検査はいたって簡単!
自己採血キットを使用し、指先から数滴の血液を、所定のろ紙に落として郵送します。 血液中のグリコヘモグロビン(HbA1c)の値をしらべます。これは血液の赤血球の中に含まるヘモグロビンと血中のブドウ糖が結合したもので、採血時よりさかのぼって、1〜2ヶ月間の血糖の平均を知ることができます。したがって検査時にたまたま血糖が低いような、初期の糖尿病も、発見しやすいのです。約2週間で検査結果をご報告いたします
糖尿病
糖尿病はインスリンの作用不足に基づく慢性高血糖状態を主徴とする代謝疾患群であり、インスリンの作用不足はインスリンの絶対的または相対的供給不足あるいはインスリンの標的臓器における作用の障害(インスリン抵抗性)によってひき起こされる。糖尿病の代謝異常は高血糖が持続するだけでなく、脂質やたんぱく質などの代謝異常もみられる。代謝異常が軽度であれば無症状のことが多く、自覚症状がないために、放置される場合が少なくない。代謝異常が著しい場合には、口渇、多飲、多尿、体重減少など典型的な糖尿病症状がみられる。糖尿病の好発年齢である中年以降に限れば、その比率はさらに高くなることが明らかになりました。
同時に「糖尿病が強く疑われる人」の45%だけが診療機関を訪れていることもわかりました。言い換えれば半数以上の糖尿病の人が診断されていないか、診断されても放置していることがわかったのです。糖尿病は慢性の病気であり、全身の病気であることを考えると、放置していることは大きな問題です。糖尿病の典型的な症状は、のどが渇く(口渇)、水をよく飲む(多飲)、尿の回数や量が多い(多尿)、よく食べるのに体重が減る(体重減少)、体がだるい(全身倦怠感)などです。これらの糖尿病の症状は、インスリンのはたらきが低下し、エネルギーの利用が不十分になることや、高血糖のために尿糖の排泄がふえ、それに伴って尿量がふえることによるものです。これらの症状は1型糖尿病では多くの症例でみられますが、2型糖尿病では必ずしも自覚しない場合が少なくありません。病歴をくわしく聞けば、長い経過中にこのような症状を自覚したとしても、外来を受診するときにはなんの症状もうったえないというケースもしばしばです。むしろ、多くの2型糖尿病では無症状であると考えるべきかもしれません。また、たとえ高血糖が持続しても本人の自覚症状はとぼしいことも注意する必要があります。症状がないからといって安心してはいけないのです。
糖尿病の検査が手軽に家庭でできる!
検査キットは2種類あります。
お忙しい方にぜひ、どうぞ。