平成25年8月5日 広島(宮島)旅行記


※注意
 この旅行は
   8月3日夜、高速バスで長野県小諸市を出発。バスの中で宿泊。
   8月4日朝、大阪駅付近に到着後、すぐに電車で兵庫県神戸市へ。用事のため終日神戸市内(宿泊も神戸市内のホテル)。
   8月5日朝、神戸を出発し広島へ。夕方、広島から高速バスで島根県出雲市へ。夜、出雲市に到着し、ホテルで宿泊。
   8月6日、出雲市内散策。夜、出雲市から高速バスで大阪に向けて出発。バスの中で宿泊。
   8月7日朝、大阪に到着。午前中は大阪市内散策。午後、高速バスで長野に向けて出発。長野到着後、電車で小諸市へ。
という旅行でした。
 本来ならば神戸市内のことも記録しておきたいところなのですが、諸事情によりそれは避けるべきだという判断に達しました。神戸には用事があったから行ったのであり、観光ではないからです。また、その用事のことをここで公開してしまうと、私にとって不都合があるからです。
 また、神戸を除いた「広島・出雲・大阪」の観光は非常に濃密な内容であり、1つのページにそれをまとめるのは厳しいものがあると思い、全て分けて公開することとしました。





 平成25年春、私のところにメールが来ました。メールの差出人は、私の大学の先輩で神戸に住んでいる方でした。メールの内容は詳しく言えませんが、要は「神戸に来て欲しい」というものでした。
 この先輩とは実は顔を合わせたことがありません。僕よりも20歳年上の人です。しかし、一度お会いしたい先輩だと思っていました。しかも、「神戸に来て欲しい」という理由も、僕にとって非常に有意義かつ光栄なものだったのです。
 そして、神戸に行くならばついでに頑張って広島の厳島神社や島根の出雲大社に行けないだろうか、とも考えました。広島は高校の修学旅行で一度行ったけれど、厳島神社には行ってないのです。また、島根県自体には行ったことがありません。神社仏閣巡りが趣味の僕にとっては、この2社は押さえておくべき重要な場所です。
 会社の勤務をやりくりして、早めにバスやホテルの予約もしました。会社で大きなトラブルが発生しないことを祈りつつ(もし発生したら旅行は中止になる)、なんとか出発することができました。
 8月3日は折しも長野県小諸市は市民まつり「小諸ドカンショ」当日。高速バス乗り場は小諸駅前なので、午後9時ころはお祭り帰りの人たちで賑わっていました。とりあえず駅前の蕎麦屋で夕食の天ざるそばを食べ腹ごしらえをし、出発予定時刻よりちょっと遅れた午後9時30分ころ、高速バスに乗り込み大阪に向けて出発しました。
 バスの中で宿泊し、翌8月4日朝、大阪駅前に到着。すぐに大阪駅から電車で神戸に向かいました。神戸で終日用事をこなし、ホテルで宿泊。
 そして、8月5日、広島観光が始まりました。

 午前4時台に起床し、身支度を整え、午前5時45分ころホテルをチェックアウト。JR新神戸駅から新幹線で広島へ向かいました。
 JR広島駅から山陽本線でJR宮島口駅へ。そこから徒歩で宮島口桟橋へ向かいます。


 宮島口桟橋です。JR西日本の宮島連絡船で、宮島へ行きます。JRのフェリーは時間によっては大鳥居の近くを運航します。




 フェリーから見る厳島神社です。




 宮島桟橋でフェリーを降りてしばらく歩くと、海岸沿いの参道が見えてきます。




 海岸沿いの参道から撮影した大鳥居です。重要文化財に指定されています。平安時代に作られたものから数えて8代目の鳥居で、明治8年(1875年)に再建されています。高さは16メートル。日本三大鳥居の一つです(あとの2つは奈良・春日大社、敦賀・気比神宮にあります)。ちなみにこの大鳥居、海底に固定されていません。自重だけで立っています。




 海岸沿いの参道から撮影した大鳥居です。石灯籠や松との構図が映えますね。




 参拝入口付近から撮影した厳島神社境内です。




 回廊から撮影した大鳥居です。右端に見える建物は厳島神社客神社(まろうどじんじゃ)、左端に見える建物は厳島神社右楽房です。




 厳島神社御本社拝殿です。安芸国一の宮、式内社、名神大社、旧社格は官幣中社、別表神社。世界文化遺産であり、国宝にも指定されています。拝殿の前の高舞台も国宝です。




 厳島神社御本社から海に突き出た桟橋のような「火焼前(ひたさき)」です。




 火焼前から撮影した大鳥居です。大鳥居の向こうは本州です。




 火焼前から撮影した拝殿と高舞台です。日本三舞台の一つとされています。あとの二つは大阪・四天王寺、大阪・住吉大社にあります。




 拝殿前から大鳥居方向を撮影しました。両脇に見えている建物は右楽房・左楽房で、これらも国宝となっています。




 厳島神社本殿を斜め後方から撮影しました。画像中央の建物が本殿で、本殿前方(画像では本殿の右側)にある建物が拝殿です。




 厳島神社を出て、出口から海岸沿いに歩いた先で撮影しました。




 厳島神社境外の末社である「清盛神社」です。厳島神社から出て少し歩いた先の海岸沿いにあります。




 厳島神社近くにある「亀居山放光院大願寺(高野山真言宗)」です。



 せっかくなので、宮島ロープウェーに乗ってみました。一番下の紅葉谷駅までは、厳島神社から歩くと結構な距離になります。


 紅葉谷駅から榧谷駅(かやたにえき)までの紅葉谷線(約1.1キロメートル)で撮影しました。



 榧谷駅で一度下車し、ロープウェーを乗り換えします。


 榧谷駅から獅子岩駅までの獅子岩線(約500メートル)で撮影しました。瀬戸内海が見えます。




 獅子岩駅で降りると、そこが獅子岩展望台です。




 獅子岩展望台からの瀬戸内海の眺めです。




 獅子岩展望台から見る宮島最高峰「弥山(みせん)」です。標高約535メートル。弥山登山をすれば、いろいろな神社仏閣があるのですが、時間的にも体力的にも難しいと思ったので今回は弥山登山は諦めました。



 さて、ロープウェーを引き返し、厳島神社に戻ると、干潮になっており、大鳥居のところまで歩いて行ける状態になっていました。


 火焼前から撮影した干潮時の大鳥居です。火焼前から大鳥居まで一直線に道が出来ていて、神秘的です。




 大鳥居と御本社の中間地点から撮影した御本社です。




 上記中間地点から撮影した大鳥居です。




 大鳥居を見上げて撮影してみました。





 沖側から撮影した大鳥居です。奥には御本社が見えます。






 厳島神社をあとにし、周辺の神社仏閣を巡ります。


 多喜山大聖院水精寺(真言宗御室派大本山)です。「水精寺」という寺名よりも、「大聖院」という院名の方が一般的です。




 この五重塔は厳島神社の一部ということになっています。重要文化財です。左隣りの建物は厳島神社の末社「豊国神社」の本殿である「千畳閣」となります。こちらも重要文化財です。



 午後3時ころ、厳島神社近くの食事処で遅い昼食として穴子飯と焼き牡蠣を食べました。どちらも広島名物ということで、美味しかったです。
 宮島桟橋から連絡船で本州へ戻る際には、名残惜しくて、遠ざかる厳島神社をずっと見ていました。
 さて、JR宮島口駅からJR広島駅へ山陽本線で戻る最中、僕は広島のもう一つの世界遺産「原爆ドーム」を見るべきかどうか迷っていました。出雲行きの高速バスが出発するまで、ちょうど1時間くらいの余裕があったからです。タクシーで直行し、原爆ドームだけを見て写真におさめて、再びタクシーでJR広島駅にとんぼ返りすれば大丈夫なのではないかと。
 いざJR広島駅に着き、ちょっと駅内のトイレに行ったのです。時間にして2分程度。トイレから出たらいきなりどしゃ降りの大雨になっていました。この雨が決定的な要素となり、原爆ドーム行きは諦めました。まあ、高校の修学旅行で一度行ってますからね。仕方ありません。
 余った時間、せっかくだから駅の中のお好み焼き屋さんで広島風お好み焼きを注文。思ったよりも大きくてボリュームがあり、穴子飯などを食べたばかりのお腹には無理だと分かり、半分以上を持ち帰りとしました。
 夕方、JR広島駅新幹線口発の出雲行き高速バスに乗車しました。この頃には少し雨も小康状態となっていたので、「何か面白いもの見えるかな?」とキョロキョロしていたところ、広島城が少しだけ見えました(写真は撮れず)。
 さらに行くと、なんと原爆ドームが遠くに見えました。必死で写真を撮りました。


 世界遺産 原爆ドームです。バスの中から撮影しました。ちょうどバスが信号待ちだったので、うまく撮れました。



 人生2回目の広島でしたが、一番行きたかった厳島神社を堪能できて非常に満足です。日本三景の一つだけあって風光明媚でしたし、外国人観光客が非常に多かったです。宮島にいた時には最初は曇っていましたが、雲の切れ間から射す日光は非常に強く、完全な猛暑日でした。Tシャツが乾く間がありませんでした。

 広島から高速バスで向かう先は、もう一つの大目標である神話の国「出雲」です。初めての山陰地方、初めての島根県です。出雲の様子は別ページで御覧下さい。