十津川警部捜査行
恋と哀しみの北の大地

掲載内容 主な登場人物
石勝高原の愛と殺意
最北端の犯罪
愛と孤独の宗谷本線
謎と幻想の根室本線
青函連絡船から消えた
ISBN978-4-575-51209-0

2008/7/20第1刷

双葉文庫 に01-36
638円(税引)
339ページ
吉田あやか 小森みどり 大久保宏
(石勝高原の愛と殺意)

ニセ西本明 鈴木まゆみ、弟・明 S組幹部・片山勇
(最北端の犯罪)

辻村康・小坂井・朝岡
(愛と孤独の宗谷本線)

西本の友人・片山秀夫 本田 生田かおり 仁科宏 赤石ゆみ子
(謎と幻想の根室本線)

黒川哲、沢田正也、パン屋店経営・本田
製パン会社社長・片岡、沢田の妻・沢田昭子、中川まゆみ
(青函連絡船から消えた)

三上刑事部長・本多捜査一課長・清水刑事・田中刑事
千葉県警浜田警部・警視庁捜査四課花村警部
(最北端の犯罪)
北海道警釧路署三浦刑事
(謎と幻想の根室本線)
十津川夫妻から譲られた招待旅行で、新婚の三田村夫妻は冬の北海道を満喫するつもりだった。
しかし、宿泊先である札幌やトマムのホテルに不吉なメッセージが届いていた。その知らせを受けた十津川には心当たりがあった。
十津川警部が北海道へと飛ぶ。  (表紙裏参照)

1990年10月ノベルズ化、刊行
[石勝高原の愛と殺意]は、十津川の部下・三田村刑事の新婚旅行での悲劇!現に現在は独身となっており、 この事件が原因で別れてしまったのかも?

[最北端の犯罪]は、休暇をとれた西本刑事は、北の果ての地・稚内を訪れる。西本には、旅行先で千円を持って貯金通帳を作るという趣味があった。 ただ、稚内は二度目であり、そんな時はその通帳に千円を入金する事にしていた。でもこの時、窓口の係員に、定期預金を勧められた。 利息を含めても、千円ちょっとという預金に、冗談を言われたものだとばかり、と思っていた西本刑事だった。そして家に帰ってみると・・・

[愛と孤独の宗谷本線]は、ある男の復讐話、その途中で北川リサという女性と出会う。しかし、カバンに 縫いつけてあったイニシャルはS・Hだった

[青函連絡船から消えた]は、捜査一課長の本多にある日呼ばれた十津川。話を聞くと、神奈川県警にて 傷害事件の犯人が取引きを要求していると言う。その取引き内容とは、十津川の部下の西本刑事が、休暇中、 青函連絡船の中でけんかし、その相手を海に突き落としたのを見たと言う。取引きに応じなければ、マスコミ にバラすという。事件の裏で起こった事は・・・。

北の大地で起こった事件短編集。

評価
☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点)    十津川警部捜査行 北海道殺人ガイドに次ぐ、北の大地で起こった事件集。