羅漢果
中国の広西省に産するウリ科の植物です。熟した実を自然乾燥させ、火であぶるとこげ茶色になります。中国では、甘味料や生薬に用いられてきました。日本では、せき止めののど飴のほか、乾燥させた果実、濃縮エキス、ティーバックなどが市販されています。羅漢果の甘味成分はテルペングリコシド配糖体という炭水化物です。砂糖の300〜400倍も甘く、体内に吸収されないので、糖尿病の人やダイエット中の甘味料に向きます。鉄、カルシウムなどのミネラル不足を予防してくれます。また、この甘味成分は腸内でビフィズス菌の栄養となり、ビフィズス菌の調整作用により便秘に効果をあらわします。羅漢果を煎じた汁には、活性酸素を抑制する作用も認められており、活性酸素が誘発する生活習慣病やがんへの予防効果が期待されます。
こんな人におすすめ
糖尿病の人
ダイエット中の人
便秘を予防・改善したい人
生活習慣病・がんが気になる人
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