この日、このまえ見られなかった『バトルロワイヤルU』を今度こそ見ようと、ふたたび劇場に足を運びました。
今度は大きな映画館なのでパンフレットもきっと売っているだろうと劇場に行ってみると、夏休みに入ったせいかすごい人だかりが・・・・
朝一番の回なのになんでこんなに多いんだって思い、なやんだ挙句、結局パンフレットだけ買ってかえることにしました。
けどこのままでは、一週間も待たされて、すっかり昂ぶった気持ちが収まらないので、べつの映画を観て解消することにしました。
時間的に間に合うもので、すっきりした作品は・・・ということで条件にぴったりだったのがこの作品・・・これがこの映画を見る事になった経緯
です。(なんか先週と同じ展開ですねえ・・)
すっかり前置きが長くなりましたが、前作を遥かに凌ぐほどの、もうほんっとに凄い迫力の作品でしたっ!。
とにかくアクションが凄い。ワイヤーワークを駆使したシーンの連続で、もはや慣性を無視した、常識ではありえない動きになってます。
モーフィアスが空中に浮かんだり、百人ものエージェントスミスが人形のようにポイポイ放り投げられたりと、驚きを越してア然としてしまいました。
それからあの高速道路のシーン。走ってる車に飛びのって屋根を剥がしたり、バイクで道路を逆走したりと、ぜったい死ぬって思うようなシーン
がいくつもありました。リラックスして見る余裕なんてありません、椅子に力いっぱいしがみついて見ていました。
登場キャラもパワーアップしてて、ネオが空を飛べるようになったり、幽霊みたいにすり抜けられるツインズ、自分を無数にコピーできるスミス、キャラクターたちもそれぞれ強烈なインパクトがありました。
ストーリーの方も驚きの連続で、予言者の予言がウソだった、とかエージェントスミスがエージェントじゃなくなった、とかネオの以前にも救世主
が幾人も存在した、とかもうほんと興味をそそられる話ばかりで、続編を見ずにはいられなくなりました。
ともかくすべてにおいてパワーアップしているこの作品、ほんとに凄い映画でした。

『マトリックス リローデッド』2003・米   7月19日(土)

観たいと思いたって数週間、とうとう『バトルロワイヤルU』を観ることができました!
今度はパンフレットの心配がないので、この前パンフレットが売り切れだった劇場でみることにしました。
この劇場はかなり古くて、劇場も狭いため、いつもガラガラなんです。
案の定、劇場に入ってみると席はガラガラでした。期待と不安に胸躍らせつつ、スクリーンに目を向けてました。
(また、例によって前置きが長引きましたが・・・)
始まりからもう、前作以上の緊迫感に包まれました。
前作と同様に、バスで移動中に眠らされ、半ば強制的にとある部屋に集められます。。と、ここまでは同じなんですが、それからが違います
戦争をするか。それともいまここで死ぬか。いきなりそんなことを命令されて、誰だって反発しますよね。当然のようにブーイングや反対の声が
上がりますが、そこへいきなり発砲。打たれた生徒がのたうちまわり、あたり一面は血の海に・・・
こんな異常なことぜったいあってはならないって頭ではわかっているんだけどだけど、有無を言わせず力でねじ伏せる。
そんな空気がリアリティをもって、ビリビリ伝ってきました。
そんな異常な世界を破壊しようとするテロリスト、強制的に戦わせられることになった生徒たち。
はじめは、こんなにも重いとは思っていなかったので、一挙にこの雰囲気に呑まれてしまいました。
どっちが正しいかなんてありません。どっちも正しいんです。どちらにもそれなりの理由があって、戦わざるをえない状況に追い込まれて・・
そんなメッセージが、前作以上にひしひしと伝わってくる、すごく考えさせられる映画でした。

『バトルロワイヤルU』2003・日   7月26日(土)

この日、はじめは『バトルロワイヤルU』を見に行くつもりで劇場に行きました。で、いざついてみるとカウンターのところにパンフレットが1枚も
置いてなかったので、あれ、と思って尋ねてみるともう完売で売り切れとのことでした。
この映画は、どちらかというとビジュアルメインで見にいったので、悩んだあげく、見るのを断念しました。(幸いまだ券を買う前だったので・・・)
でも、せっかく観ようと思っていったその気持ちがうやむやになった為、このモヤモヤをなんとか解消しようと帰りにビデオを借りて帰ることにしました。それがこの作品をみることになった経緯です。
前置きが長くなりましたが、モヤモヤが一気に吹っ飛ぶくらいのパワーがありましたっ!。
たぶんもう見た人が多いと思うけど、裏の世界で暗躍する宮本と、未来からやってきた少女ミリの活躍を描いたSFアクションです。
始まりから、すごいアクションの連続で、敵に囲まれた宮本が意表をつく動きで脱出したり、敵と間違われていきなりミリが撃たれたり、すごい
展開の連続で、ぐいぐいストーリーにのめり込んで行きました。
なかでも一番すごいっと思ったシーンは、時間軸転移装置のシーン。スローモーションのように動く中、装置をつかった本人だけ普通に動ける
というあれです。コップからこぼれた水をふたたびそのコップですくったり、飛んでる銃弾をすいすい避けたりと、もうほとんど反則技みたいな
装置です。なんかいままで見たことも無い映像だったので食い入るように見入ってしまいました。
ストーリーのほうも、アクションあり、笑いあり、そして最後にはジンとくる伏線が張られたりと、ほんと理屈抜きに楽しめる娯楽作品でした。
最低でも、あと2回は観ようと思います。

『リターナー』2002・日        7月12日(土)

これは、正直観るかどうか前日まで悩みました。なんといってもあの、すごいインパクトのあった『ファイナル・デスティネーション』の続編
だったのですから・・・(けど、生来の怖いもの見たさが勝って、結局観に行きました・・・)
観た感想は、前作よりも映像、ストーリーともに遥かにパワーアップしてるということです。
主人公の少女は、前作同様、やっぱり予知夢を見ることになるんですが、それがすごいっつ。
トラックから丸太が落ちてきてそれが走行中の車に、運転手もろとも突き刺さり、さらに転がった丸太が次々と車を襲い・・・
始まりからむごい映像のオンパレードでただ呆然と画面を見ているだけでした。
ただ、今回は前作と違い、なんとか死の運命から逃れようと必死でがんばろうとします。けど、そんな努力をあざ笑うかのように次々死が襲って
きて見ていて痛々しくなりました。
とくに見ていていたたまれなかったのは親子のシーン。
なんとか子供の方の死を予知できた主人公は、急いで死を阻止しようと駆けつけます。そしてなんとか間に合ったかと思った瞬間、母親の
目の前でガラスが落ちてきて子供が・・・。一人ぼっちになった母親があまりに悲惨で、おもわず涙がこぼれそうになりました。
前作、そして今作ともに死の運命から逃れられなかった人たち。
彼らの無念を晴らすためにも、ぜひ次回作では死の運命を断ち切って欲しいとつよく思いました。

『デッドコースター』2003・米      7月5日(土)

−7月をふりかえって−

7月は「バトルロワイヤルU」に振り回された月でした。
パンフレットが無いためにつまずき、それからずるずると・・・はじめの段階でパンフレットが売ってれば、まったく違う
展開になってたと思います。

,


『バトルロワイヤルU』が、予想に反してあまりにも重い作品だったため、気分転換のため、まったくちがうジャンルのものを観てみました。
これは名門バレエ団への入団を目指す、バレエ学校の物語です。
1年後に控えるバレエ団への入団を目指して、学校へ入学してきた新入生たち。
勝気で反抗的な生徒や、生真面目でお高くとまってるエリート、それに体型が悪いため演技に集中できない主人公。
それぞれにキャラが立っててすごく思いいれしてみられました。
一緒にがんばり、ともに悩み、そしてときには恋もして・・・これぞまさに青春映画って感じのストーリーでスカッとした気分になれました。
やっぱりバレエの映画だけあって、ダンスはすごく綺麗です。レッスンのシーンとかでも、ヒョ−ンと飛び上がったりしてすごいなあっと思いました。
けど、やっぱり一番の見所は最後の発表会のシーン。一年間の集大成がここに集約されているわけです。
オーソドックスなバレエで幕をあけ、次はどんなのかなっと思っていると、なんと現代をイメージしたかのようなセットが現れて・・・
ほんとこれにはやられました。白い衣装がビリビリと破けたかと思ったら赤のレオタードに早変わりしたり、いきない本物のバイクで登場したり
とあの古いバレエのイメージが一挙に崩れ去りました。
とにかく、バレエってこんなにもかっこいいものなんだって、改めて気づかされる一本でした。
ジャミロクワイの音楽に合わせて、真っ赤な衣装で踊る主人公。あの勇ましい姿が目に焼きついてます。

『センターステージ』2000・米   7月27日(日)
更新履歴です