パパゴパークは、フェニックスとテンピにまたがる公園です。ここには公園部分だけでなく、動物園や植物園があり、個性的な博物館もいくつかあるという、本当に広い公園です。 ここでは、そんなパパゴパークを中心に、その周囲の見どころもあわせてご紹介します。
http://phoenix.gov/PARKS/hikepapa.html
家族で楽しめる公園 パパゴパークは、ピクニックやハイキング、魚釣り、サイクリングなどが楽しめる広い公園で、独特の形をした赤茶色の岩山が特徴的です。 この公園のメインパートは、やはりガルビン・パークウェイから東に入ったところにあるピクニックエリアでしょう。ここにはいくつかの岩山や池があり、小川も流れており、ピクニック施設があちこちに設けられています。主なランドマークとして、岩山に大きな穴が開いている「ホール・イン・ザ・ロック」、アリゾナ州初代知事の墓所である「ハンツ・トゥーム」などがあり、いずれもすばらしい眺めが望めます。 一方、ガルビン・パークウェイの西側にはあまり施設はありませんが、舗装されたトレイルがあり、付近からフェニックス市内が一望できます。特に、日没前後の眺めには美しいものがあります。
〔行き方〕 フェニックスからテンピにまたがる広い敷地の公園ですが、ピクニックエリアにはVan Buren St.からGalvin Pkwyを北上し、最初の信号で右折し、すぐに標識に従って左折すると着きます。
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455 N. Galvin Parkway, Phoenix
http://www.phoenixzoo.org
広大な敷地の動物園 フェニックス動物園は、広大な敷地の中に1300以上もの生物が飼育されており、非営利の動物園としては全米最大のものです。 この動物園は、トレイル別に全部で4つの部分に分かれています。アフリカトレイルは、ライオンやトラ、チーターといった日本でも人気のある動物が多くいるところですが、圧巻なのはアフリカのサバンナを再現したところで、キリンやダチョウ、ガゼルが自由に動き回っている平原はここがアリゾナであることを忘れさせるくらいです。アリゾナトレイルは、アリゾナ独特の生き物が多く見られるところで、マウンテンライオンやコヨーテといった動物から様々なは虫類までを見て回ることができます。 トロピカルトレイルにはゾウをはじめとする熱帯の動物や鳥が集められており、まるで熱帯雨林のような雰囲気です。ディスカバリートレイルは家族連れに最適の場所で、その中の「ハーモニー農園」では様々な家畜に会うことができるほか、「バタフライガーデン」では美しいチョウを見ることもできます。 どのトレイルも個性的で、大人でも十分楽しめるところです。さらに毎年11月末から1月はじめにかけては夜間に電飾で彩られるズーライトも催されます。
〔行き方〕 Van Buren St.からGalvin Pkwyを北上し、最初の信号で右折します。開園時間は午前9時から午後5時までで、6月から8月までは午前7時から午後4時までになります。
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砂漠植物園
Desert Botanical Garden
1201 N. Galvin Parkway, Phoenix
http://www.dbg.org
砂漠の植物が見られる植物園 砂漠植物園(デザート・ボタニカル・ガーデン)は、砂漠に植生する様々な植物を見ることができる、とてもアリゾナらしい植物園です。 まずは舗装された遊歩道であるデザート・ディスカバリー・トレイル(メイン・トレイル)を歩いてみましょう。この遊歩道沿いには、見上げるような大きなサボテンから変わった形のサボテン、様々な種類のアロエなど、世界各地の砂漠で見られる植物を一通り見て回ることができます。 また、この遊歩道からは、4種類の遊歩道へ出ることもできます。これらは、丘を登ったり、古代ネイティブアメリカンの生活を学んだり、ワイルドフラワーを観賞したり、といずれも個性的なものです。暑い日に植物園を回るには水が必要ですが、とてもおもしろいところばかりです。
〔行き方〕 Van Buren St.からGalvin Pkwyを北上し、信号をすぎてしばらく進むと標識がありますので右折します。そのまま曲がりくねった道を進むと植物園です。開園時間は10月から4月までは午前8時〜午後8時、5月から9月までは午前7時から午後8時までですが、夕方以降はいくつかのトレイルが封鎖されます。
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ホール・オブ・フレーム消防博物館
Hall of Flame Museum of Firefiting
6101 East Van Buren St., Phoenix
http://www.hallofflame.org/
「消防」をテーマにした博物館 ホール・オブ・フレーム消防博物館は、「消防」の歴史をテーマとした博物館です。 この博物館における展示の中心は、合計90台以上にものぼる歴史的な消防車の展示です。これらはいずれも1725年から1969年までに活躍した歴史的価値あるものばかりで、現代では当たり前になった自動車タイプのものから、馬が引くタイプのもの、形がとても美しいもの、イギリスやフランスから運ばれてきたものなど、その多彩さには驚かされるばかりです。 消防車のうち1台は実際に運転席に乗ることができるものもあります。また一部には日本の江戸時代における火消しの資料も展示されています。
〔行き方〕 Van Buren St.と Priest Dr.の交差点から少し東へ進み、すぐに右へ曲がったところにあります。主な祝日以外は毎日開館しており、開館時間は月曜日から土曜日までが午前9時〜午後5時、日曜日が正午〜午後4時です。
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アリゾナ歴史社会博物館(パパゴパーク)
Arizona Historic Society Museum at Papago Park
1300 N. College Ave. Tempe
http://www.arizonahistoricalsociety.org/museums/
アリゾナの近・現代の歴史 アリゾナ歴史社会博物館では、アリゾナの歴史、特に近代から現代の歴史について展示がされています。 展示の中で特に充実しているのは、第二次世界大戦中のアリゾナの様子と、戦後のアリゾナの発展についてです。特に前者については、当時アリゾナで生活をしていた日系アメリカ人に関する資料が豊富に展示されており、当時の方々の苦労に思いを馳せることができます。 「歴史社会博物館」というだけあって、歴史を社会生活の側から眺めているため、日本人から見てもとても分かりやすく、また楽しく見学することができるでしょう。
〔行き方〕 パパゴパーク内にありますが、厳密にはフェニックス市ではなくテンピ市になります。Curry Rd.と College Ave.の交差点を北上し、しばらくすると左側に見えてきます。開館時間は火曜日から土曜日までの午前10時〜午後4時、日曜日の正午〜午後4時です。
〔更新履歴〕公式サイトへのリンクを更新しました。(2009.6.25)
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5041 E. Van Buren St., Phoenix
http://www.ci.phoenix.az.us/PARKS/tovrea.html
サボテンに囲まれた城 トブリーキャッスルは、1928年から30年にかけて建設された建物です。当初はホテルとして建設されましたが、後に個人の邸宅として使用されてきました。 近年になり、トブリーキャッスルはフェニックス市の管理下に置かれ、周囲にあるサボテン庭園とともに数年後の公開を目指して修復工事が進められています。現時点(2003年)ではまだ敷地内へ立ち入ることはできず、周辺の道路から眺めるだけしかできませんが、一般公開される際にはきっと美しい姿を間近で見せてくれることでしょう。
〔行き方〕 Van Buren と Washington 及びLoop202に囲まれたところにあり、これらの道路から眺めることができます。
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4619 W. Washington St., Phoenix
http://www.ci.phoenix.az.us/PARKS/pueblo.html
http://www.pueblogrande.org/
ホホカム族の遺跡と博物館 プエブロ・グランデ博物館は、古代ネイティブ・アメリカンのホホカム族が生活していた遺跡及びその博物館です。 博物館の中では、ホホカム族の歴史や生活について様々な展示がなされており、ビデオも上映され、また小さいながらもミュージアムショップが併設されています。 そして博物館の外にはトレイルがあり、これに沿って歩くことにより遺跡等を見て回ることができます。中でも1450年ころの建物跡(Platform Mound)は、土台部分しか残っていないとはいえ、かなり大きなもので、当時の建物の大きさがしのばれます。また、ホホカム族の建物もいくつか復元されており、中には内部に入って見学することのできるものもあります。 〔行き方〕 Washington St.と44th St.の南東にあり、Washington St.側にゲートがあります。主な祝日を除き、月曜から土曜までの午前9時から午後4時45分まで、日曜の午後1時から午後4時45分まで開館しています。入場料が必要ですが、日曜に限り無料となります。
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