「女ひとり~ミヤコ蝶々物語」を観る

2008/10に、大阪松竹座で行われました。

原作が、日向鈴子ですがこれはミヤコ蝶々のペンネームです(本名)。

既になくなられている人が原作を書ける筈がありませんが、実は原作は半生記とも言えるエッセイ「女ひとり」です。

これも過去に演劇化されています。

従ってこれに繋がる部分はオリジナルという事になります。

演劇の脚本というのは、原作とは離れざるを得ませんので、大きな流れといくつかの逸話以外はオリジナルというべきかもしれません。

キャストは、ミヤコ蝶々が沢口靖子・南都雄二が風間トオル・父が西川きよしです。

ストーリーは、演劇らしい展開です。

田舎芝居から関西喜劇界に登場する展開。

そこで次第に台頭して行きます。

折から始まったラジオ放送での、有名な夫婦善哉で一気に知名度が上がります。

そのシーンを1エピソード再現しています。

妊婦の番組内での陣痛です。

その時に登場した夫婦をその後の展開にも利用しています。

ミヤコ蝶々は、人生は起伏の激しいものでしたが生涯を舞台に賭けました。

折から始まったラジオ放送での、有名な夫婦善哉で一気に知名度が上がります。

そのシーンを1エピソード再現しています。

喜劇の世界では成功したものの、自ら男運はなかったという生涯は自身の言葉「おもろうてやがて哀しき」に繋がります。

そして、生涯は離婚から、色々な人の死別へと移ってゆきます。

最後は本人が亡くなって天国に行き、自身の葬式を見る場面が登場します。

天国で再開した人と、再度芝居を始めるというラストは、生前の人生を強調していると感じます。

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