針灸院日記 2022  本文へジャンプ


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4.26 中心性漿液性脈絡網膜症のページを更新しました

今年3月の統計症例報告を基に、4年半ぶりに中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)のページを更新しました。当院での症例数の増加に加えて眼科医療の進歩も早いので、数年も経つと自分で書いた内容なのに古く見えてしまいます。特に再発を繰り返す慢性CSCに対しての見方は近年大きく変わっていますので、私も適切に治療できるよう頑張っていきたいと思います。

●関連リンク・・・中心性漿液性脈絡網膜症のページ

4.15 収まらないコロナ第6波とワクチンの副反応

2月初めに書いたようにピーク時に連日20万人を超えていた感染者数は、3月中には減少傾向が明確になりました。しかし蔓延防止等重点措置は解除されたものの、感染者数は連日5万人を超えたままで、下げ止まりもしくは増え始める傾向もみられます。感染力の強いオミクロン株からの新たな変異株ということから毒性は同等か弱め、感染力は同等以上と考えられますが、2000万人以上という市民全員にPCR検査を行った中国上海の状況を見ると、日本では分からない客観的なコロナ感染の状況が見えてきます。

2年程留学した思い出深い上海は連日2万人を超える感染者が出ていて、大規模すぎるロックダウンの報道が衝撃的ですが、約2万人の感染者の内9割は無症状という事実があり、感染が疑われなければ検査をしない日本も同様な状況と思われます。今年初めからの日本の累積感染者数は500万人を超えますが、恐らくは真の感染者数は2000万人以上で気が付かないうちに感染し、無症状のまま治っている人が大半と見るのが妥当でしょう。

今年に入って3回目のワクチン接種が始まっています。当院の患者さんも接種された方は多いのですが、発熱等の副反応の頻度や程度は1、2回目より明らかに増えていることを毎日の診療で感じています。モデルナ製ワクチンは成分を減らして接種しているのにも関わらずです。また直接の副反応ではありませんが、帯状疱疹や顔面神経麻痺、感覚異常、不明な皮膚症状など重症ではないものの、接種数日後に発症したことから関連を否定できない症例も目立ちます。ワクチン接種を推進する立場から大きな声では言えないのでしょうが、医療の現場ではより強く感じていることではないかと思います。

私は専門家ではありませんので推測の域を出ないのですが副反応が強くなる理由として、知らないうちに無症状で既に感染し抗体を持った方がワクチン接種を行うことで、抗体反応が強く出たり免疫のバランスが崩れるのではないかと考えています。抗体検査で抗体量を確認しないままのワクチン接種が一般的に行われていますが、感染者が増えるほど今まで通りの接種を続けていくと副反応のリスクは高くなることも考えられるため、ワクチン接種の方法や対象を見直す時期にきていると思います。コロナ禍が日常となって2年以上が経ちましたが、早く終息することを心から願っています。

4.3 4月2日(土)は臨時休診とさせていただき、ご迷惑をおかけしました

3月30日に義父が急に亡くなり葬儀となりましたので、昨日は私が出席するため臨時休診とさせていただき、皆様や当院スタッフには大変ご迷惑をおかけしました。

大工であった義父には現在の千秋針灸院を建築する際に、1ヶ月程当地に留まっていただいて工事や設計のアドバイスを貰ったことをはじめ、とてもお世話になり感謝しきれません。遺影は私たちが結婚した時の写真から加工した1枚で、とびきりの笑顔をされていました。お父様、本当にありがとうございました。

3.28 「中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)への鍼施術」を掲載しました

先日行われた第38回「眼科と東洋医学」研究会で発表させていただいた、「中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)への鍼施術」を統計症例報告として掲載しました。CSCは軽度の視力低下や変視(歪みや小視症)を伴い、自然に治癒することも多い疾患ですが、発症から6ヶ月以上経過して再発を繰り返す場合には慢性CSCとなり、レーザーや硝子体内注射を行っても解決しない症例は少なくありません。千秋針灸院に来院される患者さんでは7割近くが慢性CSCですが、今回は有効な症例が多いことを報告させていただきました。眼科での経過観察で半年以上が経過していたり、再発を繰り返す場合には早めの針治療もご検討下さい。

●関連リンク・・・統計症例報告 「中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)への鍼施術」

3.13 第38回「眼科と東洋医学」研究会

コロナ禍の中、昨年に続きZOOMで行われました。ZOOMには録画済みの内容を公開できる機能があり、数名の先生は録画で発表されたのですが、設定の問題なのか音声が出ないトラブルがありました。私も昨冬のZOOM座談会の途中で、画面が固まるトラブルに遭遇して焦りましたので、先生方も大変だったと思います。ZOOM等の普及で皆が集まらなくても参加できる利点はとても大きいのですが、画面越しのやり取りは中々慣れませんね。

私の今回の報告「中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)への鍼施術」は、無事に終了できました。近い内に統計症例報告としてホームページ上で掲載しますので、お待ち下さい。鍼灸の内容としては、イトウ針灸院の伊藤先生が外転神経麻痺の症例、特別講演を担当された澤口先生は腹鍼に加えて「目光針」の実際ということで、興味深いお話をしていただけました。私は今回が6年連続7回目なので発表自体には慣れましたが、眼科領域の報告に耐え得るデータが揃った症例には限りがあるため、次回以降はネタ切れも近そうです。

2.25 ロシアのウクライナ侵攻

昨日、ロシアによるウクライナ侵攻が現実になりました。理由はどうであれ武力による現状変更が行われたことになります。今回、早い段階で欧米諸国は派兵は行わないことを表明した上で、強力な経済制裁によりロシアの侵攻を抑止する外交を重ねてきました。しかし結果的にロシアのウクライナ侵攻を許したことで、世界の未来に関わるターニングポイントになりそうな出来事であることは素人の私にさえ理解できます。

今回のような大国の武力による現状変更の前例は、近い将来必ず同じ試みを行う国が出てきます。またロシアは核戦力行使に含みを持たせてNATO軍を牽制しましたが、核戦力が外交上有利になるとして保有を目指す国が増えると考えられます。結果として武力行使による紛争が増え、20世紀前半頃までの弱肉強食の世界に戻る危険すら感じます。

最初に書きましたが今回、欧米諸国が派兵はしないと表明した時点で、武力行使を企むロシアにとっては絶好の機会となり、軍事的な破滅のリスク無く侵攻が可能になりました。もしもブタペスト覚書(1994年の米・英・露によるウクライナ等への安全保障合意)に基づき、侵攻があれば必ず介入すると表明して、ウクライナとNATO諸国の国境付近に米英軍を展開していれば、ロシアは簡単に侵攻出来なかったはずです。国同士の対話による解決は担保となる力(軍事・経済・技術・外交他)の背景があって、初めて成り立つことを改めて考えさせられました。今からでも米英が中心となって、悪しき前例を許さない行動を示して欲しいと願っています。

2.15 中心性漿液性脈絡網膜症の発表用スライドが完成

3月13日(日)13:00からZOOMで行われる予定の、第38回「眼科と東洋医学」研究会のスライドが完成しました。今回は中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)への鍼施術ということで、当院で治療した38名43眼の治療結果から視力や変視症(歪みや中心暗点)の変化をデータで明らかにします。毎年のことですが作成と同時に半年以上かけて、発表のテーマであるCSCを専門書等から学んできましたので、今後の治療にも役立てられると思います。

CSCは主にストレス等が原因で発症し、数ヶ月で自然に軽快することもあるため、まずは循環改善薬が処方され経過観察となるのが一般的です。しかし大幅な視力低下や変視症(歪みや中心暗点)の度合が強いと自然回復は難しく、その時点からレーザーや硝子体内注射を行っても結局は回復しないことが多いです。CSCはこれまで網膜循環の機能低下が主と考えられていましたが、近年のOCTによる画像診断により発症後時間が経過すると、網膜や脈絡膜に器質的な変化が生じることや、片眼だけ発症している場合でも6割で健康な側の眼にも明らかな循環異常が生じていることが分かっています。一旦治ってから再度発症した場合には経過観察で様子を見るのではなく、慢性・遷延CSCとして治療に取り組むことが大切です。

今回の発表では発症後1年以上経ってから鍼治療を開始した場合でも、視力や変視症に対して有効であることを報告します。CSCの患者さんが希望の持てる報告になりますので、ご期待下さい。

2.1 連日8万人を超える新型コロナの感染者数

新年に入ってから僅か1ヶ月も経たずに連日8万人を超える新型コロナの感染者数、既に昨秋のデルタ株ピーク時の4倍になっています。オミクロン株は従来型に比較して重症リスクは少ないとはいえ、これ程凄い感染力の強さは不安になりますね。来院される患者さんの話でも職場や保育所等が休みになるなど、日常生活への影響が大きくなっています。こうなると今後が心配になりますが、個人的にはコロナ禍の出口は既に見え始めたと思っています。私は感染症の専門家ではないので話半分位に受け取っていただけたら幸いです。

ウイルスの立場から今回の流行を眺めると想像できますが、彼らの目的は種の繁栄なので感染力が最も重要な能力になります。一方宿主(人間)に行動制限をかけたり時には殺す程の毒性の強さは、繁殖にはマイナスに働きます。ウイルスは変異により毒性は強くも弱くもなりますが、感染力が同等なら毒性の弱い変異種が優勢となり、実際新型コロナウイルスも大規模な流行毎に感染力は強く毒性は弱くなっています。今後も変異種の波は繰り返されますが毒性の強い変異種が出現しても、より感染力の強い(毒性は弱い)変異種に駆逐され局地的な流行で終わるはずです。オミクロン株の正しいリスク評価にはもう少し時間がかかりますが、感染症2類として厳重に扱われる状況は今回が最後となり、第7波以降はインフルエンザと同じく5類相当の扱いになると思われます。

触れることがタブー(?)かもしれないワクチンは、同じく変異を繰り返すインフルエンザの状況や4回目の接種が行われているイスラエル等で分かるのですが、感染に対してはそれほど大きな期待はできないでしょう。変異種が出てから開発されるワクチンの性質上、感染拡大の速さに間に合わないからです。しかしワクチンを通して獲得された免疫は類似する変異種にもある程度は有効ですので、重症化を防ぐ意味は小さくありません。つまり感染力が強く毒性は恐らく弱いオミクロン株には、重症化リスクのある高齢者や基礎疾患のある方を最優先にすべきです。ワクチン自体の未知のリスクも考慮すると個人的に小児へのワクチン接種は不要と思います。

2月1日現在、各地で最多の感染者数を更新していますが、数字を見ると東京都などで増え方が鈍っています。過去のデータからもピークが近いことを示していて、真っ先に流行した沖縄では1週間平均で既に3割程減っています。恐らく2月上旬にピークを迎えた後、3月上旬頃には各地で減少の始まりが明確になる予測で専門家の見方は正しいと思われます。今後も引き続き新型コロナ感染症の変異種には注意が必要ですが、現在の2類扱いを基本に状況によってはインフルエンザと同じく5類相当としていくことで遠くなく日常が戻るはずです。政府には適切な舵取りをしていただき、私たちは必要以上に心配して心まで病むことのないようにしたいものですね。

1.17 ご心配をおかけしました

先週の転倒から1週間、まだ左肩と前腕に痛みや腫れは残りますが、診療に支障は無くなっています。先日の日記の翌日からありがたいことに何名もの患者さんから「大丈夫?」と声を掛けていただき、本当にご心配をおかけしました。私はクローン病を患って以降は体が丈夫ではないことから、何か体に変化がある度に原因や対策を考えることが習慣になっています。今回も幸い大きな後遺症は無く済みそうですが、大切なことは失敗を繰り返さないことですね。これからも長く診療を続けていけるよう精進したいと思います。

1.10 転倒して左半身打撲

昨日針灸院の玄関でうっかり段差を踏み外して転倒し、左半身の肩から上腕・前腕、大腿部から足底まで強打してしまいました。暖かいツルツル素材のズボンが仇となり、滑ってしまったようです。3年ほど前にバランス感覚や筋力の衰えから何度も転倒しましたが、その後少しですが運動を取り入れて、最近は大丈夫だっただけに残念です。

昨晩は痛みであまり眠れていないことや、手足の腫れが強く力も入らないため心配しましたが、関節の動きに支障はなさそうです。今日は家族やスタッフの助けもあり、ゆっくりですが何とか診療は行えましたし、忙しい年始の診療が終わった後のケガで幸いでした。私も今年で54才になります。長く健康的な暮らしを続けていくためにも肉体的な衰えは切実ですので、皆様もご自分に合った対策を見つけることをお勧めします。

1.1 新年あけまして、おめでとうございます

今春にはコロナ禍も3年目、そろそろ終焉に向かうように願っています。今年が皆様にとって仕切り直しの年になるといいですね。

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