「ダブル・アクト」を観る
文化として、演劇活動を推進しているのは兵庫県も同じです。
「ひょうご舞台芸術」は全国への文化の発信を目指してスタートをしています。
公演としては、兵庫と東京が主に行われます。
回数を重ねています。
この作品もそのひとつです。
配役は、近藤正臣と五代路子のふたりだけです。
わたしにはコメデイタッチが強く感じられました。
一人で複数の役をおこなう事も多いですが、基本的には登場人物は二人(正確には見えるのは)です。
ここには、演劇好きが集まってみんなで練習しながらより向上していこうと言う姿勢はありません。
むしろ、企画と台本・演出を加えて、新しい演劇の発信基地になろうとする方向性があります。
これでいえば、二人だけですれ違いや海外旅行など何でもやってしまおうという試みの趣旨がはっきり分かります。
地方発中央へは、回をかさねるごとにかなりの評価を得ており、テーマ・企画ともにオリジナル性を目指して、この作品も終始あきることのない構成になっており、ひとつのステップとなっています。