検査はいたって簡単!
自己採血キットを使用し、指先から数滴の血液を、所定のろ紙に落として郵送します。
血液中の血清ペプシノーゲン値をお調べし、胃粘膜萎縮の状態を検査します。
約2週間で検査結果をご報告いたします。
※「要2次検査」の場合、お近くの検査可能な医療機関のご案内も致しております。
胃がん
早期胃がんのほとんどは無症状で定期検診などをきっかけに発見されます。症状があり、それをきっかけに発見された場合でも結局、がんとは無関係であったということはしばしば経験されます。これに対して進行がんではがんが深くなることによる心窩部[しんかぶ](みずおち)の痛みや、がんによって食物の通過が障害されることによる胃のもたれ、吐き気、胸やけ、食欲不振などが認められます。がんからの出血が多くなると貧血やまっ黒な便(タール便)が認められたり、栄養状態の低下による体重減少が認められるようになります。がんが胃の壁を貫いてもっとも外側の漿膜に達すると、がん細胞がおなかの中(腹腔内)に種をまいたようにこぼれだし腹膜播種[ふくまくはしゅ]という状態となって腹水がたまることもあります。
がんによる上腹部の痛みは近年のすぐれた抗潰瘍薬のおかげで一時的によくなることがほとんどですが、もちろん潰瘍の薬によってがんが治るわけはなく、症状が一時的に軽減しただけなのでけっして安心せず、気が進まなくても内視鏡検査などの精密検査を受けるようにしてください。
自覚症状がないので早期発見が大切!
検査キットは2種類あります。