【珍スポ観光 File021】
元祖国際秘宝館(三重県)
(その27)
よく見るとやっぱり交尾の図。でもなんだかとても楽しそうです。
カエル。
白クマ。他にもありましたが、くどいのでこのへんで終了に。
「ビックホースショウ」という表記がステキですね。このビックホースショウは1981年から始まったといいます。
本来、馬(に限りませんが)は発情期しか交尾しないのを、年中いつでも見せられるようにするのには相当苦労したようです。
一時期は馬が35頭もいたそうですが(ローテーションを組んだりする都合があったのでしょう)、私が訪れたときには、もう、このショウ自体が行われなくなっていました。
最終日を迎えてなお貼り紙にある「新しい人材が育つ迄暫く休ませて頂きます」の文字が、虚しい感じです。
出るのが惜しいような気持ちでしたが、ずっとここに居るわけにはいきません。通路を左に折れて、本当にサヨナラです。
今日見てきた光景を思い返しながら、客のいないゲームコーナーを通り抜け妙に明るいけれど寂しい雰囲気の中庭へ。
こちらが「ビックホースショウ」が行われていたエリアでしょうか。
建物の内部もずいぶん傷んでいましたが、客から見えない外側はもっとくたびれた様子でした。
こうして、私の元祖国際秘宝館を巡る最後の旅は終わったのでした。
あまりの存在感に、今でも伊勢へ行けば、そのまま営業しているような気さえしますが、残念ながら、もうこの猥雑で、奇妙で、グロテスクで、しかし、非常に魅力的であった空間は地球上に存在しません。
その後、館内の人形などに関しては引き取り手が現れたという噂ですので、うまくいけばまた別の施設で、彼&彼女らにお目に掛かることが出来るかもしれません。
三重県度会郡玉城町世古345
END
(2007.3)
11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/
(この頁最初へ)