クマザサ(熊笹・隈笹)

クマザサは「隈笹葉」とよばれて新鮮な生葉を用います。葉にはトリテルペノイド、葉緑素、鉄、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル成分やビタミンC,K,B1,B2が多く含まれています。民間薬として疲労回復、健胃、整腸、糖尿病や高血圧などに用いられています。濃緑の1年物のクマザサの若葉が用いられます。温帯から亜熱帯にかけて分布します。日本の一部に野生もありますが、普通は観賞用に庭園に植えられる笹です。
冬期に葉の緑が白く隈ができるので「隈笹」とも呼ばれます。ササには食品の防腐作用があるので、古来、食品を包むのに用いられました。これはササに含まれる安息香酸の殺菌・防腐作用であることがわかりました。


効用・効果
100g中の成分はたんぱく質13g、脂肪3g、カルシウム360mg、ビタミンB1 0.4mg、ビタミンB2 0.5mg、ビタミンK600IU、葉緑素80mg、他にリグニンや多糖類のパンフォリンを含む。パンフォリンは防腐作用がある。
民間薬として伝承されてきた効能は疲労回復、健胃、整腸、高血圧、口臭、口内炎、糖尿病、喘息、風邪、腎臓病など。

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