針灸院日記 2025  本文へジャンプ


●今年の最初へ

1.20 後部硝子体剥離になりました

私事ですが昨年末の31日夜から、右眼の耳側(外側)に光が小さなフラッシュのように走るようになり、数日続いた後から時折視界内に薄い白い膜が揺らぐように見えています。年齢的にも典型的な後部硝子体剥離の症状と考えられます。時々問い合わせや当院の患者さんも遭遇するのですが、硝子体剥離だけであれば加齢と共に生じる五十肩と同じように、心配する必要はありません。但し稀に網膜の一部が一緒に剥がれてしまい、網膜剥離を生じてしまうことがありますので、眼科で診ていただく方が確実です。もしも視界内に暗い部分や視力の低下を感じた場合は直ぐに眼科で診ていただいて下さい。

後部硝子体剥離の症状をきっかけに、時々は片目ずつ見え方を確認する習慣を付けると、網膜剥離や緑内障、黄斑変性等の早期発見に繋がります。大切な目にも寿命があり、硝子体剥離や白内障はサインの一つです。前回の日記に書いた、「体の各パーツ毎に寿命がある」という話にも当てはまりますので、目の健康に気を付けられると良いでしょう。

後部硝子体剥離は加齢に伴い誰にでも起こりますが、症状には個人差が大きく一生気が付かない場合もあります。フラッシュのように光が走る現象は数日〜数ヶ月以上続くことがあり、時折見える視界内の薄く白い膜は数ヶ月〜数年以上消えないことがあります。五十肩のようにいつの間にか消えたり気にならなくなることも多いので、あまり気にし過ぎず大らかに受け止めることが大切ではないかと思います。

1.6 あけまして、おめでとうございます

今回の年末年始休暇は8連休をいただきました。千秋針灸院の周囲に植えてあるバラ等の観葉植物の剪定や鉢の植え替え、昨年から育てている観賞用ブドウのフェンスを組み立てる等、時間が掛かる外回りの仕事が捗り、充実した休暇となりました。

私自身、年齢を重ねる程に感じていることですが、人は一般的な寿命とは別に体の各パーツ毎に寿命があり、中年期以降は加齢や生活習慣に伴って消耗したり故障を生じ、パーツ単位で寿命を迎えることもあります。例として耳が聞こえ辛くなったり、終には聞こえなくなることが分かりやすいと思います。また運動により筋肉を鍛えることで骨格や関節の弱りを補うことや、歯や水晶体等、医療の進歩で交換できる部分もありますが、内臓など鍛えられない部分や交換できないパーツも数多くあります。年齢を重ねる上で、体の様々な不具合が増えていくことを感じる方は多いのではないでしょうか。

体のパーツ単位の衰えへの対処として、健康寿命を出来る限り延ばすことが大切になるのですが、針灸治療は対応できる状況に限りはあるものの、様々な不具合を同時進行で治療できる特徴があります。当院の患者さんの声でも、様々な医院や治療に通わずに済んでいるという話をよくいただきます。千秋針灸院は眼科領域を専門としてはいますが、治療自体は幅広く対応できますので、来院時には気になる症状や不具合は出来る限りお伝え下さい。皆様の眼科領域を含めた健康寿命を延ばすお手伝いができれば幸いです。

今年も皆様にとって健やかな一年となりますよう願っています。

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  本ページの内容は現代の眼科医学及び中医学、抗加齢医学、千秋針灸院の治療実績に基づいています。
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