スピルリナはスイゼンジノリと同じ藍藻類に属し、高温・高塩分・高アルカリ性の淡水湖に棲息します。スピルリナの特徴は豊富な栄養分が含まれていることとその消化吸収性が高いことです。乾燥スピルリナ100g中にタンパク質60〜70g、繊維5〜7g、葉緑素800〜1200mg、プロビタミンA100〜200Ug、必須アミノ酸、ミネラル類、ビタミン類が含まれています。必須アミノ酸は体内で生産されず、体外から摂取しなければいけないアミノ酸のことで、体の重要な構成成分であらゆる生体機能の代謝に関与しています。体の老化に伴ないバランスのとれた栄養補給が必要となってきますが、スピルリナは栄養補助食品として優れています。
アフリカやメキシコなどの亜熱帯地方の湖に分布する藍藻で、16世紀のメキシコに栄えたアステカ王国でスピルリナを常食としていた記録があり、1960年代に国際微生物学会で食料化について報告されて以来注目され、日本では大日本インキ化学鰍ェ量産化に成功し、健康食品として使用されています。
効用・効果
タンパク質の含量が60〜70%と高く、必須アミノ酸や微量ミネラル成分の銅、セレニウム、亜鉛、鉄などが含まれ優れた栄養補助食品である。
プロビタミンAの含有量が高く、体内でビタミンAに変わります。ビタミンAはガンなどの発生の抑制に効果があり、また、眼精疲労、老化防止、肌荒れなどに効果がある。
クロロフィル(葉緑素)は、膵炎、肝炎、腎炎などに有効という報告がある。