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12.31 今年もありがとうございました。

   28日で今年最後の診療も終わり、無事今年も終了しました。今年の当院は、全国各地の治療院さんと眼科疾患で
   提携して治療を行う連携治療をスタートさせました。これまで東京など一部でしか眼科領域の専門的な針灸治療は
   できませんでしたが、当院が治療法などを完全公開し、また現代医学に基づく評価方法によって、患者さんの状態を
   客観的に各先生方にお伝えすることにより、各地でかなり確実な針灸治療が行えるようになってきました。
   また連携治療では、効果の上がっている先生の治療から良い部分を取り入れることが出来るため、当院の治療も
   進歩しています。そして一般の治療院としては、あり得ない程の症例数を見せていただくことになり、眼科学の勉強への
   意欲や研究に繋がることになりました。

   眼科学については秋の黄斑変性症の症例報告に向けて勉強したことがきっかけとなり、今では患者さんからいただく
   眼底写真やOCT等も一通り理解できるまでになりました。また症例報告から学術として針灸治療の統計化の方法を
   理解することが出来たため、今後は少しずつ各疾患ごとの統計化に取り組んでいけたらと思います。このような機会を
   いただいた(社)日本鍼灸師会には感謝いたします。また機会があれば発表させていただきたいと思います。

   眼科関連ばかりの一年でしたが、多くの新規患者さんには何ヶ月もお待ちいただき、大変ご迷惑をおかけしました。
   また地域によっては患者さんをご紹介できる治療院がまだなく、遠方から来院を続けられている患者さんには大変な
   苦労をおかけしています。このあたりが来年以降、当院の課題です。他にもいろいろありますが、家族やスタッフの方の
   理解やサポートもあり、千秋針灸院は開業当初から私の目指している「中国医学と現代医学が融合した針灸専門の
   治療院」へと、また一歩進んだように思います。応援していただいた皆様、ありがとうございました。

12.26 9年目のテレビが逝ってしまいました。代わりに・・・。

   先月テレビについてのアンケートをして、ブラウン管の我が家もまだ遅れていないと安心していましたが、9年目に
   入ったテレビが先週末から急に映りが悪くなってしまいました。黒い色が緑になり、暗めの映像がはっきり見えなく
   なってしまいました。先月私が地デジ普及率を公表したため、恨んだ総務省からの報復の電波攻撃か(冗談です)。

   当面このまま使い続けながら、液晶やプラズマテレビを検討し始めていましたが、治療の時に話していた患者さんから
   我が家のブラウン管テレビと同じ21型ブラウン管テレビを譲っていただけることになりました。安くなったとはいえ20万円
   近くの出費を覚悟していましたので大助かりです。なんとかアナログ放送終了時までは使わせていただきます。
   ありがとうございました。

12.18 広島の松鶴堂鍼灸治療院、岩崎先生が見学に来られました。

   眼科領域の針灸治療で提携していただいている、松鶴堂鍼灸治療院さんの岩崎先生が朝から見学に来られました。
   夜行バスで早朝に名古屋へ到着されたということで、朝一番の患者さんから見ていかれました。この日午前は10人の
   患者さんがありましたが、新患の方を含めて7人が眼科疾患でしたので、当院の検査方法や治療を熱心に見学されて
   いました。私も治療中の見学については初めてでしたので少し緊張もありましたが、なんとかいつも通りの治療ができ
   ました。(治療院内が狭いため、人がすれ違うことさえ大変ですので、これまでは基本的にお断りしていました。)
   今後は眼科疾患に取り組まれている提携先の治療院さんであれば、受け入れられるようにしたいと思います。

   岩崎先生とは以前から相互リンクやメールのやりとりはあったのですが、実際にお会いするのは初めてでした。
   どんな先生かなと思っていましたが、午前の診療後に昼食の時にいろいろとお話しすることが出来て、純粋に針灸が
   好きで追求している方ということが、よく分かりました。中医学が好きなこともあって奥さんも中国人。里帰りする時には
   中国まで一緒に行き、各地の病院や名医の治療を見に行くそうです。私は帰国してから10年以上経ちますが、その後
   一度も中国へ行ったことはありません。岩崎先生の熱心さには頭が下がる思いです。またここまで熱心に取り組まれて
   いる先生ですので、私としても安心して患者さんをお願いできます。お会いできて良かったと思える先生でした。

12.16 すばる鍼灸院さんと車検に行ってきました。

   岐阜県大垣市のすばる鍼灸院さんへ、息子さんの出産祝いでご挨拶に伺いました。すばる鍼灸院さんのHPにも
   院内が紹介されていますが、スロープから治療室まで段差が無く、完全な個室で電動ベッド、シーツ等は使い捨て、
   トイレも障害者用を備える等、考えられる完璧な設備でした。また何といっても綺麗です。嫁さん共々感動しました。
   連携治療などの場合に当院と比べられると、私はちょっと恥ずかしい状況です。今後建て替える時には参考にさせて
   いただきたいと思いました。治療家としても素晴らしい先生ですので、お近くの方はぜひ治療を受けられると良いです。
   私も近くならお世話になりたいくらいです。

   Copenの2回目の車検でした。乗り始めてもう5年も経っているのですね。今回はブレーキとマフラー(共にD-Sports)を
   交換しました。ローター込みで交換したブレーキは思ったままの制動力で、よく止まるようになりました。マフラーは
   控えめにサイレントタイプ(89db)ですが、微妙にうるさいです。しかし以前交換している口径の大きいエアクリーナーの
   おかげもあってか走り始めのもたつきは無くなり、パワーアップしました。吸気と排気のバランスが重要のようです。
   こんな風に書いていると、かなりの車好きと思われるかもしれませんが、ボンネットを開けて手入れをしたことは一度も
   無かったりします。

12.11 眼科領域の連携治療が滋賀県でも始まります。

   治療院さんのリンクは許可待ちですが、滋賀県で眼科領域の連携治療が始まります。滋賀県もこれまで問い合わせが
   多かった地域ですので、連携治療の試みが成功することを願っております。リンクができましたら改めてご紹介します。
   現在のところは当院までお問い合わせ下さい。

12.9 はせ灸(長谷川針灸院)の忘年会に出席させていただきました。
  
   長谷川針灸院の忘年会に出席させていただきました。長谷川針灸院での先輩にあたる先生方も出席されていて、
   私はOBの中ではちょうど中間あたりでした。普段はなかなかお会いできない先生もあり、楽しい時間を過ごさせて
   いただきました。長谷川針灸院のOBは鍼灸専門で開業して成功されている先生が多いのですが、私も就業当時は
   様々な意味で余裕が無く十分に分かりませんでした。今振り返ってみると毎日とても大切な勉強をさせていただいて
   いたことに気づかされます。長谷川先生をはじめ誰もが歳を重ねましたが、いつまでも笑顔で健康に過ごされることを
   願ってやみません。ありがとうございました。

   長谷川針灸院の忘年会といえば、以前は大騒ぎするパターンでしたが、なんか大人(?)の落ち着きある忘年会でした。
   運良く窓際の部屋となり、背景がJR名古屋駅ビルに作られたクリスマスのイルミネーションで綺麗だったのが印象的。

   リンク先に、長谷川針灸院での大先輩にあたる、長岡治療院さんのHPをリンクさせていただきました。   

12.1 地デジについてのアンケート、100世帯に聞いてみました。

   針灸治療とは全く関係ないのですが、11月に当院のスタッフと患者さん合わせて100世帯からアンケートをしました。
   質問は、「現在地上波デジタル放送を受診していますか?」 平たく言えば、「地デジ対応の液晶テレビを買いました?」と
   いうものです。最近様々なところで宣伝が活発になっているため、実際にどのくらい普及しているのか気になったから
   です。100世帯の統計なら、ある程度の信頼性がおける数字が出ると考え、思いつきで始めてみました。

   結果は、既に地デジを受診されている世帯は29世帯、内23世帯が地デジ対応の液晶テレビを購入されていました。
   残りの6世帯はケーブルテレビのため、従来の受信設備で地デジを観ることができるそうです。
   そして、まだ71世帯は従来のテレビでアナログ放送を受信されていることが分かりました。もちろん我が家もです。
   結論として、2007年11月現在の地デジ普及率は3割程度という結果が出ました。実際に統計を取ると面白いですね。
   まだ地デジで無い方も、遅れてはいないのでご安心を。(笑)

11.25 福岡県で眼科領域の連携治療が始まります。また当面、新規患者さんの受け入れを休止させていただきます。

   今年の春から始まった眼科領域の連携治療に、福岡市の中医鍼灸院・箱嶌医針堂さんが協力していただけることに
   なりました。中国中医科学院で日本人として初めての医学博士号を取得されており、大変熱意のある先生です。
   福岡で協力していただける提携治療院さんが出来たことで、西日本方面は大阪、兵庫、広島、福岡、熊本と、充実して
   きました。今後も問い合わせの多い四国、北陸方面をはじめ、少しずつ展開できればと思っています。
   
   針灸治療が治療者個人の技術という現実から、いくら優れた治療家でも決して距離の壁を越えることはできません。
   同じ意味で難病に対して効果的な治療法があっても、遠方であるという理由から選ぶことが難しい患者さんが大変多く
   あります。一度で済む外科の手術とは違い、鍼灸治療ではどんなに優れた治療院も「遠すぎては意味がない」のです。

   新しい試みである連携治療も完全ではありませんが、距離の壁を越えて治療者が情報提供や技術協力を行いながら、
   ひとりひとりの患者さんに治療の可能性を見つけていけるよう努力をしていきます。お近くに提携治療院が無い方や、
   当院への診療を希望されながらお待ちいただいている患者さんにはご迷惑をおかけしますが、もう暫くお待ち下さい。

   眼科領域の難病治療を提携治療院で

   また大変ご迷惑をおかけしますが、新規患者さんに一定期間お待ちいただきながら、通院中の患者さんの治療時間を
   確保する方法を取ってきましたが、あまりに予約が混み合い、通院中の患者さんの治療時間を確保することも難しく
   なってきましたので、新規患者さんの予約受付を一旦休止させていただきます。再開可能な見通しがつきましたら、
   再度お知らせさせていただきます。初回のみ当院で治療を受けられ、その後は提携治療院等で治療を受けられる
   ことを希望される方に限って受付いたします。電話で予約の際に「提携先治療院で治療を受けたい」とお伝え下さい。

11.15 有言実行・勉強の話です。

   10月の症例報告前には眼科医学の基礎として『現代の眼科学 改訂第9版』 金原出版を読破していました。
   内容的には眼科分野の総論的な内容なので、臨床的にはやや物足りないものです。そこで最近は各論の入門として
   『視能学・増補版』 文光堂を読み進めています。視能訓練士さんのマニュアル的な内容ですが、総論から一歩
   深まっており、眼科医学の基礎知識として押さえておくべきことを痛感させられています。この本を完走できたら
   視能訓練士さんの教科書から更に進めて、眼科専門医レベルの勉強に入っていきたいと思っています。

11.4 マックを使ってみました。

   Windows95以来、NT4.0、98、2000、XP、Vistaと、10年以上ずっとWindowsを使ってきましたが、 最新のVistaは
   歴代のOSの中でもとりわけ動作が遅く、操作性も私には合わずに使いづらいと感じていました。新しいPCの多くは
   Vistaが入っており、正直選びたくないと思ってしまいます。そこで、これまで使ったことのないMacに挑戦してみようと
   思い立ちました。  ソフマップで数年かけて貯まったポイントを使いMac miniを購入(貰った?)。

   インターフェースや操作が根本的に異なることに、最初は戸惑いました。全くはじめてなので、「どうすればいいの?」の
   連続でしたが、そこは初心者には使い易いと定評のあるMac。少し触ると概ね操作法は分かってきました。起動に
   かかる時間は僅か30秒(WindowsXPは約2分)、通常はウイルス感染の心配が無いこと(Macで動作するウイルスは、
   ほとんど無い為)、デジタル一眼レフカメラで撮影した画像が正確(Windowsは通常Rawデータの再現が色化けする)、
   日本語フォントにはヒラギノ体が採用され、Web等の見え方は眼に優しく、「紙の上で見ているよう」に感じられます。
   DVDを観たり音楽を聴くときはリモコンが使え、DVDやCDを焼いたりも簡単です。

   私なりにMacならではのメリットが分かってきましたので、今後は仕事はWindowsですが、プライベートではMacという
   感じになります。Macはパソコンと言うより完成された家電製品に近く、「自作のパーツが・・・」等と考える余地もない
   (弄ることができない)ので、余計な出費や悩みもなく、時間の節約にもなりそうです。全てをMacに移行するのは
   Windowsで作成したファイルの互換性等、難しい部分もありますが、Web、メール、写真、CD・DVDの視聴等、普通に
   使う分には結構オススメと思います。Mac miniやiMacのデザインもWindowsの数段上をいきますね。

10.26 眼科領域の針灸治療眼科領域の難病治療を提携治療院で、を更新しました。各地の提携先治療院さんから
   十分な効果が上がっているという嬉しい報告もある一方で、「適切な治療間隔で来院していただけないため、効果を
   上げる治療が難しい」という声が上がってきました。私としては来院された患者さんに、可能な限り確実な治療効果が
   上げられることが目標ですが、治療の難易度とは別に患者さんの都合や条件もあり、中には十分な治療が行えない
   症例も出てきています。

   当院の眼科領域の針灸治療は難病も多く、必要な治療が行えない場合でも、治療効果が期待できる程甘くは
   ありません。また病状が安定する前に治療間隔が空いてしまうことは、再発や悪化の危険性と隣り合わせです。
   このことを踏まえて、眼科領域の針灸治療では、当院の眼科治療の受け方を記載させていただきました。    

10.19 先日の網膜黄斑変性症の症例報告を作成する過程で、患者さんに共通する不思議な要因が見つかりました。
   コンタクトレンズです。滲出型黄斑変性の患者さんに聞き取り調査をしたのですが、8割〜9割の患者さんが
   コンタクトレンズの長期使用者でした。一般にコンタクトレンズは角膜レベルまでのリスクとされ、深部の網膜には
   影響がないとされていますがどうでしょうか。当院に来院されている数十名の患者さんからの聞き取りですので
   無関係とは思えず、当院では使用を止めるよう指示しています。都市伝説になるかもしれませんが、現在のところ
   私の意見を覆す根拠がありません。関係ありませんが眼科医師でコンタクトをされる方は、ほとんどいないそうです。

   この話と最近(実はかなり以前から?)使い始めた鈴木式アイチャートのことを含めて網膜黄斑変性症を更新しました。

10.13 来院されている患者さんに、当院HP上の診療時間や休診日等が分かりづらいという指摘を受けました。
   確かに小さく目立たなかったです。作成する側は、いつの間にか見落としているものですね。自分では気がつかない
   ものですので、指摘していただけることは大変ありがたいことです。早速大きくしてみました。(大きすぎたかな??)

10.11 先日発表した症例報告を公開させていただきました。抄録、スライド共に原本であり、分かり易くするために
   コメントを補足させていただきました。公の場での発表ですので後世に残っていきますし、針灸治療の可能性を
   多くの方にお伝えする重要な機会として、ここ数ヶ月間は特に力を入れて取り組んできたものです。

   眼科領域の治療は鍼灸業界全体では、まだ非常にマイナーで限られた治療院しか扱っていません。実際今回の
   発表でも反響は大きくなく、鍼灸師の関心もあまり高くはありません。一方で当院は最近1年で延べ2.000名に及ぶ
   眼科領域の治療を手がけており、全国から問い合わせが相次いでいます。他の疾患を含めて、専門分野での鍼灸
   治療に期待する方が非常に多いと感じています。私たちの業界がニーズを掴み切れていないことの表れでしょう。

   しかし振り返ってみれば、最近はマスコミにも取り上げられる機会の多い不妊症の治療も、以前は一部の治療院で
   実績を上げていたもので、あまりメジャーではありませんでした。当時の先駆者となる先生方が、学会などの場で
   治療法や統計を公開し、頑張られたことが今につながっています。眼科領域も同じことです。時間はかかりますが、
   ひとつひとつ、公の場やHP上で発表し、鍼灸業界から医療業界に広く認めていただき、多くの患者さんが普通に
   選択される治療となるよう努力する必要があると思います。

   (社)日本鍼灸師会、全国大会in大阪の一般口演内容 
   
中医学による加齢性黄斑変性症への鍼灸治療 2007年10月7日発表 ホテルグランヴィア大阪

   周りの方からは、「そんなことをしなくても・・・」と言われることがあります。確かに私は詳細に公開し過ぎているかも
   しれません。(笑) しかし今回の発表のために私は先日購入した眼科学を全て読み込んでいます。また、その他の
   勉強もかなりしてきたと自負します。来院していただいている患者さんからも毎日勉強をさせていただいています。
   つまり結局のところ私自身の得るものが一番大きい訳で、また詳細を公開することは誰にとってもプラスになります。
   眼科領域の針灸治療はようやく芽が出たばかりですが、次回は特定疾患の網膜色素変性症あたりで・・・。
   今後の展開にご期待下さい。

10.7 発表当日です。スライドを提出した後、漫画やドラマにもなったDr.コトーのモデル、瀬戸上 健二郎先生の講演を
   楽しんだ後、私の発表時間が来ました。別の部屋では香山リカ先生の講演があり、昨日ほどの多くの先生は
   来られていなかったのでちょっと安心しました。(笑) 発表は制限時間を超えてしまったことと、合わせて後半が
   早口になってしまったことくらいで、概ね順調に済みました。いつも日常の診療でやっていることですので、全く
   初めての大会発表でしたが、本番も案外余裕はあったつもりです。私の発表時には長谷川栄一先生をはじめ、
   鈴木先生や当院のスタッフ、また兵庫のはせがわ鍼灸院、長谷川勝士先生も駆けつけていただき、大変ありがたく
   思いました。今回の発表は来院されている患者さんをはじめ、様々な方に応援していただけ、無事終えることが
   できました。皆様に感謝しつつ、次のステップへの力としていくつもりです。

10.6 大阪へ出発する直前に90.000アクセスとなりました。私の発表前日に達したのは、何かの区切りを意味している
   様な気がします。このHPを作成し始めてから8年目になりますが、今後も千秋針灸院の日常や、眼科領域での
   針灸治療をはじめ、様々な疾患への治療や近況を綴っていきます。    

   大阪に着いて、まず大会1日目の一般口演で、会場の雰囲気や必要な決まり文句などを偵察しました。第1席の
   発表が不妊症の針灸治療ということで、結構多くの方が聴きに来られており、ちょっと焦りました。その後宿泊先に
   チェックイン。会場近くの大阪マルビルです。本当に円柱状で、廊下は円形状、部屋は扇型でした。ちなみに
   窓ガラスは普通の板状でした。夜は上海留学の際に大変お世話になった李先生、杏堂鍼灸院の鈴木先生と
   居酒屋へ。留学時代の話など、とても懐かしく楽しい時間を過ごさせていただき、肩の力も抜けたような感じです。
   11時過ぎに帰ってから、スライドの再仕上げや細部の詰めをしていたら、終わったのは1時過ぎでした。 

10.3 長谷川針灸院さんでの勉強会で、大阪大会の発表をスライドも使って練習させていただきました。あまり用意を
   していませんでしたので、実際に予行演習をしてみると課題だらけでした。スライドも直さなくてはならないし、内容も
   更に絞らなくてはならないことが分かり、細部に渡り問題点がはっきりしました。忙しい中でプロジェクターを借りて
   いただいた長谷川先生をはじめ、勉強会の中で私の発表に時間を割いて聴いていただいた皆様に感謝します。

9.28 前回、9.19の日記で、私の発表は6日(土)の予定(6日に希望を出していて、特に連絡もないため)とお知らせ
   しましたが、今日届いた大会抄録で7日(日)午後の1番と判明しました。もう少し早く連絡をいただきたかった・・・。
   ということで、何度も変更して申し訳ありませんが、10月7日(日)の午後1時からで確定です。

   準備は概ね完了していますので、後は細かい部分だけです。

9.22 以前から緑内障や網膜色素変性症の患者さんの視野検査に使っていた、鈴木式アイチェックチャートの製品版が
   届きました。これまで主表のみをラミネートして使っていましたが、製品版では合計6枚の構成で網膜色素変性症、
   緑内障等の視野検査や網膜黄斑変性症等の変視症を検出・測定することが可能です。既に眼科や脳外科では
   使用されており、眼科学等の医学書にも掲載されている実績のある製品です。定価は69.000円(税抜)です。

   当院ではこのチャートを含め、各種測定や判定を行い、統計的に眼科領域の各疾患における鍼灸治療の有効性を
   確認しています。一通り眼科学を勉強された先生なら使いこなせると思いますので、紹介させていただきました。

   眼科医療機器ワック...取り扱いメーカーです。 鈴木式アイチェックチャート

   また通常の視力検査では黒色の遮眼子が一般に用いられていますが、単眼と両眼視下の瞳孔径が変わり、視力
   検査にも影響があることが予想されるため、半透明遮眼子を導入しました。もう一つ重要なこととして、進行した
   網膜色素変性症等では暗順応だけでなく明順応にも遅延がある場合があり、通常の視力測定では、この理由から
   測定の正確性に問題が生じている場合があります。閉眼していたり遮眼子で隠していた側の目は、明るさに慣れる
   までに結構な時間がかかるという意味です。

   単眼と両眼視下の瞳孔径...http://www.tomey.co.jp/catalog/news/38/38_p7m.html 内容はちょっと難しいかも。
   半透明遮眼子...楽天市場のリコロショップにて購入できます。普通の遮眼子の10倍もの価格(高っ!!)

   眼科領域の難病は視力表一つを挙げてみても、様々な特徴ある見え方をします。病気ごとの見え方に合わせた
   測定ができていなければ正しい測定はできないと感じています。眼科医さんは専門医なので、もちろん理解されて
   いるのでしょうが、設備面から見ても、実際に視力検査を担当される方からも必ずしも理解されていないことは多い
   ようです。当院も精密な矯正視力はレンズが無いため測定できませんが、眼科で矯正視力が0.1未満等の場合に、
   患者さん持参の眼鏡で場合によっては、当院では10倍もの視力が出ている場合があります。精密な検査機器は
   急速に進歩していますが、眼科医療の基本である視力は、案外置き去りにされてしまっているのかもしれませんね。

9.19 黄斑変性症の演題発表を予定している(社)日本鍼灸師会、全国大会in大阪の一般口演について、様々な方から
   「いつですか?」と聞かれていたのですが、特に日鍼会から連絡をいただいていないし、まだ先のことなので・・・と
   思っていたら、なんと全国大会の日付を勘違いしていました。日程は10月6日(土)、7日(日)なのですが、なぜか
   10月27日、28日と思い込んでいたのです。確か事前申し込みの締め切りが9月25日だったのを思い出して、今日
   申し込みをしようとして、とんだ勘違いが分かりました。(...汗)


   ということで、急遽10月5日(金)、6日(土)は事前準備と参加当日のため休診とさせていただきます。既に当日の
   患者さんの診療予約も組まれていたのですが、変更させていただくことになってしまい、大変申し訳ありません。
   私の発表の日程ですが、希望は6日(土)の午後で出していますので、恐らくは6日(土)になると思われます。 
   様々な方にご心配、ご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。 とりあえず慌ててスライドを制作中です。

   関連リンク鍼灸治療院 門さんをリンクさせていただきました。本当はもっと早く紹介したかった治療院さんです。
   門野先生は私の一年後輩にあたり、中和医療専門学校→長谷川針灸院と経歴も同じなので、様々な流派のある
   中で、お互いの治療の話がきちんと通じることもあり、これまでも多くの患者さんをご紹介していますので、安心して
   お願いできる先生です。

9.12 来院されている患者さんから、網膜色素変性症の方向けの遮光レンズを紹介していただけました。
   (株)東海光学 http://www.tokaiopt.co.jp/  医療用遮光レンズ CCP/CCP400シリーズ
   (株)HOYA http://www.vc.hoya.co.jp/lens/color_retinex.html RETINEXレンズ

   実物と詳細なカタログを見せていただけたので、遮光レンズがどのようなものかがよく分かりました。カタログには
   レンズごとに異なる光学特性(特定の波長の光をカット)が掲載されているもので、とても貴重な資料となります。
   当院には網膜色素変性症の患者さんをはじめ、紫外線が問題となる網膜黄斑変性、OA作業によるVDT症候群の
   患者さんも多いため、今後は有効な製品を紹介していきたいと思います。(もちろん当院では紹介のみです)
   当院の患者さんで必要な方には、資料をお見せすることができますのでお申し出下さい。
   既に何名かの患者さんがOA用の眼鏡を作られましたが、遠くなく私も自分用に、OA用の眼鏡を作る予定です。 

   眼科領域の難病治療を提携治療院で 静岡県で、ご紹介が可能になりました。治療院のLINKについては
   先方の治療院さんの承諾待ちです。愛知県東部・静岡県西部地方で探されている方はお問い合わせ下さい。

9.2 毎年恒例の一宮市健康祭りに運営スタッフとして参加しました。これまでの良導絡コーナー(自律神経測定)から、
   今年は初の電子温灸器体験コーナーを担当させていただきました。60名以上の方が体験され、まずまずの人気
   でした。使い方はよく分かったので、来年からは今年以上の盛況になると思います。電子温灸器は導子温度の
   立ち上がりも素早く、治療院でも中々使えそうな感触でした。実売30万円前後ということなので、直ぐには買えま
   せんが、興味のある器械です。

8.26 豊川市二川本陣資料館で開催されている、「妖怪道五十三次展」に行ってきました。有名な「東海道五十三次」
   の妖怪版です。全て精巧な版画で作成されていて、凄く雰囲気が伝わってくる絵でした。「東海道五十三次」の
   各シーンに妖怪が入り込み、人々を驚かせたり、なり代わったり、風景にとけ込んでいたりと大活躍でした。
   道大もアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の主題歌を歌いながら「あれは〜猫娘 !!」等と大喜びでした。

8.25 眼科領域の国家資格の中に、視能訓練士という資格があります。眼科内で視力検査や各種訓練を指導する
   資格で、かなり高い専門性を必要とします。千秋針灸院も眼科領域の患者さんが増えたこともあり、臨床数が
   増えれば増える程、深い専門性の必要を感じずにはいられません。そこで専門医レベルの勉強をしたいと思って
   いましたが、どこから手を付けたらよいか分かりませんでした。

   そんな時に視能訓練士という資格があることを聞き、一瞬「それを取ってしまうか」とも思いましたが、今更眼科に
   就職する訳でもありませんから、だったら教科書をまるごと勉強してしまえばいいと思いつきました。教科書は
   基本的に順序立てて身に付けられるようになっていますし、現在の私は臨床も含めて、眼科領域の専門分野を
   日常的に扱っているからです。思い立ったら吉日、早速専門学校の視能訓練科の教科書リストを見せていただく
   ことができましたので、書籍を取り寄せることにしました。(ご協力いただき、感謝いたします。) 全部揃えても
   10万円もしませんので、主要な書籍は全部読み込んで、まずは視能訓練士さん並みを目指したいと思います。

   一冊目はリストの中から、『現代の眼科学 改訂第9版』 金原出版 にしました。針灸院日記に書いているのは、
   ここに書いてしまうことで、私がきちんと勉強するように(笑)という意味です。途中で投げ出さずに有言実行に
   したいと思います。順次教科書名を公開しますので、眼科領域に興味のある先生も、よろしければ購入されて
   勉強していただければ幸いです。針灸眼科を専門とする治療院に恥じない高度な専門知識と、勉強の過程で
   針灸治療に繋がるヒントが得られたらという思いです。       

8.19 数日前からリンクさせていただいたのですが、トップページの下部で、あたーちゃんのブログ を紹介させて
   いただきました。昨年から当院の夜間診療を手伝っていただいている伊藤先生のブログです。ブログで紹介
   された脳内メーカーは、患者さんや他のスタッフにも大受けでした。一度お試しあれ。

   伊藤先生も含めて、当院の診療を手伝っていただいているスタッフの方は、現代医学から評価する中医学の
   針灸治療=実際の中国で行われている現代中医学に触れていただいています。舌・脈や感覚的なものだけで
   なく、実際の画像や数値等として客観的に評価ができ、医学的にも認められる結果を残せる治療と、患者さんに
   求められる専門性の高い知識を身につけて、いつの日か巣立って欲しいと願っています。 

8.17 今日から新しい白衣に変わりました。開業以来7年以上も同じ白衣でしたが、汚れや破れも目立ってきたので
   新調してみました。白衣の色もグレーからブルーになりました。まだちょっと硬い感じですが、直になじんでくると
   思います。でも本当の理由はサイズアップ(もちろん横)だったりします。いつの間にか太ってしまうものですね。

8.16 連休の最終日ですが、とにかく暑いです。昨日と同じくらいという話ですが、昨日はひるがの高原でしたので
   未体験の暑さでした。そういえば94年に上海へ初めて渡った夏に、いきなり39℃の洗礼を受けたことを思い
   出しました。言葉も通じず、飲み水も買えず・・・今思えばクローン病も完治しない状態で、かなり無謀な留学と
   思います。とりあえず明日からの仕事に備えて、最小限のことだけを済ませた連休になりました。   

8.15 ひるがの高原の「牧歌の里」に行きました。この日は最高に暑く、多治見市では40.9℃という最高気温が
   観測されたそうです。百葉箱の中での日陰の数字なので、実際にはもっと暑いはずですよね。牧歌の里も
   日なたは暑く、来場のお客さんもグッタリしていました。もちろん私もその一人です。道大が喜んでくれたのが
   救いでした。家にいたら、とんでもなく暑かったでしょうね。

8.14 結局めまいは2日間続いて、ようやく治まりました。2日間台無しです。今日は針灸院の小掃除ということで、
   ワックスをかけたり、エアコンを掃除したり・・・体調が今一つなので、今回はあまり徹底的にやらないように
   しました。まあ涼しくなったら、もう一度するつもりで。

8.12 GWウィーク以降、連休無しで診療を続けてきましたので、5日間のお盆休みは久しぶりの休日という感覚です。
   いつもより遅くまで寝ていたのですが、「何か回っているような・・・」。 回転性のめまいが出てしまいました。
   疲れが溜まっていたのでしょうね。ということで、一日中めまいがするため寝ていました。確か、昨年は突発性
   難聴が出て焦ったのを覚えていますが、今年は疲れからのめまいに見舞われました。いつまで続くかな。   

8.5 網膜黄斑変性症を更新。(社)日本鍼灸師会、全国大会in大阪の一般口演の抄録審査が通過したため、
   発表予定のデータを先行公開させていただきました。実際統計を取るとはっきりするもので、視力に関しては
   5〜8割の方で2段階以上(有効)、4〜6割の方で3段階以上(著効)という結果でした。鍼灸治療というと、
   まだまだ信用されない向きもありますが、事実の重さは理論や理屈を上回るものでもあります。難しいかも
   しれませんが、当院の発表を機に追試や研究される大学、医師が出てきて欲しいものです。(無理かな〜)

   私の治療は中国で実際に行われている治療から眼窩内刺針を止めて若干の改良を加え、効果の裏付けの
   ために地道に測定を続けたものです。6年以上続けて、ようやく統計が出来ましたが、現在は更に多くの
   黄斑変性症の患者さん、色素変性症をはじめとした他の眼科領域の患者さんの治療を続ける毎日です。
   今回の発表も含めて、今年は私にとって一つの区切りの年になりそうな気がしています。

8.3 眼科領域の諸疾患を更新しました。既に専門ページを作っている網膜黄斑変性、色素変性、緑内障の他に、
   白内障、網膜裂孔・網膜剥離、糖尿病性網膜症
等への問い合わせがあり、鍼灸治療の適応可否について
   簡単ではありますが早急に記載させていただきました。

   当院は既に新患の方の8割以上、全患者さんの半数が眼科領域の治療で来院されており、様々な疾患に
   ついて、鍼灸治療の適応を明確にする必要が出ています。これまでの当院の治療実績と現代医学による
   考証から、「眼科領域の鍼灸治療に何ができるのか」を確定していく作業をしていきたいと思います。

   また新患の方に数ヶ月お待ちいただいて、ご迷惑をおかけしていることと関連して、整形外科分野では新患の
   方が全く無い状態が続いています。このことから、健康保険法で整形外科分野に限定されている療養費
   (保険)の取り扱いも、新規には利用されない状況が続き、表記を続けても整形外科分野以外の患者さんから
   誤解を受けるばかりとなってしまいましたので、表記を削除させていただきました。現在まで療養費(保険)で
   治療を続けておられる患者さんは、当面は治療が終了するまでの間、引き続き療養費(保険)制度を利用する
   ことができますので、ご安心下さい。
   様々な問題のある療養費制度について、当院として今後どのような取り扱いとしていくかを検討していきます。  

7.29 東京で眼科領域の提携先治療院としてお願いしている正和堂治療院の加藤先生に、当院に立ち寄って
   いただけました。現在、かなり多くの眼科領域の治療を手がけられており、様々な意見交換が行え、また
   当院の視力や視野などの測定法を実際に見ていただけました。加藤先生にお会いするのは東京で行われた
   2003年の中医学交流会以来です。お互い開業してしまうと、なかなかお会いできないものですね。
   中国の留学仲間という立場から、眼科領域の提携治療院という付き合いの変化は感慨深いものがあります。

   午後は名古屋市公会堂で保険全員講習会。内容の一部は「表に出さないで・・・」と言われているので秘密。

7.26 本当なら最初に眼科領域の連携・提携先治療院としてお願いしたかった、すばる鍼灸院さん(岐阜)に、
   ようやくお願いすることができました。実際の患者さんの紹介から提携をお願いしているので、比較的当院に
   近い近県の患者さんは、眼科領域では当院での継続した治療を希望されるケースが多かったためです。
   今後も眼科領域の鍼灸治療を、全国規模へと拡大して、整形外科分野、小児・産婦人科分野へ続く、医療の
   新しい選択肢として育って欲しいと願っています。

7.23 医学書院から、『今日の診療プレミアム vol.17』が届きました。前回のvol.14から約3年、やはり薬をはじめ、
   医学情報は大幅に更新されていました。最近はインターネットでも情報は集められますが、やはり的確で
   正確な内容を素早く知るために、このソフトは大変重宝しています。内容は素晴らしいのですが、74,550円
   (税込)という金額は毎年購入するには微妙なところです。(毎年必要なら4万円弱で購入できるそうです。)

   http://www.medbook.jp/ メッドブック・医学書専門店。 カードも使え、配送も速いです。
   医学書院 『今日の診療プレミアム vol.17』も紹介されています。医師の臨床マニュアルのような内容です。
   レベルは、卒後も医学の勉強を続けておられる鍼灸師の先生なら、普通に理解できる内容程度と思います。

7.19 来月から道大は保育園に通うことになりました。少しでも長く自分たちの手で育てたかったのですが、
   最近は外で遊びたい気持ちが強くなり、これ以上治療院の中だけで過ごすのは、本人のためにならないと
   考えました。保育園や幼稚園と選択肢がありますが、結局8月から入園可能な私立の保育園(市認可)に通う
   ことになりました。保育園と幼稚園、それぞれの特色の長所が生かされていると良いですね。

7.17 おかげさまで千秋針灸院は、開業から満7年を迎えました。順調な反面、開業時の頃とは状況も大きく変化
   して、新しい課題も数多く出てきています。新患の方には数ヶ月もお待ちいただき、ご迷惑をかけている点や、
   一人の患者さんに約1時間の治療を毎日20人前後行うため、体力的な限界も感じています。治療院自体も
   狭く、駐車場や待合いの確保も十分ではありません。様々な部分で変えていかなければならない時期に
   来ているのでしょうね。ある意味とてもありがたい悩みなのですが、良い方法を探して行かなくてはと思います。

7.8 犬山市にある日本モンキーパークに行きました。ちょっと暑かったですが、ワオキツネザルが放し飼いに
   されているWAOランドは、サル(とてもおとなしい)と直接触れ合える(人間からは触らないルール)ので
   道大も喜んでいました。それにしても凄いサルの数・・・私的にはジェフロイクモザルが二足歩行で走っていく
   姿がなんとも印象的でした。唖然としてビデオに撮り忘れたのが心残りです。

7.7 今日から土曜午前のみ手伝っていただけるスタッフ(有資格者)の方が新しく加わりました。初日からかなり
   忙しい状態でしたので、少し戸惑われたかもしれません。最近は新規の患者さんを常時一ヶ月以上、お待ち
   いただいている状況ですので、今後はもう少し患者さんの受け入れ枠を拡大していく方向です。
   スタッフの先生方には、当院に力を貸していただき、また当院の良い部分(だけで良いです)を吸収して
   いただけたらと思います。

7.5 眼科領域の連携・提携先治療院に、小山鍼灸治療院さんが参加していただけることになりました。
   南京中医薬大学でも研修を積まれた先生で、私としても安心してお願いできる治療院さんです。
   眼科領域の難病の問い合わせ・来院は何故か、国内では南の方に偏っています。紫外線の強さとも
   関係するのかもしれませんね。

   各提携先治療院さんは、気がつけば私と同じく中医学を基本としている先生で、なおかつ実際に中国国内の
   中医薬大学に留学された先生が多いです。ですので、私の治療の話も理解していただきやすく、実力的にも
   高いレベルにあります。連携治療では紹介先の治療院さんの治療結果を、当院で検証することになるため、
   私自身も各先生の実力を目の当たりにすることになります。私としても大きな刺激を受けており、各先生方に
   負けないように頑張りたいと思います。

7.4 今週は黄斑変性症の患者さんで、眼科医の診断から続けて良い結果をいただけました。昨年から滲出型の
  患者さんで、「出血(活動期)が収まらない」という診断があり、本治法から対策を練ってきましたが、ようやく
  結果が出てきたようです。眼科医の診断は2例とも「出血は収まっています。経過観察は必要です。」でした。
  活発な活動期の場合には、やはり難しくはなりますが、PDTやアバスチン等に踏み切る前に針灸治療を選択
  肢の一つとしていただけたらと思います。当院方式の針灸治療は少なくとも副作用の心配が全くありません。
  当院での治療が難しい方は 眼科領域の難病治療を提携治療院で で行っていただけたらと思います。

6.30 (社)日本鍼灸師会、全国大会in大阪の一般口演(鍼灸臨床症例報告・全22題)に、当院の眼科領域の
  症例として、演題「中医学による加齢性黄斑変性症への鍼灸治療」が発表できることになりそうです。

  これまでのカルテからデータを集め、14名(16眼)の症例を統計的に捉えた抄録を、日本鍼灸師会に提出して
  います。現在は査読(審査中)期間なので詳細は発表できませんが、審査を通過しましたら当院HPでも
  公表していく予定でいます。症例数は多くはないものの、国内の鍼灸治療としては、初めての眼科難病での
  発表になるのではないでしょうか。(全日本鍼灸学会の抄録検索でも未発表を確認済みです。)

  よくある一例報告ではなく、複数の症例を統計的に捉えると貴重なデータが得られます。今回の資料作成で、
  当院の加齢性黄斑変性症への鍼灸治療は、現在の医学の主流である光線力学療法(PDT)を視力の向上・
  維持に関して上回る結果が得られました。今後も更に多くの症例から、鍼灸治療の有効性を明らかにして
  いきたいと思います。

  眼科領域の連携・提携先治療院に、はせがわ鍼灸院(兵庫県)さんが参加していただけることになりました。
  中国での研修をはじめ、大変熱心に勉強されている先生です。

6.24 プロ野球の交流戦を観に、二年ぶりにナゴヤドームに行ってきました。結果は9-2でソフトバンクの圧勝。
  中日は前日のエース川上での逆転負けを引きずっていたようで、元気がありませんでした。試合そのものは
  テレビで観戦した方が良いのですが、球場の雰囲気やファンの一体感は、やはり球場に足を運ばなければ
  解らないものがありますね。道大も最後近くまで観ていました。(終盤に「そろそろ帰ろう」と言いだしました)

6.19 練習も兼ねて患者さんの実際の測定に使わせていただきました。今まで紙の視力表では余程近づかなけ
  れば見えなかった方が3Mの距離でスムーズに測定できたり、どこを指示棒で指しているかが分からない方が
  直ぐに答えたり、白黒反転で色素変性症の方が眩しさを感じず見やすくなったりと、予想以上の結果でした。
  測定時間の短縮で患者さんの疲労も少なくなっています。また、これまでの測定結果とも、ほぼ違いは無く、
  正しく測定できていたことを確認する事もできました。

  同じ視力測定器は県内の有名なS眼科でも使われているそうで、視力測定器だけは一流になった感じです。
  気がつけば来院される方の半数近くが眼科領域の患者さんとなっているので、眼科分野を専門的に扱う針灸
  治療院としても、今まで以上に期待に応えられる治療院を目指さなくてはならないと思いました。

6.18 待望ですが、突然決まったSC-2000が無事設置できました。19インチの大型液晶は場所も取りますが、
  バックライトでとても見やすく、リモコンでの操作も簡単です。

  この液晶は液晶テレビやディスプレイと同じものですから、道大(息子)が遊んだり、何かが当たったりすると
  破損する恐れがあります。実はかなり心配していたのですが、パネルとボディーの隙間が結構空いているのに
  気がつきました。よく見るとNANAOのディスプレイそっくりな構造です。ダメ元で純正のディスプレイパネルを
  はめてみるとピッタリでした。この保護パネルが使えれば道大も怖くない(笑) 不思議なくらい上出来です。 

6.13 眼科医療界のトップメーカー、NIDEKの新製品発表会に行ってきました。会場はミッドランドスクエア・・・。
  どうも私には色々な意味で場違い(笑)なのですが、この展示会にはお目当ての視力測定器がありました。
  これまでも視力測定器について資料請求をしたり、下調べをしていましたが、今回は実機に触れることが
  でき、短い時間でしたが納得いくまで説明をしていただけました。

  この液晶視力表 SC-2000 は、まさに私が探していたもので、距離は3Mが可能、視力は0.03から測れ、
  白黒反転が可能、中央一文字で表示可能という、5年以上視力測定を続けてきた中で感じていた問題点を
  全て解決してしまうものです。メーカーさんに尋ねたところ、現在まで導入しているのは眼科専門医療機関か
  眼鏡店(眼鏡店向けバージョン)だけということで、もちろん鍼灸治療院は無いそうです。(当然か)

  鍼灸師が発表会に参加するのは珍しいからか、NIDEKの上部の方が私の話を興味深く聞いていただき、
  その場で良い条件(たぶん)を提示していただけたので速攻で決定しました。価格も安くは無いのですが、
  決まるときはこんなものですね。18日に納品という話です。

  興味深い話として、最近多い覗き込むタイプの視力測定器や、1メートル程度の近距離で測定する方法は、
  眼科医学会では正式な検査としては認められないそうです。原則5メートル(3メートル可)の距離で測定する
  方法が正確とされるようです。この話は私にとって後日のとある件で、とても重要な意味を持ちますが、今は
  伏せておきます。自動血圧計と昔ながらの水銀血圧計での血圧測定のようなものですね。 

  興味のある方は参考に、NIDEKのホームページ    液晶視力表(システムチャート) SC-2000

6.10 久々にリンクページを更新しました。今までお勧め治療院としては、中医学を基本とした鍼灸治療院だけを
  リンクさせていただいてきましたが、開業した当初とは随分と状況が変わってきた気がしています。大部分の
  患者さんがインターネットで治療院を探される時代になり、治療院の側が遅れを取っている感じがします。

  インターネットで治療院を探される患者さんは多くの場合、自分の病気に限っては相当に勉強されています。
  かつての私(クローン病の持病あり)もそうでしたが、容易にインターネットで多くの情報が集められるために、
  特定の疾患に限ればある意味専門医に近いレベルの患者さんさえあります。従来の鍼灸治療院は一般に
  整形外科系疾患をはじめとした分野には比較的強いものの、一人の治療家で医学の全分野をカバーする
  ことは普通は不可能です。既に医師は専門分野が確立していますが、そろそろ鍼灸師も東洋医学の専門家と
  いう漠然とした範囲ではなく、特定分野へ注力し確実な結果を出せる取り組みが求められていると思います。

  当院でも今年から眼科領域を専門分野と位置付けた取り組みを開始していますが、眼科領域だけでも大変な
  勉強や経験を積む必要が出ています。幸い多くの眼科領域の患者さんに来院していただけることで、貴重な
  経験をさせていただいていますが、それでも十分なレベルに到達するまで何年かかるか見当も付きません。
  来院していただける患者さんに感謝すると共に、結果が求められるプレッシャーを感じながら診療しています。
  
  リンクの話から外れてしまいましたが、こういう流れからすると、「中医学を基本としているかどうか」は単に
  治療者側の話であって、治療院を探される患者さん側からすると、「○○病に結果が出せるか」が第一です。
  当院でも関東地方や、南は九州から来院される患者さんもあり、当院の治療はもちろんのこと、通院可能な
  地域で結果を残せる治療院を紹介していくことが求められています。眼科領域の専門治療院に限ってしまうと
  全国でも数えるほどしかありませんが、鍼灸の世界では特定の分野で活躍されている先生は、何を扱っても
  一定の結果が出せる傾向があります。私も今後は流派を問わず、活躍されている先生をリンク先として紹介
  させていただき、患者さん自身で選んでいただけたらと思います。

5.31 治療院とは関係ありませんが、Copen(愛車)の走行距離が10.000キロになりました。4年半もかかりました。
  あまり乗っていませんね。秋に車検なので、今回はマフラーとブレーキあたり・・・お許しが出なさそうです。

5.24 眼科領域の疾患に関して、当院と連携、協力して治療していただける治療院さんを公開しました。現在、
  東京都、愛知県(当院)、大阪府、広島県まで拡大することができています。
  眼科領域の難病治療を提携治療院で

  一方で全国から患者さんからの問い合わせや来院も増えており、予約が混雑しているため予約可能な時期が
  かなり先に延びてしまっています。大変申し訳ありませんが、初診の患者さんは表記している予約受け入れ
  可能時期以降になります。(先着順で予約を取り、一定数の予約が入ると先の日付へ延ばしています。)
  ご協力お願いいたします。 

5.19 今年初めてのブルーベリーを収穫しました。まだ少し酸っぱいですが、道大の大好物です。今年も庭に出て
  沢山つまみ食いをすることでしょう。(笑) 例年より10日程早い収穫でした。

5.17 昨年導入したパソコンの寿命が近づいているため(お灸の煙の為か、院内で2年使えたPCがありません)、
  新しくWindowsVistaのPCを購入しました。これまで使ってきたソフトには、正常に動くソフト、不安定なソフト、
  動かないソフトと様々なケースがあるようです。Windowsが変わる度に他のソフトも買い換えなくてはならず、
  困ったものです。

  80.000アクセスになりました。年内には90.000アクセス程になりそうです。

5.11 大阪、東京に続いて広島の治療院さんと連携した治療ができるようになりました。現在リンクの許可等、
  詳細を詰めてます。近々各地の治療院名をリンク、公開させていただく予定です。

5.8 眼科領域の難病治療について、提携していただける治療院さんとの連携した治療を始めています。・・・と
  書きましたが、大阪に続いて東京の治療院さんとも連携した治療が行えるようになります。
  関東地方から当院へ来院される方が増えていましたので、これまでより患者さんの経済的・時間的な負担が
  軽く、眼科領域の難病に有効な治療を受けられるようになります。もちろん連携治療を選択される場合には、
  当院も可能な限りサポートさせていただきます。お願いした東京の治療院さんも実力十分の先生です。 

  顔面神経麻痺網膜色素変性症のページを更新しました。

5.4 GW真っただ中、名古屋の東山動物園に行きました。道大は本物のゾウやキリンに会えて興奮していました。
  でも、「どの動物が一番好き?」と尋ねると、「サイ」と言います。サイの何かが彼の琴線に触れたのでしょう。
  子どもでも自分とは別の1人の人格なのですね。尊重しなくてはと思いつつ・・・彼のツボは分からん(笑)
  一番楽しかったのは、すべり台で存分に遊んだことだったようです。まだ2歳半前ですから。

4.29 恒例のイトウメディカルの売り出しでした。今回も物入りで、オートクレーブ、パルス(低周波治療器)、
  紫外線殺菌庫を買い換え(修理・メンテのため)ました。昨年購入したオスピナレーター(マッサージベッド)を
  はじめ、最近は開業時から使ってきた機械が徐々に傷んできているのがよく分かります。パソコンの液晶
  モニターも5年以上(約12.000時間)使って、バックライトが弱り画面が暗くなったため交換することにしました。
  いろいろ費用がかかりますね。

  オートクレーブですが、薬事法改正のため必要な部品が増え、価格が大幅に上がっているようです。今回は
  19万円で全自動タイプを購入できたのですが、今後は同等の製品は5万円程値上がりするとのことです。
  値上がりも大変ですが、経費として算入する場合に20万円を超えると、減価償却の計上が必要になります。
  薬事法改正により、改正前製品の中古品販売も許可されていませんので、税制上も有利な20万円以下で
  購入したい方は、今の内に押さえておいた方が良いかもしれません。    

4.22 愛知県鍼灸マッサージ師会の一宮支部総会がありました。私はいつものように「議事録記録人」の役目を
  いただきました。遠い昔から議事録を録るというのが苦手でしたが、毎年やっていることなので慣れました。
  自宅に戻ってからパソコンに入力したのですが、今年から長年のワードから一太郎へとソフトを換えました。
  まともに一太郎を使うのは初めてでしたが、細かいところまで行き届き、とても使い易いので驚いています。
  レポート用紙に文章を書くように簡単に済んでしまいました。最初から一太郎を使っていれば良かったです。

  ソフトのライセンスも自分自身で使う限りにおいては、何台のパソコンにインストールしてもOKということで、
  私の使っているパソコンに台数分のワード(MS Office)を購入するのに比べて、コストは10分の1以下です。
  今後のWindows Vistaへの移行を視野に入れて、Just Suite2007を購入したのですが、大正解でした。
  対応するOSは2000/XP/Vistaです。 http://www.justsystem.co.jp/ 

4.18 新規患者さんの受け入れを再開させていただくと共に、今後新規の患者さんについては、予約方法を変更
  させていただくことになりました。これまでは予約枠が一杯になると同時に、新規の患者さんの受け入れを
  休止させていただくという方法を取っていましたが、予約が混み合っているため、受け入れ可能な期間が、
  診療日数の半分以下という状態になっていました。これでは、お待ちいただく患者さんに大変申し訳ないと
  思います。

  新しい予約方法は、予約枠の状態を考慮して、当院ページで、「現在○月○日以降の予約が可能です」 と
  表記させていただくことになります。実際の予約は電話で確定させていただくのですが、これまでのように
  受け入れ休止期間はなく、常に当院の設定する○月○日以降なら予約が可能になります。

  この方法がベストかどうかは分かりませんが、色々と試行錯誤をしながら、皆様に使い易い予約のシステムを
  作っていきたいと思います。ご協力お願いいたします。

4.14 大学時代の友人から電話をいただきました。このところ季節の変わり目だったり、様々な仕事や作業が
  一段落して結構疲れを感じていましたので、何か救われた気持ちになりました。学生時代からの友人は大切
  ですね。

4.1 全日開業6周年を迎えました。(実際の開業は2000年7月です) いつの間にか7年目ですが、おかげさまで
  千秋針灸院は確かな歩みを続けています。 田舎の小さな針灸院ですが、地域の皆様と共に、また少しでも
  難病を抱える患者さんの力になれたらと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

3.27 先日申し込みをした色覚シミュレーションモニター、NANAO L-797U を貸し出ししていただけることになり、
  千秋針灸院と自宅で実際に使用してみました。画質は定評の高い L-797そのもので、広い視野角や美しい
  色調、様々な調整機能が完備されています。長時間の作業でも目の疲れは、ほとんどありませんでした。
  本機の特徴である色覚シミュレーションは、静止画、動画を問わず、瞬時に典型的な色覚障害を持つ方の
  見え方をシミュレーションできます。

  実際にどのような見え方をしているかというと、当院のトップページは→ となります。(P型の典型例です)
  緑や赤を多用している当院のホームページは、はっきり言って「極悪」という状態でした。普段よく見るHPを
  一通りチェックしましたが、私のHPを含めて個人ページは結構見難くなってしまうページも多く、健常者には
  綺麗なページでも、色覚障害を持つ方には見難いページになっている可能性があることが分かりました。
  程度の差はあれ、日本国内で300万人と推定される色覚に障害を持つ方に、眼科分野を専門領域とする
  当院のHPが、このような問題を放置していてはいけませんね。ちなみに大手企業のHPや官公庁のHPは、
  既に色覚障害者向けのユニバーサルデザインを採用しているのが常識とのことで、L-797Uのパターンでも
  見やすいページばかりでした。

  十数万円程と安くはない金額ですが、当院のHP作成に役立つことは確実ですし、私の眼にも優しいので、
  購入に踏み切ることにしました。

3.22 新規患者さんの受け入れ再開から1ヶ月程ですが予約の予定枠が一杯になり、治療が必要な患者さんの
  次回予約が取りにくい状態になってしまいました。ご迷惑をおかけしますが、現在来院されている患者さんへ、
  必要十分な治療を行えることを大切にしたいと思いますので、再度新規患者さんの受け入れを休止させて
  いただきたいと思います。

  今後の予約可能となる見込み時期ですが、4月中旬頃に再開できる見通しです。予約可能になりましたら
  当院HPでお知らせいたしますので、しばらくお待ち下さい。 なお以前に来院された患者さんで、再度治療が
  必要となる方は予約を受付いたします。ご連絡下さい。 予約が込み合い、新規の患者さんを十分に受け
  入れられない状況が続き、ご迷惑をおかけしていますことをお詫びいたします。

  網膜黄斑変性症、一緒に眼科領域の諸疾患も更新しました。

3.21 母の23回忌の法事で、多数の親戚の方に来ていただけました。道大は玩具を沢山いただいて超ご機嫌。
  千秋針灸院の建て直しの件も、向かいにオープンした治療院を大家さんに見ていただきながら話を聞いて
  いただけたので、直ぐとはいきませんが考慮していただけることになりました。5ヶ年計画(古っ !!)というところ
  です。改築のための自己資金を用意すると同時に、自分自身の健康維持にも気を配らないといけませんね。

3.18 道を挟んだ向かい側に鍼灸・マッサージの治療院がオープンしました。当院とは50メートルという距離です。
  新築の建物で綺麗です。あまりにも近いので当院を探して遠方から来る方が間違えないか心配です。(笑)
  元々隣町で実績のある治療院が移転して来たということなので、気を引き締めていかないといけないです。
  千秋針灸院は開業して間もなく8年目に入るところですが、当院の開業時期前後に、これだけ近くで開業され
  たら危なかったかもしれません。

  近く法事で丁度大家さん(親戚)と会うので、向かいの治療院を見ていただき、建物の立て直しを直訴する予定
  です。建物の綺麗さでは完全に負けていますので、建物や駐車場等も含めて考えなければなりません。 

3.15 昨年末から通い始めた歯の治療がやっと終了しました。きっかけは奥歯に詰めた金属が取れてしまったから
   ですが、新たな虫歯も4本見つかってしまい大変でした。混んでいるので2週間ごとに1回、合計6回で終了。

   よく治療を長く引っ張る歯医者さんを耳にしますが、私の通っている歯科は向こうから終了を伝えていただけ
   ます。ある意味同じ治療家として、大切なことと思います。慢性疾患で良い状態を維持する必要のある場合は
   ともかく、必要の無い治療を長々と続けるのはどうかと思います。「あそこは引っ張る」等と悪い噂も立ちます。
   1人1人の患者さんを丁寧に治療して、できる限り早く結果を出して終了していくことで、別の患者さんを紹介
   していただいたり、また悪くなった際に当院を選んでいただけるという良いサイクルが生まれます。

   私も開院した当初は上海中医薬大学への留学を前面に出していましたが、今は経歴や肩書きブランド(笑)を
   語る必要もなく、患者さんから状態を聞いたり、様々な治療に導入している検査法の結果を照らし合わせて、
   ほとんどの患者さんで私から治療間隔を開けるタイミングや治療の終了をお伝えし、病気や症状に対して
   (私の技術も関係しますが・・・)最小限の治療回数で済むするようになりました。いつも全ての治療が上手く
   行くことばかりではありませんが、良い治療を続けることで、また新しい患者さんを治療させていただける
   サイクルをずっと続けていきたいものです。      

3.11 眼科領域の難病治療について、提携していただける治療院さんとの連携した治療を始めています。
   昨年頃から全国各地からの問い合わせが増えており、実際に遠方から来院される患者さんも出てきたため、
   なんとか比較的近い地域で治療ができる方法を探ってきました。実際には様々な問題があります。例えば
   治療の方法は治療家の数だけありますし、同じツボで同じように治療していても結果は違ってしまいます。

   また眼科領域の難病治療は数ヶ月以上の長期戦で、小さな向上の積み重ねが半年程先に、はっきりとした
   向上として現れてくるものですので、即効性のある腰痛症のように治療直後から視力や視野が向上するもの
   ではありません。また医学的に回復の可能性は無いとされる疾患ですので、視力等は比較的容易に判断が
   できるのですが、実際に良くなっていたとしても眼科医院で医師に向上を認めていただけることは稀です。

   私の得意とする手技や選穴法によって、ある程度完成している治療法を、他の治療院さんに全く同じ方法で
   そのまま行っていただいても、恐らく同じ結果にはならないと思います。そこで私の治療を真似していただく
   のではなく、当院の治療法は参考程度にしていただいて、先生ごとの得意な方法を生かす治療を行った方が
   好結果が見込めると考えました。当院では主に検査を行い、結果を明示してサポートを行いたいと思います。
   提携していただける治療院は、中医学を基本として既に実績があり、当院の治療方式を理解していただけた
   先生です。まだ限られた地域ですが、少しでもこの分野で多くの患者さんに役立つことが願いです。
                    眼科領域の難病治療を提携治療院で

3.8 最近パソコン等を使っていると、「目が辛い」と感じることが増えました。いつも使っている液晶ディスプレイを
   他に持っていたディスプレイに変えたりしてみましたが、やはり結構辛いものです。そこで例の如く、物欲も
   絡んで新しい液晶ディスプレイを購入することを考え始めました。まず目が疲れ難いことが選定基準です。
   液晶はCRT(ブラウン管)に比べて「目に優しい」と言われていますが、画面にチラツキのない液晶は、自然に
   目の瞬きが少なくなり目が乾き易いことや、ディスプレイ価格の低下により国内のパネルメーカーが撤退し、
   (国内メーカーは単価の高い液晶テレビに重点を置くようになる傾向)表示品質も悪くなってきているそうです。

   目に優しいディスプレイの条件として、@文字が大きく表示される(19インチが情報量と文字の大きさで最適)、
   Aできれば国内のパネルメーカー(シャープ、日立、NEC等)採用モデル、BパネルのタイプはIPS、VA、TN
   方式の順で、基本的に高画質で疲れ難い、ということが分かりました。現在、この条件を満点で満たすディス
   プレイはNANAOのL797という高級機(十数万円もします)のみでした。目の疲れ方は個人差があるのですが、
   一般的なTNタイプの液晶ディスプレイの作業では20分が限界という方でも、このディスプレイなら6時間見ても
   大丈夫と評判(大袈裟かも・・・)のあるものです。いろいろ調べましたが価格以外の問題はなさそうです。
   NANAO L-797は19インチ、NEC製のIPSパネルを採用した製品で、品質の高さを評価されている機種です。

   その価格が最大の問題なのですが調べていくと、この機種をベースにしたWEBデザイナー向けのL797-Uと
   いう機種があることを知りました。この機種は色覚シミュレーションができる世界初のディスプレイで、日本に
   300万人以上とされる色覚障害を持つ方の見え方をシミュレーションできるものです。例えば色覚障害を持つ
   方へ判別のし易いカラーやデザインを使ったホームページ作りに役立つことが分かりました。しかもL797に
   比較して4.000円程高いだけ(法人向けの直販専用・個人事業可)で購入できます。

   当院は眼科領域へ特に力を入れているため、カラーユニバーサル(色覚バリアフリー)への対応は特に大切に
   なると考え、現在NANAOとメールで交渉中ですが、当院でも導入できることになると思います。目の疲れと
   私の物欲から発展してきましたが、私の目や色覚障害の方にも優しく(財布には厳しい・・・)、特定用途向けの
   ため全額経費参入ができそうという話になってきました。当院のHPも大幅にカラーやデザインを変えることに
   なりそうです。興味のある方は以下のリンクから。  
   EIZO(NANAO)のHP(FlexScan Uシリーズ)  カラーユニバーサルデザイン機構(cudo)

3.4 病気のページは一休みと書きましたが、顔面神経麻痺を更新しました。昨年夏頃から低周波通電針を必要
   最小限とした治療を行ってきたのですが、ようやく結果が揃いつつあります。回復が順調な症例では既に
   低周波通電針は行っていないため書き換える必要がありました。私としては眼科領域で常用している細い針を
   使えることから患者さんへの痛み等負担が少なくなるメリットを感じていますが、最近よく言われるようになった
   病的共同運動への患者さんの不安も減らすこともできます。病的共同運動自体は強いマッサージや低周波
   治療を行った場合に徐々に出てくる可能性があり、具体的には強い痛みを感じる治療が問題になるものです。

   当院の治療による病的共同運動が発症したケースは無いのですが、低周波通電針を心配される患者さんも
   増えています。低周波通電針は拘縮防止の目的もあるため、本当は頭ごなしに否定するのは問題もあるの
   ですが、実際の運用法として回復期内での針灸治療においては、回復が比較的順調で十分な治療回数が
   できていれば、通常は必要無いものと思われます。ただし治療開始時期が遅れてしまったりするケースでは
   必要になるかもしれません。
   どんな病気にも当てはまりますが、「早く・近くでしっかり通える治療院を探しましょう」ということですね。   

   クローン病から針灸へを更新しました。当時のことを思い出しながら少しずつ書いていくつもりです。

2.26 潰瘍性大腸炎・クローン病・過敏性腸症候群のページをアップしました。特にクローン病は現代医学で
  高度な治療が行われるようになっているため。書き方が難しかったです。結局ほとんどがクローン病の
  内容ばかりになってしまいました。治療に関しての3つの疾患の区別も分かり難くなってしまっています。
  またいずれ書き加えないといけないと思います。(いつになることやら・・・)

  年明けから次々と書いてきましたが、だんだんブルーベリー(趣味・息抜き)が忙しくなるので、大きな内容は
  一休みになりそうです。しばらくは「私のクローン病と針灸」を改称した、クローン病から針灸へを充実して
  みたいと思っています。関係ありませんが嫁さんは青色申告でテンパッていますので、近づくと怖いです。

2.19 新規患者さんの受け入れが再開できるようになりました。予約はやや込み合っていますので、希望される
  時間の指定は難しい場合もあります。ご迷惑をおかけしますが、ご理解下さい。

  クローン病のページは作成中ですが、書き方にいろいろと難しい面があります。特に高度な最新の治療を
  受けられている場合には針灸治療の特性と矛盾して、現代医学との併用が難しいケースもあります。
  クローン病も現代医学の進歩により、私が苦しんでいた1990年頃に比べて患者さんのQOLは向上して
  いますので、どちらを選ぶかは患者さん次第かもしれません。そのくらい方向が逆になっています・・・。
  ですので、当院が提案する治療法に賛同していただける方だけに、治療をお勧めする内容となります。

  現代医学での薬剤の大量投与によって治療されている疾患は、針灸治療との兼ね合いが難しいですね。
  何が病気の本体で、何が副作用なのか、数種類以上の薬剤の相互作用や長期服用の影響は分からない
  部分が沢山あります。患者さんが望んでそうなった訳では無いのですが、結果として患者さん自身の治癒
  力が低下してしまい、針灸治療を行っても十分な回復に至らない場合があります。うつ病やパーキンソン病
  等、また免疫抑制剤系を使用する場合の治療も典型的です。クローン病のページを皮切りに、こういった
  疾患についても書いていきたいと思っています。
  クローン病のページ作成に先立ち、私のクローン病と針灸のページを追加しました。

2.12 緑内障のページが完成しました。患者さんは黄斑変性・色素変性症に次いで多いのですが、軽症の方は
  あまり自覚が無く、検診の際等に見つかる方が多いのが特徴です。40歳以上の20人に1人が罹っていると
  いうデータもあり、非常に多くの患者さんがあるはずですが、進行しないと自覚できないためか、来院される
  方は意外にも多くないというのが実感です。視野狭窄は現代医学的には回復しないはずなのですが、針灸
  治療を行うと、初期〜中期の方に関しては抜群の治療効果が期待できます。一方で後期まで進んでしまうと
  現代医学ではもちろん、針灸治療でも非常に難しくなってしまいます。治療者としての立場からすると本当に
  治療効果に極端な差がついてしまう疾患です。できれば進行する前に手を打ちたいものです。  
  一緒に眼科領域の諸疾患も更新。

  次は私自身の宿命(?)の難病、クローン病のページを更新する予定です。なんと7年間放置という極悪ぶり。
  それほど患者さんが多くないのも理由ですが、ようやく確度の高い治療が完成し結果もはっきり出ています。
  クローン病の関係でHPを見ていただいている方はお楽しみに・・・。といっても厳しい書き方をしてるかも。

2.8 愛知県鍼灸師会の安達会長が亡くなり、お通夜に行きました。3年間研修させていただいた長谷川先生に
  次いで、帰国後は個人的に大変お世話になった先生でした。他の先生からは怖い、厳しいと言われていた
  安達会長ですが、私にはとても優しく、信州大学での勉強会へ連れて行ってくれたり、日本鍼灸師会の
  臨床研修指導者研修会へ推薦していただけたりと、お世話になりっぱなしでした。何度もパソコンの使い方を
  説明に行ったのですが、いつも何だかんだといただいてばかりでした。私がCopenを購入したばかり頃に、
  「乗ってみたい」と言われたので、隣に乗っていただいてフルオープンで冬の街を飛ばしたのも思い出です。
  忙しいはずですが、学会等で私が1人でいるとどこからか現れて、必ず声をかけていただけました。ご冥福を
  お祈りすることと共に安達先生の「日本の鍼灸を発展させたい」という願いを受け継いでいきたいと思います。  

2.4 今週は休診とさせていただきましたが、1.29-2.2は宮古島へ家族旅行へ行っていました。飛行機を使った
  旅行は2001年の石垣島以来で約6年ぶりです。道大が2才ということで旅行代がかからない内に・・・という
  名目です。宮古島の気温は12℃〜20℃ということで暖かく、のんびりと休暇を満喫することができました。

  この時期の宮古島と言えばプロ野球のオリックス・バファローズのキャンプです。私達の宿泊場所はブリッサと
  いう滞在型のホテル(安いので)ですが、お隣にあるブリーズ・ベイ・マリーナの一部なので朝食はそちらで
  食べるのですが、そこがオリックスの宿泊施設になっています。誰か選手に会えるかも・・・と思いましたが、
  知った選手には出会えずに、なぜか中村勝弘SAとコリンズ監督に出会いました。コリンズ監督はホテル近くの
  レストランとホテル内の食堂で1回づつ。特にホテル内の朝食では隣のテーブルに座っていたので、よく分かり
  ました。通訳の方とずっと野球の話をしていたようで、内容は分かりませんが近くにいるだけで大変な熱意が
  伝わってきました。選手が付いていけたら強くなるでしょうね。中村勝弘SAは、宮古そばで評判の丸吉という
  お店で隣のテーブルでした。宮古島は小さい島なので、この時期は普通に出会うことができるようです。    

  野球の話題はさて置き、私は宮古島の時間の流れが、とても心地よく感じました。報道では失業や財政等の
  面で様々な問題を抱えているようですが、島の人達の表情はとても明るく穏やかで、また旅行者である私達に
  とても親切にしていただきました。経済的には豊かで無いのだろうけれども、どこか私達が忘れている大切な
  ことを、宮古島の旅行を通して気づかされた気がします。 

  時間に追われ、様々なストレスに悩み、流行に振り回され、お金を稼ぐことに奔走させられているのが、一見
  豊かに、格好良く見えてしまっているのが今の私達の生活かもしれません。様々な疾患の治療と日々向かい
  合う私の立場からは、実はかなり多くの病気が生活習慣を作っている私達自身の価値観が原因で起きている
  ように見えます。私自身のクローン病などは正に代表的なのですが、その他の病気も含めて現代医学では、
  ほとんど薬剤に頼った治療が主流です。しかし難病においては症状を抑える程度でしかなく、場合によっては
  病気と副作用が混在して、本来の病気が分からなくなる程の多様な症状に悩む患者さんも時に出会います。

  針灸治療は多くの薬剤に比べて完全ではありませんが、少なくとも辛い症状を副作用の心配無く和らげる事が
  できる可能性のある治療方法です。分野によっては薬物治療を超える効果もあります。こうした特長のある
  治療方法と共に、来院される患者さんや、このホームページにお越しいただいた方に、本物の治療への糸口を
  見つけていただける手助けができればと思います。明日から診療再開です。患者さんには、お土産付きです。

1.28 新規患者さんの受け入れ再開から2週間程ですが予約の予定枠が一杯になり、治療が必要な患者さんの
  次回予約が取りにくい状態になってしまいました。ご迷惑をおかけしますが、現在来院されている患者さんへ、
  必要十分な治療を行えることを大切にしたいと思いますので、再度新規患者さんの受け入れを休止させて
  いただきたいと思います。

  今後の予約可能となる見込み時期ですが、2月下旬頃に再開できる見通しです。予約可能になりましたら
  当院HPでお知らせいたしますので、しばらくお待ち下さい。 なお以前に来院された患者さんで、再度治療が
  必要となる方は予約を受付いたします。ご連絡下さい。 昨年秋以降、予約が込み合い、新規の患者さんを
  十分に受け入れられない状況が続き、ご迷惑をおかけしていますことをお詫びいたします。

1.26 WindowsXP Home等のサポート期間延長が決まりました。知らない方もあると思いますが、現在使っている
  パソコンの多くは、早ければ2009年4月でサポート期間が終了し、セキュリティアップデート等ができなくなり、
  事実上使えなくなるところでした。私も昨年治療院で購入した3台の内、2台が3年も経たずに使えなくなると
  いうことで困っていました。今回の発表であと7年は使えることになって一安心です。マイクロソフトはかなり
  強引な企業と思いますが、なんとかユーザーの声が届いたようで良かったです。  

1.22 網膜色素変性症のページが完成しました。来院されている患者さんの助言もいただき、千秋針灸院の
   ホームページとしては始めての配色パターンとなりました。この配色で病気の方にしか分からない
   HP閲覧の大変さを少しでも軽減できたらと思います。当院では眼科領域としては網膜黄斑変性症に
   次いで患者さんが多く、現在まで10名程の方が来院され、10才未満から60代までと全疾患中でみても
   幅広い年齢層となっています。
   
   この疾患の治療について特筆すべきは、特に10歳未満の方への患者さんへの効果は素晴らしいかも
   しれないということです。週に1回の治療を数回行うだけで、視力・視野・薄暗がりでの見え方等、
   患者さん本人や家族の方にも分かるほど劇的に変化しています。「かもしれない」と書いたのは、まだ
   2名の方のみですので、確実と判断するには尚早だからです。5名、10名と結果が集まれば、ほぼ
   確実と判断できると思いますので、引き続き臨床の蓄積をお待ち下さい。また週に1回以下なので、
   患者さんの負担も比較的軽いため、やや遠方の方でも治療を受けていただく価値はあると思います。

   年齢に関わらず効果は見られるのですが、特に進行してしまう前の段階で針灸治療を開始することで
   網膜のまだ変性が完了していない部分の状態を健全に保ち、一定まで回復させた上で長期間に渡り
   進行を止めたり遅らせたりして、良好な状態を保つことができそうです。まだ取り組んで3年程なので
   10年、20年といった長期間については未知な部分もあるのですが、現在までのところ進行例はない
   ので、週に1回〜数週間に1回の治療を続けていれば、状態の維持は可能なようです。

   年末頃から準備して、徐々に作成してきた3つの疾患のページですが、ようやく完成することができ
   ました。単に病名を並べて効果がある等と説明しているものではなく、全て10名を超える患者さんの
   治療を実際に継続しての実績であり、書いてある治療効果についてはほぼ確実と言えるものです。
   個人差もあり治療効果の保証はできませんが、こうした疾患について当院での治療は十分にお勧め
   できるものと思います。
   
1.15 新規患者さんの受け入れが再開できるようになりました。ただし大変申し訳ありませんが、午後7時
   以降の予約に関しては依然として込み合っておりますので、引き続き午後7時以降の新規患者さんの
   予約については休止とさせていただきます。ご迷惑をおかけしていることを重ねてお詫びいたします。

   眼科領域に重点・・・と書きましたが、顔面神経麻痺を更新しました。顔面神経麻痺は臨床数や問い
   合わせも多く、私としても力を入れている疾患です。最近問い合わせが多い部分を中心に更新して
   いるのですが、患者さんから問い合わせをいただく度に「他の治療院さんは、どんな治療をされている
   のか、効果のある治療法を持っておられるのか」が気になってしまいます。適切な治療回数が必要な
   上に、回復期間が限られており、やり直しが利かない疾患ですので、お近くで確度の高い治療を
   受けていただきたいと思います。私も含めて鍼灸師全体がレベルアップしないといけない課題です。

1.9 昨秋頃から数年前に作り直したトイレが頻繁に詰まるようになって来ました。業者さんに見てもらってた
   ところ、浄化槽への水路がトイレの紙で詰まってしまったとのことでした。最近のトイレが節水タイプに
   なっている理由もあるのですが、つまりは使い過ぎ・・・という話です。千秋針灸院は建物の設計が古く
   この規模の店舗としては想定外の使用頻度という話です。

   待合の狭さをはじめ治療院の規模そのものに、色々と問題が出てきていますので、そろそろ根本的に
   変える必要が出てきたのかもしれません。どのような計画を立てているのかは今のところ内緒ですが
   計画がまとまったら公開していきたいと思います。お金もかかるので、多分かなり先の話です。 

   近く(当院から50メートル程)のところに新しく治療院が建つようです。どのような治療をされるのかは
   分かりませんが、新しい治療院の正面には昔からの治療院があり、千秋針灸院も含めて50メートル
   以内に3件もの治療院があることになります。田舎なのに、なんか凄いことになってきたような・・・。

1.4 眼科領域の第一弾として、網膜黄斑変性症をアップしてみました。昨年末までの治療結果をまとめて、
   また一般的なレーザー治療やPDT(光線力学療法)、中国での漢方薬(中薬)・針灸を併用する治療法と
   比較しています。当院へ来院される眼科領域の患者さんとしては現在まで十数名と、最も多くの症例と
   20代から60代と幅広い年齢層があります。ちょっと先になりますが、網膜色素変性症も作成中です。

   明日から新年の診療が始まります。年末年始でちょっと治療間隔が開いてしまいましたが、皆さんが
   元気に来院されることを願っています。さあ気合を入れるぞっ!!

1.1 新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。   

   今年は28日からお休みをいただいたため、年内に大掃除などは完了できました。
   例年より少しゆとりを持った新年になりました。

   昨年末頃から何度も書いてきたように(くどい !! )、昨年までに臨床で特に結果が出てきた眼科領域を
   当院の専門分野という位置付けで、全力で取り組んでいきます。
   既に昨年では五十肩や腰痛症等の整形外科領域全体に並ぶ程の延べ症例数があり、治療効果の
   点でも高い確度で好結果が得られました。今年は更に多くの患者さんの治療機会をいただき、良好な
   結果を残して、中国で呼ばれるところの「中医眼科」を目指していきます。  

   このように書くと「他の疾患はもう診ないのか」と思われるかもしれませんが、これまでと変わりません。
   私も抱えているクローン病をはじめとした難病全般への取り組みは、私自身のライフワークですし、
   針灸治療を必要とする方に、必要な治療を行い、結果を出せる治療院を目指していることは同じです。

   でも何年も前の話ですが、現代医学の治療法が無い網膜色素変性症の患者さんが話されたのですが、
   診断を受けた医師から「どんなことをしても失明する」「今の内に綺麗な景色を見ておきなさい」等と
   心無い言葉を浴びせられ失望したという話や、当院の治療開始後に医療機関で視力や視野検査を
   行った際に視力が向上し、視野も検査結果として明らかに拡がっていたにもかかわらず「変わってません
   誤差の範囲でしょう」等と、事実すら認めない姿勢に憤りを覚えていることも確かです。

   網膜色素変性症等が、現代医学の常識として治療法が無いということは、私も当然知っています。
   しかしこれまで幾度も医学の常識は塗り替えられてきました。そのことを「医学の進歩」と呼ぶならば、
   中医学の針灸治療によって常識が変わることも「医学の進歩」でしょう。既に中国では医療の適用症
   なのですが、日本はこの点で明らかに遅れています。
   まずはこの分野から塗り替えていきたいというのが、私の思いです。

   新年早々大きなことを言ってしまいました。後で恥ずかしくなったら消します。(笑)
   ずっと消さなくても済んだらいいですね。  

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