寝台特急(ブルートレイン)殺人事件
目次 主な登場人物
下り<はやぶさ>
水死体(3月28日)
時刻表
運転停車
アリバイ
五時間の謎
逮捕令状
脅迫者
臨時停車
追跡
解説 二上洋一
(分)0-2-93(製)02355(出)2271
昭和53/10/30初版1刷
昭和54/5/1 14刷
カッパノベルズ
600円
新書2段書き242ページ
「週刊エポック」記者・青木康二
青木が会った個室A寝台の女
東京弁護士会・高田悠一
運輸大臣・武田新太郎
元印刷工・高梨一彦
寝台特急「富士」車掌・北原
「週刊エポック」編集長・宮下
矢木美也子・中村朗・山下一郎・根本?
寝台特急「はやぶさ」車掌・松下
東京司令室・中原

捜査陣
十津川警部・亀井刑事
本多一課長・日下刑事
・桜井刑事・井上刑事
蒲田署吹田警部補、伊東刑事・神奈川県警小松原警部
岡山県警佐野捜査1課長、SP平木功刑事、星野刑事
ブルートレイン(寝台特急)の人気の秘密を探るため、 週刊誌記者の青木は東京駅16時45分発下り“はやぶさ”に乗りこむ。
1号車の個室寝台で彼は隣室の “薄茶のコートの女”を取材し、彼女をモデルに写真を撮るが、そのフィルムを何者かに抜きとられてしまう。 闇夜を西進する車内でふと眠りからさめた青木は、車内の異状に気づくが後頭部を殴打されて気を失う。
翌日、東京の多摩川に、“薄茶のコートの女”の水死体が浮かんだ。
彼女はいつ、どうやって多摩川まで運ばれたのか?犯人とその目的は?
ミステリー史上に燦然と輝く金字塔! (表紙うらのページ参考)
・朝日放送大映版西村京太郎トラベルミステリーシリーズ第1作、ブルートレイン・寝台特急殺人事件、原作。初回放送、1979年10月20日
     十津川警部役三橋達也さん、亀井刑事役綿引勝彦さん、ゲスト 野際陽子さん、待田京介さん、水島彩子さんなど

・月曜ゴールデン十津川警部シリーズ第41作、寝台特急〈ブルートレイン〉殺人事件、原作。初回放送、2009年4月13日
     十津川警部役渡瀬恒彦さん、亀井刑事役伊東四郎さん、ゲスト、沢田亜矢子さん、布施博さん、岩本千春さんなど
京太郎さんの出世作と言ってもいい作品ですね。当時、「運転停車」が話題になりました。実は私も 知りませんでした。私的にも、京太郎さんの作品を読み始めた本であります。
乗客扱いせずに、運転士の交代などで時刻表に載っていないで停車する事を言うのですが、 乗っていても、かなりの深夜なので気がつかないのでしょうね。
'09/3/13を以って、東海道を走るブルートレインが廃止されました。この出版した当時、 さくら、はやぶさ、みずほ、富士、あさかぜ(1、3号)、瀬戸と東海道・山陽本線を走ったブルートレインは、最盛期 だったのですが、寂しい限りです。ひとまずなくなりましたが、復活する事を祈りたいと思います。
ちなみに、十津川警部シリーズですが、この頃、捜査1課には、西本刑事の姿はまだなかったのですね。 今となっては、ちょっと意外な感じがするのは、私だけでしょうか?

評価
☆☆☆☆☆ 星5つ(星5つで満点)    文句なく満点でしょう。