へいこく雑記帖

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          「重力とは何か」について



まえがき
  大栗博司氏の「重力とは何か」(幻冬舎新書)について書いていきます。おおむね反論になります。本への反論であるとともに、相対性理論への反論でもあります。
 2020年7月2日続きが始まりました。2020年7月17日完結しました。これで全部終わりです。

目次

 番号 更新日  題  内   容 
 1 2020,1,22  重力とは何か1  一般的にアインシュタインの重力とニュートンの万有引力は同じものだという認識です。しかしそうでしょうか。違いがあります。それも相反する考えや事象だらけです。まるで違うものといえます。
 2 2020 ,1,23  重力とは何か2二つの光速度不変  光は何に対して一定の速度なのか。アインシュタインの考えと、ニュートンの考えを比べてみます。
 3 2020,1,24  重力とはな何か3
マイケルソンとモーリー
 
 ニュートンの理論とマクスウェルの理論はどちらが正しいのでしょうか、と本では問うています。あなたはラクビーのルールと、サッカーのルールとどちらが正しいと思いますか。そんな問題です。
 4 2020,1,25  重力とは何か4 
マイケルソンとモーリーの実験2
 
マイケルソン・モーリーの実験は、光速度不変の証明ではなく、その否定である。
 5 2020,1,26  重力とは何か5 
ニュートンとアインシュタインの違い
 
 絶対空間のニュートンと、相対空間のアインシュタインの、どちらの理論がこの世界の動きを矛盾なく説明できるか。
 6 2020,1,27  重力とは何か6
 時間と時計は同じか
 
 相対論では時計と時間が同じです。時計の針を動かすと、遅れた本当の時間が元に戻ったり、進みすぎた時間を元に戻したりしています。特殊相対論の時間=指で回す時計の針です。
 7 2020,1,27  重力とは何か7
 光時計の間違い探し
 
 光時計の光は時計と共に横滑りしていきます。時計が時速150キロなら、光も時速150キロです。時計が時速234,235キロメートルなら光も時速234,235キロメートルで横滑りします。光は時計をしっかり見て遅れないように必死です。とても不思議な現象です。原因を考えてみます。
 8 2020,1,28  重力とは何か8
 相対性は正しいか
 
 走っている列車から見ると、標識が動いているという考えは正しいのだろうか。事実に照らして考えてみます。
 9 2020,1,28  重力とは何か9 フラットランドの怪   フラットランドという2次元の世界は本当にあるのでしょうか。そんなものはありません。事実を小説(フィクション)で証明できるのでしょうか。それなのになぜフラットランドが登場したのでしょう。
 10 20201,29  重力とは何か10 時間と空間   {特殊相対論は時間と空間が伸び縮みすることを明らかにしました。}といっていますが、なにが明らかになったのでしょうか。何もない時間や、なにもない空間が伸び縮みするという現象を説明できたのでしょうか。
 11 2020,1,29  重力とは何か11 消えた速度   相対論によると、走っている車から見ると光は光速度に見えるということです。すると車の速度はどこえ消えたのかという問題が生じると述べています。ほんと、車の速度はどこに消えたのでしょうね。簡単です。
 12 2020,1,30  重力とは何か12 加速機が縮む?   27キロメートルもある加速機が、中の陽子に乗ってみると4メートルに縮んで見えるということです。27km歩くのは1日かかります。へとへとになります。4mは10秒かからないでしょう。中を飛んでいる陽子だって、27キロ飛ぶのと、4メートル飛ぶのでは、4メートルは楽勝でしょうね。
 13 2020,1,30  重力とは何か13 加速は重力の本性   {エレベーターの加速運動で感じる力を}アインシュタインは{重力の本性にほかならないと主張しました。}重力の本性は万有引力と同じか。
 14 2020,1,31  重力とは何か14 遠心力と重力と引力  {アインシュタインの等価原理によると加速度や遠心力によって生じる引力は、「見かけの重力」ではなく「重力そのもの」です。}この仮説は正しいだろうか。大きな間違いがあります。
 15 2020,1,31  重力とは何か15 
ローレンツ収縮が縮めるもの
 
 {宇宙ステーションの円周を図ろうとすると、ローレンツ収縮のため、定規が縮んでしまう。}ということですが、都合よく定規だけが縮むようです。
 16 2020,2,1  重力とは何か16
 フラットランドの怪
 
 フラットランドは小説の話です。フィクションです。フィクションでこの世界の事実を証明しようというのです。科学ではありません。事実で証明できないから、フィクションに頼ろうというのです。困ったものです。
 17 2020,2,2  重力とは何か17 重力の正体   重力の本性は時間と空間の歪みだそうです。時間と空間の歪みはフラットランドを切り取ったことからできる、欠損角が原因だということです。では誰がフラットランドを切り取ったかというと、人間です。重力の本性は人間であるようです。
 18 2020,2,2  重力とは何か18 重力の本性   {重力を感じる「重さ」}は人間の感覚です。{動かしにくさを表す「質量」}は実際の物理量です。同等ではありません。これを同じとするのが相対論です。不思議な理屈です。
 19 2020,2,3  重力とは何か19 実証の検証   一般相対性理論の証拠と言われているものがいくつかあります。水星の軌道、重力レンズなどです。それは本当に一般相対性理論の証拠になるのかを考えてみます。
 20 2020,2,3  重力とは何か20 GPS衛星の時間の合わせ方   GPS衛星では毎日時間が37マイクロ秒づつ進むそうです。それでは困るので、時計の進み方を遅くしているそうです。でも、それでいいのでしょうか。時計はあっても、GPS衛星は毎日39マイクロ秒づつ未来に進んでいってしまいます。カーナビは未来からの電波を受け取ってしまいます。お化けでも出てきそうですけどいいのでしょうか。
 21 2020,2,4  重力とは何か21 重力波   重力波というものがあるそうです。時間と空間が波になって伝わるとか。時間とか、空間とかは何もないものじゃなかったのでしょうか。何にもないものが波になるというのですから、不思議な現象です。
 22 2020,7,2  ブラックホールと光の脱出速度   ブラックホールからは光も脱出できないということです。その境界がシュワルツシルド半径ということです。しかし、これは物質が光速度になっても脱出できないという境界です。質量のある、すなわち引力のある物質の話です。光には質量がありません。引力もありません。なぜ、物質と同じ脱出速度なのでしょう。リンゴは、質量があるから、すとんと落ちます。光は質量がないから、すとんと落ちません。シュワルツシルド半径の中では光はすとんと落ちてしまうそうです。なぜでしょう。
 23 2020,7,3 重力と時間の関係   {一般相対論によると、重力が強いほど、外から見た私の時間はゆっくり進む。私自身は時間が普通に進むので、}とあります。普通に進む時間とはどのような時間なのでしょう。また、なぜ同じ人の時間が、ゆっくり進む時間と、普通に進む時間の二つが同時に進行しているのでしょう。体がふたつに分かれてしまわないのでしょうか。
 24  2020,7,5 普通に進む時間   {強い重力を持つブラックホールに近づくほど、あなたから見たわたしの時間はゆっくり進む。私自身は時間が普通に進むので、毎日eメールを送っているつもりなのですが、それがあなたには届きません。}ゆっくり進む時間と普通に進む時間が同時に私を経過しています。不思議な時間です。体はどちらの時間で動いているのでしょう。
 25 2020,7,6  宇宙膨張の実証は?   宇宙の膨張は本当に実証されているのでしょうか。銀河の赤方偏移や、宇宙背景放射は、宇宙膨張の証拠になりるのでしょうか。これらは、宇宙に漂う水素を中心とした分子や塵が原因で起こっているとも考えられます。それを検討してみます。
 26 2020,7, 6 宇宙の始まりと重力   宇宙の始まりの魔法と、重力に屈しない空間の膨張力の不思議について考えてみます。
 27 2020,7,8  量子は不確定は本当か   量子は不確定というけれど、それは人間の問題であって量子の問題ではないのではないだろうか。不確定が事実なら、シュレディンガーの猫のように、人間がいない所で猫は死ぬことができません。死んでいる猫と生きている猫が重なって、化け猫になるしかありません。化け猫がいないように、不確定も存在しません。
 28 2020,7,9  不確定性原理の位置と速度   位置を計れば速度が不確定になる。速度を計れば位置が不確定になる。これは量子の問題なのだろうか。人間の測定技術の問題なのだろうか。位置や速度が不確定になったら、現実の動きに変化が現れるだろうか。
 29 2020,7,17   重力波は本当に時空の波か  重力波は時空の波だということです。では時間の波とはどんなものなのでしょう。空間の波とはどんなものなのでしょう。時間の波が遠い宇宙から伝わってきて、検出器を揺らすというのです。とても不思議な現象です。

2020年2月4日完結しました。7月2日続きが始まりました。