2012年5月27日(日) |
相続財産をまとめて妻に見捨てられた |
★「民法あれこれ」に相続手続の流れと相続財産の範囲と調整を加えました。
昨夜は「民法あれこれ」の債権編の補筆を行なっていたら久しぶりの徹夜になった。
民事執行法を読み直したばかりに債権の回収が細かくなり、図解を説明するためにあれこれ調べ直して夜が明けた。
目覚めれば午後の2時である。
「ようやく目が覚めたの、夜ふかしするトシじゃないでしょ」と妻はおかんむりで、イヤミを並べてさっさと買い物に出かけた。
いまさら外に出向くのも面倒だから相続手続きや相続財産の調整を調べ直すと不足が目立つ。
そこで、補筆を始めたらやけに時間がかかる。
ほどほどに止めないと家族争議のもとになる。
夫婦の縁を切られたら不便だし、退屈だ。
そんな邪念が加わって家族法の判例を読み直しています。
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2012年5月26日(土) |
民法あれこれを追加しました |
★「民法あれこれ」を追加しました。それとあわせて、目次ページを並び替えました。
自説の押しつけを避けるために1から18までを下に移しました。
債権の回収と担保と保証の基礎知識を加えました。
ゴールデンウイークから続けた2年分の旅行記録の整理も終えたので、債権回収や民事執行法に関心がシフトしています。
手続法を無視して実体法の民法だけ学んでも実務に結びつかないからです。
そのためには判例や裁判手続も無視できません。
あれこれ寄り道して本道からそれるのがわたしの悪い癖ですが直す気はありません。
途中下車の楽しさがあるから旅に出向くように、法律も民法だけに絞ることもないからです。
とはいうもののやりかけてそのままにするのは悔しいので「民法あれこれ」を追加しました。
図解をしたものの気になることが多くて、民事執行法や債権回収の本を読み直したから細かくなりました。
ワードで作り、ウェッブ形式で保存してからホームページビルダーに取り込むと補正作業に追われます。
ワードのライバルが扱っているソフトだから当分こんな作業を強いられるからでしょう。
図形にこだわらずにテキスト形式で文章を作成し、表を利用して組み替えたほうが簡単でした。
家族法や相続法も読み直してみると興味の多いことばかりです。
それもまとめていきます。
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2012年5月25日(金) |
ギターいじりを再開しました |
ようやく肩の痛みが引いたのでギターいじりを再開しました。
指がひきつるのは久しぶりのせいだけどDmからEmに移ったり、G7からD7へ移動するのがつらい。
苦手なピックにも慣れたけれど、相変わらずぎこちない。
音楽を聴くのは苦ではないが、不器用なので指の動きが歌についていけないのが腹立たしい。
調子づいて、長渕剛の「乾杯」を口ずさめば妻が呆れている。
しょうがないから風の「お前だけが」をサービスしてもお気を召さない。
定番の「なごり雪」、「海岸通」、あの唄はもう唄わないのですか」を歌えば煙たがる。
それじゃと、ユーミンの「ルージュの伝言」を弾けば、妻の頬がひきつっている。
今まで肩が痛いのを理由に風呂のあとしまつを免除されてきたけど、
「そんな元気があるなら、あとかたずけもできるわね」ときた。
五十肩の痛みはひいたものの腕を回すのは相変わらず怖い。
齢は取りたくないものだ。
いくつになっても恥さらしが続き、見栄が増すのがもどかしい。 |
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2012年5月24日(木) |
出向いた場所の整理を終えました |
誰がどこに出向き、何をして、どのように感じたなんて興味を持つ人はめったにいません。
そういうことをするのは警察官や興信所の人ぐらいでしょう。
出向くときの参考資料にしても地図とガイドブックで足ります。
それをあえて残すのは自己満足と自慢にすぎません。
せっかく金と時間をかけて行なったことをそのままにしておくのも残念です。
2年近く出向いた場所の記録を放置してきましたが、そのままにしておくのもシャクなので今年はそれを整理しています。
ほぼ毎月、温泉に出向き思いつきのドライブをしていると40近く残したい記録がありました。
昨年までの記録は先週に終えましたが、今年の記録は「つぶやき日記」に残したままです。
そこで今日は4月末までの行動記録を3つまとめました。
文章はすでに掲載していますが、それだけでは伝わらないものがあります。
写真を組み合わせて解説を付け、データも加えました。
2012・4・8 本牧と三渓園の桜見物
2012・4・28 30年ぶりの上高地の徳沢園
2012・4・29 高遠から千畳敷へ向かう
これにあわせて、容量を減らすために「つぶやき日記」に掲載していた写真や図解は削除しました。
その他に、関係するサイトに行けるようにリンクをつけています。
何かの参考になれば幸いです。
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2012年5月23日(水) |
民事執行法を読み直す |
民法の復習のついでに木山泰嗣さんの『小説で読む民事訴訟法』で弁論主義の考え方のアウトラインをつかみました。
人の命や名誉にかかわる刑事訴訟法の厳格さに比べると民事訴訟の,自由心証主義の証明はアバウトな感じがし、裁判テクニック論のような後味のまずさを感じたものです。証明ににた「疎明(そめい)」に至ったっては裁判官がそうかなと思わせる程度の説明でしかありません。
でも、訴訟に興味がないのでその先に進めません。
訴訟の元になる法律、たとえば民法や刑法を「実体法」といい、それを裁判など具体的な適用をさせる法を「手続法」といいますが、実体法は知っていても法学部の学生でも手続法に興味がないようです。
いつまでにどのような手順を行い、どんな書類や証拠を準備するかなんてめんどくさいからでしょうか。
先日から債権回収の解説書を読み直していますがけっこう知らないこともあって不勉強を悔やんでいます。
競売されたら質権や抵当権はなくなってしまいますが、残る権利もあります。
これは消除主義と引受主義のちがいとされます。
不動産の競売は、消除主義が原則ですから、抵当権・先取特権・使用収益権のない質権・差押え・仮差押えは売却されるとチャラになって消えてしまいます。
でも、留置権や使用収益権のある質権は買受人が引き継ぐ引受主義です。
以上は、民事執行法59条の規定だそうです。
わかっているつもりでも知らないこも多いのにあわてています。
もっとも、こういうことは民法の解説や受験向けの参考書にはでてきません。
実務を行う段階で必要な手続きだからでしょう。
つかみどころがなかった民事訴訟法とちがって、手続法である民事執行法や民事保全法も馬鹿にできませんね。法律に限らず実務は泥臭くて面倒なものです。
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2012年5月22日(火) |
東京スカイツリーが開業した |
とっくに開業したと思っていた東京スカイツリーが本日開業した。
昨年から本屋にスカイツリーにあやかったガイドブックや解説本があふれているが我が家では盛り上がらない。
先日は『東京スカイツリーの秘密』を買い込み、家族が眺めるようわざと居間のテーブルに置いた。
そのうち誰かが出かけようと言い出すかと思ったが、話題にも上がらない。
案内を求められるのが面倒だからわざわざ買い込んだのに無駄になった。
ゴールデンウイークからムキになって仕上げた「出向いた場所」で丹沢の大山でつまづいた。
丹沢の山々は高くても1,600m程度で、標高2,000mの秩父の山々よりも低い。
大山はその丹沢の山々の中で1,252mと低いけれど、他の山と異なる存在感がある。
ひとつは横浜から眺めると一番優雅な山容で目立つ、ランドマークとしての側面だ。
もう一つは、山歩きだけでなく生活と密着している側面だ。
山歩きをしていた頃は大山を小馬鹿にしていた。
ケーブルで登るなんて許せなかったし、高さで劣るのに美化されることに対する反発だった。
塔ノ岳に何度も出向き、丹沢山から蛭ヶ岳や檜洞丸を経て西丹沢の箒沢まで歩いた見栄も加わった。
山は高さだけで語るものではなく、横の広がりを含めた空間がかもし出す「風格」を抜きにできない。
山歩きをしたことがない人や、とりたてて山に関心がない人に受け入れられるのもそういうものではないだろうか。
孤立峰としての富士山でなく、まわりの山を従える富士山が我が家で受け入れられるのもそこにある。
我が家でスカイツリーの評価がぱっとしないのは、高さだけで語られる反発もある。
無骨で無粋な東京タワーに比べればスリムで尖ったスカイツリーは見た目は良い。
でも、スカイツリーには焼却場の煙突のイメージがつきまとい、造形美を感じない。
数ヶ月は予約が入っているスカイツリーは出向きたくても出向けない。
そのくやしさが家族にあるのかもしれない。
わたしは高所恐怖症だから東京タワーの展望台でも足がすくむ。
せっかく買ってきた本は棚さらしのまま捨てられるのだろうか。
補記:スカイツリーの写真は「出向いた場所あれこれ」の「葛西臨海公園とゲートブリッジ」にあります。
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2012年5月21日(月) |
金環日食は見えなかった |
関東では173年ぶりに見えるという金環日食は雨で見えなかった。
そんなものがどうなると意地を張っていたがやっぱり気になり、出勤前のニュースで確かめれば7時35分頃に見えるという。
我が家のまわりは朝6時前から雨だし、その時刻は電車の中だから諦めた。
月曜だというのに今朝の電車がやけに空いていたのは何か変だった。
日食を眺めるために登校時間を早めた小学校もあったせいだろうか。
8時過ぎに我が家に電話をかけて妻に確かめると「雨で見えなかった」とそっけない答えだ。
勤め先も雨だったから、金環日食は見えまいと思い込んでいたら見えた場所も多かったようだ。
ネットで確かめるとくっきり映る金環日食が掲載されていた。
通勤途上で見たという人もいて、ずいぶんばらつきがある。
帰宅して家族に日食の話を持ち出せば、
「マスコミにおどらされて、大騒ぎしただけよ」と娘が言い、
「そんなものを眺めたってどうなるわけでもない」と息子も知ったかぶり、
「結婚式やパフォーマンスとからませて目立ちたいだけよ」と妻まで冷ややかだ。
大きな流れで見れば100年なんて100億年の宇宙史なかでは砂粒ほどのものだ。
でも、人間の寿命から見れば長い間隔にちがいない。
そのどちらを選ぶかで評価は異なるだろう。
でも、見えるものなら見ておきたかったのがホンネだ。
家族のように負け惜しみを並べても始まらない。
目まぐるしく変わる天気を恨んでも始まらない。
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2012年5月19日(土) |
「出向いた場所あれこれ」の2011年分が完成しました |
今日は家にこもって「出向いた場所あれこれ」の2011年記事を3つ仕上げました。
予定より二つ増えたのは外す予定だった雁坂トンネル走行と芦ノ湖スカイライン走行です。
写真だけ並べるつもりでしたがメモに基づいて記事を新たにまとめています。
そして、記事に書き込めない内容は写真にひそませました。
思い入れを並べても読む方にはどうでもいいことですから、写真にマウスを触れていただくだけで行動内容がつかめるようにし、データにリンクするように訂正しています。
これから、本年度の出向いた場所も追加していきますが、「つぶやき日記2012」と記事が異なる部分や写真を増加しますのでしばらくお持ちください。
本日追加した記事は次のとおりです。
2011・12・11 芦ノ湖スカイラインで富士山を眺める
2011・12・17 マイナス7度の雁坂トンネル
2011・12・22-24 電車で松本と白馬を往復
なお、「民法あれこれ」は家族法を読み直していますので、続きの記事はしばらく休止します。
民法の入門書は家族法を軽く流す傾向がありますので、少し詳しい内容に変えようと復習しています。
たぶん、読まれる方はいないでしょうが、関わった以上は中途半端なままでさらす気がしません。
債権編の残りも加筆訂正をしています。 |
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2012年5月18日(金) |
ようやく大山の記事が仕上がった |
今週は飲み会や研修会が続いたが、その合間に「出向いた場所あれこれ」の追加を行なった。
昨年の11月に出向いた大山の紅葉見物をまとめたら、丹沢の思い出が吹き出して先に進めない。
丹沢はわたしの山歩きの出発点だから思い出も多く、また妻とクルマであれこれ出向いた記憶も多い。
大山の山頂へは一度しか登っていないが、阿夫利神社の下社にはケーブルで何度か出向いている。
それに富士山の前景として欠かせない山であり、沼津と横浜を行き来するときに必ず見える山だ。
そのために丹沢に出向いた記録や丹沢の山々の高さを調べ直すのに時間がかかった。
出向いた事実を並べるだけで済ませないものが丹沢にはある。
そんなことを並べても読み手にはどうでも良いことだ。
それがわかっても書かないと気が済まないのもわたしのこだわりだろう。
ホームページには記載しなかったけど、丹沢の主な山の高さを残しておきたい。
丹沢の主要な山 出典:ウッキペディア「丹沢山地」から抜粋
●大山周辺 大山 (1,252m) 春岳山 (949m) 岳ノ台 (899m) 大山三峰山 (935m)
●表尾根 二ノ塔 (1,144m) 三ノ塔 (1,205m) 行者岳 (1,209m) 新大日 (1,340m) 木ノ又大日 (1,396m) 塔ノ岳 (1,491m)
●鍋割・檜岳山稜 大丸 (1,386m) 小丸 (1,341m) 鍋割山 (1,273m) 雨山 (1,176m)) 伊勢沢ノ頭 (1,177m) シダンゴ山 (758m) 高松山 (801m)
●丹沢主脈 塔ノ岳 (1,491m) 丹沢山 (1,567m) 不動ノ峰 (1,614m) 棚沢ノ頭 (1,590m) 鬼ヶ岩ノ頭 (1,608m) 蛭ヶ岳 (1,673m) 黍殻山 (1,273m) 焼山 (1,060m)
●大倉尾根 花立 (1,370m)
●丹沢主稜 蛭ヶ岳 (1,673m) 臼ヶ岳 (1,460m) 檜洞丸 (1,601m)
●甲相国境尾根 大室山 (1,588m) 加入道山 (1,418m) 畦ヶ丸 (1,293m) 菰釣山 (1,379m) 石保土山 (1,297m) 明神山 (1,291m) 三国山 (1,343m)
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2012年5月17日(木) |
電車に40分も閉じ込められた |
資格を維持するための研修に出向くために、30分程度の余裕をもって家を出た。
予定より早いバスに乗り、駅に到着すれば7分遅れの表示が点滅する。
さっそく家に連絡し、出勤する娘に早く家をたつように促せばすでに出発したという。
電車が到着したので乗れば次の駅の手前で先に進まない。
茅ヶ崎と辻堂で人身事故が発生して東海道線はストップという放送が流れる。
乗り換えようにも他の会社線は走っていないので耐えるしかない。
次の駅に着けば、反対側の横浜と保土ヶ谷間で線路確認をしているという放送が繰り返される。
事故は続いておきるもののようだ。
娘は大丈夫かと気にしつつ、いつになったら動くかと気が気ではない。
次の駅では20分が過ぎて、ようやく動き始めた。
次の次の駅で横須賀線から東海道線に乗り換えたが、その先の駅の前でまたストップである。
何をしてるんだといらだったが耐えるしかない。
それにしても、先週から電車の事故が続く。
暑くなったり寒くなったりして気がたるむ季節だからだろうか。
ようやく目的の駅に着けば40分遅れだ。車内放送では1時間遅れだそうだ。
あわててタクシーで研修の場所にかけつけ時間に間に合ったが、研修の講師が来ていないという。
とんでもないことは続くものである。
研修は5時間(拘束は6時間)だったが、わかりやすい説明だった。
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2012年5月16日(水) |
第二老人会も続く |
続くときは続くものだ。
バスの事故が終わったらホテル火災が続く。
そして老人会も続く。
こちらは同期の集まりで38年続いている。
現役のころは年に数度だったが、昨年から月例化している。
おととい老人会があったら翌日に呼びかけがあった。
退職してヒマを持て余している同期だから、こちらのフトコロや都合におかまいなしだ。
でも、気心を知り合っているからないがしろにできない。
たまに役に立つ情報もあってむげにできない。
今日は、無料の研修が明日開催される情報を得た。
明日は休みだからさっそく出向くことにした。
月末に講習料を払って受けようとしていた研修だから逃せないチャンスだ。
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2012年5月15日(火) |
沖縄復帰40年とフランス大統領 |
今日は沖縄県の施政権がアメリカから日本に戻って40年だという。
米軍施設移転で何かと話題が多い沖縄だから政府の対応も煮え切らないようだ。
沖縄県民にも日本復帰に対する意見が割れているようだ。
沖縄は米軍が直に上陸して占領したから、同じ米軍施設にしても居直りが強くて、事件も多い。
そういう人たちに対して、本土では逆差別があったことも確かだ。
時間にルーズだとか、仕事が長続きしないという偏見が昭和の時代には確かに残っていた。
わたしの身近にいた人に限れば愛くるしくて勤勉だったが、戦前生まれの世代は先に述べた偏見があった。
日本人でいて日本人でない沖縄人という呼び方もあった。
これ以上並べると政治にかかわるので思考停止しよう。
今日はフランスの新大統領が就任した。サル顔の前職はこじつけで嫌われたのだろうか。
「去る」と「居士」というこじつけはフランスでは通じないだろう。
ギリシャといい、フランスといい何がなんだかわからない展開である。
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2012年5月14日(月) |
月曜日の老人会 |
月曜日の飲み屋は暇だから客にあれこれ注文を強いる。
新しい職場の仲間と飲み会をするようになった。
互いに健康を考える年だから飲み食いする量は限られ、たわいもない話で時間が過ぎる。
昨日は広島のホテル火災で7人が亡くなった。
ラブホというから興味をもったが、ビジネスホテルがわりに利用していた客もいたようだ。
わたし以外は堅物ばかりだから、ラブホテルのことにはうとい。
以前読んだ『ラブホ進化論』を持ち出したら、こいつは何てやつだという冷たい視線を浴びた。
旅行中に宿がなければ利用するし、ビジネスホテルより安くて広いと言えば呆れている。
とはいえ、昨日の火事で防火体制の不備が指摘されたから妻は当分泊まるのを拒むだろう。
宿がなければ帰ってくるしかない。
選択肢がひとつ消えれば行動範囲に支障が出るはずだ。
ラブホは業態転換を図っているようだが悪いイメージが加わった。
わたしが最も怖いのは居酒屋ビルの火災だ。
エレベーターで出入りし、避難階段など見かけたこともない。
防火点検を強化して欲しいものだ。
死ぬ場所で子どもたちに汚名を残したくない。
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2012年5月13日(日) |
ようやく2011年11月まで進んだ |
昨日は「出向いた場所あれこれ」の例外部分7篇の追加を行い、今日は2011年分に出向いた場所3篇を追加しました。
このところの関心は民法の親族編に移り、今日も本屋に出向いたがホームページのやり残しが気になります。
予定ではあと5編になりますが写真だけではつまらないのでメモを頼りに文章をまとめるのも気が滅入ります。
撮ったはずの写真が残っていなくて調べ直すのもおっくうです。
とはいえ、今日は3篇を仕上げた。あと2篇で終われば、民法にもっと集中できそうです。
仕上げた旅行記
24 富士スバルラインの虹
25 都電荒川線に乗る
26 ヤビツ峠・菜の花台の富士山
追記:
民法の解説書は受験書を含めて親族編や相続編はいずれも簡単にふれて終わります。
でも、親権の濫用、ドメスティック・バイオレンス(DV・家庭内暴力)、体外受精、特別養子、内縁などは避けて通れないテーマであり、相続編もそれを考慮せずに語れない部分があります。
そんなことも加わって判例のほかに確かめることが増えています。
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2012年5月12日(土) |
出向いた場所あれこれに旅の持論ほかを追加 |
他人がどこに出向こうと誰も関心がないだろう。そう思いつつ「出向いた場所あれこれ」を追加しています。
わたしは、そこに何があったか、何を見て互いにどのように感じたかを残すために作成してきました。
それは、地元の人の感覚と大きなズレがあり、よそ者の勝手な思い入れです。
わたしは旅行記や登攀記あるいは探検記を読んできましたが思い入れを除いた作品はレポート(報告書)にすぎません。
せっかく立ち寄っていただいた方に見ていただくために、写真の方がわかりやすいと思い直して2010年からはスタイルを変えています。
でも、わたしが感激した景色は運転中なのでクルマを止めたり、後戻りできません。
そして、致命的な欠陥は写真撮影技術が身についていないことです。
せっかちですから、一箇所に腰を据えて撮影する根気が欠けます。
また、伝えたいことが多くて写真が多くなり、データ容量が増すのもご迷惑をかけます。
あらかじめ計画した旅には、ビデオカメラと録音器を持参し、ガイドさんの説明まで残していますがそこまでするとデータが重くなるのでやめています。
出向いた先の記録は1972(昭和47年)から40年間残しています。「出向いた場所あれこれ」のほかに「旅行データ」としてホームページに2011年末まで掲載しました(本年の分はこの日記に掲載しています)。
中には計画書や予算書を作成し、事前に宿を予約した旅行もありますが思いつきで出向いた旅ばかりです。
最近の旅はETC休日割引の特例(昨年6月19日に廃止されました)も加わり、空白を埋めるドライブが増えました。
こういう旅は物見遊山が中心ですからそれほど印象に残りません。
追加しながら気づいたのは、家にこもっていれば済むのに「なぜ出歩くか」ということがボケていることです。
わたしは写真を撮ったり、録音をするために出向くつもりはありません。
妻と一緒に出向くのは交通費を捻出するための苦肉の策ですが、互いの共通の話題を増やすためでもあります。
そこで、旅行記とは異質になりますが次の7篇を一番下に加えました。
1 初めての旅: 卒業の前年に3泊4日で出向いたドライブで、旅の引き金になっています。互いの得手不得手を克服して目的を達した懐かしいドライブでした。
2 北アルプス高天原周辺: どんな山歩きをし、どのような人とかかわったかを行動記録とともにまとめた唯一の会話中心の旅行記です。その他は行動メモをつなげた文章です。
3 10年目の旅: 同じところばかり出向く弁解です。何度も立ち寄った場所の印象のズレも整理しています。最初の印象が虚像であった寂しさも残しています。
4 山歩きから得たもの: 計画を取り上げていますが、自然を相手にした計画のもろさにも触れています。おまけに山歩きの装備や服装がつかめる写真を加えました。軽装の登山から重装備の登山に変化しています。
5 無線と家族(30歳の手習い): 私の旅は無線交信を抜きにして語れない期間(15年間)があります。家族を懐柔して無線交信をするために山に出向き、温泉に立ち寄っていたからです。
6 好きも嫌いもひとつの人生: 娘が自分史を綴る宿題を書きあぐねていたとき、「原稿用紙10枚ぐらい3時間で書ける」とわたしの自分史を書いたものです。年表を並べるだけの自分史でなく、どうやって生きてきたかを皮肉を込めて整理したもので、娘に馬鹿にされた文章です。
7 旅について(続ける弁解): 楽しい・おもしろいだけが旅ではありません。また、精神修養や冒険のために旅をするわけでもありません。日常を刺激するための旅もあります。そして、誰かと一緒に行う楽しさが旅にあります。ひまじんの繰り言を整理したものです。
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2012年5月11日(金) |
事故対応の違い |
天気がめまぐるしく変わる。暑くなったと思えば急に寒くなり、雷雨やヒョウまで降る。傘を持ち歩くか否かで迷い、晴れたばかりに傘を置き忘れるのもシャクだ。そして、地域による違いも多い。横浜市内にしてもずいぶん差がある。昨日の午後は横浜駅でヒョウが降り、港北区で雷雨だったが本牧は晴れていた。
政治の話のウサン臭さと違って天気の話題は身近でわかりやすい。でも、地域差の多いこの季節は天気の話題にズレがある。勤め人には雨はうっとうしいが、農家には植物の栽培に欠かせない。今まで意識してこなかったが、話していて天気に対する微妙なズレがある。
ズレといえば、渋滞や事故での利用者と提供者の考え方のちがいだ。利用者が知りたいのは、@どこで発生し、Aどのくらい遅れ、Bどんな迂回路があるかだ。提供者の流す情報は同じことばかり何時間もり繰り返されて信頼性に欠ける。役に立たない情報システムや従事者を減らせば経費の削減になるだろう。利用者が知りたい情報を提供できない情報システムなど即刻廃棄すべきだ。正確な交通情報の提供は、道路を円滑に流すためにも欠かせないことだ。情報操作して渋滞を増や小細工はやめてほしい。
朝5時過ぎに発生した事故で小田急線の新百合ヶ丘と町田間が運休した。通勤には30分の遅延を組み込んでいるからとりあえず家を出た。相鉄線ではこの事故のアナウンスがなかったが7時過ぎの海老名駅はそれほど混雑していなかった。小田急の事故処理は迅速だから10分の遅れで済んだ。
これがJRだったらもっと遅延したはずだ。京浜東北線なら通常のダイヤに戻るまで半日はかかるにちがいない。運行区間が長い、利用者が多いなどと理由を並べているが事故処理の方法やダイヤ編成の考え方が異なるのではないか。全区間の流れを止めて対応するのと閉鎖区間以外を折り返し運行して流れを分散させるちがいだろうか。止めれば溜まって、予想を超える沈殿が生じる。
JRの不思議は、同じ区間に並行して他の路線が走り(東海道線・横須賀線・京浜東北線)、民鉄(京浜急行・東横線)も運行して振替輸送を行なっても遅延時間が伸びることだ。これは通常ダイヤの時刻から起算するためとはいえない。小田急の場合は、事故が発生すると折り返し運転が始まり臨時の各駅停車が走るけど、JRは特急を優先して利用者が多い各駅停車を間引き運転するから客が溜まるようになる。JRが後続車のダイヤに合わせて遅れを増すのも変である。これでは遅延解消でなく遅延拡大だろう。
事故処理と渋滞処理にはちがいがあるだろう。でも、別々な原因が引き金になって互いの混乱を増すのも事実だ。
そして人間がかかわることで混乱に輪をかけるのも無視できない。上り坂で発生する「サグ渋滞」は原因が解明され、対応する車線や設備も加えられたのに解消してない。速度計を確かめず惰性で運転するドライバーだけでなく抜け駆けする目先の利益で動くドライバーや強引に割り込むドライバーが混乱を増す。
そのための警告や電光表示が「速度低下に注意」というのもお粗末だ。なぜ、「速度計を見て走ろう」「○○km/時までアップ」としないのだろう。某Y県警のように最低速度で走行させれば解決するわけではあるまい(利用者が適法に速く走れることに料金を払っていることを忘れた合理性を欠く、規制しか頭にない法令墨守ではないか)。流すための適正速度を提示できないような状況分析や把握で根本的な解決が図れるわけではないだろう。
常々思っていることだが、利用者に対する正確な情報提供は高速道路会社や鉄道会社のサービスのひとつではないだろうか。責任の所在はともかく、事故や渋滞は必ず起こる。そのためには流れを極力止めずに流していくかの知恵を使うべきではないか。
維持・管理の費用に効果測定を組み込み、効果のない設備や人材にかかる費用を切り捨てることも忘れてはなるまい。そういうこともせず利用者に無駄な出費を強い、料金値上げしか思いつかないなら無能な経営者でしかない。支払う料金に見合ったサービスを求めるのも利用者の正当な権利ではないか。
わたしは反権力主義者ではない。払うものは払うから、提供するものは小細工をせず、リアルタイムに正確な情報提供を求めるだけである。利用者が感情を持った人間であるのを無視して欲しくない。
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2012年5月10日(木) |
2011年8月の旅行記をまとめました |
昨日失敗した2011年8月の夏休みの記録を3時間かけて仕上げました。
昨年の夏休みは、退職を機会に、今まで行きそびれていた場所を一気に回りました。
一昨年の秋に出向いたものの冬季閉鎖で泣いた志賀高原と草津温泉間、何度も挑戦して出向けなかった戸隠高原や鬼無里(きなさ)、そして妻が出向いたことのない黒部アルペンルートの黒部湖と室堂区間です。
この旅は雨が続きましたが黒部アルペンルートだけで50枚以上の写真があります。
それから何を選ぶかのほうが難しい。
今日は、昨日の失敗にこりて、1日ごとにデータを保存して慎重に進みました。
44枚の写真を一気に保存したのがハングアップの原因だと思うからです。
保存するたびに印刷をおこない、取り込んだ写真と説明を残しました。
写真だけではつまらないので、行動記録や写真の説明も加えましたが、少ししつこい感じがします。
なお、今年出向いた記録はこの日記に写真付きで掲載しています。
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2012年5月9日(水) |
せっかくの作業が藻屑になった |
昨日は「民法のあらまし」の債権・債務の発生を加筆した。
債権・債務の種類をあげるだけでは不十分だし、債権編は契約・事務管理・不当利益・不法行為に区分され、契約に基づくとは限らないからだ。
民法のことばかりあげてもつまらないから、「出向いた場所」の追加を始めた。
2011年8月の夏休みを2時間かけて保存したら、写真が多いせいかホームページビルダーがハングアップしてデータが消えた。
まったく腹が立つ。
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2012年5月8日(火) |
未成年者と成年被後見人の錯覚 |
本を読んで理解したつもりでいると大きな勘違いをします。
2月から整理してきた民法用語にしても、正常な判断力にかかわる「制限行為能力者」と損害賠償にかかる責任能の「責任無能力者」をときどきまちがえます。前者は能力の制限に伴う保護であって無能力ではありません。後者は賠償責任の能力がないとするが、責任は監督義務者が負担します。
この錯覚はどこから出るかといえば、むかし習った禁治産者と準禁治産者の区別を、新しい成人後見人・保佐人・補助人の区別に当てはめてしまうからです。民法7条には「後見開始の審判」の請求者に未成年後見人や未成年後見監督人が出ているための早とちりでした。
ちなみに、未成年後見人や未成年後見監督人は14条の「保佐開始の審判等の取消し」あるいは18条の「補助開始の審判等の取消し」の請求者でもあり、開始と取消しに出てくるのでまぎらわしい。
そして、7条の成年被後見人の定義を未成年者に持ち込むと精神上の障害により判断力不足が常況の未成年者となります。
本日の研修でこれが誤りだと気がつきました。未成年後見人や未成年後見監督人はいても未成年被後見人はいません。
未成年者は年齢で一律に判断能力が欠けるとされるので、精神障害の程度で後見人や保佐人を必要とする未成年者が出てくるだけで、すべて未成年者です。
今日の研修は「相続人の確定と代理人の選任」でしたが、説明に違和感を持ってテキストを読み直して気づきました。
ちなみに、未成年者が後見人や後見監督人を必要とするのは親権者がいない場合です。具体的には、親権者が死亡、親権者が親権・管理権の喪失や辞任、親権者が行方不明、親権者の後見・補佐の開始などです。親権者に代わって未成年者を保護するために選任されます。
よけいなことになりますが、未成年者と成年被後見人に「特別代理人」が必要とされることがあります。
相続の場合には、親権者や後見人と子どもとに利益相反が生じる場合があるからです。
たとえば、祖父が孫を養子にして死亡した場合です。子である父または母と孫は兄弟になりますから利害が対立します。親権者が本人の分と子どもの分を取り扱うのは公平ではありません。それを防止するために裁判所は後見監督人を選任します。
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2012年5月7日(月) |
長期の投資と目先の投資 |
連休の疲れでだるい。それにしても昨日に茨木県で発生した竜巻はすごかった。
仕事に出かける前に見た映像を夜9時のNHKニュースで見直したが15kmにわたって被害を与えたのに改めて驚いた。その怖さを知らずにビデオカメラで撮影した人たちもいたのに驚いた。
東日本震災、原発の放射能もれに加えて今回の竜巻の被害にあわれた方々には辛いことが続きすぎる。
金融広報中央委員会の広報誌『くらし塾きんゆう塾2012春号』を眺めていたら、伊藤元重さんの特別寄稿「これからの日本経済、そして私たちの暮らしとお金」があった。伊藤さんは東京大学教授で経済学の著書が多数ある。
「基本は将来への投資と分散」という見出しは、ハーバード大学のビジネススクールの教授が卒業する学生に向けた話からはじまり、伊藤さんは将来への投資を語る。レポートを読むという投資の効果は明日にも出てくるかもしれないが、家族との時間を大切にするという投資の成果はずっと後になって出てくるものだと「長期の投資」を持ち出す。
少し戻ると、「国民の判断の質」にふれ、多くの国でポピュリズム(大衆迎合)が横行し、社会や経済が劣化していったと指摘し、耳当たりのようよい話や声の大きな政治家の声に踊らされて社会を破滅する方向の選択を国民がするようであってはならないと言い切る。
高度成長が終わり、不景気感と息詰まり感がまんえんしてきたが、自己責任や行政のスリム化を持ち出し、歳出削減で財政再建がすぐにもできそうな話を繰り返し、その実は高所得者の負担軽減や低所得者の負担増を並べるポピュリズムにわたしはうんざりしている。それは財政政策や金融政策の組み合わせをどうするかの選択である。
投資やリスクを持ち出して物知りぶりする気はない。目先の利益に追われて、長期のビジョンを欠くのはわたしも同じだ。でも、貴族主義者のオルテガの書いた『大衆の反逆』が指摘するように、民主主義は数の多さで決着をつける衆愚政治を内在している。それは日本の大政翼賛会、ドイツのナチズム、イタリアのファシズムだけでない。数の論理は今も続き、マスコミ受けのよい「耳当たりのようよい話や声の大きな政治家」の扇動があふれている。
財政負担の軽減は耳あたりが良いけれど、行政サービスの質を低下させて、結果的に低所得者の負担を増加させるなら国民の生活を悪化させるだけだろう。もっとも、国民が負担を逃れて権利だけを主張するのも無責任だ。それを合理的に説明するのが政治の機能だろう。
ともあれ、民法の復習とあわせてケインズの『雇用・利子・貨幣の一般理論』の抄訳本を読み直している。人間心理を含む理論をバカにしてきたわたしだけど、そういう面を無視して経済現象や社会現象を語ることができないと感じている。目先の諸事のおっくうさから逃れて寄り道ばかりしてきたわたしが長期的な投資をしてきたなどと言うのも嘘になるから判断の質を高めるしかない。
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2012年5月6日(日) |
ようやく債権編にたどり着いた |
3日からの4連休は家にこもってホームページ作成で終わりました。
天気は悪いし、どこへ出向いても宿が取れないから予定どうりです。
「出向いた場所のあれこれ」は未完のままですが、旅行データを2011年末まで追加しましたので参考にしてください。
「民法あれこれ」はようやく債権編の入口までたどり着きました。
図解はできあがっていますがHTML文書に変換したものを訂正し、解説を加えているので意外にてこずっています。
そのために調べ直すことも加わりました。
それと合わせて、親族編と相続編のあらましと図解を追加し、以前に作成したホームページも訂正しました。
民法に関心がない方ばかりと思いますが、平等で成り立つ法律ですから刑法や行政法よりもなじみやすい法律です。
判例のまんが本も5冊買い込み楽しく眺めています。
こちらもホームページに取り込もうと思いますので期待してください。
夜ふかしが続いたので明日起きれるか不安です。
サイトマップを更新しましたのでご利用ください。
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2012年5月5日(土) |
北アルプスで遭難が続く |
久しぶりにすっきり晴れ上がったので温泉に出向く準備をしたが、今日はこどもの日だからどこも満員だろうと思い直して家にこもった。連休帰りと日帰りのクルマの渋滞にはまってイライラする元だ。
そこで、計画したとおりにホームページの更新を続ければトキの誕生の他に北アルプスで中高年登山者の遭難のニュースだ。白馬岳で男性6名、爺ケ岳で女性1名、涸沢岳では6人パーティのうち男性1名がいずれも低体温症で死亡した。いずれも歩いたことがある山だ。山歩きをしない妻が、風呂に出向けない腹いせをこめてそれ見たことかと評論を始める。
先週出向いた上高地だって数時間先に進めば春山の怖さがひそむ。若い頃に八ヶ岳や北アルプスの雪の山道を歩いて凍傷や滑落したのにこりて、ほどほどにとどめているわたしには他人ごとには思えない。
「医者が凍えて亡くなるなんておかしいわ」と妻が言うが医者だって山登りをするし、見立て誤りもあるだろう。興味や自信がなければ春の雪山を歩くはずもない。
春の雪山は太陽の照り返しでけっこう温かから、アイゼンやピッケルを装備しても軽装で歩きたくなるが、天気が豹変するのも春山の特徴だ。30数年前のゴールデンウイークの涸沢では雨で4日も山小屋に足止めされた。そして晴れ上がった日の登山ルートは渋滞して雪の坂で滑落し、北穂高岳から奥穂高岳に向かう涸沢岳の鎖場で足が痙攣して大慌てした。あの日の北アルプスは1日で10名以上が雪庇(せっぴ)の踏み外しを含めて死亡した。それも危険箇所を通過してからの滑落死だった。帰りを急ぐあせりで足元をすくわれたのだろう。
今回の遭難は中高年登山者の無謀登山でケリがつけられそうだ。だから、山歩きは怖いとかやめろという気はない。十分の準備をし、体調を整え、現地の天候を見極め、周到に行動すれば山歩きは危険ではない。難しいのは撤退の判断だ。装備や食料を確かめるとともに先に進むか、踏みとどまるか、戻るかの決断のタイミングだ。どん詰りで行う決断ほど選択肢が限られる。それは山歩きに限らずドライブにも通じる。
山歩きが嫌いと言い張る妻も高い場所が好きで、栂池高原、新穂高、立山、中央アルプス駒ヶ岳、八ヶ岳横岳、八海山、谷川岳などのロープウエイを使って山を散策する。そこからちょっと先に進むと面倒だから引き返しているだけだ。高い山だから危険ではない。自然を甘く見て、感情に流されるから遭難するのだ。でも、出向きたいと思わせるのが山の怖さであり、魅力である。
追記:
「民法あれこれ」も44ページになりました。総論部分はこれで終わり、これから各論に移ります。
昨日から読み始めた『判例まんが本』にけっこうハマっています。有名な判例ばかりですが、それがどんな時代に出たものかを思い出しました。時代背景が見えてくると判例も理解しやすいものです。
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2012年5月4日(金) |
判例まんが本を読む |
別に昨日が憲法記念日からというわけではないが、民法の条文をひととおり眺めたついでに判例解説を買った。
条文に直に当たるというスタンスで民法や憲法を読み直したついでに『判例六法』(有斐閣)を買い込んで流し読みをしてきたが、似たような事例で異なる結論が出ているのもおもしろい。
たとえば、強制加入を義務付けている税理士会と司法書士会が会員に負担させる金に関し、政治献金は目的外行為だけれど復興支援特別負担金は目的行為としている。公金支出にしても地鎮祭の神官への謝礼や忠魂碑の移設工事費用を合憲、玉串料は宗教行事として違憲としているのも微妙だ。裁判官も理由付けに苦しんだろう。
仕事でたまにジュリスト(有斐閣)の判例百選を眺めてきたが、昔は甲や乙あるいは今はX・Yで示される文章に今もなじめない。ジュリストは事実の概要、判旨(判例の要旨)、解説、検討事項、参考文献で構成されているが、判例六法や判決要旨集になると事実関係がさっぱりわからない。
主な判例はウッキペディアで調べられるから利用させていただいてるもののそのたびに調べるのも面倒だ。受験勉強用の判例集もあるが要旨集と同じで事実関係が省略されているのが物足りない。
井上ひさしさんの本に難しいことをかみくだいて説明する話があったけど、簡単なことをむずかしく言い換えるのが法律家ではないかとわたしは常々考えてきた。一枚紙に整理できず、図解もできないような考えは屁理屈のコネ回しだ。わたしも似たところがあって他人を非難するのもバツが悪い。
そんな不満がたまっていたが、探せばあるものだ。辰巳法律研究所発行の『法律入門 判例まんが本』シリーズとか、三木邦裕著『これならわかる明解! 民法判例』は事実関係や経緯をしっかりまとめて判決を解説している。正確さにこだわればキリがないけれど、何がポイントであるかが示されているのが良い。自分に都合の良い判例を並べることもできるだろうが、そういう偏った判例集めだけはしたくない。
マンガを読めばバカになるといわれて育ったわたしだけど、そのために暗い部屋でこっそり読んだばかりに目を悪くした。マンガだろうがアニメだろうが堂々と眺めたり読むべきだろう。でも、こっそり読むから楽しいものもあることもわたしは否定しない。判例だっていろんな解釈をしてるんだからひとつにこだわることもない。電車やバスの中でエロサイトに夢中になってるあなただってわかるでしょ。画面は見えなくてもほほの弛みは隠せません。
追記:
このところ途切れていた「民法あれこれ」を42頁まで追加しました。ワードで作った図形入り文書をHTML文書にすると変なエラー文字が出てくるから、それを削除するに手間取ります。PDF文書にすれば図形はくずれないけどクリックを強いることになるので悪戦苦闘しています。
そんなことをしていると、若い時代に週刊雑誌の写真をこすって消していた時代を思い出す始末です。あれもこっそりやる楽しみだったかもしれません。
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2012年5月3日(木) |
旅行のデータを更新しました |
2011年は3月に転居するまで旅行どころではありませんでしたが、退職金がなくなる前に出向いていない場所に出向こうとムキになって出歩いたのでいつになくデータが多い年です。
おまけにクルマを買い換えたので、カタログどおりの燃費を達成しようとしたばかりに走行距離も増えました。
面倒なので後回しにしてきましたが今日は朝から作業を開始したのに7月までしかまとまりません。
今日行なったことは次のとおりです。
1 マウスを写真に当てると説明が出るようにしました。「つぶやき日記」と「出向いた場所」の写真説明を利用してください。
2 2008年から2011年までの旅行記録を追加しました。「出向いた場所のリスト」をごらんください。
そんなわけで、2011年の旅行記はまだ数日かかりそうです。 |
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2012年5月2日(水) |
2011年の旅行記をまとめる |
一昨日旅行記をまとめてから、2011年の旅行記を追加しました。
写真を並べてコメントを加える程度の内容でも、写真の選択にけっこう気をつかいます。
妻の写った写真は正面やスタイルにかかわるものは御法度ですし、温泉の内部までは撮影できません。
最大のネックは、走行中に撮影できないことです。
横に座る妻がシャッターを押す気がないから走行中に見かける景色の素晴らしさが伝わらないのが残念です。
ドライバーが撮影したり、携帯いじりをするのは違反です。
あわててパーキングエリアに入っても道路ほどの景色は撮れません。
林道走行中に出会う景色の素晴らしさを伝えようがないのも残念です。
ないよりマシと思い写真を撮っていますが、満足できる写真はまったくありません。
慣れない一眼レフデジカメより、簡単操作のズームデジカメで足ります。
良い写真を撮るために何時間も腰をおろす忍耐力もないから我慢してください。
わたしより素晴らしい写真を撮りに出向くのはあなたしかいません。
時間をかければもっと素晴らしい写真が写せます。ぜひ出向いてください。
●代替テキストを使って写真の内容説明【パソコンいじり】
写真を並べるだけでは芸がないのでマウスを写真に触れるだけで内容が把握できるようにしました。
写真を右クリックし、「属性の変更」の中で「代替テキスト」に内容説明を加えただけです。
とはいえ、すべての写真に解説をつける暇はないので一部にとどめています。
トップページのロゴ、タイトル、写真には代替テキストを使っています。
気恥しくてタイトルにできないもの、こっそり伝えたいことなどはこういう方法もあります。
●ホームページビルダーで代替テキストを表示させる方法
ビルダーで代替テキストを作ってもプレビュー画面では表示されません。ということはホームページにマウスを当てても表示できないわけです。そのためには画像の「属性の変更」を「画像」から「タイトル」に変更し、説明文字を加えます。つまり、代替テキストの内容をコピーしてタイトルに張り付ければ良いわけです。
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2012年5月1日(火) |
映画の話題で盛り上がる |
連休明けの出勤疲れで帰宅すれば娘と息子がやけに元気である。
今日は1,000円で映画が観れる日とかで、娘が息子を誘って一緒に出歩いたという。
方向音痴で男友達もいない娘は、職も決まらず家にこもっている息子を道案内に連れ出したようだ。
映画の内容を娘が大げさに説明し、息子はうなずくだけでコメントもない。
まったくふがいない息子だ。次に出向く日程まで娘が決める始末だ。
亭主が案内する場所に付いてくる妻と違い、娘は思いつくままに出歩いている。
それは父親の血のせいだと言い張るのも困ったものだ。
「沼津ナンバーはどこでも見かけるけど、お調子者の集まりなのね」と妻が笑う。
「そんなことは関係ない。進取の気性があるからだろう」と弁護すれば、
「昔のことを持ち出す人が進取の気性ですって」と妻は皮肉を並べる。
お調子者、進取の気性なんてどうでも良い。楽しく生きれば良いだろう。
昨年までは年に2度は夫婦で映画館へ出向いたが、今年は出向いていない。
そのうち出向くとしようか。 |
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2012年4月30日(月) |
旅行記のまとめに追われた |
無計画に出向いた2日間のドライブの整理を始めたら日が暮れた。
桜見物が山歩きに化けて、二泊もしたから子どもに呆れられた。
写真を見せても「あら、そうなの」とあしらわれる始末だ。
旅行記なんて、他人からみれば鼻持ちならぬ自慢にすぎない。
あれこれ説明するのが面倒で文章に残しているが、参考になることは少ないだろう。
ETC休日割引が始まった2008年3月から終了した2011年6月19日までは毎月出歩いたが、記録は写真とメモだけで温泉めぐりやドライブが中心だから残す気も起こらない。
高速料金が高いのがネックになって出向けない場所へ何度もで向けただけマシだった。
温泉めぐりにしても広告の片棒をかつぐ気もないし、入浴写真を隠し撮りして儲ける気にもならない。
とはいえ、夫婦や家族で出向いた記録は残しておこう。
あとで振り返るときに薄れた記憶をつなげるより具体的に示せるだろう。
そんなことを思いながら書き残している。
一人だけ仕事に出向いた娘を迎えに出向き、罪滅しに夕食を囲んだ。
母親がいなければ手抜きの食事しかしない子どもにマシな食事をさせるしかない。
「子ザルだって一人で餌を探していた」と上高地の話を持ち出せば、
「うちには優しいお母さんがいるわ」と言うのも困ったものだ。
でも、息子のためにせっせと食事の準備をする先輩がいることには触れなかった。
自分のことは自分でするのはサルの世界だけではない。
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2012年4月29日(日) |
高遠さくら祭りから駒ヶ岳ロープウエイに |
この記事は「出向いた場所38」に掲載したので写真を削除しました。
昨日は上高地の帰りに木祖村を迂回し、権兵衛トンネルを抜けて高遠城址公園のライトアップを眺めた。
奈川渡から木祖村への山道は数年前から愛用している国道158号と19号を結ぶ生活道路だ。クルマの行き交うことの少ない生活道路だが、日がのびたといえ午後6時を過ぎればまわりは静まりかえっていた。
木祖村から国道19号へ向かう下り坂はかなたに真っ白な山並みが並ぶ。
「真っ白な山があそこにもあるわ」と妻がささやく。
「あれは中央アルプスだよ」と言ってもピンとこないようだ。
「反対側に、おととしの12月に出かけた駒ヶ岳ロープウエイがあるよ」と言えば、
「チェーンを巻いたバスに乗り換え、寒さで凍えたあの山」と驚く。
ライトアップされた桜では物足りないので、昨日とは逆に諏訪から杖突峠をへて国道152号で高遠へ向かえは桜が満開である。横浜ではとっくに桜は散ったが、諏訪・松本・木曽・伊那は桜であふれている。
桜の種類はわからないけれど、しだれ桜が多く、家々にこんもり丸くなった桜の木が咲いているのも横浜とは違う。 横浜では桜は公園で鑑賞する木で家の囲いはツツジだけれど、高遠のまわりでは桜は山すそに並び家の門松に似た独立独歩の幹だ。公園という限られた空間に咲くのでなく、地域全体にまんべんなく桜の花が咲いている。
よそ者は開花の程度を気にし、「満開じゃない」と文句をつけるけど桜が咲く季節のまつりの雰囲気を大切にする地元の感覚とずれるようだ。一本でも咲いていればお祭り気分にひたれるものだ。満開でなければ桜でないなどというのはよそ者の言いがかりだろう。
それはともかく、わたしが高遠を初めて訪れたのは40年前の桜の季節だった。民宿で主と意気投合して二日酔いし、中央道が開通する前は茅野から塩尻へ抜ける迂回路で愛用した。家族にも城址公園や江島囲い屋敷も見せたけどそれほどの印象がないようだ。杖突峠から眺める八ヶ岳や美ヶ原の話は出ても、高遠のさくら祭りは話題にならない。むしろ、駒ヶ根家族旅行村への通り道だったり、木曽に至る権兵衛トンネルに続く道なのだろう。
高遠城址公園へ向かう152号からのループ道路から中央アルプスがずーんと目に入る。
昨日から山並みを気にしている妻は桜のことなぞそっちのけで雪山の壮大さに見とれている。
城址公園を散策していても、
「昨日の北アルプスの雪山はすごかったけど眺めるだけだったわ」
「あの山はロープウエイで登れるのよね」
「せっかくだから近くまで行ってみない」と山のことばかり並べる。
妻には新穂高ロープウエイや駒ヶ岳ロープウエイは手軽な山歩きマシーンのようだ。
駒ヶ岳に向かう菅の平バス停は観光客でにぎわっていた。
「上高地とちがって、観光客ばかりね」と妻が言い出す。
「おれたちだって観光客だよ。登山の準備はしてないし、物見遊山でうろついてるんだから」と言っても気にしない。
「いいのよ。楽に楽しめれば十分じゃない」と居直り、切符売り場に向かう。
ロープウエイ乗り場までは雪のないバス道でひと安心した。
高遠よりも桜が鮮やかで桜の見物のために移動してるような気になった。
でも、900mの標高差はやっぱり大きい。谷間にたまる雪を眺め、山頂駅を囲む雪におびえるのはいつものことだ。
八ヶ岳の天狗岳や赤岳で前転し、北穂高岳にいたる沢道で流されたヘマは苦い思い出である。
とはいえ、ロープウエイ利用者は見物人かスキー愛好家に限られるようだ。
最高峰の宝剣岳を縦走するような装備をした客はごくわずかだった。 |
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2012年4月28日(土) |
30年ぶりの徳沢園 |
★この記事は「出向いた場所37」に掲載したので写真を削除しました。
井上靖の『氷壁』を覚えているだろうか。北アルプスの前穂高岳の岩登りをめぐる小説で、ロープの材質が問われた。55年前の作品(1957年新潮社刊)だがたまに映画やテレビに登場する。
桜見物に諏訪へ出向いたら北アルプスの稜線に雪が積もっている。
「去年は新穂高温泉や平湯に何度も出向いたけど、上高地を歩かなかったわ。」と妻がつぶやく。
せっかく高遠の桜まつりへ出向いてきたのに上高地はないだろう。
「それじゃ、上高地に転進しよう」と言い出しても妻は動じない。
諏訪から先の中央道は桜が満開で花吹雪の中を進んだ。
いつものとおり河童橋から山に向かって右側(左岸)を歩けば夏と違って人通りはまばらである。
雪が残る山道をぬかるみを避けて歩くと、
「連休が始まったのにやけに人が少ないわね」と妻が言い出す。
「こんな時期に歩くのは登山者かスキーヤーぐらいだ」と言えば、
「花見に来て、山を歩かされるとは思わなかった」と妻が笑い、
「岩魚の塩焼きを食うためにガマンしろ」といえばうなずく。
明神館の前でひと休みし、「これから徳沢園まで歩く」と言っても妻は反対しない。
「徳沢園に何があるの」と聞くから、
「おしるこがあるかもしれない」と言葉を濁すしかない。
「その言葉につられてクルマに乗ったけど、柳沢峠(奥多摩)にはなかったわ」と妻は笑う。
「井上靖が『氷壁』を書いたという宿がある」といっても小説を読まない妻には理解不能だ。
先に進めば山道はぬかるみが増し、小石が混ざって歩きにくい。
グチを並べず黙々と歩く妻が足取りを止めるから、何かと思えば植物の写真を撮り始めた。
ものぐさな妻がカメラのシャッターを押すのも意外だ。
一面の花は実が食い荒らされ、葉っぱだけになっている。
「あれ! サルが歩いている。何匹もうろついているわ」と先を指さす。
親子のサルの群れが餌を探して歩き回るのも珍しい。
「このサル、人に慣れてるわ。近寄っても逃げない。」と妻が叫び、
「子サルが一人で餌を探してる」と感心する。
「いつまでたっても母親に飯をつくらせる家の子どもとちがうよ」と言えば、
「それとこれとは別でしょ」と反論する。
明神館から徳沢園まで1時間かかった。山歩きをしてた頃は40分程度の距離だが今日は山を眺めて歩く散策である。
そして、この区間は妻には初めてのルートだ。
今ままでのルートは川原とそれほど落差のない林の中の広い散策路だが、今回のルートは川原を高巻いて作られた上下動を伴う狭い道だ。
「思ったより広い場所ね。こんなに多くテントを張ってるわ」と妻がやけに感心する。
そういえば小梨平キャンプ場ではテントを見かけなかった。
「雪山がそそり立っているし、遠くを眺めることもできる場所ね」と満悦だ。
上高地には妻を十回以上連れ歩いているけど明神橋までにとどめてきた。
それ以上歩かせても疲れるし、槍沢や涸沢へ向かう長くて単調な谷間の山道は退屈だ。
安全な下山路であっても景色を堪能する道ではない。
せっかくだから横尾キャンプ場までと思ったが雪が多いので諦めた。
北穂高岳から奥穂高岳を縦走するために上高地から雨の中を涸沢に向かい、土砂崩れ、4日逗留、沢で滑走した4月末にはロクな思い出がない。
新村橋の狭い吊り橋を渡り、人の通りが絶えた作業道路を嘉門次小屋の岩魚の塩焼きを楽しみに黙って歩いた。
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2012年4月27日(金) |
しっくりこない無罪判決 |
昨日は東京地裁で政治資金規制法の虚偽記載で強制起訴された小沢氏に無罪判決が出た。
刑法の基本は疑わしきは罰せずだから特に意外な判決ではない。
土地取引をめぐる虚偽記載を認定したものの、元秘書との共謀を立証できなかったから無罪になったまでである。
4億円という大金の出所を二転三転させ、元秘書が録音テープを隠し取りし、元検察官がテープを改ざんして都合の良い調書を作成した事件だから検察官役の弁護士やそれを裁く裁判官も苦労したにちがいない。
一応の決着はついたけど、無罪判決とクリーンな政治家とは別である。
親から4億円も相続できそれをはした金といえる感覚は貧乏人になじめないし、勝つためにはなりふり構わず違法行為も辞さないやり方が受け入れられないはずだ。そこまでやるのかという驚きを何度も感じさせてくれた。
写真写りが良く、弁舌爽やかで、耳障りの良いタレント政治家とは異なるイメージだけど、支離滅裂で実行力が欠けるのは変わりない。当選するために金・人・モノの手段を選ばないしたたかさも同じだ。そういう政治家にしがみついて派閥を組むのも変である。一度味わった美味しい毒は手離せないのかもしれない。そういう人には大切な教祖様なんだろう。
政治家に倫理を望んでも無駄だし、政治資金規制法というザル法で起訴するのは無理なことが改めてわかったにすぎない。判決がしっくりこないのは、法の解釈としては正しけれど、裁かれる人があまりにもダーティなイメージがつきまとうからだ。都合が悪くなれば病院に逃げ込み、現実とかけ離れた建前を並べ、選挙術に長けた政治家だから意外な判決に映るのだろう。
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2012年4月26日(木) |
行政法もおもしろい |
民法の図解も仕上げたので経済学や心理学の復習に戻っている。
ケインズの『雇用・利子・貨幣の一般理論』の抄訳本も手に入れたのでなじみやすい。
でも、ひまつぶしに買い込んだ『性欲の科学』にはけっこうてこずっている。
そして、音響自作マニアの書いた『電線一本で世界を救う』も物理の教科書よりもためになる。
せっかく民法に親しんだからと、商法や会社法に手を広げたけれどこれはまだまだ先のことだ。
それより先にあたっておかなければならないのが行政法だ。
それにかかわって飯を食ってきたから振り返るためにも欠かせない。
財政や自治の前に、国家・自治体と国民・市民がかかわる法律関係を確かめておきたい。
ちなみに行政法という法律はない。国や自治体にかかわる法律の体系の呼称である。
大きく分ければ、
@国や自治体の組織(行政組織)、
Aその行動範囲と権限(行政作用)、
B国民や市民との関わり(行政救済)
の三つだ。
もっと簡単いいえば、作用である「行政処分」と反作用である「行政救済」が主な内容だ。
そこには、行政主体である国家や自治体を別人格の主体と見るか、個人の集合体と見るかのちがいがある。
いわゆる、法人実体説と法人擬制説のちがいでもある。
そして、法人実体説でも特別権力の主体とするか否かの区別もある。
地方の時代と言われ続けてきたものの日本の自治体は相変わらず国に財政依存している。
そういうもののしくみを見直すためにも行政法は無視できない。
元々アナーキーだったわたしと国家は矛盾する存在だけど、好き嫌いやイデオロギーとは別に現実に存在している。
そういう現実を忘れて法を語るのもひとりよがりだ。
といっても、今さら硬い本を読む気はない。基礎概念を簡単に説明する本から挑戦するしかない。
読み始めてみると、それで飯を食ってきた経験があるだけになじみやすい。
民法とかかわらせてみよう。
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2012年4月25日(水) |
地震と寝過ごし |
朝の5時過ぎに地震で目覚めたら妻がいない。新聞を取りに1階まで出向いたのかと思っていた。
いつまでたっても帰ってこないのでエレベーターに閉じ込められたかと外に出たがエレベーターは動いている。
トイレのドアが開いて妻が出てきてびっくりした。
「出るに出れなかったのよ」と照れ笑いしている。
いつもならまっ先に起きるぐうたら娘はぐっすり寝込んでいる。
韓国ドラマで夜ふかししやがって・・・。
昨日は、ワードで作成した図解をホームページに掲載したページの訂正で夜ふかしした。
図解した部分が微妙にずれているのと、エラーの文字が残るのを訂正しているうちにページ全体を削除してしまった。エラー文字を削除するために、HTMLソースを削除したのがへまの始まりだった。
生半可な知識を持ち出すと回復に余計な時間がかかるものだ。
そんなことも加わって電車を乗り過ごす始末である。
地震とホームページ訂正に振り回されるのも腹立たしい。
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2012年4月24日(火) |
みんな騙されて成長した |
朝の雑談で、年寄りが教訓を語り合う機会が増えた。
学校や研修で習ったことが身につくのは自分が失敗して身につけるしかないようだ。
クルマの運転にしてみてもキープレフトの怖さはわからないだろう。
左側車線には、人が歩いている、バイクが走る、物がはみ出している、クルマが停っている、曲がるクルマがいる、飛び出す人やクルマがあるなど危険があふれている。
それを忘れて左車線を走行すれば事故のもとである。
仕事にしても同じで、
相手を確かめないで話しかたり質問すればとんでもないミスを生む。
自分のことばかり主張すれば、相手に理解できないとんちんかんな応答で空転する。
目先のことばかり考えて、その先に生じるトラブルに気づかないこともある。
まわりを確かめずにクルマを走らせれば暴走するし、見えるものを見失うときもある。
あれこれ並べていると山歩きや客との応対、果ては夫婦や子どもとのやりとりだって似たことがある。
相手に騙され、その悔しさをテコにして成長したのがおじさん・おばさんの知恵なのだろう。
騙されたというのは他人に責任を負わす考えだけど、自分の不注意である。
注意力というのは学校や研修では身につかないことだろう。
人を信じるのは良いけれど、それを確かめるのが自分だということも忘れてはならないだろう。
互いの失敗談は耳を傾ける価値がある。
明日は我が身ということをバカにできないものだ。
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2012年4月23日(月) |
平成女優ベスト10だって |
池上彰さんの「危機を乗り切る戦後不況史入門」という特集にひかれて文藝春秋5月号を買って読んだ。
対談集だから、話す人の自慢や自己弁護も含まれていておもしろいけど、その時代を生きてきたわたしとちょっとピントハズレもある。
せっかく買ったのにそのままじゃ悔しいのでページをめくれば「著名人71人が選ぶ私の平成ナンバーワン女優」という特集もある。たった71人で決められるものかと眺めれば1位が寺島しのぶ、宮沢りえ、3位が蒼井優、4位が大竹しのぶと中谷美紀で半分が過去の人である。平成じゃなくて昭和かと思ったが間違いはない。おじいちゃんに人気の女優と付けたほうが良いだろうに。
番外編の「読者1千人アンケート 平成女優ベスト10」を眺めても、1位の松嶋菜々子が629人でダントツ、2位の仲間由紀恵251人、3位の綾瀬はるか220人で検討してるが30位まで並べている割に半分も知らない人ばかりである。
普段はテレビなど見ないから大きな顔はできないけれど、大女優なんて言っていいんだろうか。地デジやハイビジョンになって見えすぎて人気を失った方もいるだろう。
毎日韓流スターのテレビばかり見せられているわたしには、日本の女優の区別がつかなくなった。これも世の中の流れから取り残されまいとするオヤジの悪あがきなのかもしれない。
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2012年4月22日(日) |
民法あれこれをホームページに掲載しました |
図解は先月末に仕上がったものの、文章の訂正や根拠条文の追加に追われていた民法のあらましをホームページに掲載しました。
図解のために、無骨なエクセルで作った文書を捨ててわざわざワード2010を使ってページを作成しましたが、ホームページビルダーに対応していない書式のため、web形式に変換して取り込みましたが文字化けしています。
この度の改訂は次のとおり行いました。
1 すでに掲載している民法の用語集の文章を訂正し、根拠条文を加えました。22から26ページまで更新
2 今後掲載する内容を目次に明示しました。すでに掲載した部分とこれから掲載する部分を色分けしました。
3 タイトルを「法律用語あれこれ」から「民法あれこれ」に変更しました。内容が用語の説明にとどまらないからです。
4 本日は序論的な部分を掲載しています。
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2012年4月21日(土) |
タイトルだけでエロおやじ |
法律の本を買いに行ったら専門書が見当たらない。せっかくだから店内を一回りすればピンクのカバーがついた厚手の本が目についた。
刺激的な写真やイラストを期待してページをめくれば図表と文字だけでがっかりした。
帯びに「4億の検索ワーズ、数十万の官能小説、4万のアダルトサイト」とあるから開いたのにこれじゃがっかりだ。
内容は、アダルトサイトの検索を行なって数学的な分析を行なった硬派の分析である。
「世界中の男が日本のエロアニメに夢中な理由」という見出しにひかれて買い込めば妻子はエロおやじ呼ばわりだ。
アメリカの学者がせっかく日本のアニメを取り上げ、全世界の男が夢中になると持ち上げてくれるのに読まない手はないだろう。
検索サイトを分析して世界の快挙のような持ち上げ方には同調できないものの、その努力には敬意を表したい。
本を買い込んだ新横浜では、アニメ娘5人組のコンサートもあってアリーナへ向かう道路は男も女もアニメファンであふれていた。
「アニメの世界と男と女の世界は違うんだ」といってもオヤジの繰り言扱いである。
「期待はずれはどこにもつきまとうから」と口にすれば、
「それは買ってきた本のこと。それともわたしのこと」と妻がにらみつける。
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2012年4月20日(金) |
ブラックボックスは単細胞じゃない |
あるしくみ(仕組み)を考えるときにブラックボックスを持ち出すと考えを簡略化できます。
ここ1週間ほど考えがまとまらなかった民法総則の「行為能力」にしても、入力と出力の間を取り持つブラックボックスと考えていました。
昨日は、@当てはめ、A区分し、B関連づける法律の思考法を持ち出しましたが、それをひとつにまとめるのは無理があります。思考の順序としては、@区分し、A当てはめ、B関連づけるの過程ですが、それはひとつの流れではありません。
こむずかしいことを持ち出せば、「もしならば・・・である」という条件式(IF関数)がいくつも組み込まれるからです。
ブラックボックスはそういうものをいくつも組み合わせたしくみです。
複雑なものを簡略化させることを忘れて、ひとつの役割や機能だけに対応すると錯覚するのもブラックボックス論のわなです。まとめきれないからとりあえずブラックボックスにしてるのに、ブラックボックスをひとり歩きさせてしまうときもあります。
入力と出力を結びつけるのが単一ブラックボックスAですが、入力から出力を含む複合ブラックボックスBもありえます。昨日まではAのことばかり考えていましたが、法律行為に関してはこのBタイプのほうに近いような気がします。支離滅裂な考えを並べていますが、法律行為の幅広さには単一ブラックボックスでは刃が立ちません。
ただし、法律の思考はフィードバック機能付きの単一ブラックボックス回路です。従属変数(パラメーター)はひとつではないものの一定の関数関係により技術的な結論が引き出されるからです。
どうでもいいことを並べちゃいました。
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2012年4月19日(木) |
図解で伝えられること・・・法律行為でつまずく |
民法の復習をしていると刑法の思考が飛び出してきます。
なぜ罰せられるかと言えば、こういうことをすればどんな罪になるとあらかじめ決められているからです。
社会的に許されないから罰せられるにせよ、そこには罪の重さに応じた罰の程度ががあります。
ある行為が犯罪の構成要件にあてはまり、違法だから、責任能力を持つ者として罰するわけです。
むろん、違法な行為であっても責任能力がなければ罪を問うことはできません。
ここには、起ったことを@当てはめ、A区分し、B関連づける法律の思考方法があります。
それは法律に限りません。原因と結果、動機と成果、目的と効果のかかわりは@・A・Bの繰り返しです。
@とAはわかりやすいのですが、Bの関連づけがわかりにくいかもしれません。
刑法の場合は、罰するか否か、起訴するかしないか、あるいは有罪か無罪かに結びつけることです。
BはAの区分と変わらない部分がありますが、区分したものを再構成するのが関連づけです。
法律行為というのは、ある行為を法律の仕組みの中で、どんなことかと当てはめ、似たものと区別し、目的とするものに関連づけることです。
民法には、法律行為の章ががありますが、仕組みを細分化するがためにわかりずらい面があります。
公序良俗、強行規定、任意規定、慣習、意思表示、代理、追認、無効、取消し、条件、期限を個々に読むだけでは何がなんだかさっぱりわかりません。これらは意思表示を有効にするためのパーツであって、法律行為の枠組みにすぎません。
なんとなくわかっていてもそれを言葉で説明するもは面倒ですが、図解はもっと面倒です。どういう順序で並べたらわかりやすいかと考えるうちに単純な内容が複雑になります。
法律行為は、入ってきたものを有効・無効にわけて出力させるフィルターにすぎません。法律思考のブラックボックスと考えたほうがなじみやすいかもしれません。わかりにくいのもブラックボックスに似ています。
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2012年4月18日(水) |
口が悪い先輩に電話をかける |
わたしより数才年上の先輩に数年ぶりに電話をかけた。
仕事熱心で真面目な人だけどわたし以上に辛辣な口ぶりの人だ。
開口一番「そんな人は知らないよ」である。
ムッとして「そうですか」と言えば、「うそうそ・・・、元気かい」と気さくな口ぶりだ。
情報通の人だからわたしの転職先を十分知っている。
互いに気位が高いから、古巣の再就職を拒んだのも似ている。
人付き合いは苦手だが、口の悪い人ほど頼りになるのも不思議である。
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2012年4月17日(火) |
休んで病院へ出向く |
いつものとおりに目覚めたがやけにだるく、胃がむかつく。
通い慣れた本牧の病院は休みだから、近所のクリニックへ出向いた。
2月に風邪で出向いたけれど、パソコンとにらめっこし、娘にノロウイルスの宣告をしてくれた医者だからあまりあてにならない。
気休めにはなるだろうと出向いたがピロリ菌の駆除と胃酸過多を結びつけるのは勘違いだろう。
しなくてもいいい民法の図解やその解説で夜ふかしをし、ストレスを増していることぐらいわたしにもわかる。
4年前の駆除の影響なら毎年胃酸過多が続くはずだが、今年だけひどい理由にはなるまい。
胃がんとか潰瘍などと言い出されないだけましだった。
それでも気休めになって、昨日からつまづいていた法律行為の整理がついた。
あてにならなくても、気休めになるのが医者だと言ったらきっと怒られるだろう。
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2012年4月16日(月) |
コートを脱ぐ |
バスダイヤが変わったので、気分転換に今日からコートを脱いた。
昨日から法律行為を整理しているがまとまらない。
法律用語辞典を並べ、買い集めた参考書を比べても納得できる結論に至らない。
せっかく仕事のストレスから開放されたのに、自分でストレスを増やすようなものだ。
胃のむかつきを抑えるためにミルクを飲んだがやけに酸っぱい。
とんでもないことに手を出したものでである。
朝は温かかったが夕方は冷え込んでコートを脱いだのを悔やんでいる。
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2012年4月15日(日) |
妻を待たせて古本屋巡り |
朝からパソコンの入力をしているのに飽きて妻と息子を連れてつきみ野の喫茶店へ出向いた。
妻や息子を残して古本屋に向かえば催促のメールである。
夕飯の買い物というのでもう1店立ち寄れば呆れて文句も出ない。
刑事訴訟法、民事法入門、民法総則に加えて相続トラブルが手に入った。
新しくできた南町田の食料マーケットはレジ待ちの列で渋滞である。
胃のむかつきはあいかわらず続いている。
今日は「時効の要点」をまとめて日が暮れた。
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2012年4月14日(土) |
意思表示のパターンを整理した |
今日は新東名高速の御殿場・三ヶ日間の開通日だが雨で出向く気が起こらない。
娘を仕事場に送ったついでに横浜駅の本屋めぐりをして宇宙と税法の本を買い込んだ。
またゴミが増えると言いたげの妻を言いくるめて分厚い本を買うのも気が引ける。
それはともかく、民法の図解を補足する説明に追われている。
胃のムカツキは相変わらず続くが、今日は筆が進んで「意思表示のパターン」、「無効と取消し」のほかに送達や時効の中断まで進んだ。
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2012年4月13日(金) |
ミサイル発射失敗と胃痛 |
いつ発射されるかと楽しみにしていたミサイル発射が失敗した。
どうせならロシアや中国に向けて誤発射されれば面白かっただろう。
だれが粛清されるか見ものだ。
そんなことを口にしても誰も笑わない。
昨日は京都で暴走に巻き込まれて18人も死傷した。
桜の花も散り、胃酸過多のむかつきが増すこのごろである。
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2012年4月12日(木) |
本棚を追加した |
買い物に出向いた妻を迎えに出向き、ついでに本棚を買ってきた。
数日前に、枕元に積み重ねてきた本を整理しないと掃除をしないと娘に宣告された。
しかたないからタンスの上に横に積み重ねられる本棚を買ったが入りきれない。
居間に壁がわりに2つ並べ、キッチンカウンターの下や床の間まで本棚にしてるのにまた増やすのと妻子は言う。
昨年の引越しで段ボール20箱分を捨てたけど妻子は許してくれない。
調べて書くのが趣味のオヤジに無理を並べないで欲しい
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2012年4月11日(水) |
ケインズの一般理論を読む |
講談社の学術文庫にケインズの「雇用・利子・貨幣の一般理論」の新訳が登場した。
山形浩生訳の『雇用、利子、お金の一般理論』である。
タイトルが貨幣でなく「お金」となっているように、読みやすさを優先したそうだ。
おまけに、ポール・クルーグマンのイントロダクションとジョン・ヒックスの紹介論文がついている。
家には塩野谷九十九訳(東洋経済新報社)と間宮陽介訳(岩波文庫)が並んでいるが今もって読み通していない。
D・デラード、J・ロビンソン、宮崎義一、伊藤光晴、川口弘、宇沢弘文各氏の解説に親しんできたために原文に当たる気が欠けるからだ。
読みやすいけれど、70年前に学者に向けて書かれた本だからなじみにくい内容である。
そして、本文よりも注記の方が楽しい内容なので脇道に外れてしまう。
古典派経済学という呼び方はマルクスが発明したとか、リカードは政治経済学を富の性質や源泉の考察でなく生産物の分配を決定する考察としたなどというケインズの補足がおもしろい。
とはいえ、民法の復習の整理に追われて先に進めないのが歯がゆい。
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2012年4月10日(火) |
煎餅の食べ比べ |
娘が休日を利用して鎌倉へ出向き、煎餅を買ってきた。
わが家からは三渓園より鎌倉の方が近いと娘は言う。
一昨日に出向いた三渓園の桜を妻が吹聴するから娘は鎌倉八幡宮へ出向いたそうだ・
息子には鳩サブレー、わたしには煎餅と気を遣うのも娘らしい。
一昨日は三渓園前で煎餅を買ってきた。
妻は息子のために息子のためににんにく付けの煎餅を買い込んだが娘のためには買わなかった。
その息子といえば、どこへ出向いても土産を買うことはない。
そのくせ家族の土産を待つちゃっかりものだ。
可愛いい娘が買ってきてくれたから鎌倉に軍配を上げたけど、三渓園前の煎餅はやや硬いものの、鎌倉の煎餅に劣らない。
「煎餅も好きだけど三渓園も鎌倉も汁粉が美味しい」と口にしたら、
「このところ元町のいろりに出向いていないわね」と妻が言い出す。
食い意地だけは衰えない奴だ。
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2012年4月9日(月) |
寝不足で早寝 |
昨夜は相続手続の図解で手間取って夜ふかしだ。
朝から三ヶ所も桜見物をしたあとに担保と保証のあらましをまとめ、相続手続きに手を出したのが運のつきだ。
法定相続の手順は慣れているが、遺言の手続がいまひとつ不明だ。
遺言による相続は生前贈与や遺贈が絡むが、民法の解説はそれに触れていない。
条文を読み直しても不明な部分がある。
とんだやぶ蛇である。
しかたないから本屋で相続手続の本を買い込んだが睡魔には勝てない。
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2012年4月8日(日) |
高尾・相模原・本牧の桜めぐり |
「出向いた場所36」に掲載したので、写真は削除しました。
先月に開通した圏央道の高尾・八王子ジャンクション間を確かめに橋本から町田街道を使って高尾山に向かった。
高尾山を歩かされると警戒する妻は気乗りがしない様子でデジカメのシャッターを押す気配も見せない。
トンネルを抜けるとすぐに高尾インターチェンジに入るが狭い場所を大きな円を描いて入るから景色どころではない。
5分もすれば中央道八王子ジャンクションで、ほとんどのクルマは山梨方向に向かう。
そのまま直進して八王子西インターで下車したが桜は蕾の状態である。
陣馬街道に向かうのをやめて高尾山へ向かえば駐車場は満杯だ。
「これだけ混んでいたらケーブル待ちも大変ね」と妻が言い張る。
そこで思い出したのが相模原市役所前の桜並木だ。
「あそこなら本牧より桜が多いいぞ」と言いくるめて16号を走れば進入禁止である。
「出店もあるわよ」と妻が言うけれど、わざわざ立ち寄る気は失せた。
「それじゃ三渓園へ行くか」と言えば妻は機嫌を直す。
「きのうの写真は色あせていたわよ。クルマの中じゃなくちゃんと撮ってね」と注文する。
自分で写さないくせに注文ばかりする。
本牧に入れば山手警察前から渋滞である。
「あそこの桜の色はまわりと違って白っぽいのよ」
「前の住宅前の桜は薄いピンクだけれど、本牧中学の近くは濃いピンクだわ」と矢継ぎ早に妻の解説が続く。
先に進んでも渋滞に巻き込まれるだけだからイオン(旧サティ)にクルマを置いて歩くことにした。
「わたしたちが引っ越してきたときから閉まっていたおもちゃ屋さんがまだ残っているわ」
「あんたがパソコンいじりで腰を痛めて通った整骨院はどこだったかしら」と話しかけられるのに閉口した。
三渓園は花見気分の客でにぎわっている。
住んでいた頃は、「あそこは老人会の社交場よ」と言い張り、出向こうと言っても応じなかった妻がさっさとさきを進む。
「今の家の周りにも桜は咲いているけれど華やかさが欠けるわね」と言うに任せた。
富士山が見えない、桜がしみったれている、店が少ない・・・。
一緒になる前の妻の家は今の家より人通りも少なくへんぴな場所だったくせに。
ぜいたくをさせるとロクなことがない。
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2012年4月7日(土) |
本牧は満開 |
転居から1年が過ぎた。でも、毎月通いなれた床屋へ出向いている。
いつもは人通りの少ない店の前をいつになく人が行き来する。
「やけに人出が多いね、久しぶりに晴れたからかな」とつぶやけば、
「間門から三渓園まで本牧通りは桜が満開よ」とカミさんが言う。
元町方向から来たから気付かなかった。
古本屋に寄り道して本牧通りに出れば、確かに並木は満開でクルマも渋滞している。
目がやけに痒いのも桜の花粉のせいだろう。
帰ってから妻に見せようとデジカメで撮影したが、今年の桜はやや白い。
妻に見せれば「やっぱり桜は本牧通りね」と言い張る。
「うちのベランダから桜が見えるだろ」と言っても納得しない。
富士山が見えない、桜がしみったれていると難癖を並べられるのもやぶ蛇だった。
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2012年4月6日(金) |
訃報が続く |
花粉が舞って気乗りがしない。家に戻ればHさんの訃報FAXが届いた。
今月は昔の先輩の訃報が続く。先週はKさんだった。
と言っても20年以上も付き合いが絶えているから出向くのはやめた。
弔問は出向いた旧友と顔を合せて親交を交わす機会だったが、それが絶えて久しい。
残った知り合いの数を確かめるほど虚しいことはない
しかめ面で無愛想だったKさん、笑顔を絶やさず冗談を並べたHさんも去った。
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2012年4月5日(木) |
当事者と第三者の一覧表を作る |
7時前に目覚めると娘が身支度をしている。いつもは愚図なのに春だからだろうか。
昨夜は眠気に襲われて「当事者と第三者の一覧表」が1枚しかできなかった。
さっそくパソコンを立ち上げて仕上がりを見れば何か間抜けな仕上がりだ。
解説書と民法の条文を比べると「人」と「者」が異なっている。
条文に合わせていると、今までメモしてきた用語以外にあれこれ目に付く。
それを加え、空白箇所を埋めているうちに午後1時を過ぎている。
条文と内容を並べるだけでは物足りないので第三者が出ている条文の内容を打ち込むと7頁まで膨れ上がった。
せっかくの休日もパソコン入力で終わった。
今まで表はエクセルで作ってきたが、見栄えが今ひとつだ。
エクセルの欠陥は打ち込んだ文字が消えてしまうことである。
というわけで、図解を始めた先月からワードを使って図や表を作成している。
イメージしたとおりに画面に表示されるものの、そのままではホームページに取り込めない。
先週から星野英一さんの『民法のすすめ』(岩波新書)を読み直しているがなかなか先に進めない。
何かと考え直させる本だけど、学者の本だから言葉の詮索が多くて寄り道してしまう。
若い頃に法哲学や法社会学に手を染めたので素直に読めない。
でも、条文になっていない民法の原則を考え直す機会だ。
民法の図解は30できた。解説も半分仕上がった。
でも、図解だけでは欠陥品である。
それをもとに次の展開につなげるのが調べる楽しさだ。
ホームページにいつになったら掲載できるのか不安である。
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2012年4月4日(水) |
表1枚で眠くなる |
ようやく桜が目覚めたけれど、わたしの眠気が増してきた。
早起きしてまとめた用語リストを1枚の表にしたら眠気がさしてきた。
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2012年4月3日(火) |
強風でタバコも吸えない |
昨日から午後に強風雨の警戒が出ているのでレインコートを持って家をでた。
午後になると雲行きも怪しくなって早退すれば、電車もゆれる強風である。
バス停の看板も倒れ、傘をさすこともできない。
ベランダに出られないから早寝すれば夜中に目覚める始末だ。
昨日から始めた民法の条文チェックをメモ帳に記入し、連帯債務、連帯保証、法定代理人、遺言執行者を加えれば明け方である。
ベランダに出てタバコをまとめて吸ったが上手くもない。 |
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2012年4月2日(月) |
六法をチェックして早寝 |
月も変わり定期売り場も混んで今日は買いそびれた。
椿の花がようやく開花したけど相変わらず朝夕は寒い。
人事異動が加わって今日も何かと慌ただしい。
第三者と利害関係人を調べたが分からない説明ばかりだ。
それならと思い立って民法をチェックしたら第三者だけで50もある。
そして、利害関係者は公務員倫理法で、民法は利害関係人である。
印を付けているうちに眠気がさしてきた。
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2012年4月1日(日) |
赤いロウソク |
今日は妻の兄の33回忌で埼玉へ出向いた。
いつもなら桜が満開の季節だがツボミさえ見当たらないのも間が抜けている。
おまけに家族に急かされて早く家を出たばかりに1時間も前に着いてひまつぶしも退屈だ。
妻の兄とわたしの祖母は同じ年に去ったけど、今年は父の7回忌もあったから黙っていよう。
3才の時に父が去った甥っ子も相変わらずのんびりしている。
ともあれ、法要も終わり坊主の説教が始まった。
「今日のロウソクが赤いのに気づいたか」と切り出す説教で、ようやくロウソクの色に気づくのもウカツだった。
それがどうしたと構えれば、「赤は祝いの色だ」と言う。
「33回忌、50回忌はめったに迎えられるものじゃない」
「お父さんあんた、あと17年生きられますか」と義父に刺激的な発言をするのに呆れた。
100歳を過ぎるまで生きるのは確かに無理だろう。
そういえば人が集まる機会もだんだん減っている。
わずらわしかった人付き合いも懐かしく感じるのも年のせいだろうか。
一期一会の交わりも絶えたら終わりだろう。
縁という言葉が身近に感じるのも不思議だ。
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2012年3月31日(土) |
台風並みの強風雨 |
朝から雨だ。おまけに台風並みの居風が吹き荒れているので家にこもった。
どうせ明日は法事で埼玉へ出向くから民法の図解でひまつぶしができる。
仕事に出向いた娘から傘が壊れたグチメールが届く。
家にじっとしていればいいのに妻は明日持参する土産を買出しに出向く。
強風で窓も開けられないから、ベランダでタバコが吸えないのが辛い。
それにしても、図解のイメージがわき出てくる日である。
共有の3パターン、登記できる物権、人と人のつながりや、人が関わる用語集のワードバージョン、人的担保ってなんだろうと次々に出てくる。
雨の中の買い物から戻った妻は呆れている。
ガソリン代は急騰したし、強風の中を運転しても事故の元だ。
「まだパジャマなの」と言われても、洗濯を増やさないように務めただけだ。
新しい傘を買ってきた娘が、「またギックリ腰になるんじゃない」と皮肉を並べる。
こんなにイメージがわく日はないのに、妻子は理解できないようだ。
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2012年3月30日(金) |
応接疲れで早寝 |
出がけに携帯電話の忘れに気づいて家に戻ったら、いつになくバスが早く来て朝から駆けっこでついていない。
いつもは5分遅れが当たり前のバスが時刻表どおりに来るのも困ったものだ。
今日は客対応に追われ、昼当番まで加わって疲れた。
閣僚ポストにしがみつく政治家とスジを通すしかない政治家がゴタゴタしてるようだ。
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2012年3月29日(木) |
鉄道模型と駅弁 |
朝からワードで民法の図解を3つ続けたら妻がふてくされている。
これではまずいから久しぶりに横浜駅の東口へ出向いた。
春休みとあって平日なのに喫茶店はどこも満員だ。
本屋めぐりをしてからデパートヘ出向けば鉄道模型の展示である。
金持ちのコレクションだろうとタカを食って出向けば、いつになく人があふれているのも春休みだろうか。
外国の電車や機関車の展示の他に、日本の私鉄の旧型車両も展示されていて飽きない。
40年以上前に故郷にも市電が走り、家の近くの引込線に蒸気機関車が走っていたのを思い出した。
そんなことを妻に話してもわからないようだ。
ヤギやウサギと戯れていた妻は、家族全員で上京してきたときの長い道のりしか記憶がないという。
1日以上電車を乗り継ぐなどわたしには思いつかないことだ。
やけに妻がそわそわしてるので先を見れば駅弁コーナーがある。
同じポスターを眺めても、背の低い妻は駅弁のお知らせに目が届き、わたしはコレクションに気づいた違いがある。
駅弁コーナーの先には、電車の中をイメージさせる座席もあって数家族が食事をしている。
さっそくワイン仕込みの黒豚ステーキ弁当を買い込んだ。
本日は死刑執行が3件もあったそうだ。
年度末の帳尻合わせに執行されるのもかわいそうなものだ。
腹を空かせて待っている子どもたちは駅弁に舌づつみを打ってご機嫌である。
民法の図解に伴う解説文の訂正と追加に追われるのも何か変である。
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2012年3月28日(水) |
判例集を斜め読み |
晴れたと思えば小雨がパラツキ、また晴れる落ち着きのない天気だ。
相変わわず花粉が舞って辛い季節だ。
今日は期限が終了するHさんの送別会である。
一言多いのはわたしと似ていてけっこうウマがあった方だ。
勢いの人だから理屈に詰めが甘いのもわたしに似ている。
あれこれ内輪争いをしていた内閣も増税路線でまとまったようだ。
マニュフェストという得体のしれないキレイゴトを並べても先立つものがなければ動きが取れないだろう。
目立ちたがり屋に政治を任せてもロクなことがない。
大阪や名古屋もそんな政治家が受けているようだ。
そのうち敵前逃亡したどこかの市長と同じように飽きられるだろう。
久しぶりに判例集を流し読みしたらけっこうおもしろい。
どこからこんな屁理屈がつけられるかと感心した。
結論だけ出ている判例集になじめず、事実関係が整理されている判例集を数刷集めた。
同じ判例でも解説が異なるのも楽しい。
どこに重きを置いて理屈をつけたか読み取るのも頭の体操だ。
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2012年3月27日(火) |
債権回収法をまとめた |
携帯電話の音がいつもと違った音を出すから、誰の携帯電話かと思えばわたしのものだ。
岩手県沖で地震発生の警戒メールだけどちっともゆれない。
ほどなく誤報の訂正メールが届いた。
多額の損失を出した社長が国会喚問されたが「責任は感じても自腹を切った賠償はしない」と居直るには呆れた。
羨ましいほど多額な月収に驚いた。
こんな人間がトップに居座っているようじゃロクなことがない。
債権債務の発生と消滅を図解にしたら、債権回収法のことが気になった。
今ではそんなこともないが、倒産前に商品を引き上げるのも中小企業では当たり前のことだった。
さすがに弁護士の書いた本にはそういう荒っぽい手段は伏せられて法律を駆使した回収に絞られている。
昨年は破産法や民事執行法を眺めたけど、手続き規定ばかりだからうんざりした。
つぶれた会社から配当を得るなんて期待するだけ無理だろう。
債権回収は、相手の状況を見極め、支払いが滞る前に縁を切ることだろう。
実際は、それが一番難しい。
運転ならシフトダウンをどこで行い、ブレーキをいつかけるというタイミング。
山歩きならどこで立ち止まり、いつ引き返すかの判断だ。
慣性の法則で動いているものを止めるのは難しい。
そんなことは民法の本には出てこない。
法律家は「べき」や「はず」を並べるけど、実務は確かめて対応する違いがある。
法律家の書いた債権回収法は頭の体操でしかないようだ。
誤報メールと居直り社長に腹を立てても始まるまい。
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2012年3月26日(月) |
各論訂正に追われた |
昨日は民法図解の各編のあらましの説明文をまとめて夜ふかしした。
それを読み直すと感情が先走った箇所が多いので訂正に追われた。
勢いでA4で12枚も書き連ねたが、半分程度に減るのはいつものとおりだ。
物権や債権は冷静にまとめたが、親族や相続はあれこれ並べて脱線が多い。
児童虐待、家庭内暴力(ドメスティックバイオレンス・DV)、相続争いなどは他人事(ひとごと)でないからいつになく力が入った。
あれこれ訂正するうちに、この図解を加えようとか、あれはまだ検討してなかったという悔いが増す。
消費税増税で騒がしいから、有斐閣の『税法入門』、岩波新書の『日本の税金』、税務経理協会の『ガイダンス税法講義』を買い込んだものの当分棚上げである。
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2012年3月25日(日) |
朝市とスキャナー設定 |
昨夜は妻が大手スーパーのチラシを突き出し、「コーヒーが1缶35円だって」とたった一言告げた。
朝から晩までパソコンに向かって図解を続け、コピー機とパソコンを接続して話をすることもなかったからだろう。
さっそく早起きしたら、洗濯をしている妻は何よという顔つきをする。
夜ふかししていた息子をたたき起こして身支度を促せば、寝ぼけまなこの息子は不機嫌だ。
9時の開店にようやく間に合ったが、店内は朝市でごったがえしていた。
一目散で飲料売場へ向かえば妻は飲料水のコーナーであれこれ思案する。
30個入のコーヒーケースを3箱確保して妻を待ったがなかなか決まらない。
「なんで3ケース」と言い出すから、「制限はないんだろ」と居直った。
1缶や2缶を買うために早起きしたんじゃない。腐るものではないし、息子は2月もしないうちに飲み干すだろう。
帰宅してから昨日うまく作動しなかったスキャナーの手順を確かめた。
パソコンで操作すると思い込んでいたがコピー機で設定して取り込んでからスキャンするのに気づいた。
取扱説明書はコピー機ですべて操作するような記載だが、取り込んだ後にパソコンのプレビュー画面のスタートさせないとスキャンを開始しない。
ようやく画像を取り込んで人安心した。
5年前までは写真をスキャナーで取り込んでいたが、このところそんなことをしてこなかったから勘違いした。
使い慣れた機器でもしばらく使わないととんだへまをするものである。
本日15時に圏央道の高尾・八王子JCTが開通したそうだ。来週出向いてみるか。
違法行為のパターンを仕上げました。ワードでもこの程度のチャート図は描けます。
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2012年3月24日(土) |
条件・期限・期間計算を整理した |
宅建主任や行政書士のテキストを眺めると、実務ではめったに登場しない民法用語が出てくる。
コンパクトに整理されていて参考になるけれど「頭の体操」であって、実用的ではない。
知識を試すための試験と仕事や生活に関わる発想は別物だ。
というわけで民法の図解を今日も続けた。
当たり前すぎて試験には出しようがないけれど、契約書にきっちり書き込まれて契約解除や損害賠償につながるのが条件や期限、それのもとになる期間計算だ。
とはいっても、計算式を並べたり、計算事例を示す気はない。
考え方のポイントと言葉のつながりを丸や四角で囲ってまとめるだけだ。
テキスト文書形式なら2ページのところを4ページになるのも見やすさを優先するからだ。
正確さにこだわれば文章も硬くなり、退屈になるにちがいない。
そんなものを作ればまとめるわたしだって飽きてくる。
レーザープリンターのインクカートリッジが少なくなったので、今年購入したコピー機のインクカートリッジをまとめ買いをしたので今日はパソコンに接続した。
ネットワークに対応し、FAX送信やスキャナー機能も付いているが1分当たり23枚コピーできる優れものだ。
以前使っていた複合機が1枚コピーするのに3分もかかったのに比べれば雲泥の差である。
印刷速度は今使っているレーザープリンターと変わらない。
とはいえ、1台のパソコンにカラープリンターを含めて3台接続するのも無駄だ。
スキャナー機能の設定はこれからするしかない。
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2012年3月23日(金) |
同期と焼肉パーティー |
昨夜も民法の図解で夜ふかしだ。
今まで仕上げた用語集と図解集をコピーしたら最後のページが逆さまだ。
今日集まる同期に渡せば笑われるからあわてて作り直した。
退職前から数ヶ月に一度、顔を合わせる友人が二人いる。
38年前からの付き合いだから何度か言い争いもしてきた。
ひとりは、何度か見合いをさせると騙、て独身だったわたしを夫婦の運転手代わりにしたチャッカリ者。
もう一人は、見た目はおっとりしてるものの競馬や株に手を出し、何かとボヤキが多い頑固者。
似通った地域で暮らしているというだけのつながりだが意外に長続きしているのもチャッカリ者がこまめに動くからだろう。
酒を飲まず、小食のわたしは割り勘負けしているが細かいことは気にしない。
頑固者はわたしより先に定年を迎えたが、全くの無職である。
マクドナルドで時間をつぶし、株価の動きに一喜一憂しているよだが相変わらず痩せている。
チャッカリ者はわたしと一緒に退職し、先生稼業と大学聴講で過ごしている。
こまめな男だから商売向きで、いずれは老人会や地域の顔役になるだろう。
いつもなら居酒屋でくだを巻くけど、昨夜は焼肉屋にした。
カルビに舌つづみし、互いにあることないことを並べ立てるとたちまち2時間が過ぎた。
持参した用語集と図解集を渡せば、チャッカリ者が「ひまつぶしか」と笑い、
「仕事をサボってるんじゃないの」と言い出す。
「仕事は仕事、趣味は通勤電車や家でやる」と居直れば、
「久しぶりにまともな飯が食えた」と頑固者がとぼける。
波長のズレはあるけれど、互いに笑い会えるだけマシだろう。
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2012年3月22日(木) |
新人歓迎会に出向いた |
今週は祝日も加わり一日おきに休みが続く。休みのたびにパソコンに向かうから家にこもる日が増えた。
もともと出不精だからそれも気にならないが、ムキになって夜ふかしするのもリズムを乱すもとだ。
「人間4時間以上寝るとバカになる」と浅野総一郎が言ったかどうか今も調べてないけど、睡眠時間3時間を続けると老いた身にはけっこうきつい。
今日も朝からパソコンに向かって「権利に関わる原則あれこれ」「債務者ができることあれこれ」「担保責任」をまとめていると妻はおかんむりだ。
今夜は新人歓迎会の日だ。60才過ぎて新人もあるまいと思うけれど、定年退職後は新人扱いされる集まりも増えた。
新しい職場、新しい仕事、年金受給、資格に伴う研修、それに勉強にしてもすべて新人である。
もっとも、相手にしてみればヒネた煙たいオヤジにすぎない。
面倒だから呼びかけを無視してきたが、せっかくの機会を無視することもない。
あらかじめ指定された、事務所所在地、最終学歴、得意の分野、仕事の現状、将来の計画、会への期待のキーワードを胸にひそませて会場に出向けば新人は5名しかおらず、役員が倍もいる。
わたしを除く新人は20から30代で、何か場違いな感じがする。
自己紹介はかれこれ30年仕事でしてきたから苦ではないが、話題にズレがある。
それは別として、けっこう話も盛り上がり久しぶりのホテルの食事で満腹になった。
アットホームな雰囲気も捨てたものではない。
自分の殻にこもるのは簡単だけど、世代や経験が異なる人と接するのは楽しい。
アマチュア無線を15年も続けたのも子どもから老人まで接する楽しさだった。
これから呼びかけられる老人会にも顔を出すとしようか。
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2012年3月21日(水) |
損害賠償を訂正してうたた寝 |
昨日仕上げた損害賠償を読み直すと説明不足に気がついた。
民法の損害賠償は、契約にもとづく損害賠償と不法行為にもとづく賠償責任と思い込んでいたが誤りだ。
損害賠償は、契約不履行のほか事務管理、不当利得、不法行為だけでなく債権編以外にも条文がある。
ということで、事務管理や不当利得に賠償責任は誤りだった。
そして、不法行為は一般不法行為が損害賠償の請求だが、特殊な不法行為は標題に「責任」が付くとおり賠償責任である。
民法の解説書を読み直してみても「過失責任の原則」は触れていても、一般不法行為と特殊な不法行為の違いをぼかしている。特別法で「結果責任主義」や「無過失責任」にふれても、特殊な不法行為を含めるまでに至っていないようで、個々の条文の解説に終始している。
あれこれ手直ししているうちに、眠気がさしてきて電車でうたた寝する始末である。
ワードで図解を始めたばかりに、分かったつもりでいた知識にボロが出てきてあわてています。
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2012年3月20日(火) |
損害賠償のあらましを整理した |
言いくるめられたり騙されたと被害者つらをする経営者がやけに増えた。
そんな無能がふんぞり返ってキレイゴトを並べ、高い報酬を得ていたというのも不思議である。
そして、金がないのを逃げ口上にして義務を果たさないフリーライダーがいるのも許せない。
聞きかじりの法律用語を持ち出し、相手の言葉じりをとらえてインネンをつける者に恥はないのか。
損害賠償の解説書を眺めると、「帰責性」だ、因果関係だと重箱の端を細々と並べている。
約束が守られないのは、元々実現できなかったり、約束後に守れない事情があるからだ。
損害賠償の発生原因は、@債務不履行、A事務管理、B不当利得、C不法行為のほかにもある。
そして、相手に請求する以上は要件が欠かせない。
それも分からず、何か起これば損害賠償うんぬんと偉そうに並べる物知りに振り回される。
正当な権利行使、「正当防衛」や「緊急避難」などは違法性阻却で違法ではない。
また、相手が支払ったら物を渡しましょうという「同時履行の抗弁権」も正当な権利の行使だ。
祝日を利用してあれこれ調べたら日が暮れていた。
せっかく家族全員が休みの日だから新横浜へ出向いて豆腐料理を食べた。
転居1年目のささやかな会食をしたら、間抜けに思っていた子どもたちがけっこうまともなことを言う。
人のためとか世の中のためなどという綺麗事でなく、自分の身は自分で守ることだけ身に付けてくれれば十分だ。
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2012年3月19日(月) |
権利と義務の成立要件をまとめた |
何かと権利を並べ立て義務の意識が欠ける人が増えるのが腹立たしい。権利と義務は表裏一体だ。
他人や社会に助けられるのが当たり前と考える人が多いけれど、その費用は誰が負担するというのを忘れがちである。
バカのひとつ覚えのように国民を連呼する人が多いものの、費用を負担しているのは政治家でなく納税者だということが忘れられている。
国民は、費用が足りなくなればすぐに金を出す打出の小槌ではない。
義務を果たせない者にキレイゴトを並べてほしくない。
というわけで、権利義務がどのように成立し、第三者に対抗できるかを整理した。
受験参考書には個々の条文が細々と書かれているけど、それを全体にまとめたものがない。
民法の契約は互いの意思表示で足り、文書にする必要がないとあっさり済ませているのも変だ。
それは財産権の範囲のことで、結婚や離婚、遺言などには書面の作成と届出が成立要件だ。
内縁と婚姻の違いは婚姻届を出したか否かにすぎないが、それをしないばかりに非摘出子が出たり、配偶者控除を受けられなかったりする。
債権にしても保証契約は書面で行い、消費貸借や使用貸借は物の移転を伴う。
そして、権利義務の成立を第三者に示すのが対抗要件だが、登記や占有だけでない。
夫婦の財産も結婚前に登記が必要なことを知っていますか。
もっとも、自分が働いて得た給料だって事実上は妻のものになっていますがこれは法律関係でなく夫婦関係の帰結に過ぎません。
どうでも良いことばかり並べましたが民法の条文を一度眺めてください。
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2012年3月18日(日) |
新居も1年経過 |
早いもので中区から保土ヶ谷へ転居して1年経過した。
取り立てて祝いもしない。娘がドーナッツを買ってきたのがせめてもか。
転居して1週間は家具も届かず、家族全員で雑魚寝して過ごした。
そんなことを思い出したところで何になろう。
昨日に続いて雨混じりなので図解を続けた。
これも作ろう、あれも作ろうで昨日から9つも仕上げた。
ひまつぶしのタネは増えたけどそれに追われるのも馬鹿らしい。
そのために判例集や参考書が増えるのも無駄な出費だ。
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2012年3月17日(土) |
ワードで図解を始める |
文字だらけの用語集を補うためにワードで図解を始めた。
民法の各編のあらましを一枚のスペースでまとめるのもけっこう面倒だ。
イラストを描く才能はないからカードを組み合わせただけである。
何にしようかと数日悩んだけれど、主なものに絞ればたわいない。
用語の説明はできているのだから、それがどこに当てはまるのか示すだけだ。
家にこもってあれこれ図解すればいつものとおり家族は近寄らない。
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2012年3月16日(金) |
吉本さんが亡くなった |
朝から地震でうんざりしてたら、吉本隆明さんの死亡のニュースだ。
詩人で思想家という紹介がされていたけど、世の流れに何かと関心が強い人だった。
「言語にとって美とは何か」という本もあったけど、「情況」という言葉を流行らせた人だった。
マルクス批判をするマルクス信奉者でもあった。
そんな言葉に振り回されて寄り道もしたというだけである。
『共同幻想論』を何度か読み直したけど、柳田國男とマルクスの掛け合わせのような気がしてならない。
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2012年3月15日(木) |
花粉が舞うので法の基礎 |
晴れたら花粉が舞うのにうんざりだ。
ガソリン値上げもシャクなので家にこもって法の基礎をまとめた。
法とは何かは学生時代にけっこう深入りしたから、いつも以上に熱が入った。
何かと参考にさせていただいている自由国民社の『法律用語辞典』や菅野耕毅さんの『事例民法入門』を読み比べ、むかし愛読した渡辺洋三さんの『法とは何か』を思い出して勝手な説明を加えた。
用語の説明より補足文の方が多いのもいつものとおりだ。
民法第1条の私的自治に「人格平等の原則」がないのが不満である。
何でも3つにまとめれば良いわけではないだろう。
近代民法の三原則は、「所有権絶対の原則」「契約自由の原則」「過失責任の原則」だが、それ以前との違いは性別・年齢・身分で差別されないことだろう。
日本国憲法で言えば「人格平等の原則」は14条の「法の下の平等」である。
歴史の流れを持ち出さなくても、対等な私人どうしの契約は互いが平等であって成り立つ。
分かっているからあえて書かないというのが日本の法律だとしても、
言われたことや書かれたことしか守らない人間には明記すべきではないか。
今度の民法改正ではどうなるのだろうか。
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2012年3月14日(水) |
無予告のガソリン値上げ |
寝不足と花粉が舞ってなんとなくだるい。
妻が不機嫌だから、ホワイトデーなのにチョコレートも買わずに帰宅したせいかと思えばガソリン値上げだという。
運転もできないくせに「今回は予告なしの値上げよ」と息巻くのもおかしい。
21時過ぎに地震警報が鳴り響いて大慌てした。
搖れたけどそれほどではないのに、ネタ切れのNHKはあれこれ報道を繰り返す。
こんな日には早寝に限る。
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2012年3月13日(火) |
訂正でまた夜更し |
民法用語集に条文を入力し、表現を手直ししたら2時過ぎだ。
とんでもないことに手を付けたものだ。
パーマをかけて久しぶりにまともになった娘の髪型がかわいい。
大村敦志さんの『民法改正を考える』を読んでいる。
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2012年3月12日(月) |
条文見直しで目が痛む |
丹沢に雪がびっしり張りついて寒い日だ。
昨日から民法用語集に条文を加えている。説明不足を条文で補うしかない。
そのために民法の条文を読み直したせいで目がだるい。
東日本震災の直後に新潟と長野に地震が発生して1年が経った。
原発事故で本当の災害被災者が見捨てられているのも何か変だ。
原子力施設は地元が受け入れたことで、津波や地震の被害とは次元が異なるのではないか。
被災者が見捨てられていると考えるのはわたしだけだろうか。
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2012年3月11日(日) |
民法用語集を訂正した |
各地で東日本震災の追悼行事が行われ、横浜駅前も街宣車が集まって異様な雰囲気だ。
久しぶりにスーツを購入したが最近は朝夕しか着ないので何となく違和感が伴う。
今日は民法用語集の手直しをしたがけっこう誤字がある。
強迫を「脅迫」、権利濫用を「乱用」、保佐を「輔佐」と打ち込んでいた。
パソコンに付属する漢字変換ソフトは民法に対応していない。
あれこれ訂正したら日が暮れていた。
ホームページに掲載した法令用語集をエクセルに戻して、訂正したが誤りもある。
「その他」と「その他の」は一字違いだけど、限定と例示で天と地の違いがある。
フレミングの右手と左手の法則をいつも勘違いしているが、ペア(対)の用語は要注意だ。
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2012年3月10日(土) |
人に関わる法律用語を作る |
クルマの1年点検に出向いたら2時間もかかると言われてひまつぶしに新横浜へ出向いた。
毎週通り過ぎているのに駅ビルは2年も出向いていない。
京風の豆腐料理ランチを食べた妻はご機嫌でサイフの紐もゆるむ。
せっかくだから「民法判例あれこれ」と行政法を買ってもらった。
民法の用語集を作ったけれど単語集同然だから、人の一生に応じて法律用語がどのように変化するかをエクセルでまとめた。
胎児・子ども・おとな・死亡に応じて呼び方が変わるだけでなく、障害・失踪・出国でも呼び名が変わる。
それにしてもおとなは老若男女いずれも「成年」でくくられるだけだ。
年齢や性別で差別されないのは日本国憲法だけだろう。
良い国に生まれて幸せである。
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2012年3月9日(金) |
子どもは親のペットでも人質でもない |
民法用語集を2週間かけて仕上げたが、親族編に思い入れが強く出た。
結婚や離婚に触れたけれどわたしは「親権」のあり方をもっと強く出したかった。
親権は親の権利と考えられているが、ほんとうは子どものためにあるのだということが忘れられているような気がしてならない。
子どもを産む産まないは親の判断だが、子どもには親を選ぶ余地はない。
それを忘れて親の都合を優先しているのが現実ではないか。
少子高齢化のために産めよ増やせよという風潮で子どもを産むなど本末転倒だろう。
産んだ以上は、子どもが成人に達するまで責任をもって育てるのが親の責任ではないか。
赤ん坊を遺棄したり、折檻して死に至らしめる事件を見聞きするたびに憤りを感じる。
民法があるからどうこうと押し付ける気はない。
820条の監護及び教育の権利義務は、親の見栄のためでなく、子どもの利益のためにある。
また822条の懲戒はまともに育てるために最小限にとどめるもので、虐待のためのものではない。
そういうことを忘れて親の押しつけに使われたら子どもは苦しめられるだけだろう。
わたしはここで忠孝を持ち出す気はない。
それは円満な家族から生まれるので、強制するものではない。
子育て不適格な親もいるし、子育て能力の欠ける親もいる。
わたしにしてもそういう面があるから大口はたたけない。
民法には親権の喪失(834条)と管理権の喪失(835条)があるが、これは親の能力欠陥と能力欠如だと思う。
それに懲戒権の逸脱が加われば子どもは虐待されるだけだろう。
子どもはぬいぐるみやペットでなく、財産権・身分権・人格権を持つ人間だ。
そして、親の財産分配や慰謝料を得るための人質ではない。
そんなことが忘れられて、夫婦の都合で子どもを不幸にするのは親権の濫用ではないか。
こんな思いを消そうと冷静な表現に務めたが、用語集は隠しきれないようだ。
不甲斐なくても自分の分身だから可愛いし、腹も立つ。
子どもは親のオモチャではないし、人質ではない。
我慢して耐えることも子育てには欠かせない。 |
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2012年3月6日(火) |
風邪をひいちまった |
雨が吹き付ける中でタバコを吸ったせいか、やけにだるい。
鼻水も出るので仕事を休んで寝入ると、妻や娘が「病院へ行きなさい」を連呼する。
亭主の言うことを聞かず、病院へ出向かず4日も寝込んだやつが何を言うか。
それでも半日寝込むと疲れが引いた。
危ないと感じたらすぐ寝込むことにしているから、妻には仮病と馬鹿にされる。
寝汗をかき、鼻水を垂らす亭主を嘘つき呼ばわりするな。
寝たきり老人になったら面倒だということがわからないやつだ。
一昨日仕上げた民法用語集の誤字や脱字を訂正すればズル休みと言い出す。
治ったからそういうこともできることもわからないようだ。
禁煙運動のとばっちりで風邪をひいたツケを誰が払ってくれるんだ。
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2012年3月5日(月) |
朝から雨が降る |
朝から雨が降って憂うつだ。週の始まりが雨と来てはついていない。
昨年の今ごろは客の案内で外に立つことが多かった。
腰痛持ちの身にはきつい仕事だった。
雪の日に当たって何度寝込んだことか。
そんな仕事を20年以上続けたのも懐かしい思い出になった。
タバコを吸うために外に出るのも辛い。
雨が吹き付ける中を、タバコを吸うために立つのも虚しい。
寒気がしてきた。
週の初めから冷たい雨が吹き付けるのも憂うつだ。
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2012年3月4日(日) |
ようやく用語集を仕上げた |
親族や相続は何を書くか決めてあったが、債権で三日もつまずいた。
昨日はようやく債権の入力を終えたので、今日は一気に親族と相続を入力した。
ここは学生時代に学び、仕事で何度か読み直したのでためらいはない。
そのままでは書き放しになるから目次を作ればA4で3枚になる。
本文は19枚だからたいした内容ではない。
それでも一週間かかったのは、権利や義務という当たり前な用語につまずいたからだ。
当たり前だと思っていても、何となく納得できない説明につまずくのも意外な盲点だった。
双務契約と片務契約だって、権利に固執して債務の面を忘れると理解できないこともある。
権利義務と債権債務を取り違えると債権編は理解しにくい。
この一週間はそんな思い込みを捨て去る機会だったような気がする。
計画したことを一応仕上げただけで満足しておこう。
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2012年3月3日(土) |
新横浜で豆腐料理 |
クルマの1年点検で出向いたら点検まで2時間かかるという。予約したときは1時間程度と行ったくせに。
仕方ないので、目線を変えて市営地下鉄で新横浜まで出向いた。
駅ビルは3年目である。
出来た当座は家電販売店や大手書店に何度か出向いたけど何となく遠のいていた。
先週は町田で妻に豆腐料理を食べさせて好評だったので、新横浜の店を思い出したまでだ。
豆腐は四角に切ったものという思い込みがあるが、町田も新横浜もヨーグルト状だ。
調味料を加えずそのまま食べても美味しい。
お通し、メインの料理から茶碗蒸しまですべて豆腐料理だけどたちまち満腹になった。
「豆腐ってこんなに幅広い食べ方があるのね」と妻が言い出し、
今度は子どもも連れてこようと珍しく意見が一致した。
家にいればパソコンに向かって妻にバカにされているからたまにヨイショもしておこう。
立ち寄った本屋で、ちょと高額だけど仕事に関わる判例解説集もあってさっそく買い込んだ。
今日も財布を忘れたが、妻は本代だけは文句を言わないのが幸いだ。
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2012年3月2日(金) |
丹沢がかすむ |
パソコン入力で夜ふかしして眠い。おまけに丹沢がかすんでいる。
月が変わったというのに寒い日ばかり続くのもうんざりだ。
民法用語集は債権編でつまづいている。
書くたびに追加するからキリがない。
昨日喫茶店でマークした条文を喫茶店で整理したら46ノートで7枚になった。
つまらないことに手をだしたものだ。
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2012年3月1日(木) |
今日も民法用語集作りで日が暮れた |
昨日降った雪がうっすら残っている。せっかくだから写真を撮ったが雪だるまも黒ずんでいる。
昨夜帰宅したとき、親子が写真を撮っていたが寒くてカメラを持ち出す気力は失せたのが残念だ。
三つの雪だるまが親子の地蔵に見えるのも何となくほほえましい。
女房に頼まれて買い物に出向いたが財布を忘れて笑われた。
買い物が終わるまで喫茶店で民法の条文を、「解除権」「担保責任」「対抗力」「損害賠償」をマーカーで区分、帰宅後に書き抜いたがしたが意外に多い。
パソコンに向かって用語集を打ち込めば家族は近寄らない。
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2012年2月29日(水) |
うるう年だった |
朝から雪が降って寒い日だ。おまけに今日はうるう年で一日多い。
客が少ないから久しぶりにキーボードをたたき続けたら、肩は痛むし目がかゆい。
花粉症でなくドライアイに苦しむのもついていない。
このところ音信が絶えている友人に連絡すれば、相変わらず煮え切らない。
先日から気になっている「善良なる管理者の注意義務」と「自己の財産と同一の注意」を民法から抜書した。
この違いはなぜだろうとあれこれ調べたがわからない。
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2012年2月28日(火) |
喫茶店をハシゴしたばかりに |
民法用語集を作り、それを訂正するために帰宅途中で喫茶店に立ち寄った。
あれこれ訂正し、補足すると帰りのバスに合う電車に乗りそこねた。
乗り継ぎを一度にするためのバスは30分から40分に一本しかない。
乗りそこねて30分近く時間をつぶすためにまた別の駅の喫茶店に立ち寄った。
いくらコーヒーが好きでも間を開けずに飲むのも辛い。
今度は根拠を確かめるために、やや文字が大きい「学習用六法」を開いた。
あれこれと調べれば時間はまたたく間にすぎて、あわててバス停に駆け込んだ。
胃の中にたまっているコーヒーがチャプチャプする。
バスの中でメモを取れば、いつになくバスが速く走ってバス停を通り過ぎる。
今回は次のバス停ですんだけど、先日は読書に夢中になって三つ先まで通り過ぎた。
メモや読書は真剣になるとろくなことがない。
帰宅してゲームを始めると、いつもなら簡単に上がれるソリティアが手詰まりばかり。
それじゃとホームページを訂正すれば、削除箇所を間違えて直すのに時間がかかる。
喫茶店のはしごは悪循環の火種のようだ。
休みの日にゆっくりやれば良いとわかっていても無駄働きする貧乏症は直らない。
うるう年を取り上げる夕刊を眺めたせいだろうか。
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2012年2月27日(月) |
目がかゆい |
寒さに震えて休日は床屋に出向いたほかはパソコン入力と新聞の切り抜きで暇をつぶした。
おかげで、元町のチャーミングセールさえ忘れて妻に馬鹿にされた。
おととい妻の帰りがやけに遅いので、浮気でもしたかとからかったら元町へ出かけたという。
「中区に16年も住んでいたのにチャーミングセールを忘れたの」と妻にボケ老人扱いされた。
バックや衣服に無頓着だからそんなものに関わっていられるものか。
「うちのまわりにはまともなスーパーもないし、本牧のにぎわいもないもの」とボヤキ、
「病院は歯医者ばかりで、内科や外科は遠いし」とダメ押しする。
「それじゃ、キタムラのバックを買ってくれるか」と切り返せば、
「あんたはファッションのセンスがないくせに、高いものを買いたがる」と叱られた。
今日は切り抜きをノートに貼り付けるとやけに目がかゆい。
強力なノリを使ったからかと思ったが、昼間から目がやけに痒かった。
パソコンいじりをしすぎた疲れと思っていたが痒いとダルイとは違う。
花粉症の季節になったようだ。
そういえばまわりの花粉症持ちがマスクをかけ始めた。
インフルエンザかと怯えたけれど花粉が舞うからだろう。
わたしの花粉症は目に出る。
咳き込む人には同情の声が上がるものの、目の痒みは他人に理解されない。
掻いて網膜剥離になって大あわてしたこともある。
まったく嫌な季節だ。
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2012年2月26日(日) |
民法用語集を編別にまとめた |
民法の用語をあれこれ取り上げてきたが、どうしても断片的になる。
自分ではわかっていることでも、初めて読む人に伝えたいことがボケてくる。
そこで、ポイントとなる用語の簡単な解説を作ろうと決め、昨夜は総論・物権・債権・親族そして相続の5編から主要な用語を抜粋して、大まかな解説を加えた。
今日は朝から書き始めたが物権編の半ばで中断した。
中途半端では失礼だから、もう一度用語集や参考書を読み直したが、書き加えることが増えて先に進まない。
わかっていてもまとめるには根気が欠かせないが、そこが欠けるのも歳のせいだろう。
宅建主任者や行政書士の試験参考書や金融機関職員向けの民法解説のほかに生活実用法律集もあわせて流し読みをしている。ポイントを絞った参考書はそれなりにわかりやすい。
でも、わたしが目指すのは試験や実用に向けたものではない。
いずれまとめるつもりの仕事とかかわる部分との橋渡しをわたしはもくろんでいる。
民法を復習したのもその中で不足している分野を補強するためだ。
まず、互いに共通の認識をもって言いたいことを明示したい。
タイトルは「ペアやグループで覚える法律用語」にしたが、これでは受験参考書めいている。
覚えるというのがややひっかかるが、他に思いつかないから使うまでだ。
どんな分野でもペア(対)で組み立てられた言葉は多いし、グループで整理したほうが理解しやすいものだ。
単語集のようにABC順でなく、関連しあうものを結びつけたほうが全体のイメージがつかみやすい。
でも、それはわたしの都合であって読む人にはどうでもいいことだろう。
ひまつぶしに流し読みして、何かの機会に条文を眺めたりするときに利用していただけば幸いだ。
つまらないことに手をだしたと悔やみながら、引くに引けないいらだちを感じています。
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2012年2月25日(土) |
夫婦のジャッジはご勘弁 |
毎月出向く床屋へ午後に出向いた。
「今日はどこへ出かけるの」が口癖のおかみさんと無口な亭主の店だ。
昨年までの旅行の記録をまとめたら、この店に午前に出向いて長野県方面へ出かけることが多かった。
佐久平付近に娘が嫁ぎ、孫に会うために年に何度も出向くという夫婦と小諸付近の話題で話が盛り上がる。
妻が風邪で寝込み、わたしも民法を整理してパソコンに入力しているので外に出向く回数が減った。
「非常勤で休みは増えたけど、収入が減ったから出歩いていませんよ」と言っても信じない。
先週は東京ゲートブリッジに出向き、写真が写っていないのでUターンして撮りに出向いた話をすれば夫婦で大笑いする。
「そういえば、うちのひとは頑固でね。佐久平の駅の近くにある病院へ見舞いに立ち寄ったときよ」とかみさんが力を込める。
「20分も坂道を歩くから、何度も違っているんじゃないと言うのに耳を貸さないの。それでタクシー代が2,000円もしたのよ。まったく・・・」、とかみさんは話に力が入る。
「でも、あそこじゃタクシーは流してないでしょ。横浜と違うから」と水をさせば、
「いつも使うタクシーを呼んだのよ。タクシーなんて走ってないわよ」
亭主が別の客を相手にしていても、かみさんは声が大きいから筒抜けだ。
それにしても20分も歩くとは我慢強い夫婦だ。わたしなら5分歩けば引き返すだろう。
「だから、あのとき謝っただろう」と亭主が反論を始めた。
夫婦けんかに巻き込まれるから黙っていると、
「でも面白いのよ。知らないうちに娘の家に近づいていたの」とおかみさんが言い出す。
「娘や孫に会いたかったんじゃないの」と丸めるしかない。
民法の親族編の条文を読み直して先日は息子や娘に馬鹿にされた。
夫婦の同居・協力・扶養義務のついでに認知や離婚まで並べて呆れられた。
今日はそんなことを持ち出したら火に油をさすに違いない。
互いの失敗は話題を盛り上げるけど、その判定は避けておこう。
亭主と同様にわたしも言い出したらおさまりがつくまで非難を始める頑固者だ。
互いに笑い流して、うやむやにしておくにかぎる。
先日のシャッター押し忘れだって妻から詫びを聞いたことがない。
そして、離婚のために記録しておこうなどと思わないのである。
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2012年2月24日(金) |
バンダナおじさん |
バスや電車を乗り継いで2時間かけて通勤して半年になる。辛かった早起きも苦にならなくなった。
時間調整の都合で家を6時過ぎに出るから、毎朝同じ喫茶店に入って時間をつぶす。
30分も居座って申し訳ないがほかに手頃な場所がない。
毎朝出会う人もほぼ固定していて、朝食をとる若者やタバコを吸うために立ち寄るようだ。
携帯電話の画面に食入りながら食事する人が多い中で、バンダナを頭に巻いてパソコンを打ち込むわたしより年上のおじさんがいる。
いつもわたしより前に店内にいるからずいぶん早起きな人だ。
70才ぐらいで、スーツは着ていないから時間つぶしに訪れるのだろう。
パソコンを操作しているから話しかけるのはやめている。
静かに黙ってタバコを吸う部屋でおしゃべりは禁物だ。
今日は横に座ったが画面を見入いる気はしなかった。
このおじさんは打ち込む時間より画面を開いて、まわりを眺める時間が長い。
半年前から同じ職場にいる隣の課長も、話が好きのようだが、やや近寄りがたい。
神経質のようでまわりを人が歩くだけでブツブツ言うから、わざわざ大回りする人が多い。
でも、先日話しかけたらけっこう気さくな人である。
わたしも、以前の職場では硬いことを並べて煙たがれていたからお互い様だ。
バンダナおじさんの横を避けて別の席に移動したけど、おじさんは無我の境地だ。
家にこもっていても退屈だから喫茶店に出向くのだろうか。
そんなことを気にして六法を開いて条文をチェックしていると8時過ぎだ。
あわてて店を飛び出してもおじさんは泰然としている。
ヨガの瞑想をしているのかもしれない。
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2012年2月23日(木) |
書いているうちに論文めいた |
雨も降って寒いから家にくすぶった。度量衡の度が温度でなく、長さだと気づいた。
石川英輔さんの『ニッポンのサイズ 身体ではかる尺貫法』(講談社文庫)によれば、度は長さ、量は体積、衡は重さだという。
歩幅は日本とイギリスで30cm程度になるそうだ。ひまつぶしになった。
今日はエクセルで図解を二つ作成した。
いつものとおり妻は呆れて遠ざかる。
図解の説明を書き始めたらA4で12枚になった。
仕事を終えてきた娘はオヤジがまたくだらないことを始めたと笑う。
そして、「このごろは風呂に出かけないのね」と言い出す。
「寒いから風呂は家で入ればいいの」と妻は煙に巻く。
亭主がパソコンに向かったら根が生えると言い出すかと思ったたが意外な答えだ。
「法律用語あれこれ」は噛み砕いた用語集にするつもりだったが、それだけでは物知りオヤジのつぶやきにすぎない。
「論文を書いてるの」と娘が言い出すのに呆れた。
ゼミ論文や卒論をオヤジに下書きさせたヤツが何を言う。
ちょっと硬い文章になったけど論文ではない。
1年前の引越しの頃に、民法を学習していればもっと役に立っただろう。
危険負担や債務不履行は契約に伴う決まりだが意外に気づかないことだ。
東日本震災をまたいで引越しした体験は忘れられるものではない。
どういうわけか、我が家は引越しするときに大地震とかかわるようだ。
神戸震災、東日本震災のいずれもが引越しと重なるのもろくでもない話だ。
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2012年2月22日(水) |
A6の無地ノートに代えて |
いつでもメモができるように日頃は胸ポケットに名刺サイズのメモ帳を入れている。
日記やメモが混在してるけどすぐに書き込めるから重宝している。
バスや喫茶店で書き留めたメモをタバコを吸う合間に読み直す。
今日からA6サイズの無地ノートを使うことにした。
A4やB5では持ち歩くのに不便だけど、A6なら電車やバスでも使いやすい。
思いつきを整理するにはこの程度の広さが必要だ。
ついでに有斐閣の法律学小辞典を持ち歩いているが重い。
学者の説明は丁寧すぎてわからない。
それでも参考になることは多く、その要点を書き込むにはA6無地ノートが良い。
権利と義務を調べたが範囲が広い割に内容があっさいりしていてわかりにくい。
噛み砕いた説明は自分で行うしかないと思うこのごろだ。
仕方がないから実用書コーナーにあった川口均監修『法律のことがよくわかる事典』(西東社)を買う羽目になった。
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2012年2月21日(火) |
新聞ダイジェストもおもしろい |
昨年は9ヶ月ばかり新聞の定期購読をやめた。毎朝新聞をポストまで取りに出向くのが面倒だし、インターネットや携帯電話のほかにテレビでニュースは手に入れられると考えた。でも、そういうメディアの情報は新聞ほどのツッコミがない。メディアには情報の量ではなく質に差がある。新聞は速報性で他のメディアより劣るけれど、多面的に読み直しがきく。
わたしの趣味には年表作りがある。旅行や趣味の年表の他に事件や災害の年表も作ってきた。そのために新聞は欠かせない。仕事に出向く前に眺め、帰宅してから読み直すの繰り返しの中で年表に残すものを選んでいる。昨年は新聞がなかったから災害の報道記事のダイジェスト版や特集記事を集めたが、それも面倒だった。
独身時代から「新聞ダイジェスト」という月刊雑誌を眺めてきた。就職試験に役立ったし、話のネタにも利用させてもらった。昔は数種類あったけど、今は1社しか残っていない。これもインターネットや携帯電話の普及のしわ寄せだろうか。10年ぐらい前から新聞は、毎週の事件をまとめるのをやめて、予定記事に移っている。
過去のことを振り返らず、先に進むせっかちな読者が増えたからだろうか。それとも、誤報を隠蔽するために掲載記事を載せなくなったのだろうか。今も昔も誤報をタレ流しているのは変わらないのに何か変だ。年表作成の楽しみを奪われたような気がする。
このところ1年ももたない内閣が続いているけど、それゆえに過去のことなど無視され、忘れ去られていくのだろうがしっかり記憶しておく必要がある。新聞記事をある程度時間を開けて読み直し、誰が何を言い、何でつまづき、笑わせてくれたかを振り返るのも悪くはない。
自分が口にしたり約束したことを億面もなくすり替え、テレビのヤラセの芸を実力と勘違いしている英雄気取りたちを眺めるのもボケ防止になるだろう。そういうタネに新聞ダイジェストは欠かせない。
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2012年2月20日(月) |
受験参考書コーナーに寄り道 |
ひまつぶしで始めた「法律用語あれこれ」のネタ探しに受験本コーナーに立ち寄った。
パソコン関係の資格でさえ会計学や経営学のほかに人材派遣法まで触れている。 たとえば、ITパスポートという情報処理技術者試験はストラテジ系(経営全般)、マネジメント系(IT管理)それにテクロノジ系(IT技術)の3分野に分かれるが、ストラテジ系には著作権、産業財産権、労働法規、個人情報保護法が含まれる。労働法規には労働基準法、労働者派遣法、請負契約が必須のようだ。
定番の宅建コーナーは分厚い参考書からマンガ解説中心のものまであって眺めているうちにクラクラしてきた。ずっと昔に民法を手っ取り早く身につけようと手を染めたことがあるけど、図解も詳しくて大学の教科書よりわかりやすかった。この試験は建設基準法と民法のウエイトが高いようで、民法の物権編や債権編を詳しく説明している。
これに比べるとアマチュア無線の参考書は人気がないようで、置いていない本屋のほうが多い。電気関係の受験本の角に追いやられているのも寂しいものだ。通信の解説は携帯電話やパソコンの通信に移り、アマチュア無線にまったく触れていない。それに比べると電気設備や工事の資格の解説は色とりどりで見ているだけで飽きない。
昨年は高校や中学レベルの数学と物理に寄り道したので、大学受験用のコーナーに何度か立ち寄った。かゆい所に手が届く説明がされているから根気さえあればわかるのだろうが、手っ取り早く覚えてしまいたいわたしには向かなかった。「おとなのために」というタイトル本と違って、大学受験本は基礎学力の欠ける者には寄り付きがたい。こちらもマンガを用いて、興味を引く努力もしている。興味本位のわたしには講談社のブルーバックスやPHPのサイエンスワールド新書、あるいはソフトバンクのサイエンス・アイ新書のほうがなじめる。それに、ちくま学芸文庫も読みがいがある。
それではと、司法書士のコーナーに戻れば民法だけで数分冊ある。条文に沿った懇切丁寧な解説に付き合う気はないので、横の行政書士コーナーを眺めると憲法、行政法、民法、一般知識がコンパクトにまとめた解説書が並ぶ。今までの仕事を復習する機会だから1冊購入した。宅建や司法書士はど民法には触れていないが憲法と民法のつながりを眺めるには面白そうだ。
あれこれ回っているうちに1時間もたっていている。先日は本屋に寄り道して電車の人身事故に足元をすくわれた。ネタを探し回って先に進めないのもいつものとおりだ。活字中毒は当分抜け出せそうもない。
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2012年2月19日(日) |
写し忘れて東京ゲートブリッジを2往復 |
★「出向いた場所あれこれ35」に掲載したので写真は削除しました。
妻の咳がおさまったので「どこへ出向くか」と呼びかけたら東京ゲートブリッジだという。
12日に開通したばかりでカーナビにも表示されない場所へ出向けるものか。
インターネットで調べれば出向いた記事が写真付きである。
難点はゲートブリッジが一般道路のため、首都高速からかなり離れていること。
「羽田からも行けるって」といつものとおり妻は地図も見ないで言い出す。
葛西臨海公園に立ち寄って、海浜からゲートブリッジを眺めればずいぶん奥にある。
乗るのを渋っていた妻をなだめて観覧車に乗れば、ゲートブリッジは渋滞の気配でやたらと反射している。
若洲公園を目安に進めば新木場の交差点から渋滞だ。
我慢して進めば妻はカメラのシャッターを渋々押すだけで、やる気がない。
大黒パーキングで写真を確かめればまったく写っていない。
デジカメは半押しでピント合せ、深く押してシャッターを切ることさえ知らない奴だ。
「あたしは橋を見に来ただけ。写真はあんたの趣味でしょ」と言い出すからムカッとなった。
「誰が運転してるんだ。シャッターを押すぐらい子供でもできるのに・・・」
頑固者に正論を言っても無駄だから、もう一度ゲートブリッジに戻った。
2時間前の渋滞も少し引いてクルマの流れもいい。
意固地になっている妻はふてくされて押そうともしない。
頼むのはシャクだから目検討でシャッターを押しまくった。
写真は一期一会だ。
クズ写真でもその日の記録を残すためには引き返すしかないときもある。
そんなこともわからないヤツがそばにいるのもシャクである。
長年一緒にいても分かり合えないものはある。
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2012年2月18日(土) |
病気回復のドライブが古本屋めぐり |
妻の咳き込みが長引くから昨日は娘に、妻を病院へ連れて行けと指示された。
せっかく早起きして一緒に出向くように促しても、わたしと同様に病院嫌いな妻は応じない。
面倒だから、そのままにして人の一生に応じた法律用語集や法令基礎用語を作り、管理人と代理を整理した。言われればムキになり、反論するのは夫婦とも同じだ。
夕方に、妻の病気を直す特効薬は温泉巡りかドライブだと思い直して呼びかければ応じる。
温泉は寒いから、ドライブしてどこかで酒でも飲ませばいいだろう。
そんな気持ちで家をたてば、息子は呆れている。
相模原の古本屋へ立ち寄れば昨日探して売り切れていた見城さんの『図解・わかる電気と電子』のほかに高島善哉さんの『アダム・スミス』(岩波新書)も見つけた。
寒くなったから町田に立ち寄れば、駐車場の前に今まで見当たらなかった古本屋が目の前にある。
「寄るんでしょ」と妻が言い出すから、立ち寄れば服部岑生さんの『間取りの世界地図』(青春出版社)が手に入った。柳田国男の民俗学の本とは違うけれど、昨年の家探し以来、間取りは妻の興味である。
居酒屋では1時間も待たされたけど、久しぶりのドライブと酒で妻はやけにはしゃいでいる。
天皇陛下の心臓手術は無事に終了したけれど、妻の咳き込みもおさまった。
家にこもって直すのは夫婦ともに向かないようだ。
甘口の炭酸入りの日本酒と焼き鳥で治れば安いものだ。
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2012年2月17日(金) |
寄り道したら人身事故 |
古本屋に見当たらない本を探しに本屋に寄り道した。2週間前に見つけたが別の本(物理学対話)を買ったのでやめた見城尚志さんの『図解・わかる電気と電子』(ブルーバックス)は売り切れていた。
もう1冊の伊藤和磨さんの『腰痛はアタマで直す』(集英社新書)はさっそく買い込んだ。おまけに、『マンガでわかる宅建民法の要点解説』(TAC出版)も買った。民法用語をホームページに掲載しているので参考になるだろう。
本屋に立ち寄って、満足して駅のホームに立てば隣の駅で人身事故が発生したアナウンスである。
本を読んでいれば時間つぶしになるけれど、雨も降って寒いのは辛い。
どんな人身事故かはわからないけど、まったく腹が立つ。
寒さに耐えていると折り返し電車がやってきた。
暖房がきいているから凍えることは避けられた。
昨日整理した、「責任と義務」、「保護と救済」、「使用と消費」を読み直したら、文体の混乱と条文の誤りがある。朝夕に六法を読み直してよかった。
でも、危険負担、担保責任、注意義務、管理人と委任などがますますわからなくなるのも困ったものだ。
寄り道ばかりして先に進めないのは人身事故に出くわすようなものだろうか。
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2012年2月16日(木) |
同居・協力及び扶助義務を口にしたばかりに |
今週から民法の復習を整理し、一昨日からは字の大きい『学習六法』を持ち歩いて条文を読み直している。
ひととおり解説書を読み終えたけど、条文に当たっていないから確かめた。
瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)は、不法行為の損害賠償の章でなく、請負契約の中に条文があった。
読み直すと細かく決められている。
ホームページの「法律用語あれこれ」は民法を中心にしてまとめるつもりで、50項目ほどのキーワードを選んだ。六法を読み直すのもそのためのチェックだ。
今日は休みだから朝から民法以外に刑法や特別法と民法用語のズレをまとめた。
学者でもないのにそんなことに手を出すのは、社会にでてから関わった法律は民法以外だったからだ。
自分の身を守るためや円満な家族生活を築くためだけでなく飯の糧のためだった。
そういうことを無視して民法を持ち出しても無駄だろう。
また、基本的な法令用語を解説せずに、民法用語の雑感を並べても読む人に苦痛を与えるから、あらかじめ知っていて欲しいことも整理した。
書き始めるとキリがない。いつものとおり調べ直せば蟻地獄にはまる。
おかげで夕食を食いそびれて、家族に非難される始末だ。
勉強嫌いな奴らに弁解しても始まらないからせっせと書き続ければA4で6枚になった。
やる気になればできるものである。
でも、それを継続できないのもわたしだ。
夢中になって直に飽きるのもわたしの根気のなさだ。
どうでもいいことだけど、民法725条は、夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならないとある。
同居・協力及び扶助義務というそうだ。
責任と義務の違いを一日中調べていて気づいた。
法律的責任は、法律上の不利益や制裁を負わされることだというから「義務」にとどまって一安心。
妻が寝込んだら、一緒に家にこもり、買い物に出かけるぐらいはしている。
食事を作るまではしないけど、それはまともに炊事ができないわたしには無理だ。
協力し扶助するというのはなかなか難しい。
生活費を稼ぎに外に出ていれば足りるのではないか。
そんなことを口にしたために娘や息子に非難されるのも想定外だった。
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2012年2月15日(水) |
無線や文学の話を持ち出されても |
新しい職場で知り合った人が無線の話ばかり続けるのにいささか閉口している。
Aさんは定年退職を機会に家を建て、敷地にアンテナ用の鉄塔を建てるほど入れ込んでいる。
無線の免許歴は長いものの交信はそれほどしてこなかったようであれこれ質問される。
17年前にやめた無線交信を今さら持ち出しても骨董品になるだけだ。
だから、現状はわからないと答えてもAさんは許してくれない。
うやむやに答えていると、Aさんは昨年末に2級アマチュア無線技士に合格した。
そして、今度は1級アマチュア無線技士を目指すと頑張っている。
資格よりも利用に関心があったわたしにはAさんがどんな交信をしてきたかが気になる。
そこがはっきりしないから、無線の話は試験勉強にすり替えられる。
物理の復習でクーロンの法則やマックスウエルの方程式を読み終えたから話題は一致した。
でも、虚数や三角関数の説明を求められても答えに窮する。
昨年はひまつぶしに三角関数や複素数(虚数と実数の組み合わせ)も復習したけど、それを他人に説明する力は無い。
サインやコサインの考え方はわかっていても、物理学の角運動の説明は面倒だ。
Aさんは数学が苦手のようで、わたしに教えて欲しい気配がある。
わからないものは説明できないし、わからせるために学び直すのも面倒だ。
それに、わたしの関心は力学や電磁気学であって無線の受験勉強とはかみ合わない。
電磁気学と量子力学の結びつきはアマチュア無線の試験には関わりがない。
申し訳ないが、Aさんの期待には当分応じられないだろう。
そういえば、なにかと言えば太宰治を持ち出して熱く語るBさんもいる。
太宰は甘ったれで嫌いだと反論したばかりに、わたしを文学青年だったと勘違いしている。
一応は文学史に出てくる作家の小説に目を通したが、文学なんてわたしは大嫌いだ。
Bさんはそんなわたしを相手に昼休みに話しかけてくる。
太宰の作品だけでなく関係する人たちまで調べているから文学よりゴシップが多い。
わたしは書かれたものから考えるテキスト主義だからBさんとかなりズレがある。
AさんとBさんに共通するのは自分のことばかり並べ立てることだ。
相手が共感していると思い込んで、ウンザリしていることに気がつかない。
年寄りが頑固になるのは、熱中するがために無防備になるからだろうか。
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2012年2月14日(火) |
バレンタインディーにチョコレートは買わない |
久しぶりに駅前の本屋に立ち寄ったら入口にチョコレートの出店が並ぶ。
今日はバレンタインディーで女の子が群がっている。
自慢じゃないがわたしはそんなものをもらったことがない。
義理チョコさえ妻にもらったことがない。
昨年まではバレンタインディーにチョコレートを買ってきた。
妻や娘はそれが当たり前と思っている。
華やいだ出店は腰がひけるから、コンビニでこっそり買ってきた。
息子までそれを期待している。まったく不甲斐ないやつだ。
先月はごきげんとりにチョコレートを買ってきたら妻が寝込んでいた。
娘や息子はしっかり食べていたが妻にはそんな元気が失せていた。
それを思い出して今日は買うのをやめた。
こづかいを減らされたからではない。
もっとも、民法改正やシュレジンガー方程式なんて本に散財したので余裕がなかった。
「たまには亭主にチョコレートぐらい買ってきたらどうだ」と妻に言えば、
「胃に悪いって言ったのはあんたでしょ」とどら焼きを渡された。
少しは亭主に気を使っている。
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2012年2月13日(月) |
パソコンいじりは肩こりのもと |
家に二日こもって法律用語の雑感をパソコンに打ち込んだ。
下書きもせず、打ち込みながら文を組み立てるのはさして苦痛ではない。
箇条書きを接続詞でつなげる程度の文章だから、あれこれ推敲(すいこう)した名文とは異なる。
迷走が暴走になることもあって、読み直すと支離滅裂な箇所もある。
ともあれ、書き始めるとあれもこれもと広がってくるからパソコンに向かう時間が増す。
あれはどうだったろうとか、これはどうなんだと調べ始めるとあっという間に数時間が経つ。
パソコンに打ち込んだ文章をバッサリ削除し、別の文章にするからできあがる量はわずかだ。
それでも400字詰めの原稿用紙で10枚程度は3時間あれば仕上がる。
わたしの場合は書くより、訂正する時間の方が長くかかる。
思いつきで書く文章だから、調べ直さないととんでもない内容になるからだ。
わかりやすくするために図表を加えるともっと時間が増す。
恥をさらしているホームページだって、家族や友人に迷惑をかけないように表現をぼかしている。
妻の写真だって、本当は可愛いい顔だけど(わたしはそれで選んだ)、後ろ向きに掲載している。
昨夜は買い物がてら妻や息子を連れてクルマを運転したら、首が回らない。
ようやく五十肩も治りつつあるがパソコンで打ち込みを続けたばかりに肩こりしている。
楽しいばかりにムキになったツケに苦しむのはいつものとうりだ。
17年前にパソコンを買ったとき毎日夜ふかしし、いじり回して6ヶ月後に腰痛になった。
それを整体師に告げたら大笑いされた。
椅子に腰かけ、画面に食い入るばかりに腰や目の負担が増して、肩こりのもとだ。
楽しいばかりに時間を忘れてしまうのは困ったものだ。
辛い時や苦しい時はパソコンの電源さえ入れる気が起こらない。
タバコとパソコンはわたしの健康のバロメーターである。
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2012年2月12日(日) |
家にこもって法律用語のまとめ |
妻が不調というだけで家にこもるのも不甲斐ないが、一緒に出歩く相手がいないのも寂しいものだ。
亭主が寝込んでいてもさっさと買い物に出歩く妻はそんなことはないのに・・・。
昨日書き溜めた「法律用語あれこれ」をホームページに作りかえたが、物足りないので民法の条文を調べ直したり、補足を加えているうちに日が暮れた。
用語の解説ならあふれるほど発行されている。家には、図解の多い民法解説書や法律用語集に加え、法律学者が編纂した文字だらけの法律用語辞典が転がっている。
いかに味付けをし、読んでいただくかを考えると自分の体験や考えを隠すことなく加えるしかないと考えた。
シロウトの解説にしろ押しつけでは読む人に不快をまき散らすだけだ。
文字だけでは退屈だから表を加えた。写真やイラストまで手を出す能力は欠ける。
結果として、1ページで終わるつもりが3ページになった部分もある。
旅行の記録は自慢のためではないが、そんなに出向いて無駄遣いしやがってと非難されるもとだ。
親の世話もしないで遊び回ってという避難も先日あったばかりだ。
出向けばあれこれ気になり、言わなくてもいいことを言い出して平和を乱すから出向かないのをわからせるのもむずかしい。
それならボケ防止に勉強している姿勢(ポーズ)を示すしかない。
復習している算数や理科は楽しいけれど、まとめれば受け売りにすぎないだろう。
法律は趣味ではないが、40年間の飯のタネだったし、クルマの運転にも欠かせなかった。
用語の解説を通じて書き始めるとキリがないくらい、書くことがある。
苦手で嫌いだからあれこれ集めて、比べるのはギターやパソコンと似ている。
役に立たないけれど、笑いのタネになるものは多い。
気楽に読み流していただければ十分である。
パソコンの周りに六法や解説書を並べてホームページを作れば妻や息子は近寄らない。
オヤジの病気が始まったといつものように呆れている。
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2012年2月11日(土) |
民法用語を整理した |
お知らせ:「法律用語あれこれ」を新しいサイトに加えました。
このところ毎日地震が続いて落ち着かない。そして妻の咳きも止まらないから家でくすぶっている。
前々からまとめようとしてメモに残した民法用語を整理してみた。
用語事典の引写しじゃつまらないから、自分の言葉で噛み砕いた解説を書き始めたらキリがない。
刑法や経済法(独占禁止法・消費者法)あるいは行政法をかじってきたわたしには民法は異質だ。
だから、解説は民法の教科書とズレがある。
まとめるために民法の解説を読み直したらけっこう勘違いもあって冷や汗をかいた。
一度にまとめるのはおっくうだから、今日は、善意と悪意、瑕疵(かし)、享有と享受、人と物、公序良俗、無効と取消し、停止と中断、期間と期限、そして典型担保と典型契約にとどめた。
ほとんどが対(ペア)の言葉になるのは物理学で素粒子を読んでいるせいかもしれない。
くらべて違いを示す方が民法用語はわかりやすいような気がする。
現在復習中の数学や物理に加えて法律用語集のホームページも加えようと思うが、今のところ下書きにとどめよう。
五十肩で相変わらずギターをいじれないけれど、温泉めぐりも飽きたので少しはまともなこともしたい。
道楽オヤジの迷走はまだまだ続きそうである。
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2012年2月10日(金) |
知り合いが増えて一安心 |
本日は2回目のボランティア活動だ。初日にあれこれ経験したので戸惑いは少なかった。
むしろ、手抜きを覚えてタバコを吸う暇も持てて知り合いが増えた。
顔は覚えていても、職種が違うばかりに名前が分からない人は多い。
1月の登録研修ではそんな人たちと3日ばかり一緒になって雑談で暇をつぶした。
そして今日は二人増え、昼食時間にあれこれ話が盛り上がった。
同じ仕事でも職種が違えば発想が異なる。
それがまた刺激となり、話題も広がるものだ。
こんな明るい人だったんだなと再認識させられた。
互いに元の職場とのつながりが絶えても、新しい職場でのつながりが生まれている。
後ろ向きに考えるより先を向いた行動の方が生産的だろう。
それが先達の経験だけに参考になることも多かったし、同じ時期に退職した人の行方も教えてもらった。
ボランティア活動が加わって今週はいつもより外に出向く日が増えたけど徒労とは思わない。
退職して交際が減ったけど、話し合える人が増えたのは意外だった。
一緒に退職した同期の仲間、新しい職場で知り合った人、そして資格登録による知り合いだ。
上司と部下のつながりでなく、横並びゆえの気安さが親しめる。
人とのつながりは何かと面倒だけど、気楽に話し合える人のつながりを保ちたいものだ。
携帯電話と老眼鏡を忘れたが、本屋に立ち寄れば、先日から探していた『小説で読む刑事訴訟法』も手に入った。終わりよければすべて良し・・・は弁解だろうか。
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2012年2月9日(木) |
また妻に寝込まれて |
咳きもおさまり一安心したら妻が咳き込む。そばでゴホゴホされるのもおちつかない。
テレビ教にはまり、亭主のことなど見向きもしない妻が早寝するのも不気味だ。
静まり返った部屋に取り残されるのも寂しいからわたしも早寝した。
病院嫌いの意地っ張りも咳には耐えられないのもおかしい。
ちっとやそっとで腹を立てない妻がやたらと怒りっぽくなるのも困ったものだ。
思い返せばわたしも体調不調の時はけっこう小言が増えて、家族に嫌われる。
インフルエンザではないようだけど、ゴホゴホされて落ち着かない。
そして、静まり返った部屋でパソコンをいじる気力も失せた。
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2012年2月8日(水) |
写真を100から33に絞る |
10年ぶりで京都に出向いた記録を整理したら、あれこれ思い出してなかなか先に進めない。
いつものとおり、撮るべき場所で写していないのは大好きな山道走行に夢中になったからだ。
3泊4日の旅で100枚以上の写真を撮ったが満足できるものがない。
説明的なものを除けばマシは10枚以下の内容で、いつまでたっても下手と笑われるのも覚悟している。
トロッコ電車に乗れず、夜の清水寺の寒さに震え、彦根城のライトアップに見とれ、観光ガイドの案内に感心したことは写真で表現できないことだ。
選ばれることがないわたしには、選ぶことは本当に難しい。
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2012年2月7日(火) |
慣性の法則と作用・反作用の法則 |
社会人になったとき、先輩から記録なんて残すものじゃないと笑われた。
旅行計画書を作ったり、行動記録や読んだ本の印象を残していると話した時だ。
根気がないからこまめに日記をつける習慣は身に付けていない。
手帳にほんの数行、その日の天気と出来事をメモする程度だ。
これだけは30年続いている。
ホームページやブログを立ち上げてから、たわいもない文章を書き残してきたがロクな内容でない。
遊び歩いたことややらなくても良いこと、無駄な出費の繰り返しや気苦労を増やしただけだ。
真剣に文章を書いたのは身を固める前で、作家論や詩人論のほか経済思想史の真似事だった。
あの頃は書いた文章を何度も添削し、何回も書き直したものだ。
今はそんなことをせず思うままに書いて恥を積み重ねている。
続けるというのは生活習慣病のようなものだ。
本日の行事参加では、与えられた任務よりも禁煙に耐えるほうが辛かった。
書くほうはそれまでに至っていないが、似たような状態になりつつある。
これは、ニュートンの三法則で言えば、第1法則の慣性の法則だろうか。
止まっているものは止まったままで、運動するものは運動を続けるというやつだ。
この法則の前提は「外から力を与えない限り」だ。
ナマケモノは何もしないし、働きアリが動き回ると似ている。
また、ニュートンの第3法則は「作用・反作用」である。
こっちは日記を残すがためのリアクション(反作用)、つまり物笑いや恥さらしだろう。
書くことや公開することはアクション(作用)だ。
どうでも良いことに屁理屈をつけるのはやめられない。
物理法則を持ち出すのも恥さらしだが、ここ1年ほど続けているど算数や理科の復習を持ち出した。
法則に支配されるのはシャクで、感情を優先したいのがホンネである。
日記公開は、恥を隠すほどオトナになりきれないオヤジがいるのを示すだけだ。
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2012年2月6日(月) |
いつものとおり一夜漬け |
追い詰められないと腰が上がらないナマケモノだから、ひとつひとつ積み上げて完成させる根気が欠ける。
だから、その時は真剣に決断をしたと思っても、後から考えると間抜けな決定もある。
同い年でビリは嫌だという世間体と可愛さにひかれて後先を考えずに身を固めるようなものだ。
リスクが高く、返済期間が長いのも結婚に伴って増える配偶者への債務返済かもしれない。
これもナマケモノゆえのバチ、身から出たサビと諦めるしかない。
1年前は新居の購入手続きに追われた。半年後に定年退職を控えているので中古住宅をあわてて購入した。蓄えがないから退職金の前借り、銀行ローンの利用などの手続のほかに引越し準備も加わった。家探しから転居まで3ヶ月しかなかった。借金で首が回らなくなるなるのは嫌だから中古マンションしかなかった。
昨年1月半ばから2月半ばは引越し前の片付けで週に3日は早朝のゴミ出しに追われた。法務局に出向いたり、引越し業者との交渉、借家の退去に伴う補修工事、新居のリフォームや家具購入などもあった。
新しい職場でいつやめさせられても良いように資格を登録したが、研修や行事に拘束されるのも想定外だ。
「やる気もないのに無駄な出費をして」と同じ職場を退職した友人は会うたびに笑う。
研修はボケ防止になるし、人とのつながりを保ち、業界事情を知るためには欠かせない。
本を読むだけでは分からないことが研修に参加すれば要点だけはつかめる。
でも、行事への参加は想定外だった。
昨今はどの業界も社会貢献や活動の広報のための行事を行なっている。
そのために義務的な行事参加を強いられるのも面倒だ。
そして、参加するためにお勉強を強いられるのがもっとおっくうだ。
どんな質問を受けるか分からないから、ひと月前から本を集めて読んでいるが、いまひとつ身が入らない。
今週は行事参加が2日ある。
風邪で二日寝込んだので分からないことがたまって不安が増す。
1日目で分からないことがあったら2日目までに補強すれば良いと居直った。
ガタガタしても始まらないし、分かっていることで切り抜ければ良いだろう。
山歩きや旅行もアドリブで切り抜けてきたんだから・・・。
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2012年2月5日(日) |
マスクをしてクルマを運転するのも |
お知らせ:「出向いた場所あれこれ」を6ページ追加しました。写真を選択するのに手間取っています。
二日たったけれど発熱はなく、咳きもおさまった。インフルエンザではなかったようだ。
それでも家にじっとしていろと妻や娘がやかましい。
本を読むのも飽きたので妻と買い物に出向いた。
週末に水や米などガサばるものを買いに出向く。
これは家を買うときの約束で、クルマを使う。
先月のなかばからマスクをかけて通勤している。
マスクをかけると、ブザイクな顔がいっそう不気味さを増す。
これに花粉よけのゴーグルをかけたら銀行強盗とまちがえられそうだ。
朝夕に新しいマスクに交換するけど、けっこう蒸れている。
マスクをかけると視界がやや狭まる。ひもが耳にくいこんで痛い。
そして、メガネの形状によって曇り具合がちがう。
使い捨て用の平型の安いマスクのせいだろうか。
マスクをかけて運転すると、曇り具合が視界の確保を妨げ、ひもの圧迫で側面の把握が甘くなる。
むろん、風邪薬は眠気を誘うから、飲んだら運転しないのは酒と同じだろう。
仕事柄マスクをかけるしかない運転手さんはどうやって曇りを解決し、ひもの圧迫を回避しているのだろう。
慣れればどうってこともないのだろうが、たまにマスクをかけて運転するわたしには邪魔ものだ。
そんなことを口にすれば、「あんたってロクでもないことばかり気にするのね」と妻は笑う。
「無理して運転しなくてもいいんだから」とも。
マスクとクルマの運転との関連をマジメに考えて何がおかしいものか。
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2012年2月4日(土) |
「読んだ本あれこれ」を再構成した |
諏訪湖の御神渡り(おみわたり)が4年ぶりに出現したのに家にくすぶっている。
咳きと鼻づまりもおさまったので過去に綴った読書録をページごとにまとめて目次ページを作った。
200を超えるメモから、まともに整理されている記事を60選んで作成した。
小説が少なく経済学関連がやけに多いのも、学生時代にまともに学ばなかった反省だ。
選ばなかったのは、気に入っていた歌詞や詩である。
出典を明記した一部の引用さえケチをつける、著作権過剰保護の時代だからあえて外した。
表現の自由を侵害しても財産権を主張するのも変である。
命名権の売買をはじめ、利益団体が個人の表現を規制するのも異常だ。
財産権は公共の福祉に反しないとき認められるのに金儲けが優先している。
どんな本であれ読み進むうちに共感したり、反発することがある。
そういう読み方をしてこそ本は価値がある。
共感するために読むだけなら読まなくても済む。書評を読めばいい。
「受験」や「知識を増す」のために読む読書と「考えるための材料」としての読書のちがいだ。
読むことは自分で確かめ、判断し、展開させることにあるのではないだろうか。
そこには読み手のかたより(バイアス)も伴う。
他人におすすめする書評と勘違いして欲しくない。
読んだ本から何を感じ、そこからどのように考えたかを残しておきたい。
小学生の頃から始めた本の乱読は60才過ぎても続いている。
外を出歩くのが好きだけど、家にこもって本と悪戦苦闘するもの悪くない。
役に立つか否かでなく、おもしろい・おかしいで続ける読書もあれば疑問を確かめるための読書もある。
という実例を示すために、一度は削除した読書録を再度掲載します。
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2012年2月3日(金) |
意地でもかかるものか |
朝から咳き込み、鼻水がひかないので病院へ出向いた。
新しい病院だから、病歴アンケートを書かされるのもわずらわしい。
体重55kg、毎日喫煙、飲酒せずはいつものとおりだ。
過去の病歴に、五十肩とぎっくり腰を加えた。
体温36.5度はいつもと変わらない。
この病院には妻と娘も出向いている。
先日はノロウイルスなどと言い出して娘を三日隔離した。
そんなことも加わって不信感が残る。
アンケートを眺めてロクな患者じゃないと医師はみなしている。
五十肩やぎっくり腰は病気じゃないと言いたげだ。
「いつから発症していますか」と聞くから、「2週間前に家族が風邪にかかった影響でしょう」と答えた。
「咳きはいつから出ています」と言われたので、「1週間前から」と応じた。
「鼻ずまりはいつからですか」と詰問するから、「昨日から」と告げた。
「ご家族からの感染ではないですね。感染してれば1週間で発症してます」と医師は言う。
「これから24時間以内に熱が出ればインフルエンザでしょう」と追い打ちをかける。
どうしてもインフルエンザにしたいようだ。
かかったら、かかるまでだ。土・日はどうせ休みだ。
家に帰れば、妻や子どもが風邪になると期待した発言を繰り返す。
意地でも風邪にかかるものか。
そんな期待に応えるほどヤワじゃない。
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2012年2月2日(木) |
咳き込みがつらい |
先週からだるい日が続いて集中力が欠ける。
家を出る頃はあいかわらず暗いけど、日の入りは午後5時を過ぎた。
でも、寒さは続き、丹沢に雪が張りついている。
インフルエンザが警報が出ているけれど自分だけはかからないと自負してる。
ずっと昔に予防注射をしたら気分が悪くなって、それ以来注射を避けてきた。
かかったら直せばいいと居直っている。
先月は妻や娘が風邪をひいた。うつるかとヒヤヒヤしていたが咳でとまった。
一昨日休んだ同僚が今日も休んだ。無理して出勤してこじらせたようだ。
咳き込みがひどかったからひとごとではない。
今日は咳き込みに加えて鼻づまりである。
「早く病院へ行きなさいよ、わたしたちにはせかしたくせに」と妻や娘がせかす。
「うるさいな、風邪ぐらいで病院へ行けるか」と居直るしかない。
ゲームの集中力が欠けるから早寝しよう。
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2012年2月1日(水) |
旅行記を60ページ復元しました |
一度削除した旅行記の1ページから63ページまでを3日かけて復元しました。
手順は、@古いフォルダーに保存してあるページの記事をコピーし、A新しいページに貼り付けて削除や加筆し、B使っているフォルダーに保存するを繰り返すだけです。
まったく新しいページを作るのと違い、こういう単調な作業は疲れます。
じきに飽きてきて、どうでもいいんじゃないかと思いました。
それより面倒なのは、索引ページに60ページ分を加えることでした。
古いフォルダー内の索引ページを複写しても、そのまま行の追加ができません。
一度枠外に貼り付けて、新しい索引ページの行を追加してから「切り取」り「と貼り付け」を繰り返します。
そして、「タグの削除」、「リンクの解除」、「リンクの設定」をそれぞれ60回繰り返します。
あとはページごとにページ間の「リンクの設定」を行うことになりますがやめました。
残しておきたいから加えたまでで、読む人もいないからです。
無駄な作業をしなくても、「索引ページ」や「サイトマップ」から移動できるのがホームページです。
過剰なサービスをする気は失せました。
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2012年1月31日(火) |
ケプラーの法則からニュートンの運動法則へ |
ニュートンに至る近代科学の流れには二つの流れがあります。
一つが、ティコ・ブラーエ、コペルニクス、ケプラーの天体の回転に関わる流れです。
もう一つは、ガリレオ、ニュートン、アインシュタインの慣性や重力に関わる流れで、20世紀の相対性理論に至ります。
近代科学は、天体観測や実験に基づきニュートンが完成したとされます。
第一の流れは地動説から天動説への転換です。ティコは地動説でしたが偉大な天体観測者です。コペルニクスは天動説を主張しましたが円運動にとどまり、ケプラーが惑星の運動を楕円としました。ニュートンはケプラーの三法則を元に運動法則を完成したといわれます。
ちなみに、ケプラーの三法則は(1)楕円(長円)軌道、(2)面積速度一定、(3)公転周期は長半径の3/2乗に比例です。
また、ニュートン三法則は(1)慣性の法則、(2)運動方程式(力=質量×加速度)、(3)作用・反作用の法則で、有名な「万有引力の法則や「逆2乗の法則」は別枠です。
科学解説書ではケプラーの三法則はあっさりした説明で通過します。(1)や(2)に触れても、(3)は黙って通り過ぎます。ひどい解説は、ケプラーの三法則からニュートンの三法則が引き出されるというだけで、数式も示されません。
それがシャクで、垣内高志さんの『大学入試物理(力学・熱力学編)が面白いほどわかる本』(中経出版)を読み、ケプラーの法則の数式の展開は納得しましたがニュートンの三法則へつながりません。
ケプラーとニュートンがつながるのは「万有引力の法則」や「逆二乗の法則」です。
このモヤモヤがつきまといましたが、砂川重信さんの『物理学対話』(河出書房新社)でようやく解決しました。著者は1998年に亡くなっていますが、2012年に復刻新版が出ました。この本の第1話「古典力学の世界」にケプラーの法則からニュートンの運動法則まで簡潔な数式を使って説明しています。
数式の展開を省略するのは、等速円運動をしている物体の加速度(惑星の速度の2乗÷円の半径)を2階微分(微分を2回行うこと)する必要があるからです。砂川さんもここは数式を註に別記しています。
興味のあるかたは自分でこの本を読んでください。
数式が苦手のくせに、数式にならないものをウサンクサイと感じるのもわたしの悪い癖です。
なんでこんなことにこだわったかと言えば、電気磁気学の最初に出てくるクーロンの法則とニュートンの万有引力の法則の方程式が逆二乗でそっくりだからです。
先日読んだ竹内淳さんの『高校数学でわかるマックスエル方程式』(講談社)が引き金になっています。
これも余計なことですが、クーロン力は万有引力より10の39乗も大きいそうです。9乗で1億倍ですから途方もない大きさですね。砂川さんは同書49ページで具体的に数式の展開を示しています。
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2012年1月30日(月) |
木山『小説で読む民事訴訟法』を読み終えた |
言いがかりをつけられて投獄されないように学生時代に刑法や刑事訴訟法を学びました。
その当時は学生運動も過激で、クルマに複数の男が同乗していれば必ず検問されたからです。
「加罰的違法性」とか「適正手続(デュープロセス)」、「捜査手続き」なども調べました。
幸い、そんなものの世話になりませんでしたが自分の身に関わる法律の勉強は真剣に学べます。
昨年は40年ぶりに民法を復習しました。
家の購入も関わったので「マンション法」や「不動産登記法」も読みました。
民法は、総則、物権、債権、親族、相続の5編で構成されます。
学生時代に学んだのはこのうちの総則、親族、相続だけでした。
ともあれ、ひととおり解説書を読み直してみると自由と平等で成り立つ民法はおもしろい考え方です。
読んだのは、神田将『図解による民法のしくみ』(自由国民社)、山崎郁雄『ビジネスに・暮らしに役立つ民法の基礎知識』(自由国民社)、鎌野邦樹『図解雑学民法』(ナツメ社)、手塚宣夫『やさしく学べる民法』(文眞堂)それに『口語民法』(自由国民社)など気楽に読めるものばかりです。
次に手を出したのが、いわゆる手続法です。
民事訴訟法や民事執行法などの訴訟手続を決める法律です。
争いの最終的な解決は訴訟ですから手続きを知っておく必要があります。
退屈な手続規定を眺めるのは嫌ですから、木山泰嗣さんの『小説で読む民事訴訟法』(法学書院)を手に入れました。受験雑誌に連載されたものをまとめたもののようです。
「弁論主義の三つのテーゼ」なんて切り出されると、ヘーゲルの弁証法を思い出して憂鬱になりました。
ちょっと脱線しますが、法律家は三つの原則が好きのようです。日本国憲法の三原理(国民主権・基本的人権・平和主義)、近代民法の三大原則(所有権絶対・契約自由・過失責任)、民法1条の基本原則(公共の福祉・信義誠実・権利の濫用)などがあります。
「弁論主義」と言うのは、争いの当事者が合意した証拠で判決するという考え方です。裁判官が証拠調べに立ち入って判決する「職権主義」とは異なり、主張・自白・証拠はすべて当事者の提出した内容に制約されます。
そして、民事訴訟法の「自白」は反論しなかったり、証明できないことです。これは、真実の追求を行う刑事訴訟法との大きな違いでしょう。
せっかくですから「弁論主義の三つのテーゼ」を整理しておきます。
第1は、裁判所は当事者が主張していない事実を判決にできない(主張のテーゼ)。
第2は、裁判所は当事者間に争いがない事実を判決の基礎にする(自白のテーゼ)。
第3は、裁判所は当事者間に争いがある事実を証拠ににより認定する場合には、必ず当事者が申し出た証拠によらなければならない(証拠のテーゼ)。
ということで、証拠は形式的のもので、自白は欠席で足り、判決は真実の追求に至りません。
民事訴訟は犯罪の解明でなく、当事者間の紛争解決なので、これで足りるようです。
木山さんの小説は意外な展開やオチが含まれていて、法律の門外漢にも楽しめます。
そこには訴訟の実務経験が含まれていて、法律の解説にとどまらないからでしょう。
その他に、「訴えの利益」や「抗弁」などの訴訟手続きもありますがこのくらいでやめときます。
「アメリカでは救急車の後を弁護士のクルマが追う」というジョークがありますが、紛争の解決は訴訟に限らないこともこの本で確かめました。
時間や苦労を考えたら訴訟なんて割に合わないものです。
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2012年1月29日(日) |
幸福追求権ってあるんだね |
最近、研修に参加して日本国憲法第13条が「幸福追求権」と呼ばれているのを知りました。
わたしは長い間、「個人の尊重」の条文と暗記していました。
後段は、
「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」
となっています。
「それがどうした、努力規定だろう」と反論される方もいるでしょう。
わたしが言いたいのは、幸福追求権が日本国憲法の人権の中で、
思想及び良心の自由(19条)、
信教の自由(20条)、
表現の自由(21条)、
生存権(25条)、
勤労の権利及び義務(27条)、
財産権(29条)、
納税の義務(30条)、
裁判を受ける権利(32条)
などより先にあることです。
あとの条文より抽象的ですが、優先度の高い条文に違いありません。
ともあれ、憲法13条は「幸福追求権」だけではありません。生命と自由の権利が並立しています。
また、「国政の上で、最大限の尊重を必要とする」だけでそれ以上は触れていません。
幸福追求権は、公共の福祉のほかに、13条の国民の権利の中だけでなく、人権の中でもバランスが必要でしょう。
合理性や経済性でものごとが語られる時代になりました。
目先の高い安いで合理化や経費削減を語り、長期の展望が希薄な論議が横行しています。
何が幸福なのか決めかねますが、自分のことは自分で行い責任を果たすことを忘れてはならないでしょう。
わたしに分かったのはそれだけでした。
【お知らせ】
日記に索引を付け、見たい部分へ移動できるようにしました。
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2012年1月28日(土) |
日記の整理で日が暮れた |
今月分の日記をパソコンに入力した。
日記といっても箇条書きのメモだから自分しかわからない。
遊び歩いたこと、読んだ本、自分と家族の病気などをメモしている。
胸ポケットに入る無地のメモ帳だから記入しやすい。
天気は20年分記録してある。無線の交信記録簿を付ける習慣の延長だ。
読んだ本の印象や思いついたことも同じメモ帳に書いている。
それを元にホームページのネタにしているが、たいしたものではない。
忘れてしまえば良いことを忘れないのも、こんなメモを残しているからだろう。
ついでに、過去の日記をパソコンに入力したとき、面倒なので除外した3年分の天気を入力した。
出かけた時の天気が気になるのである。
雨や雪が降る日にドライブや入浴することはないが、途中で天気が変わるのは何度もある。
そして、ホームページの「旅行記」を6ページ追加した。
写真を張り付ければ良いと思っていたが、それも失礼だ。
そこでメモ帳をひっくり返し、行動記録を確かめるとそれ自体があやふやなものもある。
あれこれ調べているうちに日が暮れた。
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2012年1月27日(金) |
事理弁識能力(じりべんしきのうりょく) |
昨年から民法を復習している。こむずかしい用語が出てくるたびに用語辞典を調べるのも面倒だ。
総論は抽象的で眠気がさしてくる。用語辞典に出てこない言葉が出てくるのも総論に多い。
●「能力」てなんだ
他人に頼らずものごとを一人で判断できる能力といえばいいものを、「ものごとを主体的に判断できる能力」というのも固い表現だ。これは「意思能力」の説明だが、主体的うんぬんというのもよそよそしい。
そして、この「能力」というのも、権利能力、意思能力、責任能力、受領能力、行為能力、不法行為能力に細分される。能力は「資格」と同じだという解説が多い。権利を主張し、判断をし、責任を負い、受け取るのもそれが確実にできる資格があるとみなされるからだ。
ただ、不法行為能力を資格というのにためらう。不法行為は「故意」や「過失」を問われるから、正常な判断力を持っているのが前提だろう。そういうものも資格になるのだろうか。盗人に資格というのも変だ。
●制限行為能力者
昔は「禁治産者」や「準禁治産者」という、言葉からして「危ない」とか「怪しい」イメージがつきまとう法律用語があった。精神疾患者や放蕩人を意味していたが、今では「制限行為能力者」として、未成年者、成年被後見人、被補佐人、被補助人の4つに区分された。ちなみに、未成年者は年齢で判断能力が線引きされるけど、他の3つは判断能力が欠ける程度で区分される。「被」が付くのは受身の立場を示すようだ。
●事理弁識能力(じりべんしきのうりょく)
法律用語集に見当たらないけれど、一般向けの民法解説書に登場するのが「事理弁識能力」だ。
少なくとも3冊の解説に登場する。民法第7条、第11条、第15条に出ている「事理を弁識する能力」をそのまま使っているのだろう。事理というのは「ものごとのすじみち」や「道理」だ。「弁識」は国語辞典に見当たらないが判断力だろう。つまり、ものごとを一人で判断できることをいうのだろう。
屁理屈を並べるのは好きだけど、枝葉末節や重箱の端を詮索するのは苦手だ。
ロジカルシンキングがもてはやされているけど、定義が不明確な言葉をあれこれ並べ立てるのもうっとうしい。法律家にだまされないよう基本からやり直すのも遅いだろうか。
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2012年1月26日(木) |
相模大野駅も変わった |
30年前から毎月、国道16号を走っているのにまったく立ち寄らなかったのが小田急線相模大野駅だ。
電車にしても、新宿から江ノ島へ出向くときの乗換に何度か使った程度だ。
横浜から相模原に3年間クルマで通勤したけれど関係がなかった。
だから、ごちゃごちゃした駅前というイメージしか残っていない。
先月、知り合いとの飲み会で相模大野駅に下車した。
伊勢丹デパートへ向かう道路にビルが並んでいるのに驚いた。
小さくて狭い店舗がひしめいていた面影はまったくない。
それは隣の町田駅の変貌と同じで、きれいに整備されると落ち着かないのも似ている。
今日は妻を連れて相模大野駅へ出向いた。
妻は、伊勢丹デパートがあることも知らず、駅を初めて見る。
「入っている店はどこも似たようなものね」と口にしながら、さっそく駅ビルを散策する。
「本屋に寄りたかっただけでしょ」と言いながら、あれこれ品定めをしている。
買い物をしなくても、ウインドウを眺めて歩き回るのが好きな妻だ。
これで、ひまつぶしの場所がひとつ増えた。
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2012年1月25日(水) |
寒中見舞いをいただいて |
半年前まで同じ職場に勤めていた方の奥さんから寒中見舞いをいただいた。
元の職場へは退職後に出向いていないので、交際が途絶えて亡くなったことを知らなかった。
同じ場所に住んでいたというだけの知り合いだが、昨年1月から体調を崩していたので何かと気になった方だった。
いつも笑みを絶やさず、4年間もガンの闘病をしていたことも見せず、世間話に花を咲かせてくれた。
同じ職場に勤めても、部課が違えば知り合うことがないものだがウマがあった。
それはともかく、親しかった方だけに残念だ。
互いに定年後の人生設計を語り、家族のことまで立ち入って話し合えた方だっただけに寂しい。
井上さんのご冥福を祈ります。
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2012年1月24日(火) |
ずっこけるところだった |
昨夜からの雪で屋根やクルマに雪が残る中を出勤した。
都内ではクルマのスリップ事故が朝から多発したようだ。
足元を気にして歩けば、上から雪のカタマリが降ってくる。
電線に積もった雪が重みに耐えかねて落下してくる。
上下を気にしながら歩くのも面倒だ。
ようやく勤め先に近づき、雪を避ければつるっと滑る。
雪が溶けて凍っていることなど気づくものか。
腰をひねったのも腹立たしい。
先日は深夜にギックリ腰かとおびえたが、氷に足を取られてぎっくり腰じゃみっともない。
緊張がとけたときに山の遭難やクルマの事故が多いというのもうなずける。
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2012年1月23日(月) |
グズとノロ |
妻が風邪で5日寝込んだ後に、娘が風邪で3日寝込んだ、
病院に行かせたらノロウイルスの可能性があると言われ、あわてて娘を隔離した。
下痢を伴い熱が出るとノロウイルスだそうだ。
娘を部屋にとじこめて内線電話でやり取りし、雨の中を消毒剤や使い捨ての食器を買い出しに出向き、家族全員がマスクと手袋を着用した。
幸いに下痢や発熱は1日で終わったが、いつ感染するかと落ち着かなかった。
潜在的な感染で同僚に迷惑をかけまいとマスクをすれば不気味がられた。
娘が病院に出向くとノロウイルスの感染ではなかったという。
通常の殺菌剤や洗浄剤ではノロウイルスは死なないと言うのであれこれ買い込んだ出費はどうしてくれるんだ。
元はといえば、グズな娘がまいたタネだけど、妻と娘は同じ病院へ出向いていたのでノロならとっくに家族全員が感染していたはずである。
腑に落ちない診断に振りまわされたのが口惜しい。
娘の呼び名は、グズ、トロ、ボケのほかにノロが加わった。
あいかわらず人騒がせな娘だ。
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2012年1月22日(日) |
沼津に南アルプスが見える季節 |
★「出向いた場所あれこれ34」に掲載したので写真は削除しました。
父の七回忌に雨の中を沼津へ向かった。一昨日の雪が残る丹沢の峰々を眺め、御殿場付近の残雪を気にしながらクルマを走らせたが杞憂に終わった。
大井松田から真っ白な富士が姿を表し妻はご機嫌だけど、いつものとおり写真を撮る気配はない。
前回の法事の帰りに裾野インターから雪が降り出して怯え、クルマをやめて電車にしようと言い出したのに勝手なヤツだ。
「雪の積もった山が前に見えるけど、あれは何なの」と沼津の国道1号線を走れば妻がつぶやく。
「何度も沼津に来てるけど、あんな山があったかしら」と後席に座る息子に話しかける。
「あれは南アルプスさ。静岡県にも続いているんだよ」と言っても、富士山や伊豆半島しか頭にない妻はわからないようだ。
写真を撮っておけといっても、いつものとおり知らぬ顔だ。
南アルプスは長野県と山梨県に連なる山々という誤解があるが、間ノ岳・塩見岳・赤石岳・聖岳・光岳は長野県と静岡県の県境だ。
もっとも、身延山地とか赤石山脈と言われているから、沼津の人間は南アルプスとは言わない。
そして、沼津で見えるのは1月から2月にかけての空が澄んだ日しかない。
30年近く夫の実家に毎年出向いていても、富士山や千本松原しか知らないのも困ったものだ。
真っ白な富士山を眺められただけでも良いとしよう。
風邪で部屋にこもっている娘が同乗していれば写真を撮りまくっただろうが今日は無理だ。
★写真は帰りに足柄サービスエリアで撮った富士山です。
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2012年1月21日(土) |
サイトマップとロゴの訂正 |
今年初めての雪が昨日、横浜に降った。出勤前にぼたん雪が降り出して憂鬱だったが、1月の雪には良い思い出がない。父が去る前日は、横浜は大雪だったし、残雪が残る道路を恐る恐るクルマを走らせた。
昨日は雪が止んでも底冷えして昼間も震えたが帰宅すれば、風邪ひきが一人増えて憂鬱の種が増えた。
ようやく妻の風邪も直って、週末に家族全員で法事に出向く予定が狂ってしまった。
しかたないから家にこもってホームページいじりをした。3月の転居を機会にパソコンを新しくしたとき記事を思い切って削除したのでリンクエラーも多い。ページにリンクをかけすぎると、削除したときリンクエラーが生じる。リンクしているすべてのファイルを削除すると、残しておきたいページまで削除されてしまう。めんどくさいので、リンクしているファイルをすべて削除したばかりにエラーが出たのだろう。
どのページ(ファイル)にあるかは、ホームページ作成ソフトでわかるけれどそれを訂正する作業は手作業だ。根気の欠けるわたしには気が滅入る作業だから先延ばしになっている。作るのは簡単だけど、それを維持したり、補修するのは面倒だ。子供を産んで、育てもしない無責任な親を笑えない。ほれた、はれたで一緒になって、こんなはずじゃなかったと親に言い出されても子どもには迷惑なことだろう。産んだ以上は責任をもって子どもをひとり立ちさせる義務があるように、ホームページもメンテナンスしなければなるまい。
元に戻すのも面倒だけど、そのままでにしておけない訂正や補足に加えて場合によっては文章や写真の削除も欠かせない。そこで力を発揮するのが「サイトマップ」である。トップページとのつながりだけでなく、作成済みのページがどういうつながりをしているか把握できる。そして、サイト(グループ)ごとの構成もつかめる。50ページぐらいならサイトマップなどなくてもどうにかなるが、500ページ近く作ると何がなんだか作った本人がわからなくなるからだ。サイトマップを保存しておけば何を削除し、新たに作成したかがわかる。そういう記録は段ボール箱3冊もあったが、ファイルやデータはパソコンに保存してあると転居のときすべて捨ててしまった。でも、サイトマップは日時ごとに別名で保存しない限り上書き保存されてしまうのも口惜しい。
まとめておこうと思うものの、バカなことばかり続けている夫婦だと非難されるのを恐れて「出向いた場所」の追加をためらっている。ETC割引上限が1000円だった2009年3月28日から2011年6月19日まではけっこう無茶をして遠くに出向いた。ほぼ毎週ドライブしていたから記録はあっても印象に残ることも少なかったし、写真を撮らなかったドライブも多い。そんなわけで、新しいページを作成する気力が失せている。
いまさらと思って削除したのが「ギターに挑戦」だ。そのあとにまとめた音楽関連サイトの方が調べも十分しているけれど教科書的でおもしろくない。自分でギターを弾きたいと思い立ち、ヘソクリで買った安いギターに振り回され、あれこれ無駄遣いしたけど懐かしい思い出だ。アマチュア無線、パソコンいじりの延長にすぎないけれど、自ら実行したという自負がある。もっとも、相変わらず下手だけど、上手くなるためだけにギターに挑戦したわけじゃない。というわけで、記事の訂正や削除をして「ギターに挑戦して(思うこと)」に再び掲載した。
そして、今日はトップページの「ロゴ」を訂正した。身なりにかまわないオヤジだと家族にバカにされているけれど、どんなサイトがあるか知っていただくために、トップページのサイト案内を飾り文字に代えた。シンプルな画面がごちゃごちゃしてきたが、我慢していただきたい。
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2012年1月20日(金) |
アクセス権の設定に振り回されて |
すべてをやり直すのが面倒で、無理にコピーして4日前にホームページ作成ソフトをハングアップさせた。
そのことについては、原因や応急手当を記録したが。思わぬ失敗に結びついた。
作ったファイルをプロバイダーのサーバー(ホストコンピューター)へ転送しても、「アクセス権の設定エラー」が表示される。
作成ソフトの確認画面では見えても、インターネット上のファイルをクリックしても開かない。
おまけに、転送エラーのファイルはデータが一切消えて使いものにならない。
サーバーから、転送済みのファイルをダウンロードしたらデータがない。
転送中にファイルが何らかの理由で書き換えられたのだろう。
せっかく作ったファイルが見えないときほどくやしいことはない。
眺めてもらうための作業が無駄働きになる。
治そうとして、作成ソフトの設定をあれこれいじるたびに傷口が広がる。
それじゃと、ヘルプを開けば、いつものとおり日本語モドキのなじめない解説が続く。
「アクセス権」というのが、何に対するアクセスなのかわからない。
@サーバーに転送することなのか、Aサーバーの仕様・設定の制限なのか、Bホームページ作成者の資格なのか、それともCホームページ閲覧者の資格なのかわからない。
@であれば転送設定の変更で済む、Aなら転送容量やファイル様式の制限で、Bなら作成者が変更した内容の再確認で済み、Cならブラウザーの設定で対応できるだろう。
作成ソフトのヘルプとプロバイダーのヘルプはエラーの説明はしてくれても治し方は触れていない。
また、作成ソフトにある「アクセス権の変更」を何度か試みたがいっこうに改善しない。
こういう時に、すべてのファイルを削除するのは最悪な方法だ。わたしは何度もこれでファイルを壊している。
生きているファイルと死んでいるファイルをまず確かめるしかない。サイトマップを作成して、残っているファイルを確かめる。それ以前に、作って置いたサイトマップと比べるのもいいだろう。
今回は転送エラーがでた目次ファイルのほかは残っていた。
ほかに転送したファイルが残っているということは「転送設定」には誤りがない。
以上のチェックで想定されるのは転送エラーのファイルに固執しても、同様なエラーが繰り返されることだ。 試しに、エラーファイルを修正して転送しても相変わらずインターネットで眺められない。
そこで、必要な部分を複写して新しいページに貼り付け、別名のファイルを保存してからエラーファイルを削除した。同じ名前にすると、上書きされるけどフォーマットにエラーが残っているので改善しない(これも確かめました)。
この方法で「出向いた場所あれこれ」のアクセス権エラーはいちおう解決した。
ページどうしの移動がスムーズに移動できるがために別のフォルダーに保存していた同じ名前のファイルを使ったのが裏目に出たようだ。
残っていたファイルとリンクを改めて設定するのも面倒だけど忘れてはならないだろう。
いじくり回して壊しておいて、あれこれ並べたてるのも恥さらしだ。
でも、パソコンいじりは、失敗の解決をつうじて、論理的な思考を鍛える場のように思える。
これも負け惜しみだろう。
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2012年1月19日(木) |
カバンをバックに代えて |
毎朝5時に起き、6時過ぎに家を出る生活にようやく慣れた。
まだ夜が明けない時刻から、反対側のバス停に小学生が毎日並んでいる。
幼稚園から高校まで、家から30分以内にあったわたしは異様に感じる。
今週からカバン(鞄)をバックに代えた。
右肩から右腕の痛みが増して持ち歩けなくなったからだ。
カバンを持ち歩き、スーツを着用する生活が40年近く続いたから手持ち無沙汰だ。
手さげカバンを持ち歩くと、読まない本や雑誌をため込むもとだ。
通勤時間が2時間になったからといって読める本には限りがある。
そんなことが気になって肩掛けバックにしたが、肩の負担はそれほど減らない。
さげる(提げる)、つるす(吊るす)ときたら、「せおう」(背負う)となるがわたしは好まない。
山歩きのザックは腰でを支えて身軽に歩けたが、リックサック(キスリングザック)は肩が疲れた。
通勤や通学にザックを背負っている人がいるけど、まわりのものにはジャマモノにすぎない。
昨年は定年を迎え、名刺や肩書きを一切捨てた。
それじゃ寂しいから、携帯電話やメールアドレスを記載したカードを作ったものの使う機会がない。
身分証明書があれば十分で、名刺を配る生活をしてこなかったからだろう。
身軽に行動するには何も持ち歩かない方が良いのは分かっていても、
カバンやバックを持ち歩く習性が治らないのもシャクだ。
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2012年1月18日(水) |
ギターに挑戦を整理した |
音楽についてこむずかしいことを並べてきたが、それはギターをいじって身に付けてことだ。
若い頃には友だちに弾かせていた不器用なオヤジが、55を過ぎて手を出した道楽だから人様に聞いていただくレベルではない。
昨年夏に久しぶりに会った旧友に、もっとましな音がでないのかとか、リズムに工夫が足りないと散々けなされた。
上手い下手で音楽を語られるのに腹立ったけれど、そのくやしさで苦手だったピックが使えるようになった。
それよりも腹が立ったのは、自分ではパソコンもギターも扱えない仲間がしたり顔をすることだ。
自分で試さずにいいとこどりをするのもひきょうだ。
冷や汗をかき、苦笑されても挑戦する意欲だけは失いたくない。
意地もミエもあるから生きている価値がある。
というわけで、昨日の失敗を教訓にして「ギターに挑戦して」を整理した。
パソコンもギターも、そして無線の交信やドライブも失敗の中から身に付けた。
ヘマを自慢するのも卑屈だけど、それを隠して良い子ぶるのも変だ。
下手でもギターは楽しめるとういことを残しておこう。
個々の歌に興味をもってアクセスされる方には申し訳ないが、歌詞の引用は最低限にとどめた。
著作権がどうこうのと言いがかりを付けられるのもしゃくだから、以前に掲載した文章をかなり削除した。
そのぶん、ギターとのかかわりが明確になったと思う。
また、サイトマップを付けて、全体が見渡せるようにした。
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2012年1月17日(火) |
ホームページビルダーがハングアップ |
「出向いた場所あれこれ」の更新をしているうちに、一度削除した古い記録をもう一度加えたくなった。
古いデータを保存してあるファイルから、ホームページビルダーの常用フォルダーにまとめてコピーしようとドロップダウンしたらハングアップしてサイト一覧が動かない。
しかたないから新しいサイトを作っても直らない。
ソフトを再インストールしてもだめだ。
ドロップダウンさせた80のファイルを常用フォルダーから削除したらようやくもとに戻った。
余計なことをしたばかりに4時間も無駄な時間を浪費した。
ビルダーにはプロパイダーのサーバーに転送したファイルのデータをアップロードしたり、ダウンロードすることは出来るが、利用者のフォルダー間のデータ移動は想定されていないようだ。
古いフォルダーのファイルを開いて、1ページごとにコピーして新しいページを作ればいいのに手抜きをしたばかりにとんだへまをした。
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2012年1月16日(月) |
デジカメ写真を探す |
一眼レフデジカメとコンパクトデジカメを出歩くときに持ち歩いているが、クルマを止めた時しか写せないのでシャッターチャンスを何度も逃している。
妻に写すように頼んでもシャッターを押すことさえおっくうだと言い張る。
昨年までの旅行記録を整理したので、2010年からのホームページを作っていますが保存してある写真がやけに少ない。
写しもれもけっこうあるけれど、撮った記憶があるのに見当たらない。
SDカードを探して部屋の中をうろつき、机の中をひっくりかえせば家族は近寄らない。
ふだん持ち歩かず、しまい込んでいたバックもひっくり返したが見当たらない。
もんもんとしているうちに、足元を見ればこのところほおりっぱなしにしてあるバックに気付いた。
2GのSDカードが入っている。
新しいパソコンのおまけソフトはSDカードのファイルを日付順に並べることができて便利だ。
日付ごとにファイルを作るから後で使うときには重宝している。
下手な文章を読んで頂くより、写真を眺めてもらったほうが良いと考え直した。
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2012年1月15日(日) |
旅のアルバムを整理したら日が暮れた |
今日も妻が寝込んでいるので外に出る気がしない。
子どもが洗濯をしているから取り込みぐらいしなければ非難される。
そこでホームページのリンクエラーをチェックしたらやけに多い。
パソコンを新しくしたとき、古いファイルをまとめて削除したツケである。
せっかく訪問された方にこれでは失礼なので気付いたページから訂正してきたが、2年ほど更新しなかった「出向いた場所あれこれ」を今日は最初のページから訂正した。
簡単に考えていたが110ページもある。
リンクエラーの訂正は手作業だから面倒だ。
夕方にエラーの訂正を終えたが、帰宅した子どもたちに「母さんの世話もせずパソコンいじりか」と非難される。
「誰が洗濯を取り込んだと思ってるんだ」と言えば、「お母さんにやらせたんでしょう」と信じない。
話しても無駄だから、おととしの記録を新しいページに加えた。
あれこれ外に出向いているものの、そんな貧乏性がいやになるし、自慢と受け取られるのが心外で更新が遠のいた。旅行の記録や写真を残しているが文章を書くのがおっくうになっている。
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2012年1月14日(土) |
ギックリ腰におびえた |
昨年の10月から五十肩になってギターいじりができない。
クルマの運転にしても腕をひねるとき、たとえば料金所のカードを出し入れするときに痛む。
4年前に五十肩になったときは半年治らず、運転ができない亭主は役立たずだと妻にあれこれ皮肉を並べられた。
肩と腰は密接なかかわりがあるようで、肩が痛むときは腰が重くなる。
すぐやらない人を「腰が重い」というけれど、あれは愚図なことで、こちらの「腰が重い」は痛みのことだ。
良くいえば「即決即断」、悪く言えば「そそっかしい」わたしは愚図ではない。
妻が風邪で寝込んでいるのでベット暮らしが続いている。布団と違ってスプリングが硬いので落ち着かない。
夜中に目覚めてベットから出ようとしたら歩けない。
寝入っている家族を起こすのも気が引けるのでそのまま寝た。
五十肩は二度目だけれど、ぎっくり腰はすでに二度経験している。
どちらも痛くて歯がゆいが、歩けなくなるぎっくり腰は惨めである。
こっそり湿布をして痛みを抑え、昼前にようやく歩けるようになった。
そんな話を娘にすれば、
「60才過ぎても五十肩って言うの」
「ぎっくり腰なんてかっこ悪いわ」と
オヤジに対するいたわりがない。
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2012年1月13日(金) |
『光と電気のからくり』を読み終えた |
昨年から数学と物理を復習している。中学レベルにはなじんだものの高校レベルになると数式が増えてなかなか手ごわい。数学や物理アレルギーの子どもはオヤジが何でそんなものに手を出すのかと笑う。
知識が増えるたびにわからないことが出てきて、そのために寄り道する。学ぶということはわからないことを知ることだからだろう。
ギターとのかかわりで音律と音階を調べてピタゴラスの定理に踏み込み、昔やっていた無線を復習をすればクーロンの法則やマックスエルの方程式につまづいた。電気回路や電子回路の解説に少し出てきても、それがどのように発見され、どんな利用と結びつくかは触れられていない。
昨年末から、S・ワインバーグの『新版電子と原子核の発見 20世紀物理学を築いた人々』(本間三郎訳・ちくま学芸文庫・筑摩書房)を読み始めたら、物理の単位がわたしが学んだ頃とずいぶん違っていて戸惑っている。ニュートン、クーロン、ケルビンは名前だと思っていたら単位である。
この本は数式の解説は付録になっており、数式を無視して読んでも、物理学の流れはつかめるけれど、それだけでは物足りない。付録に立ち寄るたびに四苦八苦する始末だ。
電気と磁気がかかわって電波が飛び、光も電波(電磁波)だということぐらいは知っていても、電場と磁場がどのようにかかわるかを確かめたくて、山田克哉さんの『光と電気のからくり』(講談社ブルーバックスB1259)を読んだ。教科書と違ってポイントを絞った解説だから前半の電圧・電流・電気・磁気までは、今まで学んだこともあって難なく読めた。ところが、後半は特殊相対性理論や量子力学が加わるので、そのたびに立ち往生した。電子のスピン(自転)に戸惑ったら陽子にもスピンが出てくる。
光子(こうし)はエネルギーを持つが質量がない粒子であり、電子と衝突するとすべてのエネルギーを吸収されて消滅するとか、量子力学では光は波と扱われるなどと言われると頭がクラクラしてくる。光子は粒とみなし、光を波とみなすのも混乱だ。もっとも、20世紀の物理学では光は粒であり波である二面性を認めるのだから受け入れるしかない。
ワインバーグの本に立ち往生して山田さんの本に立ち寄ったけど、光や電気は電子と電子核の結びつきを無視して理解できないようである。そんなことを確かめただけで良しとしておこう。
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2012年1月12日(木) |
妻に寝込まれて |
昨夜から妻が風邪で寝込んでいる。
グータラ娘が早朝から起きて洗濯をし、ノンビリものの息子が干す。
そして、「お父さん、お母さんを病院に連れてって」と念を押す。
子どもは仕事に出かけたので洗濯物が乾いてから妻を起こしたが出向く気がない。
めったに病気にならない妻は病院嫌いだ。
それでこじらせて歩けなくなり、何度か背負って病院へ出向いた。
昔は軽かったから良いけれど、下半身に重みが増したから五十肩のわたしには辛い。
オヤジが病気になっても、五十肩で三ヶ月もギターいじりができなくても子どもの同情はない。
それが妻となると、子どもがせっせと働く。
誰に食わせてもらっているんだと言いたいが、母の力には勝てない。
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2012年1月11日(水) |
公衆電話が見当たらない |
バスに乗ってから携帯電話を忘れたことに気づいた。
いつもなら出かける前に必ずチェックしてるのにうかつだった。
駅に行けば公衆電話があるだろうとタカを食っていたら、どの駅にも見当たらない。
使うために長い列に並んだ時代は過去のことのようだ。
ところで、携帯電話は話す道具から、メールやゲームのオモチャになっているようだ。
バスや電車でも乗り込んできてから去るまで携帯電話いじりをしている老若男女であふれている。
ひまつぶしに使うのを否定はしない。でも、横でカチャカチャ音を出されるのも落ち着かない。
便利なものに慣れすぎるとバカになりそうだ。
話すことが面倒になって、横にいる相手にメールでやりとりするのも異常だ。
帰宅してそんな憎まれ口を並べたら、
「お父さん、ボケが始まったの・・・」と娘が馬鹿にする。
「お前には、チョコレートをやらない」
せっかく、途中のコンビニへ立ち寄って買ってきたのに。
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2012年1月10日(火) |
由比パーキングから富士山を眺めて |
★「出向いた場所あれこれ33」に掲載したので写真は削除しました。
転居して富士山を眺めることができなくなった。
一緒になってから29年間、横浜で毎日富士山を眺めてきた妻の最大の不満だ。
おととしの暮れに転居先を探しに20ヶ所以上まわったときも妻は富士山にこだわった。
内覧でまわった物件にも富士山がくっきり眺められる建物もあって、今の家を拒んだ。
そのうち足腰が弱るわたしは無視して、病気になったらすぐにバスやタクシーに乗れる道路沿いを選んだ。
我が家からは見えないものの少し歩けば富士山は見える。自分の部屋から眺めようというのも横着だ。
しかたないから富士山を眺めるために出歩くのも意外な出費だ。
妻は、東名高速道路の大井松田インター手前下りから正面に眺める富士山にこだわる。
結婚前に妻をわたしの実家へ連れていった時に眺めた真っ白な雪が残る富士山と言われても面食らうだけだ。
久しぶりに浜名湖に出向き、午前中に横浜へ向かい、吉田インターを過ぎる頃に無口な妻があれこれ話しかける。
「前に山がないわ」
「富士山はこんなに高かったの」と言い出すのに呆れた。
3連休の終了日だから早めに日本坂トンネルを通過しようとしているのにわずらわしい。
そういえば、浜名湖からの帰りはほとんど夜だったから、富士山をまともに眺めたことがない。
確かに、吉田インターから静岡市までは富士の裾野をさえぎる山がない。
愛鷹山を前景にして富士山を眺めて育ったわたしは富士山だけを眺めるのに違和感がある。
横浜から眺める富士山にしても前景に丹沢が入っている。
ここ数年は長野県や山梨県に出向いているから、富士山が独立峰であることをすかり忘れていた。
清水インターで下車して三保の松原や由比の薩睡峠(さったとうげ)に立ち寄りたいが、それは次回にしよう。
由比パーキングで富士山を眺めれば妻は満足している。
「桜えびだけじゃないのね」と言い出すには呆れる。
沼津に出向いたたびに、日本平とか久能山に出向いたついでに何度も由比に立ち寄っているのに。
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2012年1月9日(月) |
表計算ソフトの並べ替えに振り回されて |
過去に作った事件史や日記を表計算ソフトに入力したら並べ替えがうまくいかない。
フォーマットは同じだけれど、ファイル形式が異なる表のデータを文字だけコピーしてひとつの表にすると見た目どおりに並ばない。
具体的にいえば、エクセル2003で作った表のデータを、エクセル2010に取り込んでも110年の日付順にならない。
以前に、1899年以前の日付を並べ替えようとしてうまくいかなかったが、今回は1900年以後の日付だからできると信じたのにくやしい。日付を「文字形式」にしても並べ替えができなかった。
それに懲りて、今回は日付形式を同じにしても解決しないので、「連続番号の作成」(コピーの中にあります)を使って番号を付けて並び替えた。これではデータが多くなったら不便だ。
それで解決したものの何か納得できない。表計算ソフトで歴史年表を作ることはできないのだろうか。
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2012年1月8日(日) |
新聞を9ヶ月やめて |
昨年3月の転居を機会に新聞購読を9ヶ月やめた。
その間は、駅で新聞を購入したがどれもこれも似たようなもので、全国紙の違いは世間で言われるほど差がなかった。
もっとも、社説なんてキレイゴトだから読む気にならなかった。
どれもこれも、上から目線で叱りつけるスタイルは似ている。
しかたないから携帯電話で無料配信のニュースを読んでいたが、信用できる記事はほとんどなかった。
思わせぶりのタイトルにつられて読んだ記事に何度がっかりさせられたことだろう。
インターネットで新聞記事を読んでも、警察発表の引写しで、事実確認が不足しているような気がする。
テレビやラジオも使ったけれど、当たり障りのない報道ばかりだ。
むしろ、床屋などで読んだスポーツ新聞や週刊誌の記事の方が笑えた(初めから信じてないけど・・・)。
やっぱり、定期購読するしかないかと先月から全国紙の購読を再開したけれど問題がひとつある。
我が家の場合、オートロック式マンションなので郵便受けまで毎朝取りに出向くことだ。
朝の5時過ぎに暗い廊下を歩くのも寒い。3日もしないうちに妻が取りに出向くようになったが申し訳ない。
自分の部屋まで新聞が届くのが当たり前と考えていたがわずらわしいものだ。
活字生活に慣れ親しんだ亭主を持った妻の嘆きが増えた。
寒い季節が終えたら取りに行くと言っても家族の誰も信じない。
新聞に限らず、情報は継続して把握し、自分で判断するしかないようだ。
事件が起きてから、さも知っていたかのような解説にむかつくのはわたしだけだろうか。
テレビ解説者の押し付けがましい意見にむかつくのはわが家だけだろうか。
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2012年1月7日(土) |
あわせる・たもつ・はぶく |
木村英紀さんの『制御工学の考え方』(講談社ブルーバックス)を読んでいたら、思わず吹き出したあとに、そうだねとうなずく説明があった。
制御を「目的に向けた影響力の持続的な行使」と定義し、人間が目的をもって何かを営むときにいつも要求される基本的な機能として規格化・定常化・自動化の3つをあげるとき、夫婦のつながりを持ち出して説明するのがおかしい。
規格化は「あわせる」ことだといい、伴侶に合わせる幸せを持ち出すのに戸惑った。
めぐりあった幸せ(不幸もあるだろう)は感じても、伴侶に合わせるのがほんとうに幸せだろうか。
次に、定常化を「保つ」ことといい、互いの関係を保つよう努力することとだと言われて顔が引きつった。
釣った魚に餌を与えるのはわたしぐらいだろうが、関係を保つには精神的なストレスと出費がかさむ。
そして、自動化は「省く」ことで、固い絆が生まれて、努力なしに自然にできることだそうだ。
妻に飼い慣らされて、うなずきマシンに成り下がったわたしはここまで言われると反論できない。
制御工学はともあれ、60余年を他人に合わせ、それが定常化して骨無しクラゲになった。
もうすこし上司や同僚に合わせれば出世もできただろう。
妻や子どもに「良い人」面を保てば非難もされなかっただろう。
その場しのぎの知識で間に合わせ、自分の目で確かめなければ無駄な出費も減っただろう。
あれこれ並べても、負け犬の遠吠えだから岩波文庫の『愛の言葉』を眺めた。
シェイクスピアの『お気に召すまま』の第2幕第7場にこんな文句があるそうだ。
「世界はすべてお芝居だ。男と女、とりどりに、すべて役者にすぎぬのだ。」
合わせる・保つ・省くができなければ、恋愛はもとより、世渡りさえできないようだ。
制御工学を読み直すしかないようだ。
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2012年1月6日(金) |
自立と自律 |
同じ読み方でも意味が異なる言葉があふれています。いわゆる同音異義語というやつです。
三省堂発行の「新しい国語表記ハンドブック」(第6版・2011年)には6ページも掲載されています。
異動・移動、引退・隠退、懐石料理・会席料理、関心・感心・歓心・寒心、競争・競走、公言・広言・巧言、成形・成型・整形、占有・専有、無情・無常、保証・保障・補償などが掲載されています。違いはご自分で確かめてください。
同音異義語は互いが勘違いして、誤解を生む元です。マニフェストを「公言」と信じたら、良いことずくめの「巧言」で落胆した方もいることでしょう。(論語の「巧言令色少なし仁」を思い出しました。)
紹介したハンドブックに見当たらないのが「じりつ」です。
自立と自律は、他の助けを借りず自ら行うことではかわりがありません。
一般的に使われるのが「自立」です。親から自立して生活する、自立式電波塔、自立語、障害者自立支援法、青少年自立援助などが思いつきます。
また、自律は哲学用語や心理学用語に使われています。他律に対する自律、自律神経失調症などちょっと異質な言葉です。
わたしは、今まで自立は自主独立だと勘違いしてきました。
独りよがりの唯我独尊(ゆいがどくそん)と違って、他人の言うことを受け入れるけれど、財布や判断や守りは自らの責任で行うのが自主独立だと思ってきました。
もっとも、一言居士の頑固者ですから、家族でさえ、寛容を持ち合わせない変わり者だと煙たがれてきました。
自分の行動を自分の立てた規律にあわせると良いことがありません。
自立するつもりが、行動や判断を金縛りにしたようです。
ところで、自立にはひとり立ちや独立のほかに「帝王の位に立つ」という意味があるようです。
そして、最近では障害者や過疎地域あるいは青少年の支援と切り捨てに使われています。
帝王になれなければジャマモノとして切り捨てられるのでしょう。
それとともに、耳あたりのいい巧言を並べて、あれこれ期待を持たせた挙句にさっと身を引くヤカラが増えました。
自分の意思からでなく、他人の評判や得票を得ようとするなんて自律心の欠如でしょう。
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2012年1月5日(木) |
日記入力をようやく終えた |
定年を機会に始めたパソコンへの日記入力がようやく終わりました。
6年分の日記のうち1年分は日記帳が見当たりません。
昨年は、転居の直前に東日本震災もあって、いつもの年より書き残すことが多い年でした。
1月から2月の家探しと金策、3月の転居に伴う準備と片付け、定年を控えた各種の手続き、定年を機会にした旅行、新しい仕事のための勉強。
そのほかに、数学や物理の復習も加わって書き残すことが増えました。
日記なんて残すものではありません。
あえてするのは「あんな時代もあった」と笑うためです。
俺もこんなに頑張ったなんて自慢するものはないけれど、
好きなことや気になったものは自分で確かめたという事実を書き留めたいだけです。
ボケたら自分じゃ読めないけど、家族が笑えるネタを残しておきます。
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2012年1月3日(火) |
寒川神社に初詣 |
★「出向いた場所あれこれ32」に掲載したので写真は削除しました。
箱根駅伝で正月も二日つぶれた。
ようやく家族全員がそろったから初詣に出向こうと呼びかけたら、
「わたしは明治神宮へ昨日行ってきた」
「おれは鎌倉八幡宮へ行く」
と子どもは部屋にこもる。
海老名から直通バスで30分。
バスの吊り広告を思い出して、寒川神社へ出向けば人があふれている。
鎌倉八幡宮ほどの敷地はないけれど相模国の一宮だから、風格はたっぷりある。
出店も連なりお祭り気分を盛り上げてくれる。
いつもなら神仏など見向きもしないけど、今年は小さな門松も立て、縁起担ぎもしてみた。
五十肩が直ってギターをいじり、子どもたちがひとり立ちしてくれれば文句がない。
そんな亭主の思いを見すかして、いつものとおり長々と祈りを捧げる妻がいる。
生命保険が入るように祈っているのだろうか。
確かめるのも怖いから土産も買わずに、直行便のバスに乗った。
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2012年1月2日(月) |
無線LANは遅いなあ |
昨年末に購入したノートパソコンに無線LANを接続しました。
ウインドウズ7対応の最高300MbpsのLANカードですが有線に比べて何かもどかしい。
有線接続のディスクトップパソコンに慣れているからだろうか。
それにしても、今日の箱根駅伝はすごかった。2区の、青山学院のごぼう抜きと東洋大学の1位奪取には思わず感激しました。
箱根の上り坂の柏原の独走も素晴らしかった。見せ場をきちんと心得ている。
スポーツなんて大嫌いだけど、素晴らしいものには素直に感激したい。
速ければ良いわけじゃないけど、ここぞという時の踏ん張りは大切ですね。
無線LANには期待してないけれど、ケーブルがとぐろを巻く部屋にしたくないので試しただけです。
せっかくネットに接続できたけど、ホームページやブログにアップロードできないのが口惜しい。
無線LANのせいじゃないのは分かっているけど腹立たしい。
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2012年1月1日(日) |
安くなったようで高くなった首都高料金 |
★「出向いた場所あれこれ31」に掲載したので城ヶ島の写真は削除しました。
元日から首都高速の料金が距離に応じた料金に変更されました。
首都高のホームページでは、@上限900円で走れることとAETCなら短距離区間が安くなったとうたっています。横浜から東京を通過して埼玉に出向くと1300円(神奈川区間600円・東京区間700円)だったのが上限の900円で済むのを、本日走行して確かめました。
今回は、東京料金圏・神奈川料金圏・埼玉料金圏(「区間」とも言ってました)が撤廃されましたが、それとあわせて特定区間割引や夜間割引などのたくさんの割引が消えました。
また、500円から900円の5段階料金はETC車だけで、ETCを装着してないクルマは一律900円の前払いです。
上限が900円だから安くなったと思ったら、6km以下の短距離区間が500円になったほかは値上げです。
今まで特定区間や短距離の利用をしていた車は、ETC装着の有無にかかわらず大幅な負担増です。
長く走れば安いけど、近距離は高くなるというのが今回の料金改訂のようです。
そして、ETCを使わない車なんて今どきいないという想定も見え隠れしています。
上限があるとタカを食っていると、維持費増加を理由にある日突然再値上げもあることでしょう。
★転居を機会に玄関前に門松を飾りました。正月から出歩いているわが家にはちぐはぐな感じがします。
まわりの状況を確かめるために城ヶ島へ出向き、首都高速を一周してきました。
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