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コラム第7回

映画の中のアリゾナ 〜西部劇だけがアリゾナじゃない! (3)


線路(テンピ付近) アリゾナで撮影された映画を紹介するこのシリーズ。

 3回目の今回は、1980年代終わりから1990年代にかけて製作された映画3本をご紹介したいと思います。

 まずは、感動がまだ記憶に新しい「フォレスト・ガンプ/一期一会」。そして、宇宙との交信を描いた「コンタクト」。最後に、知る人ぞ知るキアヌ・リーブス主演のコメディ「ビルとテッドの大冒険」です。


フォレスト・ガンプ/一期一会
FORREST GUMP (1994)

 監督:ロバート・ゼメキス
 出演:トム・ハンクス、サリー・フィールド、ロビン・ライト、ゲイリー・シニーズ

 ロバート・ゼメキス監督、トム・ハンクス主演の「フォレスト・ガンプ/一期一会」は、主人公「フォレスト・ガンプ」の半生を美しく描いたヒューマン・ファンタジー・ドラマです。

モニュメントバレー この映画がアメリカで大ヒットしたのは、トム・ハンクスの名演技もさることながら、やはり主人公の半生をアメリカ人なら誰でも知っている「歴史」ないしは「思い出」とシンクロさせたことにあるのでしょう。もちろんロバート・ゼメキスの手腕、アラン・シルヴェストリの優しげな音楽、そしてアメリカ各所の美しい風景は、アメリカ人でなくとも心を打たれるものがあります。作品賞やトム・ハンクスの2年連続となる主演男優賞をはじめ、アカデミー賞6部門に輝いたことも十分に頷けます。

 さて、この作品中、一つのポイントとしてモニュメントバレーが出てきます。主人公はアメリカ合衆国を何度もマラソンで横断しますが、走り始めてから「3年2ヶ月14日と16時間後」に、走るのをやめて家に帰ることを決意します。その場所が、モニュメントバレーの西側を南北に走る道路です。

 ただし疑問点が1つ。マラソンをやめた主人公は、道路を北に向けて歩いていきます。しかしそちらはユタ州の方向です。主人公の故郷であるアラバマ州へ帰るためには、道路を南に向けて歩き、カイエンタ(Kayenta)の町まで出て、そこからニュー・メキシコ州へ向かうべきなのですが…。

(写真:モニュメントバレー)


コンタクト
CONTACT (1997)

 監督:ロバート・ゼメキス
 出演:ジョディ・フォスター、マシュー・マコノヒー、ジョン・ハート

 「コンタクト」は、カール・セーガンのベストセラーを、ジョディ・フォスターの主演、ロバート・ゼメキスの監督・制作で映像化した、とても感動的な作品です。

キャニオン・デ・シェイ この映画のテーマは、地球外知的生命体との「接触(コンタクト)」ですが、単に騒がしいだけの多くのSF映画とは明らかに方向性を異にします。静謐なシーンの多いこの映画で語られているのは、人、科学、宗教、大衆、政治という重いテーマばかりであり、そこで問われているのは人間の内面です。アメリカ人の宗教観がからんでくることもあって、日本人にとっては好き嫌いが分かれてしまうかもしれません。しかし、「好き」な人にはとことん感動を覚えさせてくれる映画であることは間違いなく、少なくとも私(管理人)にとっては心を動かされたよい映画でした。

 この映画の中には、キャニオン・デ・シェイで撮影されたシーンがあります。ほんの短いシーンですが、とても重要なポイントで出てきます(具体的にどのような場面で出てくるかは、ストーリーの進行上、秘密とさせてください。)。キャニオン・デ・シェイが好きな人がこの映画を見ると、この美しいキャニオンのことがもっともっと好きになるでしょう。

 なお、この映画には「日本」も出てきます…。

(写真:キャニオン・デ・シェイ)


ビルとテッドの大冒険
BILL & TED'S EXCELLENT ADVENTURE (1989)

 監督:スティーブン・へレック
 出演:キアヌ・リーブス、アレックス・ウインター、ジョージ・カーリン

 「ビルとテッドの大冒険」は、キアヌ・リーブスが「スピード」や「マトリックス」で大ブレイクする前に主演していた、とてつもなく“おバカ”(笑)なコメディ映画です。

 これは、落ちこぼれ寸前の高校生ビルとテッドが時間旅行をして巻き起こすドタバタぶりを描いた映画なのですが、見どころは何と言ってもキアヌ・リーブスとアレックス・ウインターの「バカコンビ」ぶりでしょう。おバカっぽいしゃべり方(これはもう直接英語を聞いてみてください!)、底抜けに明るくて単純な思考、何かあるとすぐに「エクセレ〜ント!」と叫んでエアギター…。特にキアヌ・リーブスのしゃべり方は当時のアメリカ人には受けたようで、今なお物まねの基本だとか。

 さて、主人公2人の住む街はカリフォルニア州サン・ディマスという設定ですが、実際に撮影されたのはアリゾナです。この映画の撮影場所は多くのファンによって随分判明し、公表されています。以下はそのうち主な場所です。

  • 「サン・ディマス高校」はスコッツデールにある「コロナド高校」(Coronado High School, 2501 North 74th Street at Lewis Avenue, Scottsdale)で撮影。
  • 「サークルKの前」のシーンは、テンピに実際にある「サークルK」(Circle K, 1010 West Southern Avenue at South Hardy Drive, Tempe)で撮影。
  • 「ボウリング場」は、テンピの「フェアレーンズ」(Fair Lanes)というボウリング場で撮影。現在は「AMFボウリングセンター」(AMF Bowling Center, 4407 South Rural Road, Tempe)という名称に変更。
  • ショッピングモールのシーンは、フェニックスの「メトロセンターモール」(Metro Center Mall, 9617 North Metro Parkway Way)で撮影。ただし映画の撮影後、大幅に改築。
  • ウォータースライダーのある「ウォータールー(ワーテルロー)」は、メサにある現「ゴルフランド/サンスプラッシュ・ウォーターパーク」(Golf Land / Sun Splash Water Park, 155 West Hampton Avenue)で撮影。

 続編(ビルとテッドの地獄旅行)まで作られたこの映画。キアヌ・リーブスのファンはもちろん、バカコメディ・B級コメディの好きな人は必見です。

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