千秋針灸院の統計症例報告集 本文へジャンプ

統計症例報告について

・千秋針灸院は眼科領域の専門治療院として、当院や提携治療院の日々の診療から得られた眼科領域の鍼灸治療による結果を、各疾患毎に集積や統計化しています。症例が統計化されることにより、眼科領域における鍼灸治療の効果が、ある症例に生じた単なる「偶然」ではなく、医薬品や手術成績などと同様に比較が可能となり、適応の可否や、他の治療法との併用の可能性へと広がっていきます。

・ここで紹介している報告は、実際の診療録のデータを基に、全て当院が監修しており、報告時期においての最新の内容になります。古い報告についても明らかに誤りがある場合を除いて、当時の内容をそのまま掲載しています。具体的な治療方法や治療間隔等については、学会等の公式な症例報告であれば記載すべきですが、Web上での報告につき省略させていただきます。


統計症例報告一覧

眼科症例報告 眼科領域の鍼治療 〜対応の難しい疾患に対して〜 「網膜動脈閉塞」
平成29年3月12日 第34回「眼科と東洋医学」研究会 台東区区民会館 (特別講演)
・眼科医の先生方の前で行われた50分間の特別講演の中から、「網膜動脈閉塞」を抜粋した報告です。症例数が少なく今後も充実させる必要がありますが、突然の失明と共に予後不良を宣告される患者さんへ、眼科での初期治療完了後に鍼治療をご紹介いただけるようお願いしています。「網膜動脈閉塞の治療を変える報告」、「眼科学会で報告すべき内容」など最大級の賛辞を多数いただきました。将来、眼科医療の選択肢の一つとして有望な内容です。

眼科症例報告 鍼施術による緑内障性視野障害へのアプローチ
平成29年3月12日 第34回「眼科と東洋医学」研究会 台東区区民会館
・「一度失われた視野は回復しない」とされる緑内障性視野障害に対して、針治療の可能性を眼科医の先生方に提示させていただいた報告です。今回、統計としては症例数が少ないのですが、鍼治療を続けた患者さんの静的視野検査の結果を厳密に評価することで、視野の一定度までの回復は可能なことや、血流改善が緑内障治療の新たな鍵になることをお伝えすることができました。症例数など課題は多いものの、緑内障治療に希望の光が見える内容になりました。

眼科症例報告 黄斑変性への鍼施術が視力に及ぼす影響について
平成28年3月13日(日) 第33回「眼科と東洋医学」研究会 台東区民会館
・眼科専門医の先生方の前で行われた、初めての鍼治療の臨床報告となりました。81名107眼を対象とした統計症例報告は鍼治療の症例規模としても、臨床内容としても日本国内で初めての試みとなったはずです。今回の報告をきっかけとして、患者さんのみならず眼科専門医の先生方や関係する方々に、僅かづつでも鍼治療の認知が広がっていくよう心から願っています。現在、眼科医療の中でも最も熱い話題の一つ、抗VEGF硝子体内注射についても触れています。

眼科症例報告 網膜色素変性への鍼治療
平成24年12月24日 Web公開版・電子書籍
・140名を超える患者さんから得られた様々なデータや、鍼治療を開始して5年を超える経過から、網膜色素変性の実際や鍼治療の果たす役割を電子書籍としてまとめました。現在の眼科医療では「何もできることは無い」とされる、網膜色素変性の常識を変えてしまう内容です。様々な端末で読んでいただけるように、今回は初めて電子書籍(PDF)として作成しました。

眼科症例報告 緑内障への鍼治療 
平成22年10月21日〜12月1日
 Web公開版・全2部
・中途失明の第1位とされ、40歳以上では20人に1人とされる緑内障に対して、眼圧・視力・視野など様々な課題へ、鍼治療がどのような効果を持ち、現在の眼科医療と共に、どのように役立てていけるのか探る報告です。鍼治療が緑内症治療の選択肢を広げることを統計として証明していきますので、緑内障に関わる多くの方に見ていただけたらと思います。

眼科症例報告 中医学による脈絡膜新生血管(若年性黄斑変性)への鍼灸治療
平成21年10月1日〜12月1日 Web公開版・全3部
・これまで報告の少なかった若年性黄斑変性に対して、多くの症例を基に病気を分析し、鍼治療による効果を統計的に表した日本で初めての報告です。2年前の網膜黄斑変性から大幅に症例数や内容を深めた報告で、患者さんをはじめ一般の方から、鍼灸師や眼科専門医の先生にまで広く見ていただきたいと考えています。

眼科症例報告 中医学による網膜色素変性症への鍼灸治療 
平成20年10月1日 Web公開版 
・眼科分野で唯一の特定疾患に指定されている網膜色素変性症は、これまで有効な治療法は無く、進歩の著しい眼科医療の中で置き去りにされてきた感があります。鍼治療により少なくとも病気の進行を止めることが可能であり、ある程度の改善が得られることを、当院は日本で初めて統計として報告しました。

眼科症例報告 中医学による加齢性黄斑変性症への鍼灸治療 
(社)日本鍼灸師会、全国大会in大阪 平成19年10月7日(日) ホテルグランヴィア大阪
・(社)日本鍼灸師会から要請があり、全国大会で報告させていただいた当院の初めての統計症例報告です。審査段階で演題名を網膜黄斑変性から加齢性へと変更してしまう等、勉強不足と不慣れが重なりましたが、以降の症例報告の作成に役立つ、大変意味のある報告になりました。内容的には古いため、類似疾患である最新の脈絡膜新生血管の報告を参考にしてください。