目次 | 主な登場人物 | ||
第1章 八月九日(金) 第2章 八月十日(土) 第3章 八月十日(土)午後 第4章 八月十日(土)夜 第5章 八月十一日(日)朝 第6章 八月十一日(日)昼 第7章 八月十一日(日)午後 第8章 八月十一日(日)夜 エピローグ 八月十二日(月)朝 解説 武蔵野次郎 |
ISBN978-4-334-71151-1 1990/6/20初版1刷 2007/6/30 36刷 光文社文庫 514円(税引) 275ページ |
西鹿児島駅長・木田、主席助役・伊集院 CTC室係長で駅長の弟・木田 殺人犯で出所した男・小西晋吉 小西の女・竹内ひろみ 小西を過去捕まえた山本助役、常田公安官 十津川の部下・田中刑事 明星号の乗客・向井田俊二 神田ゆう子 東西工業弁護士・白木豊 バスガイド・小島みどり、井原アキ 公害研究所副所長・下川 捜査陣 十津川警部・亀井刑事 鹿児島県警西警察署伊東警部・森口刑事・池谷刑事 | |
西鹿児島行の寝台特急「明星51号」の車中で刺殺された男のポケットに、不思議なラブ・レターがあった。 また、同じ手紙を、謎の女から受け取った田中刑事も刺殺された。部下を失った十津川警部と亀井刑事は鹿児島へ。 接近する台風、降り注ぐ桜島の火山灰。さらに駅に怨みを抱く元殺人犯を迎え、混乱する西鹿児島駅。旅情と息詰まるサスペンス! (裏表紙文参照) |
|||
TBS系十津川警部(渡瀬恒彦さん)シリーズ第2作、西鹿児島駅殺人事件、原作。初回放送、1993年1月18日 | |||
今では、九州新幹線が開業し駅も新調され、「鹿児島中央駅」となった西鹿児島駅ですが、この事件は
国鉄が分割民営化される前の話です。台風と桜島噴火、夏の帰省が重なる時期での、登場人物や風景がよく描かれている作品と
思います。 この作品は、TBS系の十津川警部シリーズの第2弾の原作として、1993年1月18日、放映されました。 こちらは全国区なのでというか、登場する列車は 寝台特急「はやぶさ」となっており、殺される刑事は十津川の部下という設定ではなく、かつて鹿児島での捜査の時、十津川に憧れた 女刑事の大山順子警部補となっており、夏樹陽子さんが演じました。こちらも火山灰が降り注ぐ街が設定ではありますが、台風が通過 する設定でないせいか、原作ほど息苦しい演出はなかったようです。ヴェスヴァオというレストランが、こちらでも登場しますが、 ウエイターに関するセリフで、「元国鉄職員だそうです。私なんか警察やめたら・・・」という場面が出てくるので、時代背景も 違うようです。又、もうひとひねり人物設定がしてあります。見た感じは、別の作品になっている感じもするでしょう。 山村紅葉さんは、最近のこのシリーズでは安原というこのシリーズならはでの刑事役として出演していますが、この回では、 かつての小西の女として、竹内ひろみ役でゲスト出演しています。それと、山下刑事役の山田アキラさんは、鹿児島のタクシー運転手 役でこちらもゲスト出演していました。どちらも、今のシリーズでは、名脇役として、活躍されていますね。 評価 ☆☆☆ 星5つ(星5つで満点) 駅シリーズ第4弾、いい感じに書かれてあります。 | |||