−12月をふりかえって−

12月はけっこう話題作のラッシュかなあ・・・と思いきや、話題の新作っていうのが意外と少なかったように思います。
まあ、その方がお客さんが分散してて鑑賞しやすいかなっと思って観に行ってみると・・・甘かったです。
「LAST SAMURAI」、これにやられました。公開前はそんなに注目されてなかったからと安心していってみたら、もうひとが
すごく多くてビックリしました。けど、作品の内容はほんとすごくよくて下手に宣伝されてない分、どきどきしながら観る事が
できました。(それよりも・・・・15日ごろから、クリスマスや何やでこのページを更新することが出来ませんでした・・・
せっかく楽しみにしてくださった方にはほんと申し訳ありませんでしたっ><。今度からは、もうちょっと計画的に、効率的に
をモットーとしますので・・・)

『THE LAST SAMURAI』  2003・米   12月20日(土)
忙しさにかまけて、更新を一週間もサボってしまいました・・・(ほんとにゴメンナサイ;>< クリスマスを過ぎればなんとか・・・。;)
えー・・・、ご存知トム・クルーズが主演の話題の映画です。正直、はじめはあまり興味が無かったんですけど、すごく良い映画っていうまわりの
声を聴くにつれ、どんどん興味が沸いてきて、それで観に行くことにしました。
で、劇場に足を運んでみると・・・朝一回目の回にもかかわらずすごい人だかりでほんとビックリしました。
やっぱり噂は本当だったんだと、期待に胸膨らませながら劇場へと向かいました。

物語は、かつての戦争で、英雄的な活躍をしたオルグレン大尉が、近代化を図ろうとする日本の政府団に招かれるところから始まります。
そして日本に行くことが決まり、日本の軍隊に近代的な戦術を教えている時、オルグレンの元に暴動を鎮圧してほしいと依頼が舞い込んできます。
そしてみずから鍛えた軍隊を率いて向かったオルグレン大尉。その前に現れたのは、昔ながらの甲冑に身を包んだ「武士」たちだった・・・

はじめは、どんなだろうって思ってみていたのに、いつの間にか、気が付くと満員の座席も気にならないくらい映画に没頭していました。
捕虜になって敵地の村で過ごすことになったオルグレン。敵であるはずの勝元に、はじめは警戒していたオルグレンも徐々に心を開き、やがては
かけがえの無い存在へと変わりはじめて行きます。
その、変わり行く様子がすごく丁寧に描かれてて、ラストのシーンでは思わずジーンと来るものがありました。
うわさに違わず、ほんとに良い映画でした。

オルグレン役のトム・クルーズもさることながら、ホントにかっこいいなあ・・って思ったのは勝元役の渡辺謙さん。
あの風貌からてっきり暴れん坊のイメージだと思っていたらとんでもない。英語も堪能、すごく賢くてなんとなくあの’土方歳三を連想させました。
(土方ほどあざとくありませんが;)
 逆に真田さんは’原田左之助’、オルグレンにずっとくっついていたおじいさんは’井上源三郎’と重ね合わせて見てました。
みなさんはどんな隊士と重ねて見ましたか?
『東京ゴッドファーザーズ』  2003・日   12月8日(月)
実ははじめはこの映画、まったく観に行こうとは思ってませんでした。
けど、ある日新聞を見ていると、なんとこの映画の紹介記事が載っていて、監督自らがとても楽しめる映画、とあったので
どんなだろうと急に興味が沸いてきて観に行くことにしました。

物語は、ひげの親父、大柄なおかま、そして女子高生というホームレスの3人組が赤ちゃんを拾うところから始まります。
そしていろいろ相談した結果、自分たちでほんとの親を見つけようと東京中を捜し歩く旅に出かけるといったストーリーです。

なんていうか、ほんとに面白かったです。この3人組の掛け合いがほんとに笑えました。
漫才さながらにしゃべる3人の会話はほんとに可笑しくてまるでコントをみているみたいなんです。
ノリのよさは、ほんと『BAD BOYS』並みの勢いでした。
そんな3人が、時にはケンカし、時には助け合って、やがてとんでもない騒動に巻き込まれて・・・ほんと息つく暇もない2時間でした。
最後には、おおっつと思わせるシーンもあって、監督の言ったとおりとても楽しめる映画でした。


この映画をつくった監督の話によると、「アニメだからこそ出来た映画」と言ってます。
これをもし実写で撮ったなら、生々しすぎてこれほど楽しめるようなものにはならないだろうと言ってました。
たしかにアニメというフィルターを通して描くからこそ、見たくないもの、見せたくないものを省略して魅せることができたんだなぁと思いました。
年を越す前にこの一本、ほんとに良い映画でした。
『BAD BOYS 2BAD』  2003・米   12月3日(水)
ちょうどここの一月前のこのページで紹介した、あの「BAD BOYS」の待望の続編です。
言ってたとおり、公開初日に観にいってきました^^。

前作から約8年、かなりの間が空いての公開となった続編で、はじめはどうかなぁ・・と思っていたのですが、いきなり登場したマーカスとマイクが掛け合いを始めたのを見て、おお!やっぱり二人のコンビは健在だ!って思いました。
8年のブランクもなんのその、二人の漫才はやっぱり今も健在でした。

今回の作品は、続編だけあってスケールもパワーアップしてます。カーチェイスや銃撃戦など、そのアクションシーンはもうほんとに
ア然とするばかりの破壊ぶりでした。犯人を追跡するために車で追いかけるんですがそれがもうメチャクチャ。
犯人を捕まえるために歩道を車で走るは、車を何台も壊すはで、どっちが悪者なんだって思うくらいの暴れぶりでした。

二人の漫才シーンもしっかりあって、電気屋さんでの一コマのシーンはほんとにぷっと吹き出しそうになりました。
やっぱり二人のコンビはこうでないといけませんよね。


とにかくすっきり爽快のひとことにつきる映画です。
パアッっと何も考えずにスカッとしたいって時にはもってこいの作品です。
とくにラストのアクションは、スリル満点で爆発シーンのオンパレード。その暴れっぷりも全開でした。
たまにはこんな映画もいいですよね。