フェニックスのダウンタウンは、フェニックスのみならずアリゾナ州全体の政治・経済・司法の中心街として長らく発展してきたところです。近年はここから少し北上したところにある新しいダウンタウンに経済の中心地としての地位を奪われつつありますが、なお人を寄せ付ける力を持っている街です。

　このページでは、そんなダウンタウンにある見どころを紹介いたします。

アリゾナ州議事堂博物館
Arizona Capitol Museum

１９００年当時のアリゾナ

　建物自体も歴史的価値があるもので、１８９９年から１９０１年にかけて建設され、以後アリゾナ準州及び州の議事堂として今日まで用いられてきています。議事堂の前は庭園（ウェスリー・ボリン記念公園）になっており、真珠湾攻撃で撃沈された戦艦「アリゾナ」のいかり、ベトナム戦争や朝鮮戦争の記念碑などが配置されています。

〔行き方〕　ダウンタウンの一番西の端にあります。博物館の中はやや複雑なので、１階で地図をもらうとよいでしょう。開館時間は月曜〜金曜の午前８時から午後５時までで、入場無料。

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アリゾナ採鉱と鉱物博物館
Arizona Mining & Mineral Museum

多彩な鉱物のコレクション

　この博物館では、ありとあらゆる種類の鉱物が陳列されています。美しい水晶から「ゴールド・ラッシュ」をもたらした金塊、アリゾナ大隕石孔の隕石から果てはアポロの持ち帰った月の石まで、その数は実に３０００点以上にものぼります。屋外には採鉱に用いられた蒸気機関車等も展示されており、またミュージアムショップも充実しているなど、「採鉱と鉱物」に関するありとあらゆるものがそろっている博物館と言えるでしょう。

〔行き方〕　Washington と 15th Ave.の北西角にあります。開館は平日午前８時から午後５時まで、土曜日午前１１時から午後４時までで、日曜及び州の祝日は休館日になります。（注）従来は入場無料でしたが、２００３年７月１日から大人のみ入場料が必要になりました。

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カーネギーセンター
The Carnegie Center

美しい赤レンガの建物

　現在は、ダウンタウンで働く人たちや住民に対し、様々なサービスを提供する図書館としての役割を担っています。また、一角には州の歴史において重要な役を果たした女性についての「アリゾナ・ウーマン・ホール・オブ・フェイム」の展示もなされています。

〔行き方〕　ダウンタウン西側の Washington と Jefferson に囲まれたところにあります。開館は平日の午前８時から午後５時まで、入場無料。

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ＵＳエアウェイズ・センター
US Airways Center

フェニックス・サンズの本拠地

　航空会社「ＵＳエアウェイズ」の名前が付されたこのアリーナは、１９９２年にオープンしたものです。オープン当初は、全米でも最先端の設備を備えた競技場として高い評価を得ていました。近年も改装工事がされ、レストランやラウンジ、チームショップを備えた複合的な競技場として、市民に愛されています。

　ここはフェニックス・サンズだけではなく、ＡＦＬのアリゾナ・ラトラーズ、ＷＮＢＡのフェニックス・マーキュリーの本拠地でもあります。さらには年間を通じて多くのアーティストがこのアメリカウエスト・アリーナでコンサートを開催します。

〔行き方〕　ダウンタウンのやや東側、Jefferson St.とFirst St.の南東角にあります。バンクワン球場よりは西にあります。周辺には駐車場が点在します。

〔更新履歴〕アメリカウエスト・アリーナ（AmericaWest Arena）から名称が変更されたのを反映させました。（2009.6.25）

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チェースフィールド
Chase Field

アリゾナ・ダイヤモンドバックスの本拠地

　もちろん、この球場で見ることができるのは野球だけではありません。アメリカンフットボールやサッカー、バスケットボールの試合が行われたり、コンサートや展示会が開かれたりもします。

〔行き方〕　ダウンタウンのやや東側にありますが、大きな建物なので遠くからでも分かりやすいと思います。駐車場が周囲のあちこちにあります。

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アリゾナ科学センター
Arizona Science Center

大人でも楽しめる博物館

　映画館とプラネタリウムも併設されており、毎日様々なプログラムが上映されています。上映されるプログラム内容や上映時間については、ウェブサイト上で公開されている最新のものをチェックして下さい。

〔行き方〕　ヘリテージ・アンド・サイエンス・スクエアの一角にあります。感謝祭とクリスマスをのぞいて毎日午前１０時から午後５時まで開館しており、入場料以外に映画館とプラネタリウムには別途料金が必要です。

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フェニックス歴史博物館
Phoenix Museum of History

目で見るフェニックスの歴史

　この博物館で特に力を入れているのは、フェニックスを開拓してきた開拓者たちの歴史です。どのように土地を開き、どのように生活してきたかが実際の生活用品等とともに分かりやすく展示されています。一部には実際に手で触れることのできる展示物もあり、また日本の鹿児島県から送られた日本人形「薩摩昭子」も飾られています。

〔行き方〕　ヘリテージ・アンド・サイエンス・スクエアの一角にあります。午前１０時から午後５時まで開館しており、休館日は日曜日と月曜日です。現在、水曜日の午後２時からは入場料が無料になります。

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ヒストリック・ヘリテージスクエア
Historic Heritage Square

歴史的な建物の公園

　このうち代表的な建物の１つが、１８９５年に建築された「ロッソンハウス」です。ビクトリア様式のこの建物は、長らくフェニックスで最も有名な建築物の１つとされてきていました。現在はこのヘリテージスクエアで保存され、ガイド付きツアーによる内部見学が可能になっています。

　他にも「アリゾナ人形とおもちゃ博物館」（Arizona Doll and Toy Museum）のように現在は博物館になっているもの、「ティーターハウス・ティールーム」や「ピッツェリア・ビアンコ」のように喫茶や軽食が取れるようになっているものなど、他の用途としてなお使われている建物もあります。公園全体が緑の木々や花壇に囲まれており、ダウンタウンの一角にありながらとても落ち着いた雰囲気となっています。

〔行き方〕　ヘリテージ・アンド・サイエンス・スクエアの一角にあります。広場への入場は無料です。開館時間や入場料等は、それぞれの建物によって異なります。

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