令和5年〜6年 東京旅行記
ここ数年、東京へは「1〜2年に1回行けばいいか。」くらいの意識になってしまっていました。
令和3年に某ブランドへ行って財布をオーダー。翌令和4年に財布を受け取りに行く。短期間で東京に行ったのなんてこのくらいで、あとはあまり縁のない場所になっていたのです。
しかし、令和5年終盤から令和6年にかけては、なんと4回も東京に行くこととなってしまいました。
しかもこの4回、全てそれなりの理由がありました。
なかなか珍しい状況だったので、旅行記に残しておこうと思います。
●令和5年12月8日(金)
この時の東京行きを語る前に、その前段階の状況を説明します。
令和5年10月19日、僕が好きなバンドであるBUCK-TICKのボーカルである櫻井敦司氏が、ライブ中に体調不良となり、ライブを中止して救急搬送されましたが、同日帰らぬ人となりました。
逝去の公表は10月24日。ファンは底知れぬ悲しみに暮れることとなりましたが、BUCK-TICKサイドの懸命の努力と厚意により「THE CEREMONY −櫻井敦司へ−」というファンに向けたお別れ会が開催されることとなったのです。
当初、このお別れ会は抽選の末、参加者が決められておりました。僕も申し込みましたが、最初は抽選に漏れてしまいました。
「残念だけど仕方ない」と諦めていたのですが、なんと参加権利を転売するという不届き者が複数現れ、混乱の様相を呈してきたのです。
しかし、BUCK-TICKサイドは参加枠を急遽増やして状況の収拾を図ってくれました。
そのおかげで、僕も再申し込みの結果、お別れ会に参加できることとなったのです。
せっかくの櫻井敦司氏のお別れ会。人生でもそう何度もない重要な日になるので、記念になるようなものを購入しようと考えました。
そして、以前から欲しかった各種の高額アイテムを、このお別れ会の記念に購入することを決心します。
1年半ぶりの東京行きとなります。
スーツを着て東京へ(ネイビーのスーツ。喪服ではない。)。
8時台出発の新幹線に乗る
10:12 東京駅着
日本橋三越本店に行き、以前から憧れていたアクアスキュータムのトレンチコートを購入。
日本橋高島屋へ立ち寄るが、アスプレイの売り場を見た程度で何も買わず。
銀座へ行き、カルティエ銀座ブティックでサントスのベルトを購入。
銀座三越へ行き、デンツの手袋を購入。フローリスの香水「007」の存在を知る(この時は購入せず)。
銀座の葉巻専門店「ダビドフ・オブ・ジュネーブ銀座店」へ行き、シガーを楽しむ。
浜松町駅から東京モノレールで天空橋駅まで。
天空橋駅を降りると、お別れ会の参加者が集まっていた。
ネクタイを黒色のものに替えて、お別れ会の会場「Zepp Haneda」に到着。
18:00からのお別れ会に参加。
このように、大変高価なものを次々と購入してしまいましたが、
●令和6年2月20日(火)
この年は、東北の大名刹「中尊寺」の金色堂が建立されて900年という節目の年であり、東京国立博物館で中尊寺金色堂特別展が4月まで開催されていました。
もちろん、これは行くしかないと思っていたのですが、更にもう一つ目的を見出しました。
それは、「久しぶりに靖国神社へ行って、初めての正式参拝をしてこよう」というもの。
僕は平成20年10月18日、平成23年(日付詳細不明)、平成25年5月10日、平成26年11月13日、平成29年11月17日と、過去5回靖国神社に参拝したことがあるのですが、正式参拝はしたことがありませんでした。
これを機に、正式参拝をしようと思い、再びスーツで東京に行くことにしました。
新幹線で東京駅へ。
九段下駅から靖国神社へ行き、正式参拝。国家安泰を願った。一緒に正式参拝をした団体は、ちょっとガラが悪そうだった。
上野駅へ行き、東京国立博物館へ。中尊寺金色堂特別展と、本阿弥光悦の大宇宙特別展、更に国宝の刀剣「三日月宗近」が公開となっていた。2月なのに相当暑く、半袖でも十分なくらいだった。
アメ横へ行き、ステッドラーの限定ボールペンを購入。
●令和6年5月10日(金)
この年は、少年ジャンプで連載された学園ラブコメの名作「きまぐれオレンジ☆ロード」の連載開始40周年であり、4月26日から5月12日まで、有楽町マルイの8階イベントスペースにおいて40周年記念展が開催されていました。
「きまぐれオレンジ☆ロード」は、僕が小学生の時に連載しており、リアルタイムで触れていたわけではありませんでしたが、アニメの再放送などで中学生・高校生の時にハマってしまった漫画です。
「せっかくだし、記念に行ってみるか」と東京行きを計画しましたが、なんと弟が「その日は僕も東京に出張だから、一緒に行こう」と言いだし、兄弟揃って東京に行きました。
8時台出発の新幹線に弟と乗る。
新幹線の中では弟と隣同士で座り、ずっと会話。
10時台に東京駅に到着。歩いて有楽町マルイへ。
11時の開店と同時にイベントスペースへ。この日、記念展一番乗り。
物販スペースでグッズを1万円分ほど購入。
銀座に歩いて移動し、銀座伊東屋へ。何も買わず。
銀座三越でフローリスの香水「007」を購入。
銀座の葉巻専門店「ダビドフ・オブ・ジュネーブ銀座店」で葉巻を楽しむ。
帝国ホテル東京に行き、某ブランドのブティックに顔を出す。何も買わず。
帝国ホテル東京内の「オールドインペリアルバー」で、オリジナルカクテル「インペリアル’70」とジンジャーエールを楽しむ。
かなり酔ってしまい、帝国ホテルのロビーのソファーで休憩。
酔いが少し冷めたので、弟と連絡を取り、東京駅丸の内口広場で待ち合わせということになる。
帝国ホテルからタクシーで東京駅丸の内口まで。
しばらく待っていたら弟が現れたが、「兄さん、遠くからでもすぐ分かるよ。」と言われる。
東京駅の土産物コーナーで、継母あての母の日プレゼントを選び、ちょっと高級な菓子を買う。
帰りの新幹線もずっと弟と会話。
●令和6年9月25日(水)
何気なくみていたインターネットの情報で、「静嘉堂文庫美術館の秘蔵品である、国宝の耀変天目茶碗【稲葉天目】が、期間限定で展示されている」と知り、居てもたってもいられなくなりました。
人生で一度は見たいと思っていた、日本の陶磁器界の至宝とされる茶碗を見る機会が訪れたのですから。
ちょうど有給休暇を取っていたので、迷うことなく東京行きを決めました。
新幹線で出発。
東京駅に到着後、展示場所である「静嘉堂@丸の内」の開館までは時間があったため、皇居へ。久しぶりに皇居二重橋などを見る。
また、35年ぶりに楠木正成公の銅像を見る。
静嘉堂@丸の内では、稲葉天目の他にも、重要文化財の油滴天目茶碗、大名物の茶入「付藻茄子」「紹おう茄子」「稲葉瓢箪」などの素晴らしい品を見ることができた。静粛を保つよう注意書きがされているのにアジア系外国人が大きな声で話していて不快。ミュージアムショップでかなり買い物をする。
新宿へ数年ぶりに行き、伊勢丹メンズ館に立ち寄るが、特に何も買わず。
ビックカメラ、ヨドバシカメラ、銀座へ行き銀座レモン社でカメラバッグやカメラマンベストを探すが、目当てのものが無く断念。
東京駅の地下・東京ラーメンストリートで「玉(ぎょく)」という店の味玉中華そばを食す。
新幹線で帰る。