札幌駅殺人事件
目次 主な登場人物
第1章 千歳空港
第2章 第二の殺人
第3章 疑惑
第4章 観光バスの客
第5章 豊平峡ダム
第6章 逮捕と裏切り
第7章 再検討
第8章 札幌駅の罠

解説 宗肖之介
ISBN978-4-334-71309-6

1991/4/29初版1版
2007/8/10 30版

光文社文庫

533円(税引)
318ページ
市川真代
真代の不倫相手・田宮
北斗13号車掌・山下
探偵・石本功、水原健
田宮の妻・田宮はるみ
はるみのいとこ・原田みどり
弁護士・木元和子
真代の同僚・大竹昭子
クラブ「綾」ケイコ
豊平峡ダム管理担当・小坂井明

本多捜査一課長
北海道警三浦警部・山口刑事
北海道警白石刑事・森刑事・佐々木刑事
道警捜査本部長・木崎刑事部長
静岡県警皆川警部
午後七時に札幌にいた男が、函館駅17時12分発の特急「北斗13号」に乗ることができるか?
午後九時過ぎ、札幌駅に到着した同列車内で刺殺された私立探偵石本功は、まさにこのケースだった。
石本は不倫で駆け落ちしたエリート社員とOLを尾行していた。……
札幌駅を起点に定山渓、豊平峡を巡り、事件は意外な展開を! 十津川警部は真犯人の罠に挑む!
(裏表紙文参照)
TBS系十津川警部(渡瀬恒彦さん)シリーズ第1作、札幌駅殺人事件、原作。初回放送、1992年4月13日
この事件は、TBS系で放映されている十津川警部シリーズの第1作目、題名も同じ「札幌駅殺人事件」での 原作として放映されました。放映では、十津川警部を演ずる渡瀬恒彦さんが、冒頭から登場するようになってますが、 原作は基本的には、捜査協力という形で、前半は北海道には訪れていないんですね。しかも、途中で、捜査一課長の本多さんが 北海道への出張を許可するのですが、今回、登場しない三上刑事部長が聞いたら、きっとカミナリが落ちるんでしょうね(笑)。
ドラマの方の主人公・市川真代を演ずるのは、現在は芸能界を引退し、君島姓になった当時の吉川十和子さん。北海道の雪の色・白が 似合う女優さんと個人的には思っていて、芯は強い、純粋でひたすら田宮を思う真代役を演じてました。
その田宮役には、金田賢一さん、又、途中から真代と接触する弁護士・木元和子に、岡まゆみさん、それと、地元道警の三浦警部 に、原田大二郎さんが演じてます。この作品が今まで40数作とまで続いているこの作品の原型となっており、原作とは違うちょっと 女性に甘い十津川警部が好評なんでしょうね。
ドラマは真冬を設定としていて、おそらく行けなかったのでしょうが、豊平峡ダムは冬期には営業を休止しているとの事。 ハイブリッドのバスが運行されているらしい。一度、見てみたい。でもダムは高いらしいので、高所恐怖症の私にとっては、苦手です(笑)。

評価
☆☆☆☆☆ 星5つ(星5つで満点) TBS系十津川警部シリーズ第1作目です。