目次 | 主な登場人物 | ||
第1章 清里の愛と死 第2章 東京の愛と死 第3章 ペンション 第4章 富士見高原 第5章 検証 第6章 捜査会議 第7章 突然の死 第8章 一枚の写真 第9章 原稿 第10章 パートナー 第11章 終局 解説 関口苑生 |
ISBN4-19-568836-1 1989/8/15初刷 2000/12/20 21刷 徳間文庫 505円(税引) 315ページ |
田島編集長 矢代・木下由美 女優・小池祐子 ペンションオーナー・原田 西尾千秋、歌手・蘭カオル 中央テレビ・倉田功 小池祐子のマネージャー・井上 白根ミエ、ミエの母親・白根良子 由美の兄・木下敬 銀行営業部長・滝田、芸能プロダクション社長・松下 目加田春彦、娘・アキ、晴彦の弟・俊介 元神奈川県警警官・石川明、元妻・冴子 君原しのぶ 田中刑事・清水刑事 本多捜査一課長・三上刑事部長 山梨県警三浦刑事、白崎警部 長野県警吉井警部 北海道警三浦警部、宮城県山口刑事 | |
月刊「新しい風」の取材で清里高原を訪れた記者の矢代とカメラマン木下の妹由美は、
”あずさ5号”で一緒になった人気女優・小池祐子が黒い紐で絞殺されているのをカラマツ林で発見。 一方、東京でも、2人の若い女性が同じく黒い紐で殺されていたことから、警視庁の十津川警部と亀井刑事は、 この事件に注目し、3つの事件の共通点を調べるが、その中でまたもや第4の事件が・・・。 長篇トラベル・ミステリー。 (裏表紙文) 1987年8月 徳間書店刊行 |
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この事件での共通点は、表紙にもあるように、「黒い紐」。この「黒い紐」が事件のヒントと
なる訳ですが、この辺は、読んでみてのお楽しみという事で・・。 以前から、このHPでもこだわっているんですけども、警察側の人間でたびたび登場する人物で「三浦警部(刑事)」 が、北海道警と山梨県警で二人も出てきます。十津川警部ものでは、めずらしい事かもしれませんね。 最近、買った別の 本で、「十津川警部シリーズを推理する 今津和哉著」を見たのですが、なんでもランキングするという内容で、 この著でも、「三浦刑事は何人いる?」という疑問からこの本を作った趣旨が見られます。「あ!、結構、こだわっている 人はいるんだなー」なんて思って(笑)。この三浦姓は、警官名 では、この本によると、三上刑事部長に次ぐ第8位(作品のエントリーは紀勢本線殺人事件までの百編)となっており、 個人を固定するサブレギュラーとなっている田中刑事よりも数が多い事がわかります。十津川警部ものを全部読んでは いない訳でして、三浦姓の警官が二人出てくるのは、珍しいというのは、私的感覚なんですけれども。 評価 ☆☆☆ 星3つ(星5つで満点) 三浦刑事(警部)、ふたり登場! |