「「日本ユーモア別冊」昭和23年7月号」
「「日本ユーモア別冊」昭和23年7月号」は日本ユーモア社が昭和23年7月に発行した雑誌で、別冊第1号となっている。
大判の82ページで、「恋愛怪奇冒険傑作集」となっていて、7ページ目に編集のコメントがある。
目次を見ると、ほぼ全部が小説で、それ以外は少ない。
小説は、大林清・佐藤健児・鬼怒川浩・石黒敬七・納言恭平・神津堀十三雄・中村孝子・千早一郎・梶野真三・五島秀夫・木村毅だ。
怪奇小説と、題に追加した小説も見かける、時代小説もある。
「日本ユーモア」および別冊共通で、大衆文芸募集が行われている、小説とユーモアが対象だ。
さらには懸賞付きで読者の批判を、慕っている。
雑誌全体では、挿絵が多く、表紙裏等にもそれが分離して掲載されている。
(2023/11/04)
「「月刊西日本」昭和24年8,9月号」
「月刊西日本」昭和24年8,9月号は、西日本新聞社社から発行された雑誌で、A4サイズで102ページだ。
「傑作大衆読物号」となっていて、小説とエッセイ・雑文・等色々と並んでいる。
執筆者は、長谷川伸・大庭さち子・保篠龍緒・湊雄三・長谷川幸延・大瀧重直・鹿島孝二・岡野河太郎・赤沼三郎・野村胡堂だ。
色刷特集で翻訳があり、さらに落語特集が組まれていて落語家が執筆している。
コントは、木下邦子・多々良修・瀬戸口寅雄・秋永芳郎がかいている。
長谷川伸・湊邦三・野村胡堂は時代小説だ。
保篠龍緒は翻訳で、怪盗探偵「アルセーヌ・ルパン」の連載だ。
月刊西日本は、合冊の復刊本もあるようだが、見た事はない。
(2023/11/23)
「「新文庫 別冊」昭和23年11月号」
「新文庫 別冊」昭和23年11月号は、新文庫社から発行された雑誌で、B6版140ページだ。
表紙には「大衆小説代表作選集」の表示があり、目次ではそれに「(一)」が加わっている。
漫画やコラムもあり、「新文庫」と「新文庫 別冊」の次号予告がある。
小説掲載者は、久米正雄・大仏次郎・吉川英治・川口松太郎・加藤武雄・竹田俊彦・吉屋信子・邦枝完二・角田喜久雄・冨田常雄・長谷川伸だ。
内容的には、時代小説が多い。
雑誌スタイルンのアンソロジー的な、本の作りだ。
(2023/12/08)