05’ 6月 5月 4月 3月 2月 1月 |
(04’)の分です 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 |
(03’)の分です 12 11 10 9 8 7 6 5 4 |
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『宇宙戦争』 2005・日 7月31日(日) 今年の夏の話題作のひとつ、宇宙戦争。 予告編での映像や、スピルバーグ監督の最新作ということもあって、じつは公開される前からけっこう楽しみにしてたんですが いざ公開されてみると、、なんかあんまり良いっていう感想を聞かなくて・・ どうしようかなって迷ってました。 けど、あの迫力のある映像はやっぱりスクリーンで体験しないとって思って、意を決して観に行くことにしました。 港の搬送現場で働くトム・クルーズ演じる父親。 奥さんとは別れ、週末に子供と一緒に過ごすんだけど、、疲れたからと、子供をほっぽりだしてひとりで眠ったりしと、 自分勝手で無責任な父親っぷり。 そんなとき、突如発生した奇妙な嵐。雷が落ちたかと思うと、街中の車という車が故障してしまいます。 何事かと街を観に出掛けると突然、地響きとともに地面が割れて、、なんと、そこから巨大な3つのアームが! 間髪いれず襲い掛かってくる謎のアームたち。 人々を次々と踏み潰し、発する光線で逃げ惑う人々を一瞬で灰にして、街中は一瞬にしてパニック状態に陥ります。 家に帰って子供を見つけると、一緒に連れて逃げるトム。 まったく未知の存在に、なすすべもなく街はほぼ壊滅的な状況に。 いったい何が襲ってきたのか?いったいなぜこんなことをするのか?あいつらを倒す術は果たしてあるのか? いくつもの疑問を抱えたまま、トムと子供たちは街をあとにするのでした。 なんていうか、、観ていておもわず目を背けたくなるほどの痛々しい映像の連続で、 突如地面から現れた宇宙人の攻撃がもう半端じゃなくて、車が空から降ってきたり、建物の看板やタイルがボロボロ落ちてきたり、 パニックになって逃げ惑う人々も、逃げていく端から次々に光線で灰にされたり、大きな足で踏み潰されたり、 まるでアリを弄ぶ人間が、そのアリになったように次々と殺されていくんです。 そのリアルな描写はまるで、あの’プライベートライアン’の冒頭の戦闘シーンのようでした。 なんとか街を脱出したものの、アメリカ全土に渡ってほぼ壊滅的な被害を受けていて、、どこに行く当てもなくさ迷うトム親子たち。 行く先々で、集団で襲われ車を奪われたり、子供にまで危害を及ぼされそうになったり、極限状態に置かれパニックになった人間達の 恐ろしさも丁寧に描かれていました。 ストーリー的には、ただひたすら逃げるばかりで、敵と立ち向かう勇敢さや、ましてや先陣を切って戦うというシーンは一切でてきません。 けど、子供を守りたいっていう、親の子を思う気持ちは画面の端々からひしひしと伝わってきて、 たとえば車を奪われた時に子供にまで怖い目をあわせてしまった自分を悔やんで涙を浮かべたり、子供を安全なところへ逃がそうと 無茶してでも船に乗せたり、子供を思う気持ちがその行動からすごく感じ取ることができました。 いかにも映画的な一発逆転っていう爽快感はありませんが、主人公ですら殺されるかもっていうくらいの緊迫したリアリティある映像は なによりも説得力を持って、親子の絆を描いてくれていたと思います。 ほんとにあんな攻撃を受けたら・・・たぶん成すすべもなく一瞬で殺されるんだろうなって、思いました;^^ |
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『BATMAN BEGINS』 2005・日 7月22日(金) この作品は、じつは正直いうと・・・初めはぜんぜん観るつもりはありませんでした。 けど、観た人たちの満足度をみるとすごく高くて、なんでまた?って・・気になりだして。。 とりあえずどんなあらすじなのかってHPで調べてみると・・! なんと、監督が「メメント」や「インソムニア」を撮ったクリストファー・ノーラン! 観た人の感想の、いままでのバットマンとはぜんぜん違う、っていうのもなるほどなあってうなずけました。 ノーラン監督のバットマン・・ じわじわと、観てみたいっていう欲求が肥大していって。。 我慢しきれずに・・とうとう観に行ってしまいました;^^ なぜ、バットマンは誕生したのか。 その誕生の過程を主人公の葛藤を交えながら描いてて、、前半はチベットでの修行編、 そして後半は修行を終えて戻ってきた主人公ブルース・ウェインが腐敗しきったゴッサムシティを変えてゆくためバットマンとなって 暗躍するっていう感じなんですけど。。 やっぱり、、はじめからぜんぜん雰囲気が違ってました。 それまでのバットマンシリーズは、どことなくコミカルで、良くも悪くもアメコミ調っていう雰囲気だったんですが、 ノーラン版バットマンは、なんかほんとにバットマン?って思うくらいまともなストーリー展開なんです。 子供の頃に井戸に落ちた恐怖、優しかった両親との思い出、そして街中で強盗に遭い両親との永遠の別れとなった夜、 主人公の子供時代のトラウマや恐怖心の根源を辿りながら、自分の真の強さを手探りで模索していくバットマン。 なんかそれまでとはぜんぜん違う切り口で、スーパーヒーローではない、ひとりの人間としてのバットマンを丁寧に描いていて・・ まるで別の映画を観ているかのような錯覚さえ覚えました。 そうして修行を終えて戻ってきた主人公が、やがてバットマンとなる街のヒーローとしてのシンボルを模索していくんですけど、 これがすごく面白い。! 自分の会社の研究施設の所長の案内で偶然見つけた防弾スーツ。これを見つけてこれだ!ってひらめいた主人公が、 あれこれとデザインなんかを執事といっしょに論議したりして、、バットマンのマスクを少量だと怪しまれるから1万個発注しようとか、 研究所で見つけた武器を、これを黒く出来ないかとか相談したり、挙句の果てにはのちのバットモービルとなる車を見せ付けられたり。。 なんか徐々に完成に近付いていくバットマンはものを創るような喜びを観ていて感じました。 肝心のアクションも、いままでにない魅せ方で、特に今回のバットモービルでの疾走するシーンはいままでのバットマンを覆すような、 まったく違った手応えでした。いままでのモービルがスピードで魅せるなら、今回のは破壊しまくりっていったかんじでもう、、 なんていうか・・骨太で無骨すぎっつて思いました; ラストのほうでは、ハングライダーのごとく闇をはばたくバットマンが爽快で、観ていてすごく気持ちよかったです。 とまあ気になって観にいったバットマンでしたが、、観に行ってよかった!って思うくらいの大満足の出来でした^^。 アメコミ調のあのバットマンがすきだった人には何だこれは?!って思うかもしれませんが、アメコミ調のはちょっと・・っていう人には すごく観易いんじゃないかなって思います。バットマンシリーズなんだけど、、これまでのものとは別物だと思ってみたほうが良いのかもしれません。 1stにつづくエピソードもきちんと抑えてて、見終わったあとに最初のバットマンもちょっと観てみたくなりました。 きっとこの作品を踏まえて観たら、また違った感覚で見られるんじゃないかなって思いました。 |
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『交渉人 真下正義』 2005・日 7月10日(日) この作品のことを劇場の予告編で初めて知ったときは、てっきり冗談だとばかり思っていました。 毎度おなじみの湾岸署が出てきて、いきなり暴走する列車がバッと出てきて、、 おっつ早くも続編が!って思っていたら、、 「交渉人 真下正義」 COMING SOON!−っていう感じでテロップが流れて おいおい〜って、思わずつっこみを入れたくなりました。。; と、まあ人気に便乗して創られたなあ・・って思っていたこの作品なんですが、 いざ公開が始まってみると初登場で第一位!それからもつねに上位をキープし続けてて、、 なんか、なんでこんなにもってにわかに興味が膨らんで・・・公開が終了する前に慌てて観に行くことにしました;^^ クリスマスイブの日に地下鉄に突如として現れた謎の列車。 この列車の暴走を食い止めるために立ち上がった日本初のネゴシエーター!のはずなんですが。。 やっぱり真下くん、チームでも部下からは軽く見られ、現場についてからも地下鉄の管制官から「何だお前?」 ってなかんじで邪魔者扱いされてしまいます。 邪魔にならないよう隅っこに座ってろって言われてしかたなく座っていると、 とつぜん謎の列車が動き出し、管制室に犯人からの電話が・・・ここから一気に物語は面白くなっていきました。 犯人との会話から掴んだわずかな特徴から、犯人像を絞り込んでいくネゴシエーターチーム。 しゃべり方や会話のテンポから年齢や性格を見抜いていったり、電話の電波の発信源から犯人を見つけ出そうとする実働チームと連携したり、 また、なんとか暴走を食い止めようと、あの手この手で列車を止めようとする精鋭部隊のSATたち。 ちょっとしたことから次々と明らかになっていく事実を元に、徐々に追い詰めていく過程はすごいハラハラものでした。 それに最初はいがみ合っていた管制官たちも、いっしょに犯人を追っていくうちに次第に連帯感みたいなものも生まれ、 最後には手を組んで一緒に犯行を食い止めようって団結するところは、なんかちょっとじんとくるものがありました。 犯人の無茶な要求を聞きながらも追い詰めていくうちに、ようやく犯人の真の意図に気づく真下警視。 とくに終盤からラストにかけては連携していた実働チームと一丸となって、手に汗握るすごい緊迫した展開でした。 最初は主人公からして地味だし、管制室の中だけで展開されるいわゆる’密室劇’でパッとしないなあ、、な〜んて思っていたんですが それは大きな間違いでした。 あやうく列車が追突しそうになるところを間一髪で車両を誘導していったり、もしもの時に備えて’線引き屋’と呼ばれる助っ人を呼び出したり、 管制室という密室のなかであっても、これだけのハラハラさせるものがあるんだって改めて感心させられました。 しかもネゴシエータを影で支える実働チームやSAT部隊。彼らの活躍も存分に描かれてて、地味どころか、すごいアクティブな展開だったなあって思いました。 ・・・何かあるかもって思ってエンドロールを最後まで見ていると、、やっぱりありました☆ もし観に行かれるときは、最後まで観る事をお勧めします。 (けど、、’容疑者 室井慎次’って、またまたう〜んて思ってしまいました;^^) |
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