針灸院日記 2021  本文へジャンプ


●今年の最初へ

3.22 ルンバ980

千秋針灸院の掃除担当として、2018年12月頃からルンバ890が活躍してくれましたが、最近はバッテリーの持ちが悪くなり、掃除が最後まで完了しないことが度々ありました。バッテリー交換を検討していたところ、同じ世代の最高級機となるルンバ980が処分価格で売り出されていたので購入し、今日から仕事始めです。最新型のi7やi3に比較すれば旧型ですが、890に比較して動きも良く、センサーが増えた上にカメラもあることから、勢いよく壁や障害物に衝突することも大幅に減りました。890と消耗品も共通しているため、手元にある消耗パーツも無駄になりません。

治療室の掃除担当は引退しますが、今後の890は2階やアパート空き部屋の掃除担当として引き続き頑張ってもらいます。使用する前はルンバ導入なんて無駄遣いで贅沢かもと思っていましたが、スタッフ2人の帰宅を15分ずつ繰り上げることができ、費用対効果も高い結果になりました。今後もロボットやAIは進化していきますが、人間側から上手に利用していきたいですね。

3.15 IBD(炎症性腸疾患)の統計症例報告を作成中

千秋針灸院は眼科領域を唯一の専門としています。しかし私自身がクローン病を治癒(完全緩解)させていることから、患者さんの手助けとなるよう開院以来20年以上に渡って、IBD(炎症性腸疾患)への鍼灸治療に取り組んできました。このため眼科領域と同様に統計症例報告を作成しようと思い立ち、過去20年分のカルテから集計を始めましたが、難病のIBDに対しても眼科領域に負けない位の治療結果となり、私自身が驚いています。なおIBDとは主にクローン病、潰瘍性大腸炎を指します。

特定疾患の難病に指定されているIBDは、原則として医学的に認められている完全な治癒はありませんが、患者でもある私自身の立場から治癒(完全緩解)を定義させていただくと以下になります。

○原則食事制限は不要(自分で特に摂取を控えている一部の食品は除く)
○免疫抑制治療は不要(レミケード、ヒュミラ、ステロイド、免疫調整薬等が不要)
○治療薬の服薬は原則不要(漢方薬、整腸剤、サプリなどは除く)
○IBD特有の症状は解消(体重減・下痢・発熱・腹部症状等が概ね落ち着いている)
つまり何でも食べられ概ね症状も無く、医療機関で積極的な治療は必要ない状態。

加えて当院で1年以上治療を続けられ、普通の日常生活が可能で長期間安定した状態が確認できている症例を実質治癒(完全緩解)とみなせば、概ね私と同等以上の状態を維持できていることになります。鍼灸治療で1年以上の継続とした設定は、不安定になりがちなIBDの状態が落ち着き安定する最低限の期間と考えています。

過去20年で全国から来院されたIBDの患者さんは177名、遠方のため当院から他院へ紹介させていただいた患者さんも少なくありませんが、1年以上当院で治療を継続された患者さんは45名でした。その内22名は上記の治癒(完全緩解)に相当します。一方で残念ながら入院が必要になった悪化例は5名、治癒までは至らない緩解状態の維持は18名になります。

患者さんの状況は多種多様ですので、治癒(完全緩解)に共通する条件は難しいのですが、病歴が比較的短いことや免疫抑制治療を長期間行っていないこと、腹部の手術(切開)を行っていないことが挙げられます。もちろんIBDは急激な悪化等で、やむを得ず手術や免疫抑制治療を行うケースもあるのですが、当院では半数近くの患者さんが病院の免疫抑制治療に頼らず回復する事実は、診断当初から様々なリスクもあるレミケード等は必ずしも必要無いことを意味します。もう少し先になりますが、今回の統計はまとめて報告する予定ですのでお待ちください。私も患者の一人として多くのIBDに苦しむ方へ、様々な問題を抱える現在の医療とは別の道筋を示すことに繋がるよう願っています。

3.2 『鍼灸OSAKA』 139号は眼科疾患の治療が特集されています

昨年末に私も症例報告を提出した、鍼灸臨床専門誌『鍼灸OSAKA』139号が発刊されました。今回は座談会、インタビュー、症例報告、寄稿等で眼科疾患が特集されていて、眼科医はもちろん鍼灸師も積極的に眼科領域への取り組みが進んでいることが分かります。

当院との提携治療院の先生も、神奈川・秋英堂の金本先生が糖尿病網膜症の症例報告を出されていますし、大阪のひより堂鍼灸院の富田先生は、インタビューから実技解説まで今回の特集の中心として大活躍されています。私も緑内障の症例報告を通して、眼科領域の鍼治療の実際が少しでも伝わることを願って書きましたが、10年以上一緒に取り組んで来た先生方の活躍されている姿は本当に嬉しく思います。

他にも『眼科と東洋医学』研究会でもお世話になっている眼科医の竹田先生は、寄稿の中で眼科領域の鍼灸について提言されていますし、江戸時代の眼科事情や中国における眼科治療のリポートまで、眼科領域の多岐に渡る内容は特集に相応しい厚みがあります。今回冊子として眼科領域の鍼治療をまとめ上げていただいた、森ノ宮医療学園出版部の皆様には頭が下がる思いです。『鍼灸OSAKA』としては今回が最終刊とのことで、新雑誌『Tehamo』に変わるそうですが、鍼灸の中でもマイナーな眼科領域で最新・最良の専門書として記憶に残るでしょうね。

『鍼灸OSAKA』 139号は各地の書店やアマゾンなどのネットで購入できます。
●リンク・・・森ノ宮医療学園出版部

2.28 緊急事態宣言が解除されます

愛知県は少し前倒しで、今日緊急事態宣言が解除されます。近くのコンビニは、朝から駐車場は車で一杯。1月末頃はオーナーさんの車以外、ほとんど駐車していなかったのとは大違いです。医療機関の逼迫具合からすると少し早い気もしますが、経済との両立を考えれば妥当な時期かもしれません。幸い愛知県を含めた東海地方は小康状態ですが、4月以降から夏にかけて変異タイプが流行する可能性もあり、油断はできないように思います。今の内に散髪など最低限必要な用事は済ませておかないと。

2.16 玄関の照明問題は解決しました

先日の蛍光灯が届いて、無事に明るさは戻りました。取り付けから10年弱になりますので、よく持ってくれたと思います。ただ次回蛍光灯の寿命が来た時には、代替品も無いと思われますので、予備として数個注文しようと思います。私が引退する頃まで使えそうです。

2.9 玄関が真っ暗です

針灸院玄関の蛍光灯に寿命が来たようで、フードを外して確認してみると特殊な渦巻き型蛍光灯。既に渦巻き型蛍光灯は生産終了しているため代替品を注文しましたが、特殊なタイプのため入荷待ちです。暫くの間は玄関に電灯が無いため夜間は真っ暗!! そこでクリップ式の小型蛍光ランプを探し出して取り付けましたが、やはり暗く患者さんから休診と間違われてしまう状況になっています。幸い昼間は明るいので大丈夫なのですが困ったものです。

千秋針灸院も新築移転して間もなく10年になりますので、当初設置した設備は順番に更新が必要になります。照明関係は眼科領域の専門治療院として「眩しくない目に優しい照明」にこだわった部分ですので、今後も院内はLED照明無しを続けていきたいですが、汎用タイプは確保しているものの蛍光灯ランプの確保は課題ですね。

1.29 当院の新型コロナ感染症への対策

今月半ばから愛知県は新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言もあり、当院内の対策についての問い合わせが増えています。そこで現在行っている対策を書き出してみました。

午前・午後の診療時間内・・・玄関〜院内で患者さんが触れる建具や備品の消毒
来院時の玄関〜入室時・・・患者さんはタッチレスでエタノール消毒、マスク着用
診療時間中の換気扇・・・6ヶ所中2ヶ所を常時換気、他4ヶ所はお灸使用時換気
院内の空気清浄機・・・玄関から治療室までHEPAフィルター搭載機など5台稼働
院内の加湿器・・・大型を含む3台の加湿器で冬場の湿度40%以上を目標に稼働
院内の暖房設備・・・エアコン4台、床暖房で診療時間中26℃以上を目安に運転
治療者・・・マスク着用。流水と各ベット設置のエタノールで2重に手指消毒
患者さんの治療毎・・・リネン類の取り換え、備品の滅菌や鍼・ペーパーの廃棄等
その他・・・予約の少ない時間は各患者さんが接近しないようべッドを空けて使う

感染症対策として完璧を目指すなら、まだできることはありそうですが、スタッフの労力や運営上の費用も限られることから、以前から実行していたことを含めてこんなところです。

新型コロナウイルス感染症への対策のポイントは、患者さんと治療者双方がマスクを着用した上で、院内の温度、湿度を高く保ちつつ換気を行うことや、可能な限り直接触れる部分への消毒や取り換えを行うことと思います。針灸院という患者さんと対面で向き合う必要のある診療の中で、毎日実行している当院のスタッフには本当に感謝しています。新型コロナへのワクチンも普及すると思われる来年春頃には、世界中で落ち着くことを願っています。

1.22 鍼灸OSAKA139号への出稿完了

昨年11月から準備していた当院の緑内障の症例報告が、森之宮医療学園出版部より特集「眼科疾患への鍼灸・漢方治療」(仮題)の一部として掲載される予定です。昨年12月に原稿を提出していましたが、文章の修正や図・枠入れ・解説等が加わり、紙面として整えられた状態での最終チェックを済ませました。私の担当部分は6ページ程ですが、読者となる鍼灸師の先生方などに緑内障の症例報告を通して、眼科領域の鍼治療の実際に触れていただけたらと思います。鍼灸OSAKA139号は来月2月26日に発刊される予定です。

1.6 新規導入

今年から新しい大型の加湿器が稼働を始めました。パナソニック製でタンクを2つ備えている給水で止まることのない優れもの。換気を続けながら治療室全体を楽々カバーできますので、院内での冬場の湿度管理に役立つことを期待しています。もう一つ、サーモフレッシュというタッチレス消毒器も置いてみました。来院された患者さんが手をかざすだけで、消毒用エタノールを射出して同時に体温を測るという触れ込みですが、残念ながら体温計は使いものにならない微妙な商品でした。タッチレスで手指消毒ができるだけで十分なんですけどね。

1.1 あけまして、おめでとうございます

千秋針灸院は5日から診療が始まりますが、昨年から続く新型コロナウイルスの流行は、感染を身近に感じさせる状況となっています。ワクチン等に期待はあるものの安全な日常に戻るのは、まだ少し先になると思われます。千秋針灸院も状況によっては患者さんやスタッフへの感染を防ぐため、やむを得ず臨時休診等が必要となる可能性があります。予約の患者さんなどへは可能な限りご連絡しますが、状況によりご迷惑をかけるケースも考えられます。臨時休診等の場合は当院ホームページのトップページでお知らせしますので、来院前には今一度ご確認いただきますよう、お願いいたします。

今年が皆様にとって健やかな一年となりますよう願っています。

トップに戻る

  本ページの内容は現代の眼科医学及び中医学、抗加齢医学、千秋針灸院の治療実績に基づいています。
・内容や画像は千秋針灸院の著作物です。無断での転用や複製はお断りします。