−10月をふりかえって−

10月はやっとの思いで修理に出してたパソコンが戻ってきて、’わーい☆存分に更新するぞー’て思ってたんですけど。。
前のとおりの環境に戻すのが結構大変で・・・やっぱり今回も同じ結果になってしまいました;;
(日付がちょっとずれてるのは、ご愛嬌ということで。。;)

そんな中でもいちばん印象に残ったのは、もう、なんといってもHELLBOY!
あのちょんまげが自分の中のつぼに見事にヒットして、見終わった今でもいとおしく感じます*^^*
もちろん作品のほうもだれでも気軽に楽しめる、痛快娯楽作品でした。
けど、、やっぱりあのちょんまげがわたしの中では一番のHITですねえ^^


『ヘル・ボーイ』  2004・米   10月31日(日)
この「ヘルボーイ」という映画。じつは初めて知ったのが、ふと見たTVの先取り情報でした。
ごつくて真っ赤な怪物が車の先端を思いっきり叩いて、その反動で車は宙返りして、、そのあまりのパワフルさに
おもわず’えっ’と目が点になってしまいました。
なんでもアメコミが原作のヒーローものだというのですが、まさかこの時にはこの全身真っ赤で岩みたいな大男の怪物が主人公だとは
夢にも思いませんでした・・;@@

まず、なんといってもこの主人公のいでたち。普通ヒーローっていうとスマートでかっこいいっていうイメージなんですけど、
この映画の主人公は、、お世辞にもスマートでカッコいい・・とは言いがたいですよね;^^
けど、そこが良いんですっつ
全身真っ赤なカラダに、ものすごいマッチョで大きくて、、そしてちょんまげを結っている!
そうなんです。この映画の主人公のヘルボーイはなんと、お相撲さんみたいなちょんまげを結っているんです@@
その大きなカラダにかわいいちょんまげ。まさに気は優しくて力持ちなお相撲さんのイメージとぴったりマッチしてて、もう一気に
大好きになりました☆
主人公のほかにも個性的なキャラクターが満載で、半漁人みたいなエイプや自然発火させる超能力の持ち主リズ・シャーマン。
中でも全身鋼鉄の鎧に身を固めたクロエネン。こいつが敵ながらすごい活躍ぶりで、両手に仕込んだ剣をシャキーンってだして、
周りの人をシュシュシュって、すごい早業で切り裂いていって、、
思わず敵なのにすごいカッコいいなあ・・って思ってしまいました;
映像のほうもヘルボーイは自慢の怪力でドシーンって感じ、リズ・シャーマンは怒りの炎で一気に燃焼!半漁人は戦闘タイプでないので
危機一髪で攻撃をかわしたり;・・・てな具合で、映像の方もスリリングでとっても爽快感がありました。

観る前までは、’ヘルボーイ’っていう名前の響きからもっとおどろ々な感じを連想してたんですが、いざ観てみるととんでもない。
ときにはパワフル、ときには危機一髪のスリリングな展開で、観ていてとっても爽快な気分になりました。
いままでのかっこいいだけのヒーローじゃなくて、かっこいいんだけどどことなくユーモラスな雰囲気を感じさせる2枚目半のヒーロー
新たなタイプの魅力溢れるヒーロー誕生!って思った一本でした^^
『サイン』  2002・米   10月19日(火)
この前見た「ヴィレッジ」でひさびさに衝撃を受けたため、もう一度きちんと見直してみようと思って「サイン」を借りてきました。
おもえばこの「サイン」、じつは劇場で観た時に不覚にもちょっと寝てしまって、、そのせいでひょっとしたら気づかない部分もあった
のかもしれないし・・・そう思ってもういっかい、観てみる事にしました。

アメリカのペンシルバニア州の郊外。元牧師のグラハムは家族4人でしずかに暮らしていました。
そんなある日、グラハムのトウモロコシ畑に奇妙な出来事が起こります。畑一面にとてつもなく巨大なミステリーサークルが出現したのです。
それと同時に世界各地に同じようなミステリーサークルが次々と出現して。。
いったい何のために、そしてだれがこんなメッセージを残したのか・・・

前々からなにかと話題になっていたミステリーサークルを題材にした作品で、シャマラン監督がどんな回答を出してくれるのか?
それをすごく期待して観に行ったのを覚えてます。
映画が始まってすぐ、突如畑に現れたミステリーサークル。そして犬が吼えたり、水がまずいと話す子供たちの気になる会話。
初めから緊迫した雰囲気ではじまって、うまいもって行きかただなあってました。
そして郊外のとうもろこし畑で唯一の情報源が家にあるTVだけ。いわば閉ざされた空間でまわりの様子が一切わからない。
だからこそより緊張感が増して、それこそ下手なホラーよりもどきどきして見られるんですね。
他の街の様子なんかをわざと意図的に排除しているから、この家族とまるで一員になったように物語に入っていけて、
TVで’衝撃的な瞬間’の映像が流されたときはほんとにすごく怖かったです;@@

今回、新たな気持ちで観直してみたんですけど、、1回目では気づかなかったいろんなことが分かったような気がします。
たとえばカメラアングル。さらっとなにげに重要なものを見せたり、映画の合間合間に出てくる独特のあの間。
それらが合わさって、一貫したリズムを保ってシャマラン独特の雰囲気を醸し出しているんです。
最後にすべてのピースが合わさったときの映像やラストのさりげない終わり方。変に引っ張ったりしてなくてスパッと切り取って魅せる
だからこそ、すんなり入っていけて最後に!ってなるんですね。
ストーリーはさておいて、このシャマラン独特の魅せ方は、やっぱりカッコ良いなあって思いました。
・・・それにしても、やっぱりあれは受けを狙ったんでしょう・・・ね?
『ヴィレッジ』  2004・米   10月9日(土)
この作品は、「シックスセンス」でラストにものすごい衝撃をあたえたM・ナイトシャマラン監督の最新作です*^^
シャマラン監督の作品は「シックスセンス」で衝撃を受けて以来、「アンブレイカブル」「サイン」と毎回映画館へ足を運んで
観てたんですが、そのたんびにがっかりさせられて、、正直今回もはじめは迷ってました。
けど、公開前日の深夜、この「ヴィレッジ」の特集番組がやってて、それを見ているうちになんだかうずうずしてきて・・・
結局、次の日の公開初日には劇場へと足を運んでいました☆

19世紀のアメリカ。森の奥深く、外部から隔絶されてひっそりと暮らす村がありました。
その村には古くから伝わる’3つの掟’を守らなければ災いが訪れるという言い伝えがずっと語り継がれてきました。
それまでずっと、この言い伝えを守ってきた住民でしたがそんなある日、住民のひとりが掟を破ってしまいます。
それまで決して破られることのなかった掟が破られ、村には次々と不可解な出来事が起こり始めて・・・

19世紀のアメリカという、ちょっと昔の時代設定で何がいても不思議じゃないって雰囲気がひしひしと伝わってきました。
映画で出てくる’森に棲む者’と呼ばれる怪物とか、ほんとにいそうって思わせてくれるような映像で、おもわずあの「スリーピイ
ホロウ」を思い出しました。
そして掟が破られ、住民たちが’森に棲む者’を目撃して・・ここからもう、すごい緊張感で片時も目を離すことができませんでした。
掟を破られた怪物が村にやってきてドアを激しく叩いたり、その怪物にあと少しで襲われそうになったり、、ほんと、すごくドキドキ
して、まさに手に汗にぎりながら観てました。
それからラストにかけて、もう一気に最後まで集中して見てしまいました。

物語の核はもちろんこの’怪物’たちなんですけど、その姿を観て初めは、なんでこんな怪物がいるのだろうって思ってました。
「サイン」の件もあるし、まさか宇宙人?なんて正直ちょっと不安になったりもしました;
けど、物語が進むにつれその正体も明らかになり、非現実的な話じゃなくってほっと安心しました。
怪物の正体が明らかになり、これが真相?ちょっといまいちかなあって思っていたら・・・!!
やられました。
いままでの「アンブレイカブル」「サイン」のようにこれが真相?っていうようなはっきりしないラストではありません。
「シックスセンス」には及びませんが、それに次ぐくらいの衝撃を受けました。
自分的にはひさびさにシャマラン復活!って呼べるような作品だったと思います。
すっかり恒例となったシャマラン監督自身が出演するシーンもばっちり決まってて、シャマランファンには見逃せない作品だと
思います^^