中国発の検索エンジン「百度」
インターネットの初期では「ネットサーフィン」という言葉が多く使われていました。
現在の様に膨大な数のウエブサイトが存在して、その多くが有用でない状況ではのんびり探している訳にはいきません。
現在は、検索エンジンに行きそこで見たい・調べたいサイトを「検索」という手段で見つける手順が普通になっています。
検索エンジンも時代とともに変わっています。
世界的には、グーグル・ヤフーの順で他を圧倒しています。
日本では、ヤフー・グーグルの順でやや珍しい状況です。
双方は、ビジネス的にも検索順位付け機構とその結果的にも異なります。
異なるエンジン故に、併行して使用されるのか、どちらかが他を淘汰するのかは注目です。
検索技術は、言語との関係が密接で日本語という欧米から見れば特殊な環境の日本で、アメリカ生まれの検索エンジンが利用者をあつめている事実は、やや不思議な感じがします。
クロールロボットが全ウエブサイトの情報を集めてデータベースを作成して解析して、有用(現実は解釈は難しい)な順に並べて表示する。
この過程で膨大な情報の収集を行っており、その能力が重要な事は明らかです。
日本でも実験レベルでの運用は行われているようですが、現時点で表面化はしていません。
中国企業の開発した検索エンジン「百度」は、昨年前半から実験稼働していました。
検索窓だけのシンプルな実験稼働でした。
このほど正式稼働を開始すると発表がありました。
中国語という漢字文化で、本国では利用はトップとされています。
日本語文化では、どの程度アドバンテージがあるのでしょうか。
日本は利用者が多く、しかも自国製の有力な検索エンジンを持っていないので、他の国からはビジネスチャンスを探す地域と言えます。
検索エンジンの能力のひとつに日本語の解析が必要ですが、検索エンジンの技術が進むと日本語解析技術も急速に進むと予想されます。
パソコン・ワープロ等の「日本語フロントエンドプロセッサー」による漢字変換技術の進歩との比較も考える時代になるかもしれません。
中国語の独特の意味解析が正確にされているのなら、日本語の意味解析で利用者の多い両検索エンジンと異なる利用がされて、全体の利用率も上がる可能性があります。
現在のネットの世界では、検索エンジンを欺く方法が模索されて、検索エンジンがそれに対抗して対策するという状態が続いています。
誰でも検索で結果をだせる訳でなく、検索能力によってより早く・求める情報を探す事が出来ます。
検索エンジンは情報量の少ないサイトより多いサイトを上位表示して利用者の期待に応える事を目指します。
結果として、利用者の能力にあった検索エンジンを利用するか、複数の検索エンジンを使いわけるようになります。
新規参入検索エンジンは、初期は利用者が少ないので欺く行為の対象にされないでしょう。ただ、解析方法によっては、他の検索エンジンと同じ被害を受ける可能性もあるでしょう。あくまでもタフな対応が必要です。
しかし情報大国を目指すならば、日本製の検索エンジンが登場してもらいたいと思います。