「「耽奇小説・裏窓増刊」昭和33年5月」
「耽奇小説」は久保書店が出していた雑誌「裏窓」の臨時増刊で、第7集が第3巻第8号となる。
ミステリ雑誌では無いが、ミステリの作者名が並んでいる。
岡田鯱彦・岡村雄輔・狩久・都筑道夫・島本春雄・楠田匡介・土屋隆夫・島久平・潮寛二・龍胆寺雄等が書いている。
その他の作者は、今官一・青柳淳郎・飯田豊吉・高三明・葉田光・岬洋之助・平林啓子・野田開作・鹿火屋一彦・猿若屯平・宇治川龍・辻以知郎だ。
その他読物や、グラビアがあり、映画の紹介がある。
雑誌の副題は「グラマア・サスペンス」であり、海外版として翻訳作品の紹介がある。
「裏窓」の既刊号目次がある、こちらが気になる人もいるだろう。
雑誌としては、小説のページ数比率が高い。
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(2023/03/13)
「「探偵実話」第13巻第6号」
「探偵実話」第13巻第6号は、昭和37年5月で世文社から発行された。
「探偵実話」は第13巻第12号(昭和37年10月)が最終だから最後期になる。
「特集・黒い恐怖と推理の饗宴」となっているが、特集は見えない。
小説は、楠田匡介・朝山せい一・上司行夫・寺島珠雄で、清水正二郎・清水三郎の連載がある。
犯罪実話が14作掲載されている。
小説と実話以外は、少ない。
この頃は、実話中心の号が増えていた。
(2023/03/28)
「「探偵実話」第9巻第10号」
「探偵実話」第9巻第10号は、昭和33年7月号で世文社から発行された。
「夏の肉体犯罪実話特集号」とか「読切傑作探偵小説六人集」が表紙に書かれているが、目次からは不明だ。
目次には1作ごとに紹介表記があるが、小説か実話かの区別が判りずらい。
小説は、新田夏雄・橘外男・川島郁夫・楠田匡介・川野京輔・三谷祥介・黒岩姫太郎・藤雪夫がある。
犯罪実話が17作?、掲載されている。
小説と実話の数のカウントは、微妙だ。
中島河太郎の時評があり、将棋や映画の話題もある。
(2023/04/12)
「「探偵クラブ」第1巻第1号」
「「探偵クラブ」第1巻第1号」は昭和50年6月に、コバルト社から発行されたが、1号のみだった。
「探偵倶楽部」「怪奇探偵クラブ」「探偵クラブ」等の名の雑誌は複数出ている。
さらにはその名がついた、雑誌附録もあるようだ。
「「探偵クラブ」第1巻第1号」(コバルト社)は、1号のみだった様だが創刊号ではそれは判らない。
編集後書きで「ロマンの復活」が編集方針だとし、陣出作は新作としている。
小説は日影丈吉・池沢伸介・加納一朗・中山昌八・阿宮一教・川辺豊三・弓健策・藤見郁・城昌幸・島田一男・陣出達郎だ。
エッセイやコラムがある、中島河太郎や阿部主計の名もある。
漫画やグラビアがありどうどうとした雑誌となっていて、次号の紹介もあるが、1号のみだったようだ。
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(2023/04/27)