電車で松本と白馬を往復
2011年12月22日ー12月24日


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村の駅(島々)は雪がない
道の駅「風穴の里」駐車場は雪で凍り、道路も凍結してUターン  
新島々駅 村の駅 村の駅から先の山
松本駅から乗鞍岳を眺める
ガラスごしの撮影です  
松本駅からの乗鞍岳1 松本駅からの乗鞍岳2 松本駅からの乗鞍岳3
  大糸線で白馬往復
大糸線1 大糸線2 大糸線3
大糸線4 大糸線5 大糸線6
白馬駅 信濃大町駅に近づく 信濃大町駅
  松本城に出向く
古本屋も松本城 松本城1 松本城内
天守閣から見下ろす  松本駅前のイルミネーション クマのイルミネーション
信濃境駅に寄り道(富士見町)  
 信州境の富士山 信州境駅  信州堺駅の南アルプス
 スキー場へ立ち寄る 
富士見高原からの南アルプス  富士見高原スキー場  

 【本文】

 ようやく五十肩の痛みが引いたので松本へ出向きました。
 6月19日にETC休日割引の上限が廃止されて毎月出向いていた諏訪が遠くなりました。
 でも、金がかかっても出向きたい場所が北アルプスや八ヶ岳のまわりです。
 四季折々出向くたびに新しい発見があって飽きません。

 チェーンを巻いて走ったのに対抗車が飛び出して冷汗をかいだ結婚直後の白馬からの帰りに懲りて松本から先は冬場に出向きません。
 安房(あぼう)トンネルもできたから今なら平湯までチェーン無しで出向けるかと淡い期待で出かけましたが、中央道は八ヶ岳付近で小雪が舞い反対車線は事故で閉鎖されていました。
 不安をもらす妻をなだめて諏訪に宿を取りましたが夜風が冷たいのに思わず身震いする始末です。

 松本から国道158号線を使い島々にある「村の駅」に立ち寄りましたが冬季休業でした。
 道路規制の表示もないので道の駅「風穴の里」に向かうと駐車場は雪でびっしりで凍結しています。
 内心ではやばいと感じつつ先に進みましたが路面が凍り始めたのでUターンして松本へ戻りました。
 すぐ先の奈川渡ダムの手前のトンネルは狭いので他のクルマが立ち往生したら戻ることができません。
 
 松本駅に向かい、次に何をするかを検討していると妻が大糸線に乗ったことがないのに気づきました。
 山歩きに関心がなかった妻は北アルプスの麓に電車で出向いた経験がありません。
 それならと時刻表を眺め、旅行案内所へ出向けば11時過ぎに小谷(おたり)がありました。
 白馬までは1時間ぐらいだろうとたかを食っていましたが、1時間半もかかります。
 幸いなことに、今日は祝日(天皇誕生日)なので松本へ帰る臨時電車もあるとのことです。

 信濃大町駅を過ぎてから沿線は雪景色です。
 「クルマで来なくてよかったわ」と妻が言い出すのに思わず苦笑しました。
 わたしは独身時代にスキーをする友人を送迎するために白馬へクルマで出向き、宿の人に「何でスキーをしないの」と笑われたこともあります。
 この時期は信濃大町を過ぎると積雪し、青木湖を過ぎたトンネルが凍るのを何度か体験しています。
 ですからチェーンなしのクルマで白馬に向かう勇気は持ち合わせていません。
 それはともかく、雪の中を進む電車の景色に妻が無心に見とれ、「あれは何、これは何」と質問されるのに閉口しました。
 「そのうち白クマが出てくるかな」と言えば真顔で心配する始末です。

 白馬駅に着く頃はほとんどの客が途中で下車してほんの数人しかいませんでした。
 車内にいたスキー客は八方尾根より五竜遠見の方へ向かったようです。
 今年の8月末に戸隠高原から鬼無里を抜けて立ち寄った時に感じましたが、白馬は30年前の賑わいを失っているようです。
 身体を動かす山歩きやスキーを好む若者が少なくなったのでしょうか。
 もっとも、わたしは白馬から山登りをしたことは3回しかありませんし、ペンションに泊まって職場の知り合いを連れてドライブする場所でしたから詳しいことはわかりません。
 
 白馬から松本へ向かう電車は雪が舞う中を進んで行き、妻はいつになく饒舌です。
 「何で電車で連れて来てくれなかったの」と言い出されても返事をしようがありません。
 クルマで出歩くのが好きな亭主に電車を持ち出すのは愚問です。
 電車を乗り継ぐためには細かい計画を立て、宿もあらかじめ決め、時刻表に合わせて行動するしかありません。
 そういう段取りを妻に期待できないからクルマで行動するとは夫婦でも口にできません。

 松本に戻り、宿泊案内所に立ち寄ると駅前のホテルが破格の値段で宿泊できることになりました。
 今日は正月前の割安期間とかでビジネスホテル並みの値段でシティホテルに泊まれるそうです。
 ついていないと思っていましたが電車にも宿にも恵まれる日もあるようです。

 どうやって時間をつぶすかと算段していると、「せっかく松本に来んだからお城に行かない」と妻が言い出します。
 「何度か松本城の横を通り抜けているけどのぼったことがないわ」と続けます。
 ずっと昔に、子どもが小さかった頃に城に出向いたことを妻はすっかり忘れています。
 駅から歩いて城に向かうと川沿いに「なわて通り」という駄菓子屋街を見つけました。
 たいやきを夫婦でぱくつき、今日で歩いた場所の印象を語り合うのもドライブと違った新鮮さがあります。
 道路から一段下がった川原の遊歩道の散策だからでしょうか。

 松本城は観光客でにぎわっていました。
 わたしの知り合いにも城の見物を趣味にしている人がいますが、隠れた人気スポットのようです。
 昨年は彦根城に出向きましたが、高いところが好きな妻は城や観覧車があれば必ず立ち寄りたがります。
 わたしは天井が低く、狭くて急な階段がある城を歩くのはおっくうです。
 渋々天守閣まで上がりましたが12月の寒風は骨身にこたえます。
 
 【データ】 

 12/22 15:30発・17:00相模原コメダ・18:00八王子ブックオフ、18:30八王子IC・初狩PA(宿予約)・八ヶ岳付近で強風・小雪・事故・21:05-21:40諏訪湖SA(食事)・22:05ルートイン塩尻北(泊)、222km

 12/23 天皇誕生日(78才)、8:30塩尻北発・9:15村の駅(休業)・9:30風穴の里(雪でびっしり)、9:40河童そば屋でUターン、クルマを捨てて電車で回る、10:30松本駅、11:08(南小谷行き)・12:45白馬駅(昼食)13:15・臨時快速・13:45信濃大町駅14:1315:10松本駅、なわて通り(たい焼き)、16:10-16:40松本城(寒風)、喫茶「翁堂」、ホテルブエナビスタ泊、開店した丸善で本6冊・会席料理、58km

 12/24 ホテルから観る山々に雪がびっしり積もる、9:30発・19号・塩尻峠・20号・信濃境駅(富士山)・富士見高原スキー場(ぜんざい)・13:50小渕沢IC・14:30八王子IC・王将で昼食、16:00つきみ野ツルカメ、17:30帰宅、248km・全走行523km
 

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