05’
2月
1月
(04’)の分です
12 11 10 9 8 7
6
5 4 3 2 1

(03’)の分です 
12 11 10 9 8 7
6 5 4

−3月をふりかえって−

なんかもう・・・まるで絵日記のまとめ付けみたいなカタチになってしまって、、−−;
小学生の頃に戻ったようです**。。

・・・え〜というわけで、そんな3月の中で最も印象に残ったのがやっぱりなんといっても「香港国際警察」!
昔っからのジャッキーファンにとってはほんとにすごく楽しめたんじゃないかなっていうくらいの爽快感あふれる作品でした^^。
初めのほうは、酒漬けになってなさけない姿だったジャッキーも、新しい風に後押しされて、現役復活!!
まだまだやれるんだっていうことを見事スクリーンで証明してくれました。
新しい世代の風も加わり、もっとこんなかんじの作品が増えれば良いなあって思いました^^

『ETERNAL SUNSHINE』  2004・米   3月31日(木)

とある日、いつものように深夜番組を見ていると、ふと不思議な映像に目が留まりました。
目の前のモノや風景が次々と消えていって、それから逃げるかのように必死に走る主人公。
主人公を演じるのがコメディーで有名なジム・キャリー。
で、その相手がなんとあの「タイタニック」で一躍有名になったケイト・ウィンスレット!
この妙な取り合わせと相まって、その不思議なビジュアルに魅せられて、一気に興味が沸いて観に行くことにしました。

脚本があの「マルコビッチの穴」や「ヒューマン・ネイチュア」を書いたチャーリー・カウフマンということで、あの独特な映像感覚もなるほどなあって
思いつつ、映画が始まりました。
仕事をさぼって浜辺で知り合った一人の女性。初めて出会ったはずなのにまるでずっと前からの知り合いだったかのように感じて、、
その日のうちに恋に落ちる二人。お互いの家に泊まったり、電話を掛けたり、すべてが順調に進んでいる・・はずだった。
彼女の働く本屋で彼女を見かけ、いつものように声を掛ける主人公。だが、彼女は彼とはまるで初対面のような反応を見せて、挙句の果てには
新しい別の恋人まで作っていた。。
恋人に振られ、失恋した主人公がその心の痛手から逃れようと、自分の記憶から彼女のことをすべて消し去ってしまいたいっていう感じのストーリー
なんですけど、、やっぱりカフスマンだけあって一筋縄ではいきません。
最初は淡く、切ない物語を期待してたんですけど、、そんな期待は裏切られ、めくるめく不思議な世界へと誘われてゆきました。
最初は記憶から彼女のことを消し去りたいと願っていた主人公も過去の記憶をさかのぼるうち、彼女の愛おしさに気づき始めます。
やっぱり中止!って記憶の中で叫ぶんですけど、記憶の中はどんどん消されていってしまって、周りの風景やモノが次々消えていってしまいます。
その行く手をかいくぐって記憶の中を彼女と一緒に逃げ回る主人公。
過去の恥ずかしい記憶の中に紛れたり、記憶の中から必死に自分を起こそうとしたり、、やっぱり一種独特の不可思議な世界でした;^^

まあ、独特の世界は置いといて、クライマックスからラストに掛けてはけっこうシリアスな展開でした。
とくに記憶消去の助手役のキルスティン・ダンストがすごくチャーミングに見えたり、それとは逆にイライジャ・ウッドがすごくやなヤツに見えたり。。
記憶を消してしまうことが果たして良かったのだろうか。記憶を消してしまうことが幸せなことだったのだろうか。。
、、っていう、ちょっぴり切なくて、そしていろいろ考えさせられるラストでした。

今回主人公を演じたジム・キャリー。どんな作品でも大概おちゃらけた事をするんですけどこの作品に限っては終止一貫してシリアスなキャラを
保ってて、それが印象的でした。
まあ、期待してた雰囲気とはずいぶん違った作品でしたけど、それはそれで良いかなっておもえる作品でした。
一味違ったカフスマン流ラブストーリー、といえる。そんな感じの作品でした。

『香港国際警察 NEW POLICE STORY』  2004・香.中   3月28日(月)

香港国際警察。この名を聞いてパッと思い浮かんだ方はかなりのジャッキーマニアです。
そうです、あのジャッキーチェンの香港時代の代表作ともいえるこの「香港国際警察」。その最新作を観に行ってきました^^

第一作の「ポリスストーリー」から早20年。あのころは現役ばりばりで活躍していたジャッキーもすっかりお偉いさんになって、
たくさんの部下を従える管理職の警部になっています。
そんな現代の香港で、世間を賑わせる事件が頻発します。
まるでゲームでもするかのように銀行を襲い、逮捕に駆けつけた警官を重装備の武器で逆に次々と返り討ちにする犯人たち。
そんな犯人グループをなんとか逮捕しようと抜擢されたジャッキーとその部下の精鋭チーム。
アジトを突き止め犯人逮捕に向かうジャッキー。けど、犯人グループはまるで警察を予測していたかのように弄び、
次々と部下を罠に掛けていきます。ひとり、また一人と減っていく部下たち。
犯人はジャッキー一人を残し、目の前で部下たちを惨殺してしまいます。
部下を全滅させられ、休職処分になったジャッキー。心に背負った傷を癒そうと酒に溺れる日々を送る毎日。
そんなジャッキーのもとに、ひとりの部下が現れます。
一緒に犯人を逮捕しましょう。あたらしく部下になったというその若者は必死にジャッキーに職場復帰を促します。
そんな時、再びあの犯人グループが動きはじめたのです。。

内容的には、すっごくシリアスでどちらかというと「ポリスストーリー3」の感覚に近いかんじのストーリー展開です。
そして、20年の歳月はやっぱりすごくてジャッキーも老けたなあって感じてしまいました。
部下を殺されたショックで酒びたりの日々を過ごすジャッキー。無精ひげまで生やして、なんかほんとにダメ親父ってかんじで見ていてちょっと痛々しい
くらいの感じで・・けど、突然現れた若い部下に引っ張られて、見事復帰をはたすジャッキー。
休職中のブランクもなんのその、やっぱりそのカラダにはカンフーが染み付いてるんだなあって思い知らされました。
20代そこそこの若者と決して引けをとらないカンフーアクション。そして犯人を追いかけビルからロープ一本で駆け下りたり、
建物の屋根を次々と飛び渡ったり、挙句の果てには暴走するバスに飛び乗っての大怪我ぎりぎりのアクション!
あの、第一作の頃の興奮を思い起こさせるようなほんとに紙一重のアクションは、やっぱりジャッキーはいまも健在だって思わせて
くれました☆

と、まあハリウッド進出を果たしたジャッキーが、香港に戻って撮ったこの作品。いろんな意味で印象深い作品でした。
まず、やっぱり目に付いたのが、認めたくないけどジャッキーも老けたっていうこと。
役どころがそうだったのかもしれないけど、犯人グループとか、あらたな部下になった若者の活躍が目覚しくて前半は主役のはずの
ジャッキーもややかすんで見えました;
けど、部下に後押しされて、再び犯人逮捕に乗り出してからのジャッキーは、やっぱり今でも健在だ!っていう活躍を魅せてくれて
ほんとに観ていて爽快でした。カンフーの切れもやっぱりジャッキーが一番でした^^
昔っからのジャッキーファンにはぜひ観て欲しい一本です☆

『卒業旅行 ニホンから来ました』  1993・日   3月23日(水)

うちのリフォームに備えて、いらないものをあれこれ整理していると、ふと、古い雑誌が出てきました。
その雑誌はわたしが昔買った映画の情報雑誌で、シュワちゃんやスタローンがまだ現役ばりばりで活躍していたころの
映画が満載でした。
・・・気が付くと、すでにあたりは薄暗くなってて、、知らず知らずのうちに雑誌に見入っていました;^^

とまあこの雑誌に載ってた中でパッと目に入ってきたのがこの「卒業旅行」。
あの’踊る大捜査線’でいちやく有名になった織田裕二が、まだそれほど騒がれていなかった(と思う;)ころの作品です。
織田裕二演じる主人公の大学生は、無事の内定を貰えたことで、兼ねてよりいきたかった海外へと卒業旅行に向かいます。
その国はアジアのとある地域にある’チトワン国’。
いろいろと史跡などを観光しているうちに、なんだか奇妙なことに気が付きます。
へんな漢字の入ったTシャツを着る人々。うろ覚えのJ-popを鼻歌で楽しそうに歌う店員さん。そして街中に埋め尽くされている
派手な日本語の看板の数々。
そうなんです。この国はなんと空前の’ニホン’ブームが席巻してたのでしたっつ!

いわゆる’ジャパニーズブーム’をテーマにしたコメディなんですけど、これが超ウケルんです。
’びようしつ水戸黄門’とか’TAYOTA’とか、どこかズレてる独特の感覚。
日本でも、英語の入った派手なロゴのTシャツとか看板とかをよく見かけるけど、
きっと外人からみた日本て、こんな風に映ってるんだろうなあなんて思ったりして、
じっさい良く着るTシャツなんか意味もわからず着ているわけで、、ちょっと怖いかなあ・・なんて思いました;^^

そしてもっとも大うけで極めつきだったのが、ニホンから来たトップスター
’一発太郎’。
観光できた大学生になかば強引にTV出演させられるんですけど、あの織田裕二が?!って今では考えられないくらいの奇抜な格好で
登場して、もう、ほんとにひとりで大うけでした^^
キラキラのど派手な衣装に濃いめの化粧の織田裕二。刀を振り回して歌うペッパー警部は、まさにカラダを張っての熱演ぶりでした。
なんか、目なんかもういっちゃってましたし;^^

いまちょうど’韓流ブーム’とかっていって、懸命に韓国語の勉強や歌なんかを習ったりしてますよねえ。
きっと韓国の人がみたらぜったいこんな風に思われてるだろうな〜って、そんなかんじの作品でした^^
だって、あの’ヨンさまブーム’はちょっとニホンからみても異常な盛り上がり方ですもん;^^
それからこの映画が公開されたのが93年。もういまから10年以上も前の作品なんですよね。
そこらへんのギャップも画面の端々に現れてて、また別の意味でも楽しめました。
織田裕二の違った一面を見たい方はぜひ。そんな映画です。