目次 | 主な登場人物 | ||
第1章 「雪国」への出発 第2章 酒と唄と 第3章 口紅 第4章 雪の中の殺人 第5章 母と娘 第6章 雪崩 第7章 終章 |
ISBN4-09-405742-0 2003/12/1初版第1刷 小学館文庫 552円(税引) 331ページ |
十津川のかつての部下・橋本豊
去年のミス駒子・菊乃 菊乃の妹芸者・まいか 神埼秀男 長谷川章子、息子・透 旅館女将・きよみ、仲居 捜査陣 十津川警部・新潟県警川野警部 | |
「君は、自分で思っている以上に、人がいいんだ」十津川警部は、かつての部下で今は私立探偵である橋本豊の身を案じて、そう伝えた。 彼は越後湯沢で川端康成の名作『雪国』のヒロインに名ぞらえて選ばれた“ミス駒子”こと芸者菊乃の身元調査を請け負い、事件に巻き込まれていった。 十年ぶりに故郷・湯沢に舞い戻った菊乃の実父が殺された…。揺れ動く菊乃の心中を察し思いを募らせていく橋本は「あなたは優柔不断よ。 私と一緒に死ぬこともできないくせに」となじられながらも、愛憎が渦巻く事件の糸にからめとられていく…。 (表紙裏文参照) |
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「トンネルを抜けると、そこは雪国であった」という有名なフレーズがありますが、知っているのはそれぐらい。読んでみると、本家「雪国」の
内容はわかりませんが、西村京太郎さん版「雪国」といった感じがします。 登場人物が少なく、捜査するのは、新潟県警の川野という警部で、十津川警部はあまり出てきません。 舞台は、雪の降る越後湯沢。「北帰行殺人事件」でも中心人物となりました橋本豊ですが、この事件でも、中心となります。橋本豊ファンなら必読のものですよ。 評価 ☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点) 京太郎さん版「雪国」 |