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『Always』 2004・日 2月28日(月) このまえ観た「ハウルの動く城」の、あの空を飛ぶ浮遊感がいまだ忘れられず、、ふとあるビデオをすごく見たくなりました。 それがこの「Always」。 あのスティーブン・スピルバーグ監督の作品です^^ たしかはじめて見たのが中学生くらいの時で、それ以来何回かレンタルしたりTVで見たりしてストーリーとかはもうすっかり知ってるん ですけど・・それでもついつい見たくなっちゃって、、今回も、そのパターンです。 ストーリーは、山火事専門の消火飛行機パイロットが、友人の飛行機を救うため自らの命を犠牲にして事故死してしまいます。 そして幽霊となって再び恋人や友人のもとに現れて、、っていう感じのまあ定番っていう感じのストーリーなんですが、 やっぱり今回見ても良いなあ・・って思ってしまいました。 機械油まみれのむさ苦しい男や、いつも同じ革ジャンのパイロット。仕事終わりのバーではいつものように軽いジョークや笑い声が 響いてるっていう、いかにもアメリカっていう感じのこの雰囲気がすごく心地いいんです。 気の知れた仲間や口げんかの絶えない恋人とのバーで過ごすひと時。さらっと誕生日にドレスをプレゼントしたり、 さらにそれを着て一緒にダンスを踊ったり、、のどかな古き良きアメリカの雰囲気と相まって、何回見てもいいなあって思ってしまいました。 そして、楽しいひと時が終わり二人一緒に寝室での会話。「わたしがどれだけ苦しい思いをして待ってると思うの?」 真剣な訴えに引退を決める主人公。そんな時緊急の電話が掛かってきて。。主人公は帰らぬ人となってしまいます。 幽霊になった主人公が、はじめは意味も分からずいたずらに時を過ごして、恋人との偶然の再会を単純に喜んだりして、、 けど、次第に自分の幽霊であるということの本当の意味に気づき始めて、苦悩し始めます。。 どんなにしゃべりたくても声が届かないもどかしさ。次第に恋人との距離を縮めていく若きパイロット。どんなに嫉妬してももう自分はいない のだという事実。なぜ、自分はここに残されたんだろうということに真剣に向き合い始めます。そして、突然やってくる山火事の通報せ。 いつしか、映画の中の主人公とシンクロして見入ってました。 見始めは、あまりにストレートでいまではちょっと・・て思っていたんですが、やっぱりそのストレートさが良いんだって改めて気づきました。 ストレートだからこそ心に響く確かなメッセージ。あの一躍有名になった音楽と共に空を飛ぶ飛行機。ラストでは、やっぱりじんと来てしまいました。 名作は、いつまで経っても色あせることなく輝きを放っていました。 |
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『ハウルの動く城』 2004・日 2月22日(火) じつは・・・公開されたときからずっと、、いや、公開されるまえから期待していた作品がありました。 その作品は、公開されるたんびに興行成績を塗り替えたり、はたまた初の快挙となるアカデミー賞を受賞したり・・・ もちろん、それほどの日本中が大注目している作品ですから、それはもう観に行くだけでも一苦労で。。 っと言う訳で、「ハウルの動く城」。ほんとに公開されたときからずっと観に行きたい!って強く思ってたんですが; これまでの経験(「もの」「千ちひ」等々)から、その大変さは身に染みてわかってるので、いままでずっと様子を見て ゆっくり楽しめるよう虎視眈々とチャンスを狙っていました。で、朝のニュースのランキングで4位〜とかなり落ち着いてきたので ここだ!っと思って観に行くことにしました*^^*。 ・・・とまあ、よゆう〜って思って劇場についてはみたんですが、いざ席についてみると空いているどころかまだまだけっこうな 人だかりで、やっぱり人気はまだまだ健在なんだなあってジブリアニメの偉大さを改めて思い知らされました。 ずっと楽しみにしていただけあってわくわくしながら待っていると、ブザーが鳴り、照明が落ちて、いよいよ映画が始まりました。 亡き父親の店を継いで毎日帽子作りに明け暮れる主人公のソフィー。 街で兵士に絡まれているところをひとりの青年に助けられます。その青年こそが街で悪噂名高き魔法使いのハウル。 噂とはちがってぜんぜん優しそうなハウルを目の当たりにして、ちょっとした憧れをいだくソフィー。 そしてその夜、店じまいをした帽子屋にひとりの大柄な貴婦人が入ってきます。 彼女はハウルに好意を寄せる魔女で、そのハウルに会ったソフィーに’とある呪い’をかける為に店にやってきたのでした。 その呪いとは・・・そう、17歳のソフィーにおばあさんになる呪いをかけたのです。。 まあ、TVのCMなんかで主人公は’ヒロインは90歳の少女’とかっていっぱい流れてたのでここまでは大体わかってたんですけど、 おばあさんになってからが、この映画の面白さの始まりといっていいでしょう^^ 店にはいられないと荷物をまとめてあても無く旅立って、、あのハウルの棲むという’動く城’に出会うんです。 お城に自称’棲み込み掃除婦’として働くことになったソフィーおばあさん。 汚れに汚れたお城の中を、なかばやけくそ気味にホウキで掃いて掃いて掃きまくる☆ で、目も当てられなかったような汚い部屋が、もう見違えるように綺麗になって、その変わり行くさまがもう観ていてすごく気持ちよか ったです。 それに出てくるキャラもすごく魅力的で、しゃべらないけどすごく律儀なナイスガイ’カカシのカブ’、お調子モノの炎の悪魔’カルシファー’ おじいさんの変装がお好きハウルの一番弟子’マルクル’。 そしてもちろんこの映画の一番の目玉、あのキム拓演じる魔法使い’ハウル’! 正直あのキム拓が声優に挑戦するっていうのはどうかなぁ…って思っていたんですが、この役はもうっはまり役といってもいいくらいに ハマってました*@@*。 気障でナルシストで、そしてものすごく臆病で、、そんな繊細で微妙なキャラを見事に演じきってました。 ほかの声優陣も、ソフィーを初め、我修院さんのカルシファー、神木隆之介くんのマルクル、そして荒地の魔女の美輪明宏!@@; ほんとに今回はぴったりと違和感無く、いや、それどころかもうすっかり楽しく映画の世界へ入っていけました。 今回は、世界観が自分の好きなヨーロッパ風な世界が舞台ということもこともあってか、「魔女の宅急便」以来の入り込みようでした^^ 部屋に置いてある家具や棚、それに壁や格子状の窓を優しく彩るアンティークな調度品。それだけでもう、どっぷりとはまってしまいました。。 けど、もちろんそれだけじゃ無くてその裏(というか表)には、途中で飽きさせない起伏に飛んだストーリー展開とか、興味をそそられるお城の さまざまな謎とか、、それらをひっくるめてトータルなバランスが絶妙だったから気持ちよかったんじゃないかなって思います。 やっぱり人気があるのは伊達じゃなかったんだなっていう、まさに大満足の作品でした。 ・・・ところでこの謎の方、じつは映画を見終わった後でもけっこう引っかかってる部分がいくつかあります;^^ カルシファーの契約のこととか、ハウルの変身のこと、それにソフィーの若返りの謎?とか?? ラストの展開もちょっと??なとこが・・ ストーリーガイドなんかをじっくり読んで、ぜったいもう一回観に行こうっ!て思ってました^^ |
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『銀のエンゼル』 2004・日 2月15日(火) とある先月の昼下がりの午後。わたしはいつものように録画して撮りためていた番組を見ていました。 CMに入り、いつものように早送りでCMを飛ばそうと思っていた矢先、、とある文字がわたしを捉えました。 −第3回鈴井貴之監督作品− 大泉洋さんのファンで’水曜どうでしょう’も毎週欠かさず見ているわたしは、早送りしてた手を止め、慌てて巻き戻しボタンを 押し直しました。 そうなんです。いままで情報が無くてまったく知らなかったのですが、、たまたまCMで鈴井さんが最新映画を撮ったということを知り、 ぜったい観に行こう!と堅く心に誓いました。 公開は1月から始まってたんですが、先にも書いたバ○ゲンのせいで、見るに見られなかったこの映画、2月に入るやいなや、 もう、すぐに劇場へと足を運びました^^ 深夜の高速のサービスエリア。一台の大型トラックが止まっている所から映画は始まります。 ドライバーが戻ってきて颯爽とトラックに乗り込んでトラックを発進させて・・・って、なんかよく見た顔だなあって思ってみていたら、、 そうっつ!ドライバーはあの大泉洋さんだったんです☆ いきなり美味しいとこを持っていきながら、映画は始まりました。 コンビ二の実質的なオーナーである母親が突然の事故で入院することになって、かわりにいままでのほほんと暮らしていた父親が ピンチヒッターとなってコンビ二の経営を任されるっていう感じの展開なんですが、これが意外に面白いんです。 初めて店のレジに立つことになった新人店長のお父さん。店には、大声で携帯でしゃべりつづける女、ダンスの練習にくる高校生の集団 それに自分のことをロッキーだと名乗るへんな大型トラックのドライバー。ひとクセもふたクセもありそうなさまざまなお客さんを相手に 慣れないレジ打ちをする店長。それにいままでほとんど会話をしたことのない娘とのたった二人での家庭の暮らし。 いろん問題が山積みの店長の苦難と人情、そして最後に訪れる、ささやかな幸せを描いた作品なんです。 前に観た鈴井さんの作品、「river」とはうってかわって、今回はすごくあったかいなあって思わせてくれる作品でした。 母親の入院によってどうしょうもないくらいに断絶してしまった娘との確執。 はじめは迷惑な客だなあって思っていたお客さんたちも、毎日顔を合わすうちに馴染みになってきて、すっかり常連さんになってきたり とくにお調子者のトラックドライバーのロッキーこと大泉洋さん、このひとはほんとに主役を食うくらいの活躍で笑わせてくれました。 ラストでは、ほんとにささやかではあるけれど、エンゼルからの奇跡が起きて、観にきてよかったなって思わせてくれる作品でした。 初めは北海道の小さなコンビ二が舞台っていうことで、すご〜く地味なんじゃないかって思ってたんですけど、、 メリハリのある展開に広大な北海道の景色や移り行く冬景色なんかを交えて、すごくまったりできる作品でした。 ラストのシーンや、映画のタイトルなんかもサラッときまってて、おしゃれだなって感じました^^ |
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