シジミを煮出しして浸出し、濃縮したエキスです。シジミは古くから肝臓病の薬として用いられてきました。シジミエキスの効用については科学的に証明されてはいませんが、肝臓の強肝と解毒作用に関与する豊富なビタミンB12によると思われます。魚貝類の中でシジミのビタミンB12含有量は一番多く、アルコール性肝炎ではビタミンB群を大量に肝細胞に補給する必要があります。またビタミンB12には造血作用もあるので貧血の治療や予防、さらに頭の働きを活発にして、記憶力や集中力を高めます。他にイノシトールも多く含まれ肝臓への脂肪の沈着を防ぎます。シジミの風味成分であるコハク酸は胆汁の分泌を促すのでコレステロールが増えるのをおさえます。
中国の明時代の薬の古典である「本草網目」に記述があり、アルコール性肝炎や黄疸に効果があるとされています。
効用・効果
シジミに含まれるタンパク質は良質で肝細胞の修復に有用。
ビタミンB12が多く含まれているので、ビタミンB12の生理作用である生体の酸素代謝や核酸の合成に役立つ。
アルコール性肝炎に有効である。