TOBU Railway INDEX
東武鉄道鬼怒川線沿線で58年ぶりにSLが復活しました。SL「大樹」はJR北海道から借り受けた蒸気機関車C11形207号機と車掌車1両、客車3両、ディーゼル機関車(DE10形1099号機)の編成で、乗客定員は約200人。車両の提供や乗務員の養成など、全国の鉄道会社の支援により、復活が実現した。運行区間は下今市駅〜鬼怒川温泉駅間の12.4キロを約35分で結び、1日3往復する。機関車は1941年に製作され、約20年間北海道で走り続けたC11形207号機。客車は、JR四国から譲り受けた14系と12系客車を用いる。2020年12月に同線に真岡鐡道で運行していたC11形325号機がSL「大樹」として運行が開始され二機体制になる。さらに三機目として、日本車両製造が1947年に製造。滋賀県や北海道で活躍した後、75年に廃車となった。静態保存していた日本鉄道保存協会から譲り受けた東武鉄道が、2019年から復元作業を進めていたC11-123号機が2022年7月18日より復元運行開始され、国内唯一の同一形式の車両によるSL3両体制となり、今回の運行開始でより安定した運行が可能となる。 |
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