クロレラ
クロレラは緑藻類クロレラ科の淡水性単細胞藻類で、多種類の有効成分を含んでいます。第二次世界大戦後は未来の食糧として各国で研究が行われるようになり、アメリカNASAが宇宙食としての利用を検討したこともあって、クロレラは注目を集めました。その後、クロレラによる皮膚炎が報告されてブームは収まりましたが、人体に有効な成分が豊富であることは間違いなく、現在も健康食品として高く評価されています。乾燥クロレラ100g中にたんぱく質55〜65g、葉緑素3gと多量に含んでいます。ほかに、カルシウム、鉄などのミネラル、ビタミンA・B1・B2・B6・B12・C・E、ナイアシンなどを豊富に含むバランスのとれた栄養素で、不足しがちな栄養素を補う栄養補助食品として有効です。葉緑素には、膵炎、肝炎、腎炎を予防・改善する効果があることが、臨床的に認められています。また、クロレラ成長因子という生理活性物質が含まれています。この因子のはたらきはまだはっきりと解明されていませんが、生物の成長を促進し、細胞を若返らせるといわれます。
こんな人におすすめ
外食の多い人
体を丈夫にしたい人
肝臓・腎臓の弱い人
がんが気になる人
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緑の色素ががん予防に有効
クロレラをはじめ、緑の植物に多く含まれる色素がクロロフィル。近年、このクロロフィルに遺伝子が傷つくのを防ぐ働きがあることがわかった。がんは遺伝子が傷ついて突然変異を起こすことが原因だが、クロロフィルはこれを阻む抗がん成分として注目されている。
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