−11月をふりかえって−

11月は北村龍平さんの月でした。劇場版「スカイハイ」から始まり、TV版スカイハイ、そしてALIVEと、まさに北村作品づくしでした。
北村龍平さんを初めて知ったのはTVの深夜番組で、その斬新でカッコいい映像に釘付けになりました。
それからしばらくして、レンタルショップで初の監督作品である「VERSUS」を見つけたときは、もううれしくってすぐに借りて見てみました。
その、いままでに見たことのないようなタイプのアクションに、すっかりその映像の虜になりました。
そんな中でもとくに印象的だったのが「ALIVE」。撮るひとの魅せ方や、アイデアによってこんなにもすごくなるのかって改めて感じさせられる
一本でした。

『ALIVE』  2003・日   11月27日(木)
またまた更新が滞ってしまってすみません。。(連休中に急に腹痛に悩まされて・・・けど、ようやく治ってきました)

この作品は劇場版が公開されたときに観にいこうと思っていたら、あっという間に公開が終わってしまったという、うっかり見逃して
しまった作品です。
そんなわけで、期待もひとしおに観てみることにしました。

物語は死刑囚が、まさに死刑を実行されるところから始まります。電気椅子に座らされ、電気が流されたその瞬間、、
気がついてみると、なぜだか死刑囚は生きていて、どこか見知らぬ施設の実験台にされることに。。
研究施設という閉鎖された空間で繰り広げられる物語で、徐々に謎が明らかになっていくというストーリー展開です。
けど密室劇だからといってぜんぜん退屈なことはありません。気を抜く暇もなくあっという間の2時間でした。

観終わって感じたことは、やっぱり改めて北村監督はすごいっていうことです。
いままでみたことも無いようなアクションで、ほんとひとときも目を離さずに観ていました。
(敵をバババァッと連続で蹴り倒したり、後半のライバル’ZEROS’との対決シーンはほんとにスゴイのひとことでした。)

この作品はあの「VERSUS」のすぐあとに撮ったそうで、「VERSUS」に負けず劣らずのアクション大作に仕上がってました。
やっぱり北村監督はアクションですよね。(「VERSUS」を見た人なら思わずニヤッとするようなゲストも用意されていて、ほんと
細かいとこまで楽しめました)
インタビューで言ってた「ALIVE2」や「VERSUS2」、ほんとに実現したらいいですね。
番外編 TV版『スカイハイ』最終回を観て  2003・日   11月20日(木)
いきなりの番外編ですみません。。(けど、書かずにはいられなかったもので・・・まあ、軽いきもちでご覧ください)

現在公開中の劇場版「スカイハイ」に先駆けて、TVでついこないだまでドラマ版の再放送をやってました。
リアルタイムでもみてたけど、ときどき見忘れてた話もあったのでグッドタイミングだと思い、毎日再放送を楽しんで見てました。
そして、いよいよドラマも佳境に入り、最終回に近づき始めたとき、、驚くべき事実が発覚しました。

じつは、リアルタイムで見ていたときに最終回だと思っていたものが、じつは最終回の一回前だったんです。
この事実を知ったときは、さすがにびっくりしておもわず「ええっ!?」っと自分の目を疑いました。
終わりだと思っていたものの続きが見られる!その喜びと興奮に包まれながらTVにじっと見入ってました。


見終わった感想は・・・やっぱり面白かったです!。それまでは一話完結だったのが、ラストの話だけ前編・中篇・後編と続き物の話
で、どうなるんだろう・・・とハラハラして見てました。
イズコの誕生の秘密や、なぜイズコが劇場版で人間としてでてきたか、など劇場版へとつながるエピソードがいくつもあってなるほど
って思いました。(とくに中・後編を監督したのがあの北村龍平さんだと知って、おお〜っと思いました。やっぱり面白いわけですよね


ただ・・・この話を観てから劇場版を観れたら良かったなあって・・・そう思いました。
『”アイデンティティ”』  2003・米   11月17日(月)
ようやく更新のペースが戻ってきました・・・よかったです。(ふう・・・)

この作品は、TVの新作映画紹介で初めて見かけたときに「おもしろそう、ぜったい観よう!」って、思ってました。
けど、気づいてみるともうとっくに公開が始まっていて・・・慌てて観にゆきました。

物語は、大嵐でモーテルに閉じ込められることになった男女10人の登場人物たちが、一人、また一人と次々殺されていくという
ミステリ小説ではおなじみのパターンの映画です。
ミステリ好きにはたまらないこの展開に、ぜったい犯人を当ててやるって意気込んで、はじめから気合をいれて観てみました。
けど、次々と殺されていくのに犯人は一向にわからず、いったいこの中の誰が・・・と思っていたその矢先・・・!

いわゆる'どんでん返し'のパターンの映画です。おもわず「あっ!!」って思うような展開になってしまいました。
けど、拍子抜けするような展開じゃなく、まったく予想だにしない展開でなるほどなあって感心させられました。
良い意味で「期待を裏切られる」ような映画です。いくらミステリ好きでも、あの展開は予想できないと思いました。

「シックスセンス」にハマッたひとならきっと楽しめるとおもいます。
あっと驚く展開が観たいってひとには、ぜひともおすすめの一本です。
『スカイハイ 劇場版』  2003・日   11月12日(水)
なんだか更新がずれ込んでしまってますねえ・・・ほんとすみません;
(さぼったおかげで先週からサイクルが変則になってしまって・・・とほほ・・・;)

この作品は、TV版のころからずっと観てて、今回の公開もずっと楽しみにしてきました。
しかも監督があの北村龍平さんだということで、いやがおうにも期待は高まり嬉々として劇場に向かいました。

映画が始まってすぐ、主役の釈由美子が人間役で出てきてあれって思いました。いつもなら恨みの門番をしているはずなのに・・・
と思っていると、胸の周りを真っ赤な血で染めた彼女が現れて・・・。
そうなんです、今回の映画は彼女が死者として怨みの門を訪れるんです。これまでTV版を観てきたものにとってはこれは意外な
展開でした。

ストーリーもさることながら、もっとすごいのがアクションシーン。あの「VERSUS」で魅せた北村監督のアクションが、この映画でも
存分に発揮されてました。(まるでダンスでも観てるかのような華麗な殺陣のシーンは一見の価値ありです。)
ただ・・・個人的にはアクションシーンをもっと長く見せてほしかったなって思いました。(ストーリーとのバランスが・・・ちょっと;)

北村監督の撮る剣のアクションはやっぱりすごいです。流れるような殺陣はすごくカッコよかったし綺麗だと思いました。
スカイハイのファンのみならず、北村監督ファンのかたにも観て貰いたい一本です。
『BAD BOYS』  1995・米   11月5日(水)
この映画は、あのウィル・スミスがいちやくメジャーとなるきっかけとなったという記念すべき作品です。
まえに一度TVでやってたのを観たことがあるんですが、急に観たくなってレンタルショップで借りることにしました。

主人公はマーカスとマイクの二人の刑事コンビで、警察署から盗まれた麻薬を取り戻すために縦横無尽に暴れ回ります。
黒人二人っていう今までにないコンビで、初めてみたときにはすごく新鮮に映りました。
今回久々に観てみたんですが、その時観た感覚がよみがえってきました。

アクションもさることながら、なんといっても面白いのは二人の掛け合いです。
二人の会話がまるで漫才みたいで観ていてすごく面白いんです。
会話のシーンになるともうおかしくっておもわず吹き出してしまいそうになるくらいです。
アクション映画としてだけでなく、コメディー映画としてもけっこういけるんじゃないかって思います。

肝心のアクションシーンの方もすごくカッコよくて、今見ても古さを感じさせません。
二人のコンビが、息ぴったりに活躍するシーンはほんとすごく爽快にさせてくれました。

とにかくテンポが良くて、すんなり観れる一本です。
スカッとしたい、笑いたいってときにはもってこいじゃないかなって思いました。
月末に続編が公開されるので、そちらもぜひとも観に行きたいと思います。