リンゴ酢
リンゴの果汁に酵母を加えて発酵させると、アップルワインができます。これに種酢として酢酸菌を加えて発酵、熟成させたものがリンゴ酢で甘くさわやかな香りとすっきりとした酸味が特徴です。生産、消費ともにアメリカが最も多く、自然食療法のひとつとしても親しまれている健康食品です。原料のリンゴのもつ成分に酢酸などの有効成分の作用が加わって、からだに有効にはたらきます。酢酸、リンゴ酸、クエン酸、コハク酸などの有機酸が豊富で穀物から作られる酢よりは少ないものの、発酵過程で生成するアミノ酸も含まれています。ミネラルではカリウムが多く含まれます。有機酸は、疲労のもととなる乳酸が筋肉中にたまるのを抑えるので、疲労回復に効果があります。また、唾液、胃液などの分泌を盛んにし、食欲を増進するので体力を回復させます。カリウムには余分な塩分を排出させる作用があり、血圧を下げる効果があります。アミノ酸には代謝をコントロールしたり、神経を安定させたりする作用があります。
こんな人におすすめ
疲れやすい人
血圧が高めの人
肌あれの人
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バーモント療法
アメリカで最も長寿者の多いバーモント州には、リンゴとハチミツを常用する民間療法が伝えられている。リンゴとハチミツでつくるバーモントドリンクは疲労回復に。ほかには、高血圧、めまい、かぜ、のどの痛みにも効果がある。バーモントドリンクは、リンゴ酢、ハチミツ各大さじ2を水または熱湯で割って飲む。少し薄くしてうがいに用いると、のどの痛みがとれ、かぜの予防にもなる。
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