針灸院日記 2023  本文へジャンプ


●今年の最初へ

3.11 網膜色素変性のページを更新

前回の更新から3年以上ぶりに、網膜色素変性のページを更新しました。この間に網膜色素変性の遺伝子研究が進んでおり、遺伝子補充療法などの新しい治療法も臨床試験が始まっています。実際の標準治療としての医療は2030年代を待つことになりそうですが、千秋針灸院での針治療も将来の先端医療へ円滑に移行できるよう、予想される課題(長期間光刺激が少ないことによる視神経・視覚野の萎縮予防)に対しての取り組みを行っています。少しずつですが、網膜色素変性の根本的な治療も進んでいますので、今後に期待が持てる状況になりつつあります。大切なことは治療法が確立するまでの間、できる限り視機能を保つことでしょう。

●関連リンク・・・網膜色素変性のページ

2.17 勉強は続けなければいけませんね

先日、新規の患者さんに眼の病気の説明をしていた際、「視神経乳頭」という言葉が出なくなって焦りました。当院は眼科領域が専門ですので、診療中も頻繁に出てくる単語です。最近半年程はあまり体調も良くなかったため診療後は早く仕事を切り上げて、長く続けてきた眼科領域の勉強が疎かになっていました。眼科領域の様々な病気や症状を専門としている以上、患者さんに適切な治療を行うためにも継続した学習が必要ですね。

気が付けば眼科領域も新しい専門書が次々と出版されています。専門的な知識と共に針治療の経験を踏まえて、患者さんに分かり易く説明できるよう心掛けたいと思います。

1.27 新型コロナ感染症はようやく5類になるようです

政府はGW明けの5月8日から新型コロナ感染症について、感染法上の位置付けを現在の2類から5類へと変更することを発表しました。感染者の隔離や濃厚接触、マスク着用等の各種制限は基本的になくなり、冬季のインフルエンザと同等の扱いになるはずです。本当は弱毒化が進んだ約1年前の第6波(オミクロン株)終息時に5類相当への変更が適切で、実際に海外は昨年春までで各種制限は概ね解除されていたのですが、ようやく日本政府も1年遅れで重い腰を上げました。

3年以上もの間、マスク着用をはじめ私達の生活は大きく制限されてしまいましたが、ようやく当たり前だった日常が戻ってきます。私も3年間は家族での外食や旅行は一度もありませんでしたし、友人等まで広げても思い返すと数回だけでしたので素直に嬉しいです。今春の感染状況にもよりますが、順調なら千秋針灸院もマスクを外して診療を行う予定です。蒸し暑い夏にマスクで息切れして、診療中に倒れそうだったことも思い出になりそうですが、あと一息ですので皆様も感染しないよう健やかにお過ごし下さい。

1.5 あけまして、おめでとうございます

明日から今年の仕事始めです。今回の年末年始休暇は特に出かけたりしませんでしたが、鉢植えのバラと格闘していました。先に剪定してからショックレスハンマーで鉢を叩いてバラ苗を抜き易くするのですが、2年も経つと鉢中に根が回っているので、トゲのある幹を力一杯引っ張っても簡単には抜けません。牛革の作業手袋をしていても大きなトゲは貫通するし、体のあちこちに刺さって痛い目に遭いましたので皆様もご用心。数年後には再び苦戦する未来が脳裏をよぎりましたが、無事二周り程大きな鉢に植え替えが完了しました。素人づくりですが、針灸院の玄関先で様々なバラを楽しんでいただけたらと思います。

千秋針灸院はおかげ様で23年、私も今年で55歳になります。もう無理ができる年ではありませんが、手の届く範囲で皆様の健康に役立てられるよう日々の診療に臨みたいと思います。それから今年3月に予定されていた「眼科と東洋医学」研究会は諸事情で延期になると連絡がありました。再度開催が決まり次第報告します。

今年も皆様にとって健やかな一年となりますよう願っています。

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