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『ペイチェック−消された記憶−』 2003・米 9月5日(日) この「ペイチェック」という作品、じつは劇場公開される前からずっと気になってました。 というのも、ちょうど去年の今頃、劇場の予告編ではじめてこの「ペイチェック」の映像が流させて、これはっ!てぴぴーんときたんです。 そのときはまだ、撮影が始まったばっかりのようで映像も殆どなかったんですが、それがかえって想像力を掻き立てられて、 どんどん空想が膨らんで、、公開当時見逃したということもあって、かなり期待に胸膨らませて映画を観始めました☆ この「ペイチェック」っていうタイトル、日本語に訳すと’報酬’っていう意味なんです。 主人公のマイケルはコンピュータ開発のエンジニアで、企業から開発に関する記憶を消すことで多額の報酬をもらっていました。 そんなある日、いつものように企業から仕事の依頼がきます。ただ、いままでとは違い3年間という長い期間の記憶を消すことが条件でした。 はじめは迷いつつも多額の報酬に承諾するマイケル。そして3年後、記憶を消され報酬をいざ受け取ろうとすると・・・ あったはずの報酬はすべてキャンセルされ、手元に残ったのは20個のガラクタだけだった。。。 まずはこの設定が面白いなあって思いました。自分の記憶はすっかり消されていて、あるはずの報酬がまったく身に覚えの無い ガラクタに置き換わっていた。。舞台はSFだけど、これってのりは完全にサスペンスですよねっつ ミステリ好きの血が騒いでもうグイグイ物語に引き込まれていきました。 詳しいことはいえませんが、この残された20個のガラクタ。これが映画の重要なキーワードとなっていて、タバコやクリップやマッチなど、 どうみてもガラクタにしか見えないものがのちのちになって活躍してきて、、ちょっとコジツケな部分もあるけれど、次はどんなものを使う のだろうって?それを観ているだけでも楽しめました。 そして監督があのジョン・ウーということで、およそSFとは程遠いこの人がどうやって未来世界を表現するのかってそれも楽しみにしてたんですが やっぱりバリバリのサイバーチックなかんじじゃ全然なくて、むしろちょっとノスタルジックな雰囲気の漂うウー監督独特のセンスをかもし出してました。 もちろん白いハトも忘れることなく今回も登場してました^^ 観終わってから感じたのは、やっぱり男の映画だなあっていうことです。ウー監督のいままでの作品同様、今作でもそれぞれの登場人物が かっこよく描かれてて主人公はもちろん、敵役までもそれなりに魅力を感じさせました。 ・・・ただ、、カーチェイスのシーンはいまいちだったかなって?MI:2ばりのを期待してただけにそれだけが残念でした;^^ |
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