恋の十和田、死の猪苗代
掲載内容 主な登場人物
第1章 出会い
第2章 消えた男
第3章 逢引き
第4章 訊問
第5章 鎌倉
第6章 ロワール地方
第7章 裏切りの過去
第8章 突破口を求めて
第9章 対決をめざして
第10章 個展
第11章 静かな湖
第12章 最後の賭け
平成13/2/25初版
角川文庫
514円(税引)
二宮ゆき・小菅みな子
画家・磯部功一郎
磯部の友人・画家、三浦
画廊オーナー・木之内順子
ゆきを殺した犯人・白木徹
弁護士・新井恒夫
ホステス・はるみ
タクシー運転手・山下

清水刑事・北条早苗刑事
三上刑事部長・樋口刑事
福島県警小高刑事・中村刑事・後藤警部
ハネムーンで殺されてしまった新妻との思い出の地、十和田湖で、 西本刑事は亡き妻と瓜二つの女性・みな子と出会う。しかし、彼女は猪苗代湖からの手紙を最後に姿を 消してしまった。
必死の思い出みな子を探す西本。だが、彼女は何者かに殺害され、西本刑事が殺人の容疑者として 福島県警に逮捕されてしまった!
部下の窮地を救うべく捜査を開始した十津川警部は、解決したはずの新妻殺害事件に隠された謎を突き止める。 (表紙うらのページ参考)
テレビ放映では「超豪華寝台特急トワイライトエクスプレス殺人事件」と なっており、原作の十和田湖・猪苗代湖は舞台を北海道に移して内容が変更されているようです。又、 西本の妻ゆきが殺された場所が、テレビでは北陸のある旅館となっていますが、原作では「北斗星5号」の個室内と されています。

西本刑事ファンの方には必見の事件であり、当の西本刑事については、最低最悪の事件となっていますね。 この本を読んでいる限りは、西本刑事のイメージは森本レオさんになっており、画廊のオーナー・順子の イメージは古手川祐子さんになってしまうのは、テレビの影響が大ですね。

テレビのものより、原作の方がもうひとひねりしてあって、十津川警部の勘が冴えます。

評価
☆☆☆☆☆ 星5つ(星5つで満点)  大筋はテレビといっしょですが・・・