十津川警部
十津川村天誅殺人事件

目次 主な登場人物
第1章 メッセージ
第2章 十津川村に入る
第3章 来訪者たち
第4章 川湯温泉
第5章 草莽の会
第6章 斬奸状
第7章 第2の天誅 解説
2006/5/20初版
小学館
800円(税引)
元国土庁官僚・奥寺真一郎
その娘・奥寺香織
中央新聞記者・田口
小野田工業社長小野田
文化庁木内課長
中川宮子孫木村明憲・寛子

三田村刑事・ 本多一課長
十津川村巡査上村
十津川村警察署長飛鳥井
奈良県警秋本警部
ある日、本多捜査課長から、十津川班に出動命令が出た。 その本多からは、「どうやら、初動捜査班は、十津川君、君が犯人だと言っているらしい」と言われた。 その事件は、ある財団法人理事・奥寺真一郎が殺されたものだった。現場には「義によって天誅を下すものなり」 という血書が残されていた。事件の夜、十津川と名乗る男が奥寺を訪ねてきたというのだ。 殺された奥寺は、その財団で奈良の十津川村との関係がある事を知った十津川は自分の名前と同じその村へと飛ぶ。 そこで待っていたのは、新たな殺人事件だった。 全国津々浦々を駆け巡り事件を解決してきた名警部十津川がその名の由来となった十津川村を巻き込んだ事件に挑む(巻末参照)
私自身は坂本龍馬が好きで、他の時代よりも幕末の時代は、 龍馬中心にうっすら判っているつもり。長州や薩摩・会津・土佐などの出身の人が表舞台に出てきました。 その中で、十津川郷士は、単純に宮家に尽くしていたと書いています。人間、単純がいいと私は思うのですが、 ここまで騙されるとちょっと困りものなのかな・・。 西村京太郎さんはこの話は、十津川が退職した後に書こうと思っていたらしいのですが、 ここまで十津川警部シリーズが好評だと、引退はなかなかできませんね。
評価
☆☆☆☆☆ 星5つ(星5つで満点)