アリゾナ州中部は緑の多い地域でもあります。川沿いに，あるいは盆地のようなところには緑豊かな公園や街があったりします。また，フリーウエイからそう遠くないところには，よく保存された遺跡も残されています。 州中部その他の見どころをまとめてみました。
http://www.nps.gov/moca/
断崖に残された住居跡 モンテズーマキャッスルは、古代ネイティブ・アメリカンのシナワ族が生活していた住居の遺跡です。１２世紀初めに建設されたと考えられるその住居は、断崖の中ほどに位置し、合計２０室ほどの部屋数のあるかなり大きなものです。現在は住居の中に入ることはできませんが、下から見上げるその姿は壮観です。 モンテズーマキャッスルのすぐ東側には、「キャッスルＡ」と呼ばれる住居跡もあります。こちらは建物の原型をとどめないくらいに崩壊していますが、その遺構からはかなり大きな住居であったことが推察されます。  公園の入り口にはビジター・センターがあり、そこから遊歩道を歩くとすぐにモンテズーマキャッスルが見えてきます。この遊歩道は林の中を通るきれいなもので、平坦で舗装されているため容易に歩くことができるでしょう。
〔行き方〕 Ｉ−１７をExit.２８９で下り、そこから標識に従って進みます。夏期は午前８時から午後７時まで、それ以外の季節は午前８時から午後５時まで。
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http://www.nps.gov/moca/montezuma-well.htm
きれいな池と数々の遺跡 モンテズーマ・ウェルは、地下からのわき水によってできたきれいな池と、その周囲にある遺跡からなる公園です。 このモンテズーマ・ウェルにある池に注ぎ込む川というのはなく、池の水すべてが地下からのわき水からなっています。わき出た水は池にいったん溜まり、それから水面近くにある地下水路を通って土手の外側へと流れていきます。  池の周囲には、いくつかの古代ネイティブアメリカンの遺跡があります。このうち水面近くにある遺跡へは短いトレイルを下って訪れることになりますが、洞窟を利用したもので、建物の壁や入り口などが残されています。これ以外にも、池の周囲などに建物の遺構が残された遺跡がいくつか見られます。
〔行き方〕 Ｉ−１７をExit.２９３で下り、そこからしばらく標識に従って一般道を進みます。管理上は、「モンテズーマキャッスル国立モニュメント」の一部、ということになっています。夏季は午前８時から午後７時まで、それ以外の季節は午前８時から午後５時まで。
〔更新履歴〕公式サイトへのリンクを追加しました。（2009.6.25）
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http://azstateparks.com/Parks/TONA/index.html
渓流にかかる巨大な自然橋 トント・ナチュラルブリッジ州立公園は、渓流にかかる巨大な自然橋を中心とした自然公園です。この自然橋はとても大きなもので、石灰華（travertine）でできたものとしては世界最大のものとされています。 この自然橋を眺めるためのビューポイントは、駐車場から容易にたどり着けるものが全部で４か所設けられています。どのビューポイントからも自然橋の美しい岩壁などがながめられますが、特に迫力があるのが「ビューポイント＃４」で、巨大な橋を上から下まで見下ろすことができます。  上から橋を見下ろした後は、ぜひ下から見上げてみましょう。渓流まで下りることのできるトレイルがこの自然公園にはいくつか整備されています。中でもすばらしい眺めが楽しめるのが、橋の下流側にあるゴーワン・ループトレイル（Gowan Loop Trail）を下りたところにあるデッキです。このデッキからは、巨大な橋の全貌がよくうかがえます。
もし体力と技術があれば、ぜひこの自然橋の下を歩いてくぐってみましょう。足下は岩場で、かなり歩きづらいですが、きっと楽しめると思います。また、公園の入り口近くには小さな滝もあります。短いウオーターフォール・トレイル（Waterfall Trail）を歩けばすぐにたどり着けます。
〔行き方〕 Ariz.８７を北上し、ペイソンを越えてしばらく進むと標識が見えますので左へ曲がります。開園時間は、夏は午前８時から午後７時まで、春と秋は午前８時から午後６時まで、冬は午前９時から午後５時までです。なお、入り口にあるギフトショップも歴史的な建築物であり、一見の価値があります。
〔注意〕 ２００９年２月から、建物の修復作業等のため、一時閉鎖されています（例外的に入園可能な日もあります。）。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。
〔更新履歴〕公式サイトへのリンクを更新しました。（2009.6.25）
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http://www.prescott.org/
古き良きアメリカの街並み プレスコットは、古き良きアメリカ合衆国の街並みがみられる高原の街です。 ここプレスコットは、１８６３年から１８６７年までと、１８７７年から１８８９年までの間、アリゾナ準州の州都でした。現在は、準州当時や２０世紀初頭の古い建物がいくつか保存され、懐かしい感じのする街並みで食事や買い物を楽しむことができます。  街の中心にあるコートハウス・スクエアは、裁判所の建物を中心に緑に囲まれており、市民の憩いの場として親しまれています。また、そのすぐ西側にあるウイスキー・ロウには古いレストランや酒場、お店などが建ち並びます。街の周囲には山や湖といった池が点在し、ちょっとしたリゾート地にもなっています。高原にあるため、緑に囲まれており、避暑に最適の場所ともいえるでしょう。
〔行き方〕
Ｉ−１７をAriz.６９またはAriz.１６９で下り、そのまま西へ向かいます。フェニックスからはおよそ２時間弱で到着します。
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http://www.sharlot.org/index.shtml
 プレスコットでもっとも名前の知られた場所が、このシャーロット・ホール博物館です。ここは、詩人で歴史家でもあったシャーロット・ホールが建物を保存し、開拓時代の資料を収集・保存したのが最初で、以後様々な歴史的建築物が保存され、それぞれの建物の中で展示がみられるようになっています。
〔行き方〕 Gurley St.とMcCormick の南西角にあります。コートハウス・スクエアから３ブロック西になります。開館時間は、４月から１０月までは午前１０時から午後５時まで（日曜日のみ午後１時から午後５時まで）、１１月から３月までは午前１０時から午後４時まで（日曜日のみ午後１時から午後５時まで）で、入場は無料です。
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