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『HULK』 2003・米 7月31日(土) まず、、はじめに謝っておきたいと思います。。m−−;m この週は、ちょっといろいろ忙しくて、なんとか7月に間に合わせようとがんばったんですが・・・無理でした; けど、毎週1本、計月4本は紹介しないとっていうポリシーみたいなのもあって、 ちょっと遅れましたが更新することにしました。(見苦しいですがどうぞお付き合いをば;^^ 先週見た『TROY』で、ほんとすごくかっこよくて個人的にはブラピよりも良かったんじゃないか・・・ていうくらい好きになった トロイの王子の兄’ヘクトル’を演じていたエリック・バナ。 彼のことが急に気になって、彼が主役を演じたこの『HULK』を借りてみることにしました^^ 前々からあんまり良い評判を聞いてなくて、、ずっと敬遠していたんですが、まあせっかく観る気になったんだし多少のことは目を瞑ろうって思って 観始めてみると・・・・案の定、前半は退屈なストーリー展開でつまらないっていうのもうなずけるなあなんて観ていました。 。。。がっつ!! 主人公のエリック・バナが緑の怪物’ハルク’に変身したところからまさに一変、もう片時も目を離せなくなってしまいました。 この数トンはあろうかという巨体で、すっごいスピードで走るっ走るっ走る。おまけにぴょーんってジャンプすると、数キロくらいは軽く飛び越えるんです! なんか、すっごく超重量級なのに身軽っていうまったく新しい感覚にもう、すっかりはまってしまいました。 約20分に渡るこのハルクの大脱走。昔の、香港時代のジャッキー映画なんかで出てくる延々とつづくカンフーシーン。それをただを呆然と観ていた あの頃、、あのときの感覚を思い出させてくれました。 ストーリー的にはいまいちわかり難くて感情移入しにくい作品でしたが、それを差し引いても一度は観るべきだって思わせるような斬新な映像でした。 地響きたてながらドドドドドッ・・そしてピョーンって、、ほんと、観ていて爽快感のある映像でした^^ すっきりしたいこの夏にはっつ、ちょうど良いかもしれませんね☆ |
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『TROY』 2004・米 7月25日(日) ちょっと旬は過ぎてしまいましたが、、空前のスケールで描きだされる歴史超大作・『トロイ』です。 ほんとは公開されたときからずっと気になってたんですけど、上映時間がおよそ3時間もあり、また、あの時代の歴史に疎いせいももあってか なかなか劇場まで足を運べずにいました。 けど、公開されてからけっこう経ってるし、これから押し寄せてくる新作映画のラッシュで公開が終わってしまうのでは!っていうあせりもあって あわてて観に行くことにしました。 舞台は紀元前の地中海。あたり一帯を次々と侵略して巨大な帝国を築きあげたスパルタと、それに対して最後まで独立を守っていたトロイのお話です。 あのトロイ戦争で歴史の教科書でも知っている人も多いかと思います。 簡単に説明しますと、トロイの王子さまがスパルタ国の王妃をあまりに愛するがあまりこっそり自分の国に連れて帰ります。 当然、このことに気づいた王様は怒リ狂ってトロイ国そのものを滅ぼそうと大軍隊を率いて乗り込みます。 たった一人の女性をめぐって、遂には国を挙げての大戦争へ発展していった・・・とまあこんな感じのお話です。 王子様のわがままで始まったこの戦争、はじめはそんなことで・・て思って観ていたんですが、かの英雄’アキレス’の登場でそんな思いは一挙に吹き 飛びました。 国を代表する戦士同士を戦わせる一対一の決闘。かたや優に2mはあろうかという大男・それに対してスパルタを代表するのは線の細いひとりの青年。 この時代ならでは剣と剣による1対1の対決。一歩間違えれば腕や足なんかすぐに飛んでしまうような、、 そんな紙一重の緊張感がこの時代にはあったんです。 大男は力任せに槍や剣をぶんぶん振り回しアキレスを追い詰めていきます、そしてあっつと思った瞬間、アキレスがサクッと相手の首を一突き。 勝負は一瞬にして決まります。 剣と剣がぶつかり合い、死に物狂い襲い掛かってくる戦士たち。盾や鎧のうえからキンッガンッって、そんな迫力がスクリーンいっぱいに所狭しとと繰り 広げられて、いつしか画面に釘付けになっていました。 純粋に強いものが勝つ。当たり前すぎる理屈のもとに展開される一対一の決闘の数々。トロイの王子対スパルタ王、王子の兄対英雄アキレス・・ まさに’おとこ’の映画だなあって感じました。 古代ギリシャの歴史にうといにもかかわらず、ほんとにすんなり映画に入り込めました^^ 悩める孤高の戦士アキレス、王子のために必死になって庇う兄へクトル、それぞれの人物もすごく魅力的に描かれていてあっという間の3時間でした。 ただ、残念だったのが後半からラストにかけてのストーリー展開。有名なトロイの木馬や、アキレス腱のエピソードなど、いかにもとってつけたような 印象がしたのが・・・それまでがとても良かったのでそれだけが残念でした。(けど、よく考えたらそれまでの方が創作、、なんですよね; う〜ん・・) |
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『THE DAY AFTER TOMORROW』 2004・米 7月15日(木) この作品は、あの『インディペンデンス・デイ』でいままでの想像をはるかに超えるスケールの映像を見せてくれた ローランド・エメリッヒ監督の最新作です。 劇場の予告編で流れる自然災害の猛威の数々。それを観たときからぜったいに劇場で観に行こうって思ってました。 そしてついにこの前、念願を果たすべく観に行ってきました^^。 インドで雪が降るといった異常気象をかわきりに、東京の上空から人の大きさほどもある雹が振ってきたり、アメリカでも高層ビルの乱立する街中を いくつもの竜巻が突如襲ってきたり、、各地でありえない現象が次々と起こります。 古気象学者のジャックはそれらを調べるうちに、とんでもないことが起こることを知ります。 いままでの異常な現象はほんの始まりでしかなかった。 この地球に、あの氷河期が再び訪れようとしているのだった。。 予告編であらかじめ知ってはいたのですが、やっぱり本編ではその迫力はぜんぜん違いました。 画面いっぱいに迫りくるトルネードや空から降ってくる巨大な雹。さらには街をまるごと飲み込むような大洪水。 それらを前にした人間はひとたまりも無く次々と飲み込まれていきます。 もうそれが半端じゃなくて、まるで子供が蟻を相手に遊んでいるかのように飲み込んでいって。。 そのあまりの迫力に自分がまるで体感しているかのようにハラハラして画面に魅入ってました。 ストーリー的にはまあ、ちょっと創りすぎな感じもありましたけど、映像の迫力はこれまでで一番じゃないかなって思いました。 まさに自分が体験しているかのような・・そう、まさに体感マシーンに乗っているかのような、そんな大自然の猛威を肌で体感することができました。 想像を絶する氷点下の世界、そんな大自然の驚異を体感したい!まさに夏にはぴったりの映画だなって思いました。 |
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『ほしのこえ』 2002・日 7月8日(木) この作品は、たったひとりでアニメーションを作成したということでTVなんかでも採り上げられたので記憶にのこってる方もいらっしゃるかと 思います。 そうです、クリエイターである作者の新海誠さんが、会社を退職してまで製作したというまさに渾身のアニメーション作品です。 この作品のことを知ったのは、TVで新進クリエイターの特集をしてて、そのとき初めてこの作品や新海さんのことをしりました。 デジタル技術の進歩でたった一人でも、こんなにクォリティの高いものを作れるんだってすごく感動したのを覚えてます。 ひとりで創れる利点として、そのひとの持つイメージが損なわれることなく表現できることがあります。 たしかに作品の各所に流れる風景や景色。観ているだけで心が和むような、そんな風景が作品の随所に流れていました。 それとあいまってメールが届くまで何年もかかるという距離。地球と宇宙の果てという、何光年も離れた距離を繋ぐのはたったひとつの携帯電話だけ。 宇宙にいった主人公と、地球にのこった同級生。やがて、ふたりに流れる時間そのものもだんだんとずれていって。。 こういった、ほんとに微妙なこころの変化をうまくひとに伝えるのは難しいことです。それが何人にもなればなおさらです。 だからこそ、ひとりでも創れるこういった環境がじぶんの持っているイメージを表現するうえで有効になるわけです。 じぶんにしかないじぶんだけのイメージ。 余計なフィルターを通さずダイレクトにイメージを投影することができるし、自分の納得のゆくまで作品に手を入れることが出来る。 先にも紹介した「彼女と彼女の猫」。これにもこの作品と共通するなにかが感じられました。 それは風景から感じられる懐かしさや、登場人物たちの語るナレーション、ひょっとしたら流れている音楽からなのかもしれません。 ことばではうまく言い表せない雰囲気。そんななにかが画面を通じて伝わってくる−そんな感じの作品です。 |
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