幕末の銃器 | 先込め銃から元込め銃への移行期 |
先込め銃 |
元込め銃 |
連発銃 |
機関砲 |
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マルチニーヘンリー銃 |
ガトリング砲 |
先込め銃 Musket RIFLE以前
ゲーベル銃 Geweer |
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「Mle AN9」 1814 |
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ゲーベル銃
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先込め銃 RIFLE
ヤーゲル銃 jager rifle |
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ヤーゲル・ライフル銃
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先込め銃 RIFLE
ミニエー銃 Minie |
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ミニエー・ライフル銃 オランダ製ミニエー銃 (幕府歩兵が装備)
米国製ミニエー銃 (スプリングフィールド銃)通称3ツバンド
通称2ツバンドは全長1195ミリ |
先込め銃 RIFLE
スプリングフィールド銃 Springfield Trapdoor |
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Springfield Trapdoor infantry Rifle Model M1863 |
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1861 Springfield infantry Musket |
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Model 1842 Springfield infantry musket with 1853 |
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スプリングフィールド銃 Springfield Trapdoor infantry Model M1863 当時は18.73ドルの平均値段で納入されています。 Class 1 - $20.00, Class 2 - $19.90, Class - 2 1/2 $19.00, Class 3 - $18.00,
Class 4 - $16.00. finish, 52 3/4" long with 2 3/4" drop and 13 1/2" trigger
pull. Barrel is armory bright, 58 caliber, 40" long. アメリカ陸軍が使用したスプリングフィールド銃と呼ばれる各種の小銃はマサチューセッツ州スプリングフィールドにあった小火器専門の兵器工廠に由来します。 同工廠は1986年に閉鎖されています。 Civil War (南北戦争1861年〜1865年)当時から北軍の軍器工場で作られたTrapdoor rifleは頑丈で信頼性の高い兵器だが、製造費節減の為にライフリングが3条に減らされたために命中精度が落ちてしまいました。 度々のモデルチェンジが行われ、1893年まで生産されました。 M1863モデル (27万3265挺生産)
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先込め銃 ( 改造 元込め銃 ) ライフル
エンフィールド銃 Enfield Riffle |
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エンフィールド銃 エンピロール銃とも呼ばれる。 通称「三つバンド」。画期的な性能のこのミニエーライフルは欧米各国が採用し、イギリス・アメリカ・ベルギー・オランダ等が生産しました。
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元込め銃 ライフル
スナイドル銃 Snider Riffle |
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写真1 infantry P1864 ( 三バンド ) |
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写真2 markU infantry( 改造スナイドル・元銃 P53 ) |
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スナイドル銃 スニーデル スナイダーと呼ばれることもあります。 MkI - for original Pottet case - breech has rounded rebate for case rim.
歩兵銃 |
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写真3 short Rifle MKT P1856−1864 |
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写真4 左右の向きが違います。枠内の真ん中が銃口になります。 |
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写真5 Indian Snider-Enfield MKIII Short Rifle |
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写真6 左右の向きが違います。枠内の真ん中が銃口にになります。 |
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元込め銃 ライフル
ドライゼ銃 ( ツンナール銃 ) Zundnadel-Gewehr ボルトアクションタイプ |
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弾丸は、特殊な「ドライゼ式紙薬莢」で、弾丸の径は口径より小さく、弾丸後端を包んでいる紙製の弾履とライフルにより弾丸に回転を与える様になっている。
騎兵銃(1862年式) 歩兵銃(1870年式三ツバンド) |
元込め銃 ライフル
シャスポー銃 Chassepot ボルトアクションタイプ |
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Rifle Chassepot M1866 |
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シャスポー銃 Rifle Chassepot M1866 Antoine Alphonse Chassepot (1833〜1905)のボルトアクションの元込め銃。 ドライゼ・ライフル銃の欠点である長すぎる撃針を短くして、更に薬莢を改良してあります。 薬莢は可燃紙製で、底部には糊で固められたリンネル(リネンlinen)で包まれ、此処に雷爆粉を張り付けて有ります。 湿気の多い日本では手入れが大変な白磨きの鋼鉄製で、薬莢も雨に弱く使い辛い物でした。 1866年にフランスで歩兵銃に採用され、メンタナMentana (1867年11月3日)の戦場で初登場、1870年プロシア戦争やパリ・コミューンの鎮圧にも用いられました。 慶応2年(1866年)12月ナポレオン3世から幕府に二千挺おくられたが、実用には向かなかったらしい。 弾丸 24g 装薬 5.5g
Country Of Origin: France Length: 6 ft. 2 in Designation: Long Rifle Weight: 9 lb 5 oz Cartridge: .433 in muzzle velocity 1328 f.s Production Date: 1866 weight of bullet (lead) 386 grains Capacity: 1 round weight of charge (black powder) 86~4 grains |
元込め銃 ライフル
スタールカービン銃 Starr Percussion Carbine |
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Starr Percussion Saddle ring carbine |
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Starr Percussion Saddle ring carbine |
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スタールカービン銃 Starr Percussion Carbine スタールカービンStarr Carbineは日本では人気がありませんでしたが、よい銃として世界中の兵に人気が有りました。1858年カービン銃の最初の物として出ています、カービン銃とは銃身が短く軽い滑腔銃またはライフル銃の事で慶応年間の横浜では Starrカービン は40両もしました。 外観はスペンサー銃に類似しているが、撃発機は独立しており、火門を有する雷管外火式と底碪内に撃鏨を持つ縁打式の2種類がある。
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元込め銃 ライフル
シャープス1859カービン Sharps Percussion Carbine |
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1859 |
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1863 |
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シャープスカービン銃
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元込め銃 ライフル
マルチニーヘンリー銃 (ピーボディ・マルチニー銃) Martini Henry Rifle |
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Martini-Henry infantry Mark I (1871-1876) |
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Martini-Henry Carbine Mark I (M-H Carbine, Cavalry Mark I) (1877-1882)
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銃弾は様式によって小さくなっていきます。 |
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マルチニーヘンリー銃 (ピーボディ・マルチニー銃) Martini Henry Rifle 1866年に開発された英国製底碪式元込めレバーアクション小銃。 1862年にアメリカのH.O.ピーボディが基本形を考案しスイスのフリードリッヒ・フォン・マルティーニ(Friedrich von Martini )が実用的で頑丈な構造に改良します。 エディンバラのアレクサンダー・ヘンリーが銃身の七条右廻りライフリングを特殊な形に切り、弾丸の旋回力を向上させました。 スナイドル銃と同じく口径が大きい為に反動が大きく兵士は指の負傷に泣かされました。 慶応四年に庄内藩に於いて制式装備しています。
Unloaded it weighed 8.9lb or 3.9kg. |
元込め銃 連発銃 ライフル
スペンサー騎兵銃 Spenser repeating Riffle レバーアクション |
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騎兵銃 |
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連発構造 |
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歩兵銃(三ツバンド) |
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スペンサー騎兵銃 歩兵銃(三ツバンド)
騎兵銃
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元込め銃 連発銃 ライフル
ヘンリーライフル銃 Henry repeating rifle |
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1862 |
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1862 |
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記念レプリカ |
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Gettysburg Tribute Henry Rifle |
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ヘンリーライフル銃 Henry repeating rifle ヘンリーライフル銃は南北戦争前の1860年から作製されました。 Bebjamin.T.Henryは彼の名前によって知られているカートリッジとライフル銃の両方を発明しました。 44口径のヘンリーリムファイアーカートリッジは最初の実用的な金属カートリッジでした。 ヘンリーライフル銃の大部分は南北戦争の間に作られました。 連邦政府によって1863年7月23日から1865年11月7日の間に購入された総量は、1,731挺のライフルと461万400個のカートリッジです。 この銃はメインとコロンビア特別区機甲連隊に配備されました。 (the 1st Maine and 1st District of Columbia cavalry regiments) 単発で銃弾を供給する口が開いておらず、装填してある弾を撃ち尽くし再度弾を込めるのが難しいことでしたが、一挺42ドルから50ドルも出して北軍の多くの兵や将校が個人で購入するものが続出しました。 ヘンリーライフル銃の合計はおよそ一万三千挺が1860年と1866年の間にニュー・ヘイヴンArms社によって作られましたが、1866年に、会社はWinchester Repeating Arms社になりました。 Winchester Repeating Arms社のYellow boyモデルは、続き番号で作製され続けられました。
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元込め銃 連発銃 ライフル
ウィンチェスター銃 Winchester repeating Rifle レバーアクション |
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M1866 Turkish Contract Winchester |
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M1866 Rifle |
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Yellow Boy Carbine |
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M1866 Carbine |
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M1866 Carbine |
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ウィンチェスター銃 repeating rifle 1866年のウィンチェスターライフル銃は44口径リムファイアーです。 124995〜140000まではHenry Rifleと重なり〜170101番まで生産されました。 ライフル 銃身長 24 1/4inch O.A.L. 43 1/4" 重さ 8lb 8oz 口径 44-40 ショートライフル銃身長 20inch O.A.L 39 1/4" 重さ 7lb 8oz 口径 44-40 カービン 銃身長 19inch O.A.L 38 1/4" 重さ 7lb 4oz 口径 44-40 |
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M1873 Carbine |
先込め銃 |
元込め銃 |
連発銃 |
機関砲 |
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マルチニーヘンリー銃 |
ガトリング砲 |
(赤字括弧内は酔芙蓉本文の寅吉の紹介を含む卸販売価格) (青地括弧内は酔芙蓉での仕入れ価格・本来の交換レートは横浜相場が変動しているので暫定的なものです) |
慶応元年 (1865年) |
(1867年) |
明治元年 (1868年) |
ゲーベル Geweer |
壱挺五両 |
壱挺三〜四両 |
壱挺一〜二両 |
ヤーゲル jager Rifle |
壱挺五両 |
ゲーベルに順ずる |
ゲーベルに順ずる |
ミニエー Minie |
壱挺十八両 |
壱挺十二〜十七両 |
壱挺九両以下 |
スプリングフィールド Springfield |
連邦政府買い入れ(1862年当時)平均 18.73ドル |
Minieに順ずる |
Minieに順ずる |
エンフィールドEnfield |
壱挺三十両 |
壱挺十七両 (英国製以外は十七両〜十二両) |
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(1864年〜 ) Snider |
慶応二年 壱挺三十六両 |
壱挺三十〜二十八〜二十五両
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(明治5年9ドル30セント9円30銭) |
改造銃 |
(改造銃二十四〜二十両) |
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改造銃 |
( 〜十二両) |
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Short Rifle Indian Snider Enfield MKII |
(28ドル34セント二十一両一分) |
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ドライゼ Zundnadel-Gewehr |
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バウムガルテン |
(12ポンド10シリング)(銃弾二百発つき) |
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シャスポー (1866年〜) Chassepot |
慶応二年 (壱挺六十両) |
() () |
壱挺三十両 |
スタールカービン Starr Percussion Carbine |
壱挺四十両 |
壱挺四十両 () () |
壱挺四十両 |
シャープス 1859カービン Sharps Percussion Carbine |
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壱挺四十五両 1863(壱挺三十四両) 1859(壱挺二十四両〜二十両) |
壱挺四十〜三十両 |
マルチニーヘンリー (1866年〜) (ピーボディ・マルチニー) Martini-Henry |
infantry |
壱挺 百〜五十両 (18ポンド四十五両) (四十八両) |
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Carbine |
(17ポンド四十二両二分) |
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スペンサー騎兵銃 Spenser repeating Riffle |
壱挺四十両 (37.80ドル) |
壱挺三十五〜二十八両 中古壱挺二十五両 (壱挺二十二両三分) (壱挺二十五両) |
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ヘンリーライフル (1860〜66年) Henry repeating Rifle |
米国値段 (1862〜65年) 壱挺42ドルから50ドル |
壱挺六十両 (壱挺四十両) () |
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ウィンチェスター (1866〜) Winchester Repeating Rifle |
米国値段 (1866年〜) 壱挺40ドル |
(壱挺五十五両) (3種類混在・九挺315ドル 壱挺二十六両一分) |
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M1866 Turkish Contract Winchester |
(壱挺三十九ドル 二十九両一分) |
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Carbine |
(壱挺四十五両) |
天保15年=弘化元年(1844年) 弘化5年=嘉永元年(1848年) 嘉永7年=安政元年(1854年)
安政7年=万延元年(1860年) 万延2年=文久元年(1861年) 文久4年=元治元年(1864年)
元治2年=慶応元年(1865年) 慶応4年=明治元年(1868年)
機関砲 ガトリング (ガットリング)
ガトリング砲 (ガットリング) Gatling gun |
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Gatling_gun 年式不明 砲口が多いのは二十世紀に入ってからだろうか?。 |
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Gatling_gun patent 1862 |
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Gatling_gun 1865モデル Gatling_gun 1883モデル |
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現代のガトリング砲 バルカン砲 |
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ガトリング Gatling gun 1862年44歳のときに、リチャード・ガトリングはインディアナポリス(インディアナ)で彼のガトリング機関銃の最初のワーキングモデルのデモをしました。 1862年11月4日にガトリング機関銃の特許をとっています。 現在でもガトリングの基本的構造に変化はありません、上部にカートリッジをつけるタイプと砲筒を回転させる方法です。 ロックシリンダでした。 銃は紙のカートリッジと雷管を使用しました。 モデル1865 金属薬莢カートリッジに変化することによって、ガトリングはガス漏出に関する問題を克服しましたが、弾薬供給機構の問題に行きあたりました。 ガトリングは供給問題を修正した新しい開閉装置を設計しました。 これらの銃は砲架にすべて取り付けられました。 改良された銃尾ボルトが新しい曲がったカートリッジを使用した1871モデル、 1872年には新しいホッパーデザインBroadwellドラムで、それぞれ二十個のカートリッジを含む二十の円形のクラスタでした。 |
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先込め銃 |
元込め銃 |
連発銃 |
機関砲 |
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マルチニーヘンリー銃 |
ガトリング砲 |
幕末風雲録・酔芙蓉 |
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寅吉妄想・港へ帰る | 酔芙蓉 第一巻 神田川 | ||||
港に帰るー1 | 第一部-1 神田川 | ||||
港に帰るー2 | 第一部-2 元旦 | ||||
港に帰るー3 | 第一部-3 吉原 | ||||
港に帰るー4 | |||||
妄想幕末風雲録ー酔芙蓉番外編 | |||||
幕末の銃器 | 横浜幻想 | ||||
幻想明治 | |||||
習志野決戦 | |||||
酔芙蓉 第三巻 維新 | |||||
第十一部-1 維新 1 | 第十一部-2 維新 2 | 第十一部-3 維新 3 | |||
第十二部-1 維新 4 | 第三巻未完 |
酔芙蓉 第二巻 野毛 | |||||
第六部-1 野毛 1 | 第六部-2 野毛 2 | 第六部-3 野毛 3 | |||
第七部-1 野毛 4 | 第七部-2 野毛 5 | 第七部-3 野毛 6 | |||
第八部-1 弁天 1 | 第八部-2 弁天 2 | 第八部-3 弁天 3 | |||
第九部-1 弁天 4 | 第九部-2 弁天 5 | 第九部-3 弁天 6 | |||
第十部-1 弁天 7 | 第二巻完 |
酔芙蓉 第一巻 神田川 | ||||||
第一部-1 神田川 | 第一部-2 元旦 | 第一部-3 吉原 | ||||
第二部-1 深川 | 第二部-2 川崎大師 | 第二部-3 お披露目 | ||||
第三部-1 明烏 | 第三部-2 天下祭り | 第三部-3 横浜 | ||||
第四部-1 江の島詣で 1 | 第四部-2 江の島詣で 2 | |||||
第五部-1 元町 1 | 第五部-2 元町 2 | 第五部-3 元町 3 | ||||
第一巻完 |
第一部目次 |
第二部目次 |
第三部目次 |
第四部目次 |
第五部目次 |
目次のための目次-1 |
第六部目次 |
第七部目次 |
第八部目次 |
第九部目次 |
第十部目次 |
目次のための目次-2 |
第十一部目次 |
第十二部目次 |
目次のための目次-3 |
1 | 習志野決戦 − 横浜戦 | |
2 | 習志野決戦 − 下野牧戦 | |
3 | 習志野決戦 − 新政府 | |
4 | 習志野決戦 − 明治元年 |
酔芙蓉−ジオラマ・地図 | |||||
神奈川宿 | 酔芙蓉-関内 | 長崎居留地 | |||
横浜地図 | 横浜 万延元年1860年 |
御開港横濱之全圖 慶応2年1866年 |
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横浜明細全図再版 慶応4年1868年 |
新鐫横浜全図 明治3年1870年 |
横浜弌覧之真景 明治4年1871年 |
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改正新刻横浜案内 明治5年1872年 |
最新横浜市全図 大正2年1913年 |
横浜真景一覧図絵 明治24年7月1891年 |