クロレラは繁殖速度が極めて速い淡水性単細胞藻です。乾燥クロレラ100gには良質のたんぱく質が55〜65g、葉緑素が3〜5g、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラル類、カロチンやビタミンA,B1・B2・B6・B12、C、E、ナイアシンなどのビタミン類を豊富に含んでいます。またクロレラの微生物学者バイエリングによってクロレラが発見されました。第一次、第二次世界大戦を通じてドイツでクロレラの研究が続けられました。戦後は「未来の食糧」として各国で研究され、アメリカの米国航空宇宙局(NASA)が「宇宙食」として利用することを検討したこともありました。現在は豊富な栄養素や良質のたんぱく質を含む「健康補助食品」として知られています。
効用・効果
豊富な栄養素を含んでいるため、栄養補助食品として有効である。
クロレラに含まれているクロロフィル(葉緑素)は膵炎、肝炎、腎炎に有効であるといわれている。
クロレラにはクロレラ成長因子と呼ばれる生理活性物質が含まれ、細胞の生理促進物質として知られているが、生体内の生理活性はまだ完全には解明されていない。