、三上刑事部長
北海道警三浦警部・石田刑事 (C62ニセコ殺人事件)
東京下高井戸署水野刑事 (特急「ゆうづる3号」の証言)
新潟県警三田警部、捜査本部竹内本部長(とき403号で殺された男)
1代で財をなした早川卓次は熱烈なSLファンでもあった。
愛人の女優・榊由美子と函館本線を走る特別列車「C62ニセコ」で寛ぐ早川。
同時刻、札幌のホテルで早川の妻が 絞殺された。
鉄壁のアリバイ!ところが、それを証言する由美子が東京のTV局で殺害された。
早川逮捕に踏みきる道警。しかし、十津川警部は・・・・!?
トラベルミステリーの粋を集めた傑作集
1989年4月「カッパ・ノベルズ」(光文社)刊
この短編集は、解説にて紹介があったように、C62機関車から、583系電車寝台特急「ゆうづる」、 上越新幹線まで、当時の新旧の列車ものを取りまとめた3作という事です。
表題の「C62ニセコ殺人事件」は裏表紙の内容です。特急「ゆうづる3号」の証言については、OL三浦あや子が、 旅行中出会った田代に車の中で乱暴された。あや子はほぼ目隠しさせられていた。たが、ひとときだけ記憶があるのは、 特急「ゆうづる3号」を見たという事。だが、田代には違う容疑がかけられていた。
「とき403号で殺された男」は、新潟に到着した「とき403号」の車内から遺体としてみつかった老人。 しかし、死体を検視してわかったのは、この男は老人にメイクアップされた30代の男だった。なんの為にそんな事を して列車の乗ったのか、どこに行くつもりだったのか?

評価
☆☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点)
十津川警部は、飛行機嫌い